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2025o02■ドイツ総選挙 中道右派が政権復帰へ 極右が躍進
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2025o02■ドイツ総選挙 中道右派が政権復帰へ 極右が躍進
25年2月23日投票のドイツ連邦議会(下院、定数630)選挙は、保守野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が208議席を獲得して第1党の座を確保した。ショルツ首相率いる社会民主党(SPD)は120議席にとどまり、歴史的大敗を喫した。移民排斥を訴える極右「ドイツのための選択肢(AfD)」は152議席で、第2党へ躍進した。
CDU・CSUは得票率28.5%(21年前回選挙24.2%)で4.3ポイント増。AfDは20.8%(同10.4%)と倍増し、過去最高を記録した。一方、SPDは16.4%(同25.7%)と第2次大戦後初めて20%を割り込み、第三党に陥落した。前回躍進した緑の党も11.6%(同14.7)と後退した。投票率は82.5%で1990年の東西ドイツ統一以後最高だった(いずれも暫定集計結果)。
選挙前、ドイツ国内では移民や難民による重大事件が相次いだ。AfDはその中で支持者を増やし、欧米の民主主義国に強まる排外主義的な流れに乗って躍進し、ワイデル党首は「歴史的な結果」と語った。
CDU・CSUは、同党のメルケル政権時代の政策を転換し、選挙戦で寛容な難民政策や積極的な温暖化対策の見直しを主張し、移民対応や経済対策で十分に成果を出せなかったショルツ与党SPDを追い込んだ。
ただし、CDU・CSUはAfDとの連立は拒否する方針で、メルツCDU党首は24日の記者会見で、SPDとの連立形成を目指すと表明、4年ぶりの政権復帰に向けた連立交渉を始めるとした。
★2025年
25年2月23日投票のドイツ連邦議会(下院、定数630)選挙は、保守野党キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が208議席を獲得して第1党の座を確保した。ショルツ首相率いる社会民主党(SPD)は120議席にとどまり、歴史的大敗を喫した。移民排斥を訴える極右「ドイツのための選択肢(AfD)」は152議席で、第2党へ躍進した。
CDU・CSUは得票率28.5%(21年前回選挙24.2%)で4.3ポイント増。AfDは20.8%(同10.4%)と倍増し、過去最高を記録した。一方、SPDは16.4%(同25.7%)と第2次大戦後初めて20%を割り込み、第三党に陥落した。前回躍進した緑の党も11.6%(同14.7)と後退した。投票率は82.5%で1990年の東西ドイツ統一以後最高だった(いずれも暫定集計結果)。
選挙前、ドイツ国内では移民や難民による重大事件が相次いだ。AfDはその中で支持者を増やし、欧米の民主主義国に強まる排外主義的な流れに乗って躍進し、ワイデル党首は「歴史的な結果」と語った。
CDU・CSUは、同党のメルケル政権時代の政策を転換し、選挙戦で寛容な難民政策や積極的な温暖化対策の見直しを主張し、移民対応や経済対策で十分に成果を出せなかったショルツ与党SPDを追い込んだ。
ただし、CDU・CSUはAfDとの連立は拒否する方針で、メルツCDU党首は24日の記者会見で、SPDとの連立形成を目指すと表明、4年ぶりの政権復帰に向けた連立交渉を始めるとした。
★2025年