エアリーズ

エアリーズ
ARIES
登場作品 新機動戦記ガンダムW
型式番号 OS-07AMS
全高 16.9m
重量 8.0t
所属 地球圏統一連合軍
OZ
武装 チェーンライフル
ミサイルポッド
搭乗者 ルクレツィア・ノイン
オズワルド・ワーカー
ミュラー
アハト
カトル・ラバーバ・ウィナー


【設定】

セイス・クラーク技師が開発した地球圏統一連合軍の主力空戦用MS。
機体名はおひつじ座(アリエス、Aries)に由来する。
カラーリングは所属する軍によって異なり、OZ一般機が黒、OZ指揮官機(ノイン機)はモスグリーン、統一連合軍が灰青色。
OZ内紛後はデルマイユ派が黒、トレーズ派はルクセンブルク基地の機体は同じく黒で、サンクキングダムの部隊は連合軍と同じ灰青色である。
背部に大型のフライトユニットを装備し、飛行時は両脚を収納する簡易変形機構を備える。
航空力学的に適した機体形状ではないため、熱核ジェット/ロケットエンジンの大推力によって飛翔している。
機動性に目を見張るものがある反面、火力、装甲強度はリーオーにやや劣る。
劇中では増槽を破棄し戦域を全速で離脱するジェット戦闘機を遥か後方から軽々と追いつくほどの機動性を持つ。
当初はオプション装備無しで飛行出来る機体は他に無く、装備重量の関係上搭載火力に難はあったものの、他の陸戦MSを上回る展開力と3次元機動可能な点は十分に存在意義を示す特色だった。

アビリティレベル

ファイティングアビリティ レベル100
ウエポンズアビリティ レベル110
スピードアビリティ レベル110
パワーアビリティ レベル90
アーマードアビリティ レベル90


【武装】

チェーンライフル

実弾式の携行火器。
手持ち、もしくは両翼のパイロンに懸架して使用する。
連射性能に優れており、翼部に懸架する際にはセンサーとグリップを折り畳む。

ミサイルポッド

4連装式の実弾兵器。
翼部に懸架も可能。


【原作の活躍】

本編開始時点で既にリーオーとともに大量生産されており、OZの主力MSになりつつあった。
オペレーション・デイブレイク後はOZのMS戦力の一翼として、リーオー主体の旧連合軍を圧倒する。
オペレーション・メテオ後は、トーラスおよびMDの誕生と共に主力の座から徐々に姿を消していった。

【搭乗者】

ルクレツィア・ノイン

CV:横山 智佐

地球圏統一連合軍特殊部隊スペシャルズ(OZ)士官の女性。
階級は本編開始時点で一級特尉。
本編当初はレイク・ビクトリア基地で新型宇宙用MSトーラスのパイロット候補生の教官を務めていた。
聡明な性格で、深い愛情を寄せる対象のゼクス・マーキスには再会するまでの日数を正確に記憶していたり、養成学校で「首席で卒業できたのは彼女のおかげだ」との趣旨を言わしめた(ノインは次席で卒業している)。
また、早い段階からゼクスの本来の立場や理想を知っており(そのためか、長い付き合いでありながらノインは敬語を用いている)、行動に同調してその意向で彼の妹であるリリーナ・ドーリアン(本名〈あるいは旧名〉リリーナ・ピースクラフト)とも関わっていく。

【原作名台詞】

  • 「ゼクス......一年と二十二日ぶりですね」
    • 本編初登場時の第一声。
    • ノインの自室には盗み撮りと思わしきゼクスの写真が何枚も飾られ、ゼクスと別行動をとる時はその間の日付を正確に数えている。このくらい愛の重い女性でなければゼクスの副官や恋人は務まらないのかもしれない。

  • 「ゼクス・マーキス......いえ、ピースクラフト。さあ、早く私に甘えに来たまえ」
    • ノインは本編開始時点でゼクスの素性と目的を把握していた。
    • ゼクスが復讐のためにOZに潜り込んでいることを知りつつも、気の休まる暇もないゼクスを支えようとしていることが窺える。

  • 「汚い戦い方をするな!MSを狙わずにパイロットを狙うとは、それでも男か!?」
    • 破壊工作によってパイロット訓練生の宿舎が爆破されたことに憤るノイン。
    • しかし、敵の工作員は年端もいかない少年だったことが分かると動揺し、攻撃を躊躇してしまう。

  • 「革命の気配は己で察しろ!」
    • オペレーション・デイブレイク発令の際の台詞。

  • 「特佐、事はすべてエレガントに運べ......とのことです。エレガントに......レディ」
    • 勝利のためにコロニーを人質に取り、ガンダムに降伏を迫ったレディ・アンに対し、トレーズからノイン宛に通信が入る。
    • ノインはトレーズの言葉を借りて『なりふり構わない人道に外れた行為はOZのやり方ではない』とレディ・アンを窘めるのだった。

  • 「そんなことより、自分のこれからのことを心配しなさい!!」
    • 追撃隊阻止のため、ヘビーアームズで敵を一機残らず撃破したトロワだが、操縦桿が指から離れないほど動揺していた。
    • そんなトロワが「ヒイロが使う時の弾薬の補充を頼めるか?」と申し訳なさそうに頼んできた際の返答。
    • 合流しているとはいえ、元々は敵の立場だったトロワを本気で心配する彼女の懐の深さが垣間見える。



オズワルド・ワーカー

CV:中村 大樹

コルシカ基地所属OZ士官。階級は特士。
コルシカ生まれで工廠あがりの男。
ゼクス・マーキスの元部下でもあり、ゼクスに教わった「後の兵士のために戦え」に従って軍務に励んでいる。
ガンダムに対抗できるMSを探していたゼクスに、基地に保管されていたトールギスを紹介した。
その後、ガンダムヘビーアームズの襲撃の際に自ら殿を志願、エアリーズで奮戦するも、続いて現れたガンダムサンドロック率いるマグアナック隊との戦いで力尽き戦死した。
なお、後にトレーズ・クシュリナーダによって戦いによって犠牲になった者達の一人としてワーカーの名が挙げられる。
また、『Endless_Walts 敗者達の栄光』ではトレーズがガンダムエピオンの製造技師候補としてリストアップしていたことが明かされた。
フルネームは『敗栄』から設定された。


【原作名台詞】

  • 「敵は来る」
    • 「敵など来ん」と慢心しているコルシカ基地司令ボナーパを制するが、ボナーパはなおも「この警備で攻める馬鹿はおらん!」と聞く耳を持たなかった。このやり取りの後ゼクスの「馬鹿は来る!」に繋がり、本当に敵…ガンダムヘビーアームズが現れる。

  • 「我々もあの戦力の前には叩き潰されるでしょう。工場のデータ班に記録の指示、お願いします。後の兵士達のために…」
    • 死を覚悟してボナーパ達の殿を志願する。最後までゼクスの教えに従っていた。堅物だったボナーパも「すまん」と頭を下げた。

  • 「この武器の力も、見ておきたかった…」
    • 次に現れたガンダムサンドロックに敗れ、戦死する。なお、ワーカーの死因となったサンドロックのクロスクラッシャーはここでしか使われていない。


ミュラー

CV:草尾 毅

OZの二級特尉でルクレツィア・ノインの教え子の一人。
同じくノインの教え子であるアレックスと組んでいる。
ノインの事は教官として尊敬し教えに従っている一方、アレックス共々思想は歪んでおり、冷酷非情な振る舞いが目立つなどで増長してしまっている。
また、ノインと親しい仲だったゼクス・マーキスには嫉妬心を抱いていたらしく、元から快く思っていなかった様子。

「粛清」と称して降伏している連合兵士を虐殺する暴挙に及ぶも、それをゼクスが見逃すはずもなく、ゼクスをも殺そうとしたが敵わずあっさり返り討ちに遭う。
残ったアレックスも「アンタはカッコ良すぎるんだよォォォ!!」の捨て台詞と共に乗機キャンサーを撃墜され、逆に自分達が「粛清」される結末を迎えた。

なお、ゼクスは彼らの技術は評価した上で「この時代が狂わせたのか?」と少しばかり思う所があった様だが「ノインの教え子にしては頭の出来が悪すぎる」、「コイツらに力を持つ資格などない」と辛辣な評価を下し、ノインにも部下を通して「技術しか教えることのできなかったそのミスを反省しろ」と非難していた。

【原作名台詞】

  • 「惨めな過去の遺物どもめ! 新たな時代の洗礼を受けろ!!」
    • 降伏する旧地球圏統一連合兵達をMSで虐殺する一幕。「虐殺だ!」と非難する基地司令官をも意に介さず吹き飛ばした。
    • 後のシリーズでも同様の虐殺シーンがあり、あちらは味方にも嫌悪感を抱かれている

  • 「レイクビクトリア…懐かしいぜ。ノイン教官は元気かな?」
    • ある意味この二人の唯一の良心が見える場面。

  • 「フフフ…見せてもらおう、ライトニングカウントのお手並みとやらを」
    • ゼクスをモガディジオ要塞の決戦兵器ノベンタ砲の囮にする際に、不敵な笑みを浮かべながら。どこかで聞いた様な台詞である。

  • アレックス「コイツらは時代の流れに逆らった愚か者なのだ。よって我々がよどみを正す。そう、これは粛清なのだ」
    ミュラー「ヒャハハハハ! 粛清粛清ッ!!
    • モガディジオ要塞に籠城する連合残党にゼクスは降伏勧告を行い、連合兵達はしたがうものの、二人はそれも無視し無差別攻撃を行う。当然ゼクスも制止するが、上記の詭弁で返した。ミュラーの叫びはもはや人殺しを楽しむ狂人そのものである。常軌を逸した二人の行動にとうとうゼクスも堪忍袋の緒が切れた。


アハト

CV:島香 裕

ゼクスの行動に不審を抱いたロームフェラ財団が派遣した調査官。
ノイン達を南極まで追い、そこで発見したトロワのヘビーアームズと交戦。
最期はその存在を財団に明かすが、トロワには「ガンダムを見た者を決して生かして帰すわけにはいかない」と言われ、ヘビーアームズのアーミーナイフで斬り刻まれて戦死した。
名前の由来はドイツ語の「8(acht)」。

【原作名台詞】

  • 「ガンダムは…...!ガンダムは……!ガンダムはここにいるぞおおおっ!!」
    • アーミーナイフで斬り刻まれる際の断末魔。
    • 這いずりながら逃げようとするエアリーズの動きが妙に人間臭い。


【VS.シリーズの活躍】

ガンダムVS.ガンダムNEXT

トールギスのモビルアシストとして登場。
カラーリングとゼクスの台詞からノインが乗っている様子。
ミサイルを撃つ。

ガンダムVS.ガンダムNEXT PLUS

NEXT PLUSモードの一部でCPU専用機としても登場。

EXVS.2 XB

OZ一般機がCPU機として登場。
CPU機の宿命か変形しない。


【その他の活躍】

ガンダムビルドファイターズ

11話の第7回ガンプラバトル選手権世界大会予選第2ピリオドでOZ仕様機が登場。
空中戦で青いM1アストレイシュライクをチェーンライフルで撃墜したが、直後に軽装のガンダムデュナメスにGNスナイパーライフルで狙撃されて撃墜されてしまった。


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最終更新:2024年06月10日 20:31
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