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これはすなわち魔技武道カルトが都市型社会の中でしか存在できないことを意味する。未開社会や遊牧社会ではこういったことに時間を割く余裕はないだろう。蛮族社会では大都市にだけ存在できる条件がある。
また、ひとりの偉大な武道家が山奥などで弟子をとっている場合もあるかもしれないが、これは社会の中に存在するとは言い難い。そうしたカルトに入るということはアウトローになることである。
カルト武器攻撃には身体武器・近接武器・投射武器・発射武器の攻撃技能の中からカルトが推奨するカテゴリーがひとつ以上示される。カルト防御にはカルトが推奨するカテゴリーの武器受けか、回避が示される。
入信に必要な技能の中に含まれている攻撃と防御がカルト武器攻撃とカルト防御である。
魔技武道カルトに入門する者はまず自分が学びたいと思う流派の道場に出向いてその旨を申し入れる。カルトの師範代は希望者の技術をみるために試技をさせ、技能が必要条件に満たなければまず練習生から始めることを勧める。入門するに十分な実力を持った者であっても、身体と精神の適性を見るために1季は練習生として過ごさなくてはならない。
練習生を1季以上続けて技能が必要条件に達したものは再び入門の意を伝える。師範代の許しが出たら入門の簡単な儀式が執り行われる。入門者は流派の教義への忠誠を宣言し、入門費20ペニーを払わなくてはならない。入門者は指導員になるまでは献金以外に特に義務はなく、練習に出た際に道場の掃除をさせられるぐらいである。できるかぎり練習に出るのを義務としている流派もある。
神聖カルトの礼拝に変わるものとして昇段審査と武闘会がある。入門者はこれに参加する権利を得るが、参加しないからといって流派内での立場が悪くなることはない。どちらかといえば日常的な練習に参加することのほうが重要視される。
段は入門者になったときが初段で、毎季の定期的な審査に合格すれば二段、三段と上がってゆく。最も得意な{攻撃+防御+魔技}が100%が初段、200%が二段、300%が三段(以下同様)というのが目安である。加えて、二番目に得意な技能合計が200%なら+1段、300%なら+2段(以下同様)としてよい。
演武:最も得意な{攻撃+防御+魔技}技能パーセントを審査を受ける段数で割り、10回のロールで9回に成功すれば昇段。審査を厳密にするにはロールの回数を増やせばよい。
模擬戦:同じ段の五人と闘って四回勝てば昇段。実戦主義のカルトに多い。
この二つが組み合わされる場合や教義についての知識試験がある場合などもある。
予選で1回、本戦では闘うたびに経験チェックが行える。トーナメントで自分より高位の有段者ふたり以上に勝てば昇段を認められる。
優勝者は名誉はもちろんだが10ペニー×参加者数の賞金を得る。大きな大会では非常に高額の金銭が動くので、街自体が活気に溢れ、トーナメントの勝敗で賭けが行われることもある。
秘技と奥義は流派の最高機密であり、他のカルトに伝えられることはない。
魔技武道の加護と制約は先に制約だけを受けなくてはならない。そして次にカルト内で地位があがったときに(最低1年)、その制約を破っていなければ加護を得ることができる。制約を破っても神聖冒涜とはならないが、制約に対応した加護は失われる。また特定の制約を守ることが条件になっているカルトでは制約を破ったのが知れれば破門になる。
加護と「肉体の覚醒」による効果は重複しない。例えば加護と制約で「防御呪文を用いないかわりにDEXの訓練の上限が+8される」を得ているとしたら、肉体の覚醒によってDEXの訓練の上限が+8されても+16にはならない。
注1 「技能の上昇率へのボーナス」とは経験チェックを行った技能の上昇チェックのロールにその値が加えられることを示す。つまり技能が上昇しやすくなる。
注2 ※印のついた制約は指導員以上でなければとることができない。
制約:毒を使ったり、不意打ちをしてはならない。
加護:知覚分野の訓練・研究に必要な時間が半分になる。知覚分野の上昇率に+5%のボーナス。
制約:酒を飲んだり、肉を食べてはならない。
加護:MPの回復速度が2倍になる。
制約:体の一部位に鎧(鍛剣呪付を含む)をつけない。
加護:一部位につき回避の上昇率に+1%のボーナス。
制約:1種類の非カルト武器カテゴリーを使わない。
加護:1種類のカルト武器カテゴリー攻撃の上昇率に+1%のボーナス。
制約:カルト魔技以外の肉体能力を向上させる呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。(《回復》は含まない)。
加護:肉体能力値の訓練・研究に必要な時間が半分になる。
制約:HP、FPを回復させる呪文を他者にかけてもらってはならない(《蘇生》は含まない)。これは支配している精霊がかけてもいけない。
加護:CONの訓練の上限が+8上昇する。
制約:カルト魔技以外の攻撃力を増加させる呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。
加護:STRの訓練の上限が+8上昇する。
制約:カルト魔技以外の防御力を増加させる呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。
加護:DEXの訓練の上限が+8上昇する。
制約:魔術を防ぐ呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。
加護:精神的に影響を与える呪文(《惑い》《麻酔》《恐怖》など)への抵抗にMPを+10して判定できる。
制約:敵に投射する呪文を使ってはならない。
加護:敵にかけられた呪文に抵抗できればPOWチェックがつくようになる。
制約:1対1の闘いの挑戦を断ってはならない。
加護:戦闘中であれば96-00を出さない限りすべてのCONロールに成功する。毒物は最低限のダメージしか与えない。あらゆる無力化のショックを無視する。ただしトータルHPをすべて失えばやはり死ぬことになる。
制約:もっとも技能の高い攻撃を使わない。
加護:カルト武器受けの技能上昇率に+5%のボーナス。
制約:もっとも技能の高い魔技を使わない。
加護:魔技の訓練・研究時間が半分になる。
特典:カルト技能、肉体能力値について週に10時間まで無料で訓練を受けられる。それ以上は通常の訓練料金を徴収する。
特典:魔技をひとつ学ぶことができる。制約をとることができる。カルト技能、肉体能力値、魔技の中から週に20時間まで無料で訓練を受けられる。それ以上は通常の訓練料金を徴収する。昇段審査を受ける権利、武闘会に出場する権利を得る。
特典:すべての魔技を学ぶことができる。入門時から守っていた制約に対応する加護を得る。さらに制約を加えることができる。カルト技能、肉体能力値、魔技の中から週に30時間まで無料で訓練を受けられる。それ以上は通常の訓練料金を徴収する。
特典:すべての魔技・秘技を学ぶことができる。無料ですべての訓練を受けられる。
特典:肉体の覚醒を試みることができる。秘技を学ぶことができる。有段者の時点から守っていた制約に対応する加護を得る。さらに制約を加えることができる。指導員の生活費は保証され、訓練料金は無料になる。
特典:奥義を学ぶことができる。指導員の時点から守っていた制約に対応する加護を得る。
※実質上は師範代と変わるところはない。ただ流派に伝わる全ての技術を教えられるというだけである。
サンプルカルトには一般的な武道派生のものに加え、スンチェン的なものと神性カルト的なものをひとつづつ入れてみた。
残念ながら既知の魔技武道カルトに魔導と一体化したものはみられない。一部の魔導師が個人的に魔技武道カルトに所属しているだけである。
これは魔導と魔技武道の相性が悪いのが最大の理由である。魔法を知識で組み立てる魔導と肉体に馴染ませる魔技武道とでは根本的な性質が対立する。加えて魔技武道のINTへの負担が大きすぎること、どちらも莫大な訓練時間が必要なことから、今後も魔導魔技カルトというものは発生しないと思われる。
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魔技武道カルト
魔技武道カルトの社会的位置付け
魔技武道を教えている流派(カルト)は様々だが、一般的な魔技武道カルトはグローランサの精霊、神聖、魔導カルトほど社会的色彩を持たない。どちらかといえば教養や趣味の範囲である。魔技武道カルトが生活の主体であるということはほとんどなく、入門者は誰しも他の街の神とか農業の神の信者であることが多い。これはすなわち魔技武道カルトが都市型社会の中でしか存在できないことを意味する。未開社会や遊牧社会ではこういったことに時間を割く余裕はないだろう。蛮族社会では大都市にだけ存在できる条件がある。
また、ひとりの偉大な武道家が山奥などで弟子をとっている場合もあるかもしれないが、これは社会の中に存在するとは言い難い。そうしたカルトに入るということはアウトローになることである。
カルト技能・カルト武器攻撃・カルト防御
各流派には熟練すべき技能があり、魔技武道カルトは必ずといっていいほどその中に攻撃と防御の技能を含んでいる。この技能をカルト武器攻撃、カルト防御と呼ぶ。カルト武器攻撃には身体武器・近接武器・投射武器・発射武器の攻撃技能の中からカルトが推奨するカテゴリーがひとつ以上示される。カルト防御にはカルトが推奨するカテゴリーの武器受けか、回避が示される。
入信に必要な技能の中に含まれている攻撃と防御がカルト武器攻撃とカルト防御である。
魔技武道カルトへの入門
魔技武道カルトには著しく教義に反するものでなければ他の精霊・神聖・魔導カルトの者も受け入れられる。反対に精霊・神聖・魔導カルトは政治色が強く複数入信に厳しい。練習生程度なら問題にしないが、入門となると難を示す。指針としては魔技武道カルトが強力で、政治的にある程度の力を持っている場合は許されることは少ない。逆に魔技武道カルトがささやかな勢力でしかないのなら、ただのトレーニングジムとみなされ、闘いに難色を示すカルトでない限りは認められるだろう。この判断はすべてマスターに委ねられる。魔技武道カルトに入門する者はまず自分が学びたいと思う流派の道場に出向いてその旨を申し入れる。カルトの師範代は希望者の技術をみるために試技をさせ、技能が必要条件に満たなければまず練習生から始めることを勧める。入門するに十分な実力を持った者であっても、身体と精神の適性を見るために1季は練習生として過ごさなくてはならない。
練習生を1季以上続けて技能が必要条件に達したものは再び入門の意を伝える。師範代の許しが出たら入門の簡単な儀式が執り行われる。入門者は流派の教義への忠誠を宣言し、入門費20ペニーを払わなくてはならない。入門者は指導員になるまでは献金以外に特に義務はなく、練習に出た際に道場の掃除をさせられるぐらいである。できるかぎり練習に出るのを義務としている流派もある。
神聖カルトの礼拝に変わるものとして昇段審査と武闘会がある。入門者はこれに参加する権利を得るが、参加しないからといって流派内での立場が悪くなることはない。どちらかといえば日常的な練習に参加することのほうが重要視される。
昇段審査
「段」について
段とはカルト内での強さの上下を表す指標である。これは闘いにおける強さに基づくもので、カルト内での運営的・政治的地位に直結するものではない。段は入門者になったときが初段で、毎季の定期的な審査に合格すれば二段、三段と上がってゆく。最も得意な{攻撃+防御+魔技}が100%が初段、200%が二段、300%が三段(以下同様)というのが目安である。加えて、二番目に得意な技能合計が200%なら+1段、300%なら+2段(以下同様)としてよい。
審査
1季に1回行われ、大きくは二つのパターンが存在する。演武:最も得意な{攻撃+防御+魔技}技能パーセントを審査を受ける段数で割り、10回のロールで9回に成功すれば昇段。審査を厳密にするにはロールの回数を増やせばよい。
模擬戦:同じ段の五人と闘って四回勝てば昇段。実戦主義のカルトに多い。
この二つが組み合わされる場合や教義についての知識試験がある場合などもある。
武闘会
1年に1回行われる。複数のカルトが共同で行うことこともある。方法はカルトによって様々だが、本戦が六回戦程度のトーナメントが一般的。参加費20ペニーが必要。予選で1回、本戦では闘うたびに経験チェックが行える。トーナメントで自分より高位の有段者ふたり以上に勝てば昇段を認められる。
優勝者は名誉はもちろんだが10ペニー×参加者数の賞金を得る。大きな大会では非常に高額の金銭が動くので、街自体が活気に溢れ、トーナメントの勝敗で賭けが行われることもある。
秘技・奥義
ひとつの流派で有段者に教える魔技は通常3~5個程度である。指導員以上になるとさらにいくつかの魔技が明かされることがあり、これを一般的に秘技と呼ぶ。奥義とは その流派にしかない魔技もしくは特殊技能であり、師範代になって初めて学ぶことが許される。秘技と奥義は流派の最高機密であり、他のカルトに伝えられることはない。
加護と制約
魔技武道カルトには「加護と制約」があることが多い。これらは神聖カルトの魔術的・霊的な効果とは異なり、制約によって自らを追い詰めることにより隠された肉体の力を加護として引き出すものである。魔技武道の加護と制約は先に制約だけを受けなくてはならない。そして次にカルト内で地位があがったときに(最低1年)、その制約を破っていなければ加護を得ることができる。制約を破っても神聖冒涜とはならないが、制約に対応した加護は失われる。また特定の制約を守ることが条件になっているカルトでは制約を破ったのが知れれば破門になる。
加護と「肉体の覚醒」による効果は重複しない。例えば加護と制約で「防御呪文を用いないかわりにDEXの訓練の上限が+8される」を得ているとしたら、肉体の覚醒によってDEXの訓練の上限が+8されても+16にはならない。
魔技武道加護と制約一般例
以下に一般的な加護と制約をあげる。カルトによってどの加護と制約があるかは異なる。ここにない特別な加護と制約を持っているカルトも少なくない。注1 「技能の上昇率へのボーナス」とは経験チェックを行った技能の上昇チェックのロールにその値が加えられることを示す。つまり技能が上昇しやすくなる。
注2 ※印のついた制約は指導員以上でなければとることができない。
制約:毒を使ったり、不意打ちをしてはならない。
加護:知覚分野の訓練・研究に必要な時間が半分になる。知覚分野の上昇率に+5%のボーナス。
制約:酒を飲んだり、肉を食べてはならない。
加護:MPの回復速度が2倍になる。
制約:体の一部位に鎧(鍛剣呪付を含む)をつけない。
加護:一部位につき回避の上昇率に+1%のボーナス。
制約:1種類の非カルト武器カテゴリーを使わない。
加護:1種類のカルト武器カテゴリー攻撃の上昇率に+1%のボーナス。
制約:カルト魔技以外の肉体能力を向上させる呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。(《回復》は含まない)。
加護:肉体能力値の訓練・研究に必要な時間が半分になる。
制約:HP、FPを回復させる呪文を他者にかけてもらってはならない(《蘇生》は含まない)。これは支配している精霊がかけてもいけない。
加護:CONの訓練の上限が+8上昇する。
制約:カルト魔技以外の攻撃力を増加させる呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。
加護:STRの訓練の上限が+8上昇する。
制約:カルト魔技以外の防御力を増加させる呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。
加護:DEXの訓練の上限が+8上昇する。
制約:魔術を防ぐ呪文を使ったり受け入れたりしてはならない。
加護:精神的に影響を与える呪文(《惑い》《麻酔》《恐怖》など)への抵抗にMPを+10して判定できる。
制約:敵に投射する呪文を使ってはならない。
加護:敵にかけられた呪文に抵抗できればPOWチェックがつくようになる。
制約:1対1の闘いの挑戦を断ってはならない。
加護:戦闘中であれば96-00を出さない限りすべてのCONロールに成功する。毒物は最低限のダメージしか与えない。あらゆる無力化のショックを無視する。ただしトータルHPをすべて失えばやはり死ぬことになる。
制約:もっとも技能の高い攻撃を使わない。
加護:カルト武器受けの技能上昇率に+5%のボーナス。
制約:もっとも技能の高い魔技を使わない。
加護:魔技の訓練・研究時間が半分になる。
一般的なカルトの構成
練習生
必要条件:毎週2ペニーを支払い、カルトの教義を学ぶこと。特典:カルト技能、肉体能力値について週に10時間まで無料で訓練を受けられる。それ以上は通常の訓練料金を徴収する。
入門者(入信者)
必要条件:20ペニーの寄進をし、カルトの教義に従うことを制約すること。収入の10%をカルトに納めること。カルト技能のうち3つが50%以上あること。特典:魔技をひとつ学ぶことができる。制約をとることができる。カルト技能、肉体能力値、魔技の中から週に20時間まで無料で訓練を受けられる。それ以上は通常の訓練料金を徴収する。昇段審査を受ける権利、武闘会に出場する権利を得る。
有段者(入信者)
必要条件:入門してから1年以上が経過していること。収入の20%をカルトに納めること。カルト攻撃が75%以上あること。カルト防御が75%以上あること。魔技の成功率が50%以上あること。特典:すべての魔技を学ぶことができる。入門時から守っていた制約に対応する加護を得る。さらに制約を加えることができる。カルト技能、肉体能力値、魔技の中から週に30時間まで無料で訓練を受けられる。それ以上は通常の訓練料金を徴収する。
高段者(侍祭)
必要条件:四段以上を保持していること。収入の20%をカルトに納めること。特典:すべての魔技・秘技を学ぶことができる。無料ですべての訓練を受けられる。
指導員(司祭)
必要条件:有段者に昇段してから1年以上が経過していること。時間の90%をカルトに捧げること。カルト攻撃が90%以上あること。カルト防御が90%以上あること。ひとつの魔技の成功率が75%以上あること。特典:肉体の覚醒を試みることができる。秘技を学ぶことができる。有段者の時点から守っていた制約に対応する加護を得る。さらに制約を加えることができる。指導員の生活費は保証され、訓練料金は無料になる。
師範代(主任司祭)
必要条件:指導員になってから1年以上が経過していること。カルト攻撃、カルト防御が150%以上あること。ひとつの魔技を昇華させていること。特典:奥義を学ぶことができる。指導員の時点から守っていた制約に対応する加護を得る。
師範(大司祭)
必要条件:すべてのカルト技能、魔技、秘技が90%以上あること。肉体の覚醒に成功していること。奥義が使えること。※実質上は師範代と変わるところはない。ただ流派に伝わる全ての技術を教えられるというだけである。
魔技武道カルトへの複数入門
複数の魔技武道カルトに所属することができるかどうかはすべてマスターの判断による。ひとつの源流派から分かれた魔技武道の流派は互いに親しい関係にあることもあり、武闘会を一緒に開くことさえある。こういったカルト間では時間の制約の許す限りでいくつかの魔技武道カルトを掛け持ちすることもできるだろう。ただし秘技を学べるのはひとつのカルトだけで、その秘技を他のカルトで教えたりしてはならない。サンプルカルト
ここには典型的な3つの魔技武道カルトと、精霊・神聖カルトの流れを組む3つのカルトを挙げる。これ以外にも小さな魔技武道カルトは多数存在し、特殊な魔技もそれと同じぐらい存在する。サンプルカルトには一般的な武道派生のものに加え、スンチェン的なものと神性カルト的なものをひとつづつ入れてみた。
残念ながら既知の魔技武道カルトに魔導と一体化したものはみられない。一部の魔導師が個人的に魔技武道カルトに所属しているだけである。
これは魔導と魔技武道の相性が悪いのが最大の理由である。魔法を知識で組み立てる魔導と肉体に馴染ませる魔技武道とでは根本的な性質が対立する。加えて魔技武道のINTへの負担が大きすぎること、どちらも莫大な訓練時間が必要なことから、今後も魔導魔技カルトというものは発生しないと思われる。