エンジンをおろそう2020

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エンジンの脱着について【旧版】エンジンをおろそうで詳しいですが、何度かの経験を経て自分なりの手順が確定したので、2020版でも改めて手順を書き出してみました。

必要な工具

7mm、8mm、10mm、13mmのソケットレンチ、
同上、レンチ(コンビネーションレンチなど)
プラスドライバー
オイル受け(交換する場合は廃棄用オイル入れ)
ガソリンホースを塞ぐもの(径8mmの棒など)

場合によってはプライヤー、12mmレンチなど

また、あると特に便利なものとして
ソケットレンチの届きづらい場所につかう首振りジョイント、
同、延長バー、クイックスピンナーなどがあります。


作業手順

01

バッテリーターミナルからケーブルを外します。
マイナス→プラスの順で両方外します。(10mmレンチ)

02

リアフードを外します。(10mmレンチ)
傷つかないように保管してください。

03

サイドブレーキを引いて車体左側でジャッキアップし、ジャッキポイントにウマをかいます。
オイル受け用容器を準備した上で、オイルパンドレンを抜いて、22mmレンチもしくはモンキー、プライヤーなどでオイルパンドレンを外します。
オイルが排出されます。
その際にはオイル内にキラキラする金属片などがないか目視確認しておいてください。混入ある場合はエンジンに異常がある可能性があります。

オイルディップスティックを抜いておくことで、排出はよりスムースになります。

04

下回りのカバーなどを外します。
(1)フライホイールカバー(10mmレンチ、3箇所)
(2)アンダーカバー(プラスドライバー4箇所)
(3)マフラー熱よけ板(プラスドライバー2箇所)
 ...デスビの横にあるもの

05

補機類のケーブルなどを外します。

(1)ダイナモ、オルタの+電線(赤)
(2)アクセルケーブル、チョークケーブル(7mm、8mmレンチ)
(3)プラグコード
(4)イグニッションコイル<>デスビ間配線
(5)燃料ライン。ポンプ前で抜き取る。もしくはキャブのところで抜く。ガソリンホースには蓋をする。
(6)油圧センサーの配線(端子なので引っ張って抜く)

他に個体別に追加されたアース線や油温計ケーブルなど注意深く排除する。

06

オイルが抜けきったらオイルパンドレンボルトを戻し、
再度ジャッキアップして、最初に掛けたウマを外す。
その上で、オイルパンに板などの当て物をしてジャッキを掛け、少し持ち上げた状態とする。

07

エンジンマウントを外す。
Rタイプは17mmのボルトを抜き取り、バネを押し下げるようにして(もしくはエンジンを更にジャッキで持ち上げてマウントのスプリングを外します。
F.Lタイプはエンジンをおろそうを御覧ください

08

リアメンバーを外します。(13mm4箇所)
できればバンパーの両端に軍手などなにかかぶせて、外したときにボディを傷つけないよう注意を払ってください。
この4箇所のナットを外すのはロングソケットが便利です。
ワタクシはここをロングナットにすることで、レンチをかけやすくすることで脱着を楽にし、かつ緩みの防止を両立させています。

09

エンジンとベルハウジングの緊結を解きます。
Rタイプは7本のナット(13mm)を緩めることで外せます。
ベルハウジングの頂点に当たるところが一箇所、向かって左が2箇所、頂点より右に4箇所あります。(緑丸と青丸)
赤丸一箇所は外してはいけません。
外さないことにより、スターターはベルハウジングに固定されたままとなり、エンジン搭載時の手間が一つ減ります。
F、Lタイプはエンジンを外す際には必ずスターターも外れる仕様です。

特記

自分は03の工程でシャシ下に潜る時に、10mmの他に13mmのソケットも持って潜り、青丸のナットを緩めています。
こうすると潜るのは1回で済むので、作業が早いのです。
ただし、ジャッキをエンジンにあてがう前なので、他の4本のボルトに負担がかかる事になります。

10

サイドブレーキを緩めてエンジンを抑えながらボディを前に押し出すとエンジンが外れます。
少し揺すって緊結が緩んだら、左側=ファンカバーのほうが先にエンジンルームから出てくるようにひねりながら外し、マフラーをうまく振りながらエンジンルームからエンジンを出すようにします。
ジャッキに支えられたエンジンは不安定なのでひっくり返さないよう注意しながら行う必要があります。

11

ジャッキからエンジンを下ろして安定した場所に置くことでエンジンが完全に降りました。

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