「鬼め!覚悟しろ!」
一人の男が、一人の鬼に向けて剣を向ける。
彼の名は桃太郎。
犬、猿、雉というお供たちと共に鬼退治へ鬼ヶ島へ向かっていた彼はその旅の途中、殺し合いに巻き込まれた。
彼の名は桃太郎。
犬、猿、雉というお供たちと共に鬼退治へ鬼ヶ島へ向かっていた彼はその旅の途中、殺し合いに巻き込まれた。
「やめて!」
そしてそんな鬼を庇うのは一人の少女。
彼女の名はドロシー。
カンザスという町に住んでいたが、竜巻により愛犬のトトと共にオズという国に飛ばされた。
そして、元の世界に帰るため道中出会ったカカシ、ブリキの木こり、ライオンと共にエメラルドの都を目指す旅の途中、殺し合いに巻き込まれた。
彼女の名はドロシー。
カンザスという町に住んでいたが、竜巻により愛犬のトトと共にオズという国に飛ばされた。
そして、元の世界に帰るため道中出会ったカカシ、ブリキの木こり、ライオンと共にエメラルドの都を目指す旅の途中、殺し合いに巻き込まれた。
「お願い、話を聞いて!この人は、悪い人じゃないの!」
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昔あるところに、人間と友達になりたいという、変わり者の赤鬼がいた。
赤鬼は人間を自分の家に招いたが、人間は赤鬼を疑い、家にやってくるものはいなかった。
そんな時、赤鬼の親友である青鬼が、一つの策を考えた。
『自分が人間の村で暴れるから、お前はそれを止めるんだ。そうすれば、お前が優しい鬼だと、人間も分かってくれる』
赤鬼は青鬼に申し訳ないと思いながらも、青鬼に促されるまま作戦を実行した。
そして青鬼の目論見通り、赤鬼は人間と友達になることができた。
しかし、しばらく経って赤鬼が青鬼の家を訪ねると、青鬼はいなくなっていた。
彼は、自分がいると赤鬼が人間と仲良くできないと考え、何も言わずに赤鬼のもとを去ったのだ。
青鬼の置手紙を読んだ赤鬼は、その場で涙を流すのだった。
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
「…これが、この赤鬼さんから聞いた話よ」
「そんな…バカな」
「そんな…バカな」
ドロシーから赤鬼の話を聞かされた桃太郎は、目を丸くする。
彼女から聞かされた赤鬼の過去は、自分が知る鬼とはまるで異なるものだった。
なるほど確かに、その話が本当ならこの赤鬼は無害なのかもしれない。
しかし…
彼女から聞かされた赤鬼の過去は、自分が知る鬼とはまるで異なるものだった。
なるほど確かに、その話が本当ならこの赤鬼は無害なのかもしれない。
しかし…
「駄目だ。その話が本当だとしても…鬼は倒さないといけない」
「どうしてよ!」
「鬼は人々を襲う悪い種族…だからだ」
「どうしてよ!」
「鬼は人々を襲う悪い種族…だからだ」
彼、桃太郎は人々を襲う鬼を倒すという決意を胸に、旅に出た。
ここで鬼に仏心を出せば、その決意が鈍ってしまうかもしれない。
鬼は悪い種族。
例外なく倒さないといけない。
自分自身にそう、言い聞かせる。
ここで鬼に仏心を出せば、その決意が鈍ってしまうかもしれない。
鬼は悪い種族。
例外なく倒さないといけない。
自分自身にそう、言い聞かせる。
「だから何よ!」
しかし、そんな桃太郎に対しドロシーは食ってかかる。
「人にだっていい人や悪い人がいるわ!あなたの言う鬼にだって、いい鬼と悪い鬼がいるのよ!」
ドロシーが旅をしていたオズの国には、魔法使いがいた。
そしてその魔法使いにも、いい魔法使いと悪い魔法使いがいた。
それにドロシーの旅の仲間であるライオン。
ライオンは凶暴で獰猛な生き物だと聞いていたが、彼女と旅をしていたライオンは臆病で、だけども優しい性格をしていた。
種族や立場、見た目がその生き物の性質を決めるとは限らない。
それをドロシーは、旅の中で学んでいた。
そしてその魔法使いにも、いい魔法使いと悪い魔法使いがいた。
それにドロシーの旅の仲間であるライオン。
ライオンは凶暴で獰猛な生き物だと聞いていたが、彼女と旅をしていたライオンは臆病で、だけども優しい性格をしていた。
種族や立場、見た目がその生き物の性質を決めるとは限らない。
それをドロシーは、旅の中で学んでいた。
「もういいよ、ドロシーちゃん」
それまで黙っていた赤鬼は、諭すようにドロシーにそういうと、庇うように立っていたドロシーの前に出る。
「桃太郎さんと言ったか。遠慮なく、俺のことを倒してくれ」
「なっ…」
「なに言ってるのよ、赤鬼さん!」
「なに言ってるのよ、赤鬼さん!」
赤鬼の言葉に、ドロシーだけでなく桃太郎も戸惑う。
そんな二人をよそに、赤鬼は語る。
そんな二人をよそに、赤鬼は語る。
「罰が当たったんだ。親友を悪役にしてまで、人間と仲良くしようとした。だからこんな殺し合いに巻き込まれた」
「俺は鬼。桃太郎さんの言うように、人間とは相容れない存在。そう、諦めてればよかったんだ」
「優勝すれば青鬼を取り戻せるかもって、ちょっとだけ思った。だけど、その為に人間を殺すなんて、俺にはできない。だから、殺してくれ」
桃太郎の方へ歩み、その身を捧げようとする。
そんな赤鬼にしがみつき、ドロシーは止めようとする。
そんな赤鬼にしがみつき、ドロシーは止めようとする。
「駄目よ…そんなの、駄目よ。それじゃあ、青鬼さんのしたことが、無駄になっちゃう。赤鬼さんは、それでいいの!?」
「それは…」
「あなたはライオンさんみたいに見た目は怖いけど、だけど優しい人…ううん、優しい鬼よ。そんなあなたを、私は死なせなくたい」
「俺は優しくなんかない。親友を利用した…卑怯者だ」
「優しいわよ!青鬼さんの為に涙を流せるあなたが、優しくないわけない!」
「ドロシーちゃん…」
「殺し合いをしなくても、元の世界に戻る方法は、きっとあるわ!だから赤鬼さんも、諦めちゃだめよ!」
「それは…」
「あなたはライオンさんみたいに見た目は怖いけど、だけど優しい人…ううん、優しい鬼よ。そんなあなたを、私は死なせなくたい」
「俺は優しくなんかない。親友を利用した…卑怯者だ」
「優しいわよ!青鬼さんの為に涙を流せるあなたが、優しくないわけない!」
「ドロシーちゃん…」
「殺し合いをしなくても、元の世界に戻る方法は、きっとあるわ!だから赤鬼さんも、諦めちゃだめよ!」
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「…盛り上がってるとこ悪いけど、二人とも俺のこと忘れてない?」
桃太郎の言葉に、ハッとして赤鬼とドロシーは彼の方へ向いた。
桃太郎はそんな二人に呆れた様子を見せており、先ほどまでの敵意は感じられなかった。
桃太郎はそんな二人に呆れた様子を見せており、先ほどまでの敵意は感じられなかった。
「全く、これじゃこっちが鬼みたいじゃないか」
「…お願い、赤鬼さんを見逃してあげて」
「…分かったよ」
「…お願い、赤鬼さんを見逃してあげて」
「…分かったよ」
渋々といった様子で、桃太郎はこちらに近づく。
「その代わり、俺も君達と一緒に行く。この鬼が、心変わりしないとも限らないしな」
「もう、まだそんなこと言って!」
「恩に着る」
「もう、まだそんなこと言って!」
「恩に着る」
こうして、少年と少女と鬼という、奇妙なトリオが結成されることとなったのだった。
「ドロシーちゃん、こんな俺のことを庇ってくれて…ありがとう」
「当然よ!だって私たち…友達でしょ?」
「!…ああ!」
「当然よ!だって私たち…友達でしょ?」
「!…ああ!」
ドロシーの言葉に、赤鬼は涙を流すのだった。
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(心を許しちゃだめだ…悪い奴じゃなくても、あいつは鬼なんだから)
仲睦まじい赤鬼とドロシーの様子を複雑そうに見つめる桃太郎。
彼にはあの輪に入ることは、許されなかった。
あの赤鬼が悪い奴でないことは、分かっていた。
だからといって心を許せば、鬼ヶ島への鬼退治に、支障が出るかもしれない。
剣に、迷いが出るかもしれない。
そうなれば自分は鬼を倒せず、鬼たちは村を襲うかもしれない。
自分を育ててくれたおじいさんやおばあさんが殺されてしまうかもしれない。
そんなことは…絶対に許されない。
彼にはあの輪に入ることは、許されなかった。
あの赤鬼が悪い奴でないことは、分かっていた。
だからといって心を許せば、鬼ヶ島への鬼退治に、支障が出るかもしれない。
剣に、迷いが出るかもしれない。
そうなれば自分は鬼を倒せず、鬼たちは村を襲うかもしれない。
自分を育ててくれたおじいさんやおばあさんが殺されてしまうかもしれない。
そんなことは…絶対に許されない。
「鬼は敵…鬼は悪…鬼は倒されなければいけない」
自分自身に言い聞かせながら、桃太郎はドロシーと赤鬼についていくのであった。
【桃太郎@桃太郎】
[状態]健康
[装備]天叢雲剣@日本神話
[道具]基本支給品、不明支給品0~2
[思考]
基本:殺し合いには乗らないが鬼は倒す
1:赤鬼とドロシーと行動する
2:鬼は悪、だけど赤鬼は…
[備考]
参戦時期は犬、猿、雉をお供にして鬼が島に向かっている途中です
[状態]健康
[装備]天叢雲剣@日本神話
[道具]基本支給品、不明支給品0~2
[思考]
基本:殺し合いには乗らないが鬼は倒す
1:赤鬼とドロシーと行動する
2:鬼は悪、だけど赤鬼は…
[備考]
参戦時期は犬、猿、雉をお供にして鬼が島に向かっている途中です
【ドロシー@オズの魔法使い】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]基本支給品、不明支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いをせずにカンザスへ帰る
1:桃太郎、赤鬼と行動する
[備考]
参戦時期はエメラルドの都に到着するよりは前です
[状態]健康
[装備]無し
[道具]基本支給品、不明支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いをせずにカンザスへ帰る
1:桃太郎、赤鬼と行動する
[備考]
参戦時期はエメラルドの都に到着するよりは前です
【赤鬼@泣いた赤鬼】
[状態]健康
[装備]無し
[道具]基本支給品、不明支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いをせずに元の世界に戻る
1:ドロシー、桃太郎と行動する
[備考]
参戦時期は青鬼の置手紙を見た後です
[状態]健康
[装備]無し
[道具]基本支給品、不明支給品1~3
[思考]
基本:殺し合いをせずに元の世界に戻る
1:ドロシー、桃太郎と行動する
[備考]
参戦時期は青鬼の置手紙を見た後です
【天叢雲剣@日本神話】
別名、草薙剣。三種の神器の一つ。
スサノオが出雲国でヤマタノオロチを退治した時に、大蛇の体内から見つかったと言われている。
別名、草薙剣。三種の神器の一つ。
スサノオが出雲国でヤマタノオロチを退治した時に、大蛇の体内から見つかったと言われている。