ガドーの日記
悪い知らせ
翌朝、子どもたちといっしょに行った人間が本部へ飛び込んできた。なんと、子どもたちがウルガン(群れ集う混沌の中の一匹。ヘビ)に飲まれ、ヘビは消えたそうだ。まさかそのようなことで命を落とすとは、、。しかし、人間たちは殺されたのではなく、拉致られたのだと推測していた。なるほど、殺すだけなら消える必要はない。助けに行けるやもしれぬ。
毛のない人間によると、子どもたちを飲んだウルガンは左目の上に大きな傷があるという。それを見つけて子どもたちの手がかりにせねばの。
バーバという北から来た連中が先に迎撃に出るというので、同行させてもらうことにした。間に合うと良いが。
しかし、バーバどのは暗黒語ができるようだ。ウズに何か関わりがあるのやもしれぬ。