Red Dead Revolver
【レッド・デッド・リボルバー】
| ジャンル |
アクションシューティング |
| 対応機種 |
PlayStation 2 / Xbox |
| 発売・開発元 |
開発: Rockstar San Diego / 発売: カプコン(日本版) |
| 発売日 |
2005年5月26日(日本版PS2) |
| 定価 |
6,800円(税抜) |
| 備考 |
後に『Red Dead Redemption』へと続くシリーズの原点 |
| 判定 |
なし |
|
ロックスター・ゲームス作品リンク
|
家族の復讐を果たすため、荒野を駆けるガンマンの壮絶な戦い。
概要
- オープンワールド化前のRed Deadシリーズ第1作
- もともとはカプコン主導で開発が進められていたが一度開発が難航し、ロックグラップ社(現Rockstar San Diego)が権利を引き継いで完成・発売されたアクションシューティングゲーム。
- 後に世界的名作となる『Red Dead Redemption』シリーズの基礎・前身にあたるタイトルであり、オープンワールドではなくステージクリア型のガンアクションとして制作されている。
- プレイヤーは幼少期に両親を殺された賞金稼ぎの男レッド・ハーロウとなり、怒りと復讐の念を胸に荒野の無法者たちと死闘を繰り広げていく。
評価点
- マカロニ・ウェスタン映画を徹底再現した世界観とBGM
- 1960年代から70年代のマカロニ・ウェスタン(スパゲッティ・ウェスタン)映画に対するオマージュが全編に詰め込まれている。
- フィルムの埃や傷を再現したエフェクト演出や、実在のマカロニ・ウェスタン映画からライセンス収録されたBGM群が西部劇特有の渋い雰囲気を演出している。
- シリーズの象徴となる必殺システム「デッドアイ」の確立
- 時間をスローモーションにして敵の複数箇所ターゲットへ照準を合わせ、瞬時に連続射撃を叩き込む「デッドアイ」システムが今作で初登場。
- 決闘(デュエル)シーンなどでの早撃ち感やガンマンとしての全能感を存分に味わえる革新的なアクションとして高く評価された。
- 個性豊かなプレイアブルキャラクターとバラエティ豊富なステージ
- 主人公レッド以外にも、女農場主のアニー、英軍兵士のカーリー、ネイティブ・アメリカンのシャドウ・ウルフなど複数のキャラクターを操作する場面が存在する。
- ステージごとに異なる固有のアクションや特技が用意されており、ステージ攻略の新鮮さを保っている。
論争点
- 後続作品(Redemption)との作風の大きな違い
- 後の『Red Dead Redemption』シリーズが極めてリアルで重厚なオープンワールド劇であるのに対し、本作はB級映画的なノリとアーケードライクなアクション性が前面に出ている。
- この割り切ったアクション映画的ノリやキャラクター表現を魅力として肯定する層と、リアルなオープンワールド要素を期待して肩透かしを喰らった層とで評価が割れるポイントとなっている。
問題点
- 大味でシビアな難易度調整と高い難関度
- 難易度設定が存在せず、敵の攻撃力が高く設定されているため、数発の被弾で即死に追い込まれる場面が多い。
- チェックポイントの配置も不親切であり、死んでパターンを覚える覚えゲー要素が強いため、アクションゲームに不慣れなプレイヤーにはハードルが高い。
- 操作性の癖と照準調整の不便さ
- 視点移動やエイム(照準合わせ)の挙動に独特の重さと癖があり、微調整が難しい。
- 敵の耐久力が高めに設定されていることもあり、正確なヘッドショットを狙いにくい操作性が戦闘のテンポを削ぐ要因となっている。
- 遮蔽物(カバー)システムの機能不全
- 物陰や障害物に隠れて身を守るアクションが存在するものの、敵AIが容赦なく身を乗り出して距離を詰めてくるため、隠れる意味が薄い。
- 結果として遮蔽を利用した立ち回りが機能しづらく、ゴリ押しに近い撃ち合いを強いられる場面が多発する。
- 単調になりがちな展開と自由度の低さ
- 一本道のステージを順番にクリアしていく構造であり、街を自由に散策したりサブクエストをこなしたりといった自由度はほとんど存在しない。
- 基本的には出現する敵を撃ち倒して進むのみであるため、周回プレイでの新鮮味に欠ける部分がある。
総評
カプコンからロックスター・ゲームスへと開発が引き継がれるという異色の経歴を持つタイトルであり、名作『Red Dead Redemption』の礎となった歴史的アクションゲーム。操作性の粗さやシビアすぎる難易度といった当時の洋ゲー特有の問題点は目立つものの、徹底されたマカロニ・ウェスタン映画へのリスペクトとデッドアイによる早撃ちの爽快感は唯一無二の魅力を放っている。後の大作シリーズへと繋がる熱いガンマン魂の原点として、今なお根強い支持を集める一作である。
最終更新:2026年10月21日 09:51