八重山エリ
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hachiohicity
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基本情報
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“JoKer”八重山エリ “じょーかー”やえやま・えり | |
ブリード | クロスブリード | |
シンドローム | エンジェルハィロゥ/モルフェウス | |
ワークス/カヴァー | FHチルドレン/JK | |
生年月日 | 2001年8月11日 | |
性別 | 女 | |
身長 | 156cm | |
体重 | ひみつkg | |
作者 | 瀬良五來 |
「もっと気楽にやればいいのに。そんなに肩肘張ってると息苦しくなっちゃうよ?」
経歴
八重山エリ。高校2年生。きょうだいはおらず、両親と3人ぐらし。FHのとある独立セルと古くから関わりのある権力者の家に生まれ、幼少期にオーヴァードとして覚醒して以来、父親の命に従いFHチルドレンとして訓練を重ねてきた過去を持つ。しかしながら、母親の意向により任務に参加することはなく、その身に余る戦闘能力もただ腐らせるだけと思われていた。
だが、権力の座が傾くと状況は一変、虎の威を借るがごとく、両親のFHへの依存度が日に日に増していき、遂には、権力の保証と引き換えに娘の日常を差し出すに至った。それからというもの、彼女はほとんど毎日のように任務に駆り出され、激しい戦闘の最前線へ送り込まれ続けた。これには、娘を戦死させて家族もろとも厄介払いしようと目論むセルの思惑が働いていたが、幸か不幸か、彼女はその全てにおいて生還を果たした。
こうして異例のペースで任務の成功数を伸ばす彼女に目をつけたのがシーフ・キャッツだった。彼女は引き取られてすぐに9番隊に配属となり、現在に至る。9番隊になってすぐの間は、入ったばかりの新人がいきなり『桁違い』に加入することに対して不満の声がチラホラと聞き受けられたが、彼女はその実力と異様な精神性をもって今の地位が相応しいことを証明してみせた。
常人にはとても扱えない巨大なレールガンを構える姿は、兵士というよりも兵器に近く、たとえ視線の通らない建物内のターゲットであっても、建物ごと容赦なく粉砕する。その戦闘スタイルからついたコードネームは“JoKer”。戦場の切り札として、任務とあらばどこへだろうと出撃する。
だが、権力の座が傾くと状況は一変、虎の威を借るがごとく、両親のFHへの依存度が日に日に増していき、遂には、権力の保証と引き換えに娘の日常を差し出すに至った。それからというもの、彼女はほとんど毎日のように任務に駆り出され、激しい戦闘の最前線へ送り込まれ続けた。これには、娘を戦死させて家族もろとも厄介払いしようと目論むセルの思惑が働いていたが、幸か不幸か、彼女はその全てにおいて生還を果たした。
こうして異例のペースで任務の成功数を伸ばす彼女に目をつけたのがシーフ・キャッツだった。彼女は引き取られてすぐに9番隊に配属となり、現在に至る。9番隊になってすぐの間は、入ったばかりの新人がいきなり『桁違い』に加入することに対して不満の声がチラホラと聞き受けられたが、彼女はその実力と異様な精神性をもって今の地位が相応しいことを証明してみせた。
常人にはとても扱えない巨大なレールガンを構える姿は、兵士というよりも兵器に近く、たとえ視線の通らない建物内のターゲットであっても、建物ごと容赦なく粉砕する。その戦闘スタイルからついたコードネームは“JoKer”。戦場の切り札として、任務とあらばどこへだろうと出撃する。
――――
「いつもと同じ今日、いつもと同じ明日。いつもと同じメンバーで、いつもと同じ店で駄弁る。別に嫌いじゃなかったけど、心のどこかで物足りなさを感じてたんだ。訓練もあったけど、満たされる! って感じじゃなかった。なんでかずっと任務には出してもらえなかったから。それが今はほら、生きるか死ぬかじゃん。誰の機嫌が悪いとか、誰の意見に賛成しなきゃとか、そういうのあんま考えなくていいんだよね。だからあたしは、この生き方に満足してる」
そう語る彼女に私は、少しばかりの恐怖を覚えた。普通のFHチルドレンならばなんてことはない、ああそうかと流せるレベルだが、彼女は普通ではない。なにせ、実戦に出始めてから、まだ半年も経っていないのだから。
「それじゃ、任務があったら連絡ちょーだい。あたしこれから友達と雑貨屋さん巡りなんだ」
あまりにも超然とした態度に、私は思わずつぶやいた。
「あなたはなんのために戦っているの?」
すると彼女は驚いたように眉を吊り上げ、こう答えた。
「え、面白いからに決まってるじゃん!」
それはさも、好きなアーティストの話でもするかのように。あるいは、飼っているペットの話でもするかのように。
「じゃあ、今度こそ行くね?」
そう言って彼女は、軽い足取りで部屋を出ていった。その時私は理解した。私と彼女の間には、決して埋まることのない意識の差があるのだということを。
「いつもと同じ今日、いつもと同じ明日。いつもと同じメンバーで、いつもと同じ店で駄弁る。別に嫌いじゃなかったけど、心のどこかで物足りなさを感じてたんだ。訓練もあったけど、満たされる! って感じじゃなかった。なんでかずっと任務には出してもらえなかったから。それが今はほら、生きるか死ぬかじゃん。誰の機嫌が悪いとか、誰の意見に賛成しなきゃとか、そういうのあんま考えなくていいんだよね。だからあたしは、この生き方に満足してる」
そう語る彼女に私は、少しばかりの恐怖を覚えた。普通のFHチルドレンならばなんてことはない、ああそうかと流せるレベルだが、彼女は普通ではない。なにせ、実戦に出始めてから、まだ半年も経っていないのだから。
「それじゃ、任務があったら連絡ちょーだい。あたしこれから友達と雑貨屋さん巡りなんだ」
あまりにも超然とした態度に、私は思わずつぶやいた。
「あなたはなんのために戦っているの?」
すると彼女は驚いたように眉を吊り上げ、こう答えた。
「え、面白いからに決まってるじゃん!」
それはさも、好きなアーティストの話でもするかのように。あるいは、飼っているペットの話でもするかのように。
「じゃあ、今度こそ行くね?」
そう言って彼女は、軽い足取りで部屋を出ていった。その時私は理解した。私と彼女の間には、決して埋まることのない意識の差があるのだということを。
対人関係
戦闘とかシーフ・キャッツとか向いてないよね。がんばり屋さんだからなんか助けたくなっちゃうんだけど。
かわいい。ヤバイ。
戦闘スタイル
巨大なレールガンで対象を粉砕する。