イグニッションコイルを考える

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イグニッションコイルを考える


イグニッションコイルは多くの種類があり何が良いかは使ってみないとよくわからないですよね。

そんな時は人柱の出番です。笑


強い火花をスパークプラグに発生させるためには、2次起電力を強くするということみたいです。

2次起電力=1次起電力×2次コイル巻数÷1次コイル巻数

1次起電力(入力電力)を強めるというのは除き、純粋なコイルの性能を考えると、1次コイルと2次コイルの巻数の違いということになります。

とは言え、巻数が書いてあるコイルは見かけないので、1次と2次の抵抗値を用いて簡易的に試したダブルコイルを比較してみました。


重要
イグニッションコイルの1次抵抗値が3.2Ω以下のものを使用する場合、使用している点火システムに適した抵抗値となるように外部抵抗を入れ調整しないと壊れます。

海外通販サイトで購入したダブルコイル

オランダの500パーツ販売サイトで購入したダブルコイルを検証

まず1次抵抗を測定すると

1.6Ω

ダブルコイルではない物の半分くらいという感じは関連ありそうな…。

次に2次抵抗を測定すると

8.45kΩ

適切なのかは不明ですが、擬似的に抵抗値を巻数と見立て、前述した2次起電力の式の様に2次抵抗値を1次抵抗値で割算すると…

5,281.25

実際に使ってみると、悪くはないですが、永井電子のハイパーイグニッションシステムと比べると少しもの足りない感じ。

永井電子ハイパーイグニッションシステムのダブルコイル


1.0Ω

低!

ドエルコントロール付きだけあってコイルの特性をしっかり出しているんでしょうね。

続いて2次抵抗

12.68kΩ

おー。

同様に擬似的に割算すると…

12,680.00

1次起電力が同じだとするとオランダのダブルコイルに対して2.4倍相当

仮説が多いけど、これが強力だと感じる理由なのか…。

これにポイントレスがセットになると最高なんでしょうね…。

残念ながら廃番です…

ウオタニSPIIハイパワーコイル

バイクの強化コイルで有名なウオタニSPIIハイパワーコイル
一般的なコイルは20,000〜30,000vを発生させるところ、SPIIは40,000vを発生させるとのこと。

まず1次抵抗
説明書だと0.8Ωでしたが実測は…

0.9Ω

やはり低いです。

続いて2次抵抗

なんと

24.31kΩ

同様に計算してみると…

27,011.11

オランダコイル比で5.1倍相当

気になる効果は…

このコイルは凄いです。
トルク感が半端ないです。
少しラフなアクセルワークでも、強力なスパークで確実に失火せず燃焼してくれる感触です。

パワフルなのには理由があるという事ですね。
このコイルの凄さは、単にリプレイスだけではなくワイドギャップのスパークプラグと併用することで発揮されます。
その時、さらに凄さがわかります。


Written by kita

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