アーシングチューンをしよう

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アーシングとは文字通りアースをすると言うことです。
電気はまずバッテリーのプラスから各電装系を経て、ボディアースへ。
そしてバッテリーのマイナスへと流れます。
古い車や再塗装した車はこのボディアースがうまく行かず、電気が糞詰まりになっていることが多いそうです。
そこで、このアースを追加したり新しく引きなおしたりして始動性のアップ、燃費の向上、トルクアップなどを目指します。

では、何処につけると効果的か・・・?
答えは電装系全てです。
実際にはそれは難しいので、大きな電流が流れている所へ重点的にアースを引きます。

(1)シリンダーヘッド
(2)スターター
(3)ダイナモ(オルタネーター)
エンジンルームからはこの3つです。

シリンダーヘッドはトルクアップ&レスポンスの向上。
スターターは始動性の向上。
ダイナモは発電効率の向上。
などが目的です。

このほかにバッテリーのマイナス端子にボディアースを追加します。
ライトの光量アップなどが目的です。

準備する物

アース線
今回使用したアース線はかなり太目の物です(溶接用のもの直径14mm)。
ここまで太い必要はないのですが電気抵抗は太いほど短いほど小さくなるので良しとしちゃいます(^^;
実際は無線用のアース線(8sq程度)で十分だそうです。
ブースターケーブルは芯線が少ないのであまり効果はないようです。

丸型端子
サイズがいろいろあります
余分に買っておくと心にゆとりが生まれます。

大きめの電工ペンチ
建前です。
自分は普通のやつでやりました。でも、死ぬほど握力を使います。
ハンダごて&ハンダ
引っ張って、抜けないようなら大丈夫なのですが、完璧な導通を目指すため使いましょう。

作業手順

01

各部のアース線を作ります
場所 長さ(cm) 丸型端子の穴のサイズ(mm)
スターター 30 8-8
シリンダーヘッド 45 8-8
ダイナモ(オルタ) 125 8-8
上記~バッテリ 300~400(注1) 8-8
ボディ~バッテリ 25 6-8

注1 後で 長さを合わせて切ります

8-8というのは端と端にその穴の大きさの
丸型端子をつけると言う意味です。

02

画像のそれぞれの部分にアース線を取り付けます。
スターターのマウント矢印赤のどちらか(もう1つネジがあるのですがかなりやりにくいので、この2つから選んだ方が良いでしょう)
シリンダーヘッド
奥側のボルト(バッテリーまで、出来るだけ短くするため)
ダイナモのマウント
ボディアースの追加です。
(これだけでもなかなかの効果がありました)
(スターター~ダイナモ~シリンダーヘッド~)
をまとめて"A"としますAとバッテリーを結ぶアース線はセンタートンネルを通します。

センタートンネル内部です。
矢印のところに通すスペースがあります。
そのままではちょっと無理なので、蓋のゴムをちょっと加工して通るようにします。
車体の下から見たところです。
ミッションの斜め上からエンジンの方に通します。
エンジンルームから見たところです。
スロットルケーブルが出ている穴からアース線を引っ張り出します。

再び車内のセンタートンネルです。
(ここのカバーを外さないとうまくケーブルを持っていけないかもしれません)
矢印の方向にケーブルを持っていきます。
錆びがかなり酷いですね
ここからこんな物が出てきました。
イタリアのコインです。
なんと1973年もの。
ちょうど、僕の生まれた年です。
穴あけてキーホルダーにしようと思います。
本来はこのままバッテリーまで直に引きたかったのですが、うまい具合に穴が開いている所がなく、新しくボディに穴をあけるのも嫌なので、このネジに固定します。(助手席の奥のほうです)
実はこのネジはガソリンタンクの固定のネジで、この反対側にボディアースの追加のケーブルが固定されているので、損失は無視できる程度の物でしょう。

"A"とアース線を全部ネジでまとめた物です。
これを・・・
このように動かない程度に固定します。

ここまでやるのは大変だな~とか面倒だな~とか思う人は"A"のアース線をリアマウントパネルのボルトなどに固定し、ボディアースを追加するだけでも十分に効果は出ると思います。

03

各部に緩みがないか確認して終了です

インプレッション

始動性は もともと良かったので、あまり変わりません。
只、トルクはかなりアップしました。
燃費は計測中です。
ライトの光量は幾分アップしたようです。
発電量はよく分かりませんでしたがアイドリングが 100rpm程、上がりました。
かかった費用は2500円くらいです。
かなりコストパフォーマンスの高いチューニングだと思います。

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