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1608●天皇、退位の意向を公表
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dunpoo
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1608●天皇、退位の意向を公表
2016年8月8日、天皇がビデオメッセージを公表した。内容は「おことば」としてテレビ各局などで報道された。
同メッセージでは、「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と述べ、公務の縮小や摂政の設置による負担の軽減には無理のあることにも言及し、退位の意向を強くにじませる内容であった。
現行の皇室典範には、「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」(第4条)と定めてあるだけで、退位についての規定はない。仮に生前の退位、皇嗣への譲位を実現するとすれば、皇室典範の改正をはじめ法的措置が必要となる。また、退位の制度を創設すると天皇に退位を強制する可能性が出てくる、天皇の意志による退位は「国民の総意」に基づく象徴天皇の地位と矛盾するのではないか、などの慎重論にも目配りしなければならない。
政府は、このメッセージを受けて、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を立ち上げ、検討に入った。
★2016年
2016年8月8日、天皇がビデオメッセージを公表した。内容は「おことば」としてテレビ各局などで報道された。
同メッセージでは、「次第に進む身体の衰えを考慮する時、これまでのように、全身全霊をもって象徴の務めを果たしていくことが、難しくなるのではないかと案じています」と述べ、公務の縮小や摂政の設置による負担の軽減には無理のあることにも言及し、退位の意向を強くにじませる内容であった。
現行の皇室典範には、「天皇が崩じたときは、皇嗣が、直ちに即位する」(第4条)と定めてあるだけで、退位についての規定はない。仮に生前の退位、皇嗣への譲位を実現するとすれば、皇室典範の改正をはじめ法的措置が必要となる。また、退位の制度を創設すると天皇に退位を強制する可能性が出てくる、天皇の意志による退位は「国民の総意」に基づく象徴天皇の地位と矛盾するのではないか、などの慎重論にも目配りしなければならない。
政府は、このメッセージを受けて、「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」を立ち上げ、検討に入った。
★2016年