あちこちに穴が開いた奇抜なスーツを着用し、右前髪以外がオールバックヘアーの少年が困惑していた。少年の名はパンナコッタ・フーゴ。ある重大な選択を仲間とともに迫られ、その仲間とは異なる選択をしたためにチームから離反した少年である…が。
「なんだこれ…まぁ確かに俺は少しだけゲスいかもしれない、こんなゲスなら殺し合いにも乗ってくれるだろみたいな理由で呼ばれたのかもしれない。仲間についていけず挙句のはてに俺が主役の小説版の宣伝までしたからな…」
このフーゴは本来のパンナコッタ・フーゴとは異なる性格である。仲間にはついていけないためミンナノッタボートに乗らず、画面が自分一人なったタイミングで開き直り、笑いながら自分が主役の小説を宣伝し、その小説で自分が仲間のもとに復帰することを平然とネタバレする黄金の精神からはかなり遠い少年である。恥を知れパープルヘイズ。
「けどな、なぁ! こんなのに乗るくらいゲスなわけじゃねーぞ!宣伝の反省はしないけど。」
しかし彼は、本来の性格とは大きく異なるがあのブチャラティの部下だった少年である。少女の命を一切のためらいなく奪うようなゲスどもの命令など聞くはずがない。こんな殺し合いなど打破するのみだ。
「そんじゃ、この殺し合いをちょっくら台無しにしようかな!台無しにしたらたくさんの読み手が俺のファンになって、最悪俺が死んでもインパクトがあれば『フーゴ素敵ィ〜!!恥知らずのパープルヘイズ買って読みますゥゥゥ』みたいになって売り上げも伸びるからな!」
本命は自分が主役小説の売り上げである。殺し合い止めるのも目的とは言え小説の売り上げも忘れない
「じゃあ俺の小説のためにいっちょやるか! 他に協力できそうや奴いればいいけどな〜!!上手くいけたら協力者にも買わせてやろうかな!!」
協力できるような者たちを探すためにフーゴは駆け出した。しかし小説の売り上げが伸びるかどうかまでは誰にもわからない。こんな下心見え見えの男に小説を買うよう言われても買う気になる者などいるのか。本気で買わせたいなら少なくとも猫を被りながら本の宣伝をすることを意識すべきではないだろうか。
【パンナコッタ・フーゴ@寝起き一発目で振り返った ジョルノの奇妙な冒険】
[状態]: 健康
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~3
[思考・行動]
基本方針: 殺し合いを台無しにしてファンをたくさん作り、恥知らずのパープルヘイズの売り上げを上げたい。
1:協力者を探す
2:協力者に恥知らずのパープルヘイズを買わせる。
※その他、備考
スタンドのパープルヘイズは問題なく使えます。
参戦時期はブチャラティたちと別れて開き直り宣伝をした直後です。