ガンダムヘビーアームズ改 GUNDAM HEAVYARMS CUSTOM |
登場作品 |
新機動戦記ガンダムW |
型式番号 |
XXXG-01HC |
全高 |
16.7m |
重量 |
8.2t |
所属 |
L3コロニー群 |
武装 |
バルカン砲 アーミーナイフ マシンキャノン ホーミングミサイル マイクロミサイル 胸部ガトリング砲 2連装ビームガトリングガン |
搭乗者 |
トロワ・バートン |
【設定】
ガンダムヘビーアームズをハワードが宇宙用に改修した機体。
ヘビーアームズは火器管制の権威のドクトルSが製作した機体で多種の火器を正確に操るFCS(火器管制機能)と重火器を備えている。
その火力は戦艦に匹敵し、まさに「動く弾薬庫」である。
弾が切れると戦闘能力が著しく低下するという致命的な弱点があるが、トロワ・バートンの技量により、右腕のアーミーナイフだけでの白兵戦でも戦果を残している。
またその際重いガトリングを左のみに着けているので普通は機体の操縦システムに補正用プログラムを噛ませて左側の負荷を下げるのだがトロワの意向ですぐに白兵戦に移れる様に補正を噛ませていない状態になっている。
トロワが地球を離れる際、ヘビーアームズは地上用故に秘匿された上で残され、サリィ・ポォが見つけ出して回収し、ハワードの手で宇宙用に改修されるまで一切出番がなかった。
改修後はビームガトリングガンが2連装に強化された。
ボンボン漫画版ではバックパックにキャノン砲も追加していた。
アビリティレベル
ファイティングアビリティ |
レベル120 |
ウエポンズアビリティ |
レベル170 |
スピードアビリティ |
レベル120 |
パワーアビリティ |
レベル140 |
アーマードアビリティ |
レベル140 |
【武装】
バルカン砲
頭部に2門を内蔵している機関砲。
アーミーナイフ
右腕に接続されたガンダニュウム合金製の大型ナイフ。
マシンキャノン
両肩に2門を内蔵している大口径機関砲。
ホーミングミサイル
両肩アーマーに計6発分を内蔵した追尾式ミサイル。
マイクロミサイル
両脚部のコンテナに搭載したミサイル。
計24発分を搭載している。
胸部ガトリング砲
胸部に2門を内蔵した機関砲。
2連装ビームガトリングガン
左腕のシールドと一体化した大型ビーム兵器。
【原作の活躍】
【搭乗者】
トロワ・バートン
CV:中原 茂
L3コロニーから送り込まれたエージェント。ガンダムヘビーアームズでOZへの破壊工作を行う。
任務を果たすことを最優先とし、自らの命も兵器の一つであると考えている。
物心ついた時からすでにMSに乗っており、生身でも高い戦闘力を持つ。
また、爆破、潜入工作、ハッキングなどもお手の物。
その名も本名ではなく、基本的に「名無し」である。
真のオペレーションメテオ発動直前に、本来のヘビーアームズのパイロットでありバートン財団の嫡男トロワ・バートンが殺害された現場に居合わせたため殺されそうになる…
が、紆余曲折あって彼の代わりとなってドクトルSの元によるオペレーションメテオを実行することとなる。
その際、『名無し』では色々不便だという理由でその名を借りた。
他の
ガンダムパイロット達はハイスペックMSであるガンダムの運用に耐えられるよう特殊な訓練を受けており、
トロワのみ上記の通りの経歴で受けていないはずだがしっかり乗りこなしている。
物心ついたときからの戦士としての経験や技量は本物ということか。
ヒイロ・ユイ以上に無口な性格のため冷徹な印象を与えるが、仲間と認めた者に対しては情に厚く面倒見のよい人物でありヒイロも世話になったことがある。
…というより無口で淡々としているだけで面倒見はW勢トップクラス。
身のこなしが軽く、伸身前方宙返り3回転半ひねりも平然とこなすため、地球での潜伏先はサーカスになっている。
また、
カトル・ラバーバ・ウィナーのヴァイオリンに合わせてフルートを吹くなど芸達者である。
物語中盤、OZに潜入していた際にゼロシステムに取り込まれたカトルを救うため、身を挺して説得。
ヴァイエイトの爆発に巻き込まれ行方不明となった。
生存が確認されたものの記憶を失っており、戦いに怯えるおとなしい少年になっていたが内なる衝動のままにMSに搭乗して戦闘もした。
後に
ウイングガンダムゼロに一時搭乗し、ゼロシステムの課程で記憶を取り戻す。
その後はガンダムヘビーアームズ改でメンバーのサポートをしていた。
最終戦では目立った戦果は挙げていないが多くのMDを破壊、また敵基地のゼロシステムを無力化した。
名前の由来はフランス語で3を意味する『トロワ』。
ちなみに、トロワには背中に身に覚えのない大きな火傷痕がある。また、トロワの守るべき姉的存在、キャスリン・ブルームには昔戦火から逃げる途中、生き別れとなった当時赤子の弟トリントンがいた。そのため彼の本名はトリントン・ブルームではないかとする説もある。
【原作名台詞】
- 「名前はない。どうしても呼びたければトロワだ。トロワ・バートンと呼んでくれ。」
- カトルに名前を聞かれて。どうやらTV版の時点で「本物のトロワ・バートン」が別で存在する事が示唆されていた様子。
- 「ガンダムを見たものは生かして帰すわけにはいかない。それが任務だ」
- アハトのエアリーズをアーミーナイフで斬り刻む際に。ちなみに下格闘の回転斬りの元ネタである。
- 「認めなくてはならないらしい…オレ達は、この時代に必要のなくなった兵士なんだ。だからカトル、時代を受け容れよう。そして優しいカトルに戻ってくれないか?」
「何かがきっかけになって、カトルを冷静にできればいいのだが…何かがきっかけで…」- 第25話から。自らの身を挺してウイングゼロで豹変したカトルを説得。爆発寸前のヴァイエイトを離脱させる中で。
- 実際はもっと長い台詞で、これは最後辺りの部分。普段は無口なトロワだが説得の際には必死に語りかけており、カトルの事を大切に思っていたことがわかる。
- 「あまり、カトルをいじめるなよ…ヒイロ…」
- 同じく第25話から。最後までカトルを気遣っていた。
- 「俺は今まで何度となく、死ぬ運命を逆らってきた。今度も逆らわせてもらう」
- 「しかし、生きなくてはならない。俺には帰る場所がある」
- リーブラ内のモビルドールのコントロールを停止させながら、ドロシーに生きる様に諭す。彼の言う帰る場所とは姉同然の存在であるキャスリン・ブルームが待つサーカスの事。
- 「最後まで望みを捨てない…この機体に乗って学んだ事だ」
- 第49話(最終話)から。他のガンダムやマグアナック隊と共に、地球に落下しようとしていたリーブラの破壊に尽力する。
【VS.シリーズの活躍】
ガンダムVS.ガンダム
コスト2000GPの射撃専用機で参戦。
16.7mと少し小さめの中に
- 2連装ビームガトリング(メイン)
- 肩部マイクロミサイル(後格以外の格闘)
- 脚部ホーミングミサイル(格闘CS)
- 胸部ガトリング(サブ射撃)
- 頭部バルカン(フルオープン(特殊射撃)時限定)
と5種類の火器を搭載した、当シリーズでも「動く弾薬庫」に相応しい圧倒的な弾幕が持ち味の砲撃系機体。
基本的には砲撃機体らしく鈍重だが、トロワの技量なのかステップと宙返りが速く、運動性はかなり高い。
また、よろけをとりやすいビーム・胸部の両ガトリングを備え、近距離戦にも十二分に対応できる。これにより、これまでの砲撃機体とは桁違いの生存能力を持っている。
原作同様弾切れ時は著しく戦闘力が低下するが、弾数管理がきちんとできればどんな相手とでも戦うことができる。
ガンダムVS.ガンダム NEXT
シールドガードが可能になり、NEXTダッシュの隙消しと共に生存能力が更にアップした。
EXVS.
EXVS.MB
同待遇仲間のデスサイズヘルと一緒にプレイ日数キャンペーンの報酬として、2000コスト枠で復活参戦。
前作のEW版と性能は近いが、メインがビーム属性に変更された代わりに片手のみとなったことで射角が狭くなった他、前作より若干もっさり挙動(特に特格関連)になっており、アシストもメインに連動して射撃をするタイプの追従式になっていて、覚醒技も乱舞系になっている等、ハマーンの
アッガイや同時参戦のデスサイズヘル、天ミナのように差別化が図られている。
ぶっちゃけた話差別点である特射のカトルはいまいちやる気を見せてくれず、TV版の特徴であるアーミーナイフを用いた格闘も実用には向いていないため、ハマッガイやデスヘル、天ミナと違って元の機体でなく本機を使う利点が薄いという残念なことになっている。
台詞は殆どEW版からの使いまわしだが、一部新緑の台詞がある。
だがその新録部分は声質がトロワとは程遠く、トキオ・ランドールが乗っているんじゃないかというぐらい違和感がある。
MBON
前作よりメインの弾数が増えた。
研究の結果アシストは弾幕より振り向きメインや格CSなどから入力で落下可能な時限強化といえる性能であることが判明。
基本EW版の劣化だがアシスト絡みとビーム属性のメインで独自の動きが出来ることが判明した。
GVS
参戦作品からEWがなくなったためこちらが唯一のヘビーアームズ改となった。
アシストのあった特射には前方にバリア判定ありの特殊移動が追加。
ちなみに
5機のガンダムのうち本機だけ専用テーマというかトロワの曲『返り血と火薬の匂いの中』が追加された。
OB
2024年8月に復活参戦。
これでアーケードではマキオン以来にWのガンダムチームが勢揃いすることとなった。
前作末期に参戦したカスタムフラッグと異なりMBONに参戦していたため(フラッグは『EXVS』が付かないGVSに参戦していた)か、『復活参戦』と大体的に銘打たれている。
それを印象付けるかのように、参戦PVにおいても字幕を表示する演出が復活している。
MBONと同じく2000コストだが、昨今の元コンパチ機体同様に元となるEW版と大きく差別化が図られている。
回転斬り以外のアーミーナイフを用いた格闘が用意されており、高火力派生まである。
射撃も射撃CSに旧格闘CSの弾速強化版のミサイルと胸部ガトリング+両肩のミサイルが追加。
代名詞たるフルオープンアタック(正式名称は一斉射撃)もNはその場で、横でガトリングとミサイル発射しながら横移動し側転してながらガトリング+ミサイル、最後にバク宙してミサイルを撃つ。
また、特射はウイングゼロのアシストとなっており、変形サブのバスターライフル2連射と切り抜けから打ち上げ、覚醒時にはツインバスターライフル照射となる。爆風はなし。
特格にもサンドロック改のアシストが入っており、こちらは標準的なミサイル連射と突撃アシストとなっている。
どちらもMBON同様のアメキャンどころかメアメキャンまで可能な充実っぷり。多数のムーブ撃ちを揃える2000コストが2種類のメアメキャンまで備えているのは率直に優秀。
新技として下格闘に周囲に弾を撒いてから落下するムーブ撃ちを獲得。誘導切りに加えてステップに対応しているだけでなく、接地判定を維持しておりズサキャンまで可能な破格の回避武装となっている。EW版のヘビアからも没収しておきながら低コストの赤ヘビアに付いているのは違和感でしかない
キャンセルルートを駆使したムーブが特徴の変態ピエロ職人機体であるEW版と比べてキャンセルルートは控えめ(そもそもあちらのルートが異常なだけである)だが、
CSやサブのムーブ撃ちに加えて誘導切り&虹ステ&接地ズサの全部盛りな後格で足掻き力は十分。
格闘やメアメキャンなど扱うためのハードルは大幅に下がっており、ガンダムWの機体としては割と全うな射撃寄り機体となっている。
……と見られていたが、それぞれの武装が軒並み高弾速・強銃口・強誘導、高回転率と
壊れ非常に優秀に仕上がっており、
「回避ムーブを取りながら弱い射撃を擦り付けにいく」EW版に対して、
「非常に強い弾をばらまきながら、EW版には及ばないがコスト非相応の回避ムーブも可能」な本機
……と明確にイージーウィンする機体であった。
全部盛りの後格でさえ虹ステだけでも十分過ぎるくらいで、
ぶっちゃけ接地ズサは不要…とあるまじきレベル。
当然のごとく高い使用率&勝率を出して下方された前々作の
ベルティゴ以上の戦績を叩き出し、使用者には大喝采を、相手からは阿鼻叫喚の機体になった。
ついに週間勝率5割を超える機体数は全体の2割を切った。なおこのゲームには200以上のプレイアブル機体がいる。
しかし、何故か緊急下方修正はないまま悪夢の9月をすり抜け、約1ヶ月後の10月に下方されることに。
一回の修正で一気に下方するのではなく、少しずつ削る方針で赤ロック短縮、CSのチャージが0.5秒伸び2秒に、下格のミサイルの誘導低下、そして横サブの弾数が1になることに。
横サブ→CS→横サブの暴れが不可能となり、赤ロックも微妙に短くなったが弾の強さは概ね維持されているので大喝采と阿鼻叫喚は続いた。
という事で2回目の下方が入った。
メインの連射可能数が1減り、それに合わせて弾数も10セット分の140に。
レバサブとレバー入れCSがよろけにくくなった。
そして機動力が低下しEW版と同等になった。なおあちらは上位コストである
それでも使い勝手の良さで評価が高かったのか3度目が入った。
ウイングゼロのアシストが連射の銃口低下、突撃の誘導低下に格闘下派生のダメージ低下した。
余談だがMB~GVSまでの別人のようなボイスはかなり減った。
ちなみに、ガンガン~GVSまではフルオープンアタック使用時に弾切れだと頭部バルカンとか胸部ガトリングなりなんらかの弾は撃っていたが、本作では弾切れ中はモーション自体出ないようになった。
【勝利・敗北ポーズ】(NEXT)
勝利ポーズ
アーミーナイフを掲げる。原作で弾切れを起こした際に
エアリーズを破壊した時のポーズ。
敗北ポーズ
ガトリングを足下に捨て、両手を上げて「ホールドアップ」といったところ。
【勝利・敗北ポーズ】(EXVS.MB)
勝利ポーズ
- 通常時:前回転してガトリング構える。
- サブ時:フルオープン
- アシスト展開時:サンドロックと構える。
敗北ポーズ
【勝利・敗北ポーズ】(OB)
勝利ポーズ
- 通常時:前回転してガトリング構える。
- サブ時:フルオープンアタックの構え。
- 覚醒時:中央にN特射などの足を開いてツインバスターライフル連結照射の構えのウイングゼロ、左に覚醒技最終段及び後期OPのポーズのサンドロックと構える。自機なのにヘビーアームズは右にいる。気を使いすぎるやつだ。
敗北ポーズ
最終更新:2025年02月27日 14:18