チェックバルブをつけよう - fiat500-onlinemanual @ ウィキ

シングルや360度ツインエンジンのクランクケース内は
すごい早さで内圧が変化しているそうな。

チンクのエンジンの場合、ピストンが下がるときはノーマルでも500ccの空気が圧縮され、ヘッドカバーからブリーザーホースで外に逃げようとする。
逆に上がるときは中に戻ろうとするわけ。
この空気が結構やっかいで空気にも慣性があるから、ピストンが下がるときに結構な抵抗になるそうだ。
効能はフリクションロスの低減によるトルクアップ、燃費向上等々、内圧が下がればオイル漏れも少なくなるかもね。
ちなみにエンブレの効きも弱くなるらしい。

メーカーでもずいぶん前から中の圧を低くするために色々試行錯誤がされてきているみたい。
エキゾーストの負圧を使ってひきぬくとかね。
普通はインテークの負圧で引っ張ってるんだけど脈動があって一定じゃないわけ 。　
なので、逆流防止弁を作ってブローバイを中に戻さないようにしちゃおうというのが今回の計画です。

必要な物

左から　
弱めのバネ
金属のタマ
銅の棒で作った台座
エアー用配管のタケノコ（雄）
エアー用配管の雌（すでに雄が刺さってます）
タケノコにキッチリ入る大きさのオーリング 　

注

あえてタケノコのサイズを書かないのはブリーザーホースの太さがそれぞれ違うと思われるからです。
自分の車にあったサイズで作って下さい。
ホームセンターに行けば1/8、3/8、1/4など色々揃ってます。
バネはかなり弱めです

ちょっと細くてタケノコの穴から出てしまうのですが
銅の棒で台座を作り対処

タケノコの中にすり減り防止のオーリングを入れて配管雌にタケノコをぎっちりとねじ込む。(このオーリングにタマが接触します)

ボール、バネ、台座の順で入れる。
水道テープを巻いたタケノコで締めこんでいく。
時々息を吹き込みながら良い感じの場所を探していき、ほとんど圧をかけずに息が流れつつ吸い込むと全く吸えない、そんなピンポイントの場所を探す。
見つけたら完成。
左からは空気が流れるけど右からは絶対に流れないのです。

早速取り付け。
まずはエンジン→オイルキャッチタンク→チェックバルブ→エアクリで試してみる...

う～ん、イマイチわからんなぁ。
どうやらキャッチタンクがサージタンクとして機能しちゃうみたい。
よし、順番を換えてみよう。
エンジン→チェックバルブ→オイルキャッチタンク→エアクリに変更。
なるべく圧がかかるようにエンジンの近くに設置する...

ほ～　アイドリングが上がった。
セルも軽く回る感じがする。
走り出してみると差が歴然だね。
ツキも伸びも良くなってる。
ただ、キャブセッティングの悪い所もハッキリしてしまった。
フリクションで隠されていた所がおもてに出てきたみたい。
ん～まぁ良いことなんでしょうね？

後はオイル漏れにどう効果が現れるかしばらく様子見 。　
楽しみ～。