ひさしぶりに、すごい特徴的な本があった。

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中身

内容としては、↓を、日記だと思ってギリギリ読む程度。
  • バブル崩壊前後の総量規制に関する実態
  • 不動産鑑定評価の糞さ

それよりも、章構成や文章が、読み進めるのに極めて苦痛を伴う出来となっているので、それを楽しむ感じ。初稿の一個下レベルやね。


有用性



特徴的なポイント

  • 章構成に流れなく言いたいこと不明
  • 文章のつながりは前後むちゃくちゃ、飛びまくり
  • 文章自体も耐え難いレベル
  • はやってるトピックス強引に入れました
  • 著者の見解・意見について根拠は示しません

要は、典型的な「タイトル一本釣り」で、足りない頁を強引にうめました本。


文章例を作中から引用

  • 投資のセンスを確認するという趣旨での質問
ここで、読者の皆さんの投資に対するセンスを確認させていただきたい。次の各項目、正解だろうか、不正解だろうか。
 「利回り50%」と聞くと、表面利回りだと直感的に分かる。
 景気は早く回復して欲しい。 

  • 地価公示制度についての著者意見より(P87)↓
現在の、国際的にもまれな地価の高水準にしたにも関わらず。
(ここの意見(3行)は、著者の意見の根拠の脆弱性、前後の流れ無視、主語・目的語まるで不明、文章自体も終わってる↑とかなり濃縮されていて一見の価値あり。)


  • P58の始め方
秀逸以外の何者でもないw

あとは、P64の入社した鑑定会社の社長が鑑定士じゃなかったこと(副社長が妻で鑑定士)について
「鑑定士でない人物が鑑定士をこき使っているのである。こんなシステムを誰が考え付くのであろう。」
とかw


というか、ほぼ全頁がネタみたいなモンやから、引用するまでもない。まじで。



想像される著者像

  • プライド高く絶対の自信=特定の分野に割と高度な知識を持つがためか、それ以外の分野も俺天才!とよくあるパターン。やったことなくても勉強すればできるしね!!
  • 人の意見や批判は届かない。が聞くフリはするし一定話は合わせられる。
  • 自分の出したものを見直したりはしない
  • 読みにくいから修正しろ⇒ここはこういう意味でつながってるから問題ない。それはここに書いて説明してある(口頭説明が必要な時点で書籍として糞ってことをわからせることから難航。)

大きく外してないと思う。高学歴・高肩書で、本書いちゃうぞ!って思いそうなのには多め。

(1/9追記)
当初は、当然著者が鑑定士なんだろうと思ってたんで↑の予測だったんだが、たぶん違うわ。
バックボーンないが、試験やらは無理。でもなんとか信頼性が欲しい。何とか売れそうな経験ないか、が正解に近そう。
馬鹿だませればいいって狙いとすれば、中身アレでもOKやしな。



amazonレビュー

この本だけレビューってやつ多いなw
あえてこの本1冊選んで、それだけはレビューするって奇特な人が多いんだろう。まじ感心するw
amazon


感想

価値あるよ、まじで。

例えば、この本を買って、赤ペンもって

  • 文章をなおしてみる
  • 文章を並び替えてみる
  • 章立てを組み替えてみる
  • わからない部分に、わからない理由やらを加えて見る

といった校正の練習とか。

わりとまともなこと書いてある↓読んで、練習帳として使うといい感じかもw
http://business.nikkeibp.co.jp/article/nmg/20081119/177743/


1/9追記

  • 俺の貸した本を馬鹿にするな!w
  • てか、肩書き「役人」てw国交省のノンキャリとかかね?


(fつい追記)
いや、やむないってw新書で出せるレベルじゃないもんww(漢字のチェックはしたしね!!的な。)
そして、このレベルの駄作が800円で手に入るなら見るべき。違和感なく読める人は危険て意味で。

肩書き「役人」については、P27に「(著者は)首都圏のさる県庁職員だった」とある。が、国土交通省かどっかと勘違いさせたいって感じの記載やねw

あと、見直して思ったんだが、著者はたぶん不動産鑑定士でもなんでもないな。そうやったら著者紹介欄に書くような書きっぷりやもん。そして、県庁の経験も、入社数年間の若手時代の経験かもせーへん。(1991年に入庁して始めての地価公示の仕事、1998年に鑑定会社転職。他になんも記載ないし。年齢不明だが、40台前半でリーマンショックあって焦ってたんかもなww)

本より引用↓
濠壱成
早稲田大学卒業後、役人、不動産鑑定、投資銀行業務を経験。
役人時代には、公示価格の決定や不動産鑑定士を指導・監督する経験を持つ。
また、不動産の投資業務を行うなど、不動産の価格や価値の評価・分析の第一人者。
現在、不動産金融工学による不動産の投資分析やリージョナル・マーケティングを駆使し、不動産投資コンサルタントとして活躍

↓ブログ
http://ameblo.jp/fudosan-toshi/
↓本に書いてあるサイト
http://www.fudousan-club.com/


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      / ヘ ヾ ヽ、 _,. '   / |:'

(文章略w)

結局、実はバックボーン何もないが
キャッチーなタイトルの本で知名度と信用力上げる⇒投資せなヤバイ系の煽りで高額仲介
なりで稼いだろかって方が、中身からもしっくりくる。

丸善で、何刷まで行ったのか見てこよww

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最終更新:2010年01月09日 22:15