バイアラン・カスタム BYALANT CUSTOM |
登場作品 |
機動戦士ガンダムUC |
型式番号 |
RX-160S |
全高 |
20.6t |
重量 |
38.9t |
所属 |
地球連邦軍 |
武装 |
メガ粒子砲 クロー・アーム |
搭乗者 |
ディエス・ロビン ビア・キャトリエム |
【設定】
地球連邦軍の技術試験用モビルスーツ。
U.C.0087年に悪名を轟かせた地球連邦軍の特殊部隊「ティターンズ」のモビルスーツ・
バイアランの改修機となる。
「既存技術によるモビルスーツ単独の飛行能力向上」を目的とし、トリントン基地で改修が行われた。
U.C.0096年時点でのトリントン基地は元ティターンズ兵と旧式の兵器の寄せ集めの僻地と化しており、戦略的価値も低かった為、上層部も改修作業をあっさりと承認した。
バイアランもティターンズの負の遺産として廃棄される予定であったが、ディエス・ロビンの熱意に感化された事と暇でやる事がなかったので基地の軍人達もこの計画に協力する事になった。
プロペラント・タンク兼大型スラスターを増設することで原型機の欠点であった航続距離の短さの解消に成功した。
腕部には
ガブスレイのクロー・アーム、脚部の踵には
バウンド・ドックと同形のものを使用しており、関係者は本機を「ティターンズMSの合成獣(キメラ)」あるいは「麒麟」と述べている。
頭部センサーはモノアイ式からバイザー式に変更されているが、これは上層部が改修計画を許可するのに出した唯一の条件であった。
また、パーツは自分達で調達しなければならなかったので様々なモビルスーツのパーツでやりくりしていた。
【武装】
メガ粒子砲
両腕部に一門ずつ内蔵されたビーム兵器。
ビーム・マシンガンのような連射式となっている。
また、ビーム・サーベルの形成も可能。
ビーム・サーベル
近接戦闘用のビーム兵器。
腕部のメガ粒子砲から形成して使用するタイプで、手持ち式だった原型機と異なる。
クロー・アーム
ガブスレイから移植された武装。
また、空中戦では踵部分もクロー・アームとして使用可能。
【原作の活躍】
トリントン基地がジオン残党軍に襲撃された際に出撃。
ザク・マリナー、カプール、
ズゴック、ゾゴック、ゼー・ズール、
ゲルググなどのMS多数を撃墜する。
最後は足を止められた所を
ザクI・スナイパータイプにスラスターを狙撃されながらも
マラサイを撃墜した。
ちなみに二機いたらしく、縦横無尽の活躍を見せたのはディエス・ロビン搭乗機である。
もう一機は格納庫に攻撃したザクマリナーを撃破するも機能不全を起こしていたらしい。
その後は二機とも更に改修され、ジオン残党の内輪揉めに介入、奇しくも自身が戦闘不能にしたゼー・ズールのパイロットを援護する事になった。
【搭乗者】
ディエス・ロビン
トリントン基地に勤務する地球連邦軍の整備士。
空を飛ぶ事を夢見ており、また
バイアランに対しても強い愛着があり、改修計画を推進していた。
実は元ティターンズのパイロットで当時の階級は中尉、本名は「ドナ・スター」。
命令を無視して
バイアランで連邦高官の乗るシャトルの救援に向かい、上官の計らいで公式記録上はそこで戦死扱いとされていた。
既に信頼を失いつつあったティターンズに対しては早々に見切りをつけていた模様。
ビア・キャトリエム
地球連邦軍のテストパイロット。ディエス・ロビンとコンビを組んでいるが、彼の過去はジオン残党の襲撃まで知らなかったが薄々は勘付いていた様子。
外伝作品「星月の欠片」を見る限り、ep4で格納庫に攻撃したザクマリナーを撃破したのは彼である。
【VS.シリーズの活躍】
EXVS.2
CPU専用機体として登場。
見た目通り
バイアランのコンパチで、性能もほぼ同じ。
【その他の活躍】
ガンダムビルドファイターズトライ
第5話の全日本ガンプラバトル選手権西東京予選の1回戦第1試合で登場。使用者は日昇三高校のチーム「上井草GC」。
ガンダムシュピーゲルのシュピーゲルブレードを回避していた所を背後から
ストライクノワールのビームライフルショーティーで撃墜された。
スーパーロボット大戦
初登場となる『第3次Z 時獄篇』では条件を満たせば
フォウ・ムラサメが搭乗する。
なお、フォウは原作では原型機の
バイアランに殺される結末を迎えている。
『V』においてはグリプス戦役を生き延びた
ジェリド・メサの機体として登場。
ジェリドは原型機となった
バイアランおよび部品が使用された
ガブスレイと
バウンド・ドックのいずれにも搭乗経験があった為、彼の搭乗機として十分に相応しいといえるだろう。
この作品ではジェリドがかつての悲劇の原因となったカミーユの名前をバカにした事を謝罪し、カミーユもその時に殴りかかった事を謝罪、和解し共に戦う事になる。
最終更新:2023年08月10日 10:35