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1506■中国主導、「アジアインフラ投資銀行」AIIB発足
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1506■中国主導、「アジアインフラ投資銀行」AIIB発足
2013年、中国の習近平国家主席は訪問先のインドネシアで、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を提唱した。各国の出資する国際金融機関を設立し、アジアを中心とした地域でインフラ整備にお金を貸し出すという構想だが、中心出資者は中国政府であり、経済的・政治的に中国の国際的影響力を強化しようとするものであることは明らかだった。習は、AIIBを提唱するのと同時期に、「一帯一路」と呼ぶ、中国と欧州を結ぶ巨大な経済圏構想を唱えた。古代に栄えた内陸のシルクロードと海のシルクロードを現代に再現し、インフラをつくっていく考えで、AIIBはそのための資金供給マシンと考えることができる。
当初、G7諸国は「参加しない」姿勢をとっていたが、15年3月に一転して英国が参加を表明、さらにドイツ、フランス、イタリアが参加表明し、オーストリアや韓国なども参加を表明。15年4月には「創設メンバー」として参加希望国は57カ国に達した。6月には設立協定が結ばれた。当初の資本金は1000億ドル、そのうち中国は30%を出資し、ダントツの第1位であった。初代総裁には中国の元財務次官が内定した。
日本と米国は参加を見送った。
★2016年
2013年、中国の習近平国家主席は訪問先のインドネシアで、アジアインフラ投資銀行(AIIB)の設立を提唱した。各国の出資する国際金融機関を設立し、アジアを中心とした地域でインフラ整備にお金を貸し出すという構想だが、中心出資者は中国政府であり、経済的・政治的に中国の国際的影響力を強化しようとするものであることは明らかだった。習は、AIIBを提唱するのと同時期に、「一帯一路」と呼ぶ、中国と欧州を結ぶ巨大な経済圏構想を唱えた。古代に栄えた内陸のシルクロードと海のシルクロードを現代に再現し、インフラをつくっていく考えで、AIIBはそのための資金供給マシンと考えることができる。
当初、G7諸国は「参加しない」姿勢をとっていたが、15年3月に一転して英国が参加を表明、さらにドイツ、フランス、イタリアが参加表明し、オーストリアや韓国なども参加を表明。15年4月には「創設メンバー」として参加希望国は57カ国に達した。6月には設立協定が結ばれた。当初の資本金は1000億ドル、そのうち中国は30%を出資し、ダントツの第1位であった。初代総裁には中国の元財務次官が内定した。
日本と米国は参加を見送った。
★2016年