デス・ラムダ


「……見れた顔じゃないからさらしたくなかったのに」

概要


モイライの月の構成員。
頭部も胴体もくまなく包帯に覆われ、さらに身体に鎖を巻きつけている。
また、四肢が無く常に宙にふわふわと浮かんでいるという異様な外見をしている。
包帯の下に隠された素顔も素肌も醜く焼け爛れており、よくコンビを組むケスラーからは「包帯ゲテモノ女」と呼ばれ、本人も「見れた顔じゃない」と自嘲している。

比較的温厚かつ冷静沈着で無用の争いを嫌うが、必要ならば非情な手段も辞さない。
美しい容姿の少女や女性には強い憧れを抱いている(本人いわく「嫉妬してもどうにもならないし嫉妬心は感じない」とのこと)。
健気で面倒見がいい一面もあり、我の強い仲間達のブレーキ役を務めることが多い苦労人。
特にケスラーからは雑な扱いを受けることも多いが、めげることはない。
本人も自覚はあり、「ダメ人間に惹かれるのかも」と自嘲気味。
いつか資金を貯め、火傷や四肢の治療を受けることがやんわりとした目標。

元々は人身売買の犠牲になった少女。
とある貴族に買われ、そこで愛玩奴隷として過酷な扱いを受けた挙句に四肢を切断された上に全身を焼かれ、実験動物として売られ、「モイライの月」に拾われたという凄惨な過去を持つ。
「デス・ラムダ」という奇妙な名も当然本名ではなく、本名は「ラムダ=ライト」。
モイライの月に加入するにあたって「悪事によって死をばら撒く死神ラムダ」という自嘲を込めて「デス・ラムダ」名乗り始めた。

魔術師としては高い力量を持ち、高速で発動する魔術を得意としている。
また、奥の手として解放すると所有者の意のままに操ることができる魔法の鎖、「邪白蛇(ヴァイスシュランゲ)」を持つ。

先日の工事予定地となっている村を破壊、住民を追い出す任務に参加した際に戦死した。


技・魔法


ファイアボール
自然魔術の一種。
火の玉を放つ。

ファイアカクテル
自然魔術の一種。
相手の足元から火柱を発生させて攻撃する。

アイスニードル
自然魔術の一種。
鋭いツララを発射し攻撃する。

ティンクルバリア
自然魔術の一種。
光のバリアが攻撃を防ぐ。

解放
「邪白蛇(ヴァイスシュランゲ)」を解放する。
掛け声は「絡め取れ、『邪白蛇(ヴァイスシュランゲ)』」。

経歴


2008年8月24日なんだか討伐なりちゃ
の一員として登場。
ケスラーの苦戦を見かねて加勢、セティアらに攻撃を仕掛ける。
セティアを「邪白蛇(ヴァイスシュランゲ)」で捕え、連れ帰るまであと一歩、というところまで持ち込むがリーシアらの妨害もありセティアを奪還され、パラケルスの猛攻を受けてケスラーと共に撤退した。

2009年1月31日逆討伐なりちゃ
街を襲撃するの一味として登場。
ケスラーの仇討ち」としてニナエヴィリアと交戦するが敗北。
ニナによって山の岸壁に叩きつけられ死亡。


2011年8月20日VSハーデース 第二章『薤露蒿里』
ミーダース率いる死者の1人としてマーリャらと共に登場。
だがトルメンタに瞬殺された。


2012年3月3日VSハーデース第3章後編「雲外蒼天の罪」
ハーデース率いる死者の軍勢としてマーリャアルバートらと登場。
ケビンらに攻撃を仕掛けるもトルメンタに撃破された。

由来


「Death(死)」+「Λ(ラムダ。ギリシャ文字の第11字)」

補足


昔存在したもののボツにした同名のキャラをリメイクしたもの。個人的にお気に入りのキャラの一人。
「邪白蛇(ヴァイスシュランゲ)」の解放は漫画「BLEACH」に登場する「破面(アランカル)」の「帰刃(レスレクシオン)」が元ネタ。

最終更新:2020年10月30日 00:46