赤い月に照らされし平安京……
その片隅に佇む一軒の宿屋。
その片隅に佇む一軒の宿屋。
幕末と呼ばれる江戸時代の末期、
京の都を不平分子より守った剣客集団『新撰組』の名を一躍広めた『池田屋事件』の舞台……『池田屋』である。
京の都を不平分子より守った剣客集団『新撰組』の名を一躍広めた『池田屋事件』の舞台……『池田屋』である。
☆☆☆
「……」
その池田屋内部のとある一室。
病的なまでに青白い……を通り越して、モノクロ映画から抜け出してきたのかと錯覚するほどに真っ白な肌をした少女の姿があった。
病的なまでに青白い……を通り越して、モノクロ映画から抜け出してきたのかと錯覚するほどに真っ白な肌をした少女の姿があった。
少女はその白い肌とは対称的に真っ黒な髪を三つ編みにし、同じく喪服のように真っ黒なワンピースを着用しており、ますますモノクロ映画から抜け出してきたような錯覚を感じさせた。
「……」
モノクロな少女は支給されたデイバックから一本のロープを取り出すと、
その先端に輪を作り、部屋の梁にロープをかける。
その先端に輪を作り、部屋の梁にロープをかける。
そして、部屋に置かれた木製の机に乗るとロープの輪に自身の首を通し、机から静かに足を……
「……!!」
「!?」
「!?」
……少女が首をつろうとした瞬間、真っ黒な毛並みの大型犬が部屋に侵入し、少女の首に巻かれたロープを引きちぎったのだ。
少女は畳の床に転がり、自身に巻かれたロープを引きちぎった黒い大型犬の姿を眺める。
少女のロープを引きちぎった黒い大型犬は、引きちぎったロープを口から離すと……
「……何考えてるんだ、一体!?」
…‥流暢に人間の言葉を話すと、その姿をモノクロな少女より少し年上くらいの少年に変えたのだった。
「……」
少女は首にロープの切れ端をぶら下げながら、
顔色一つ変えずに少年の姿になった大型犬を見ていた。
顔色一つ変えずに少年の姿になった大型犬を見ていた。
「……おいどうした!?」
「なんか大きな音がしましたけど!?」
「なんか大きな音がしましたけど!?」
そこへ、また新しい来客がやってきた。
黄金色に輝く魚鱗柄の鎧を纏い、髭と髪を伸ばした筋骨隆々とした威丈夫と、
紫色の髪を腰まで伸ばし、青いワンピースを着た20代程の女性だ。
紫色の髪を腰まで伸ばし、青いワンピースを着た20代程の女性だ。
「……」
モノクロな少女はただ静かにそれを眺めていた。
☆☆☆
30分後-
モノクロな少女を含めて4人の人物が池田屋の一室に集まっていた。
モノクロな少女を含めて4人の人物が池田屋の一室に集まっていた。
『………』
4人は一言も発することなく、部屋の真ん中で円を作るように座り込んでいた。
「え~っと……」
その空気に耐えきれなくなったのか、ワンピースの女性が口を開いた。
「とりあえず……自己紹介しますね。私の名前は星野輝子です。皆さんは?」
「俺は、ルツだ」
「俺は、ルツだ」
女性……輝子に促されて黒い大型犬が変身した少年……ルツが名乗る。
「俺はアーサー・カリー。人呼んで『アクアマン』だ」
続いて髭面の威丈夫……アクアマンが名乗る。
「……貴女は?」
「……ウェンズデー。ウェンズデー・アダムス」
「……ウェンズデー。ウェンズデー・アダムス」
最後にモノクロな少女……ウェンズデーが輝子に促されながら名前を名乗った。
「それでえ~っと……ウェンズデーちゃんは、どうして首をつろうなんてしたの?」
真剣な目をして問いかける輝子にウェンズデーは即答した。
「人を殺すのも、殺されるのも嫌だったから」
「いやおい!ちょっと待て!」
ウェンズデーの答えに輝子は目を丸くし、
アクアマンも信じられないような視線をウェンズデーに送り、
ルツに至っては真っ先にツッコミを入れた。
アクアマンも信じられないような視線をウェンズデーに送り、
ルツに至っては真っ先にツッコミを入れた。
「なんでそれで真っ先に自殺しようとするんだ!?」
「……?」
「……?」
ルツからのツッコミにウェンズデーは不思議そうに首をかしげた。
「……だって、先に自殺したら誰も殺さなくて済むし、誰からも殺されないでしょ?」
『……』
『……』
斜め上なウェンズデーからの答えに、他の3人は目を丸くした。
「……いやいやいやいやダメでしょウェンズデーちゃん!命は大切にしないと!?」
「そうだぞ!せっかく親からもらった命なんだぞ!?」
「くそっ……チセより酷いな……」
「そうだぞ!せっかく親からもらった命なんだぞ!?」
「くそっ……チセより酷いな……」
あまりに後ろ向き過ぎるウェンズデーに輝子もアクアマンも顔を青くし、ルツに至っては頭を抱え始めた。
「……あ、そういえば貴方達も参加者よね?」
慌てふためく3人をよそに、ウェンズデーは何を思ったのか、畳の上に大の字で横になる。
「……さぁ、一思いに殺って。できれば痛みは少なくね」
『だからダメー!!!』
「あらそう?ならやっぱり自分で……」
「め、メテオテール!」
『だからダメー!!!』
「あらそう?ならやっぱり自分で……」
「め、メテオテール!」
ウェンズデーが再び自殺を試みようとした時、輝子はどこからかきらびやかでファンシーなデザインのステッキを取り出して呪文を唱えた。
するとどうだろう。
先ほどルツによって引きちぎられたロープが独りでに動き出し、ウェンズデーの体を拘束したのだ。
『!?』
突然物理法則に反する事象が起こった事で、
アクアマンやルツのみならず先ほどからずっと無表情だったウェンズデーまで目を丸くした。
アクアマンやルツのみならず先ほどからずっと無表情だったウェンズデーまで目を丸くした。
「ゴメンね。できればこんな事したくないんだけど、緊急事態だから……」
一方、輝子はファンシーなデザインのステッキを握りしめながら済まなさそうな視線をウェンズデーに向けていた。
「あ、あれお前がやったのか?」
「な、なんなんだあんた?」
「え~っと……」
「な、なんなんだあんた?」
「え~っと……」
アクアマンとルツからの問いかけに輝子ははにかみながら答える。
「私は『魔女』なんです」
「……嘘つき」
「いやいやいやいや!嘘じゃないです!私は魔女なんです!!」
「いやいやいやいや!嘘じゃないです!私は魔女なんです!!」
ウェンズデーから嘘つき呼ばわりされ、輝子は慌ててふためく。
「……いい?『魔女』というのは真っ黒なローブと尖った帽子を着て、月夜に箒に跨がって空を飛び、笑いながら薬草の入った大鍋を煮込むお婆さんなの。貴女みたいな若くて派手な服を着た女性が魔女な訳がないわ」
「……なんだよ、そのステレオタイプな魔女のイメージは?」
「……なんだよ、そのステレオタイプな魔女のイメージは?」
ウェンズデーの語る魔女のイメージにアクアマンはツッコミを入れた。
「よ、よーし!なら、これでどうです?魔女力チャンネルセット!メテオテール!!」
輝子が再び呪文を唱えながらきらびやかなデザインのステッキを振るうと、
輝子の体はこれまたファンシーな光に包まれる。
輝子の体はこれまたファンシーな光に包まれる。
そして光が晴れると……
輝子の髪は明るいすみれ色に変化し、服装も肩と胸元を露出させてマントを羽織ったファンシーなデザインのドレスのような物に変わっていた。
「さぁ、これならどうです!?」
輝子は自信満々に豊満な胸をはる。
しかし……
しかし……
「……ますますあり得ないわね。そんな派手で露出の多い服を着た魔女なんて」
「というか、何でわざわざそんな派手な服に着替えたんだ?」
「あ、これ知ってるぞ。日本の『プリキュア』ってアニメに出てくる奴だ」
「えぇー!!?」
「というか、何でわざわざそんな派手な服に着替えたんだ?」
「あ、これ知ってるぞ。日本の『プリキュア』ってアニメに出てくる奴だ」
「えぇー!!?」
ウェンズデーのみならず、ルツやアクアマンからも微妙な反応をされて、輝子は少なからずショックを受けた。
「まぁ……魔女かどうかはともかく、魔法が使えるのは分かった」
「?なんかあっさりした反応だな?」
「?なんかあっさりした反応だな?」
ルツが輝子の魔法をあっさり信じた事にアクアマンは首をかしげる。
「まぁ……これでも妖精なんでな」
ルツは恥ずかしげに頬を掻きながらそう答えた。
「はぁ?お前のどこが妖精なんだよ?『妖精』っつーのは手のひらに乗るくらい小さくて、背中から虫みたいな羽生やしたカワイコちゃんって相場が決まってるだろうが?」
「いや……確かにそういう妖精もいるけど……」
「いや……確かにそういう妖精もいるけど……」
アクアマンのあんまり過ぎる反応にルツは目頭を押さえて頭を振った。
「よし、ならこれならどうだ?」
言うやいなや、ルツの姿は再びあの真っ黒な大型犬の姿へと変化した。
が……
が……
「おいおい、犬に変身したぐらいで妖精って、安易すぎるだろ?」
「……どっちかって言ったら、狼男に近いわね」
「あ、なんか風郎太みたい」
「」ガンッ!
「……どっちかって言ったら、狼男に近いわね」
「あ、なんか風郎太みたい」
「」ガンッ!
周囲からのあんまり過ぎる反応にルツは少なからずショックを受けた。
「……それにしてもアクアマン、さん?でしたっけ?さっきからあんまり驚いてないみたいですけど、どうしてですか?」
「あん?あれくらいで驚くかよ……」
「あん?あれくらいで驚くかよ……」
アクアマンはそのたくましい胸板をはりながら答える。
「……俺はアトランティスの王様だからな!」
『………………』
アクアマンの発言を受け、3人(2人と1匹?)は可哀想な人を憐れむような視線をアクアマンに向けた。
「……おい止めろ。そんな目で見るな。傷つくだろうが」
「……そうは言われても、あんた全然王様には見えないぞ?」
「……そもそも『アトランティス』なんて国、聞いた事ないんですけど?」
「そりゃあそうだろう。アトランティスは海の底にある国だからな」
『……』
「だからそんな目で人を見るな!」
「……そうは言われても、あんた全然王様には見えないぞ?」
「……そもそも『アトランティス』なんて国、聞いた事ないんですけど?」
「そりゃあそうだろう。アトランティスは海の底にある国だからな」
『……』
「だからそんな目で人を見るな!」
コントのような掛け合いをする3人を見ながら、ウェンズデーは小さくため息をついた。
「……全く、変人だらけね」
『お前(ウェンズデーちゃん)が言うな(言わないで)!!』
『お前(ウェンズデーちゃん)が言うな(言わないで)!!』
【ウェンズデー・アダムス@アダムス・ファミリー】
[状態]:健康、拘束されている
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ロープ@現実、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本:人殺しはしたくないし、殺されたくもない。だから自殺しよう
1:変人だらけだわ……
2:殺るならさっさと殺って
[備考]
2019年に公開された長編劇場アニメ版からの参戦。
[状態]:健康、拘束されている
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ロープ@現実、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本:人殺しはしたくないし、殺されたくもない。だから自殺しよう
1:変人だらけだわ……
2:殺るならさっさと殺って
[備考]
2019年に公開された長編劇場アニメ版からの参戦。
【ルツ@魔法使いの嫁】
[状態]:健康、黒妖犬の姿、ちょっとショック
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:早くチセの下に戻る
1:こいつ(ウェンズデー)、何考えてるんだ?
2:こいつら(輝子とアクアマン)なんなんだ?
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
原作『学院編』中盤からの参戦。
妖精である事を明かしましたが、信じられていません。
ブラックドックの姿から人間の姿になっても首輪は外れません。
[状態]:健康、黒妖犬の姿、ちょっとショック
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:早くチセの下に戻る
1:こいつ(ウェンズデー)、何考えてるんだ?
2:こいつら(輝子とアクアマン)なんなんだ?
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
原作『学院編』中盤からの参戦。
妖精である事を明かしましたが、信じられていません。
ブラックドックの姿から人間の姿になっても首輪は外れません。
【星野輝子@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~】
[状態]:健康、魔女っ娘姿、少しショック
[装備]:魔法の杖メテオテール@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:『超人』として参加者を助ける
1:私は本当に魔女なんです!!( ;∀;)
2:ウェンズデーを思いとどまらせる
3:知り合いがいるなら合流したい
[思考・状況]
アニメ第二期(THE LAST SONG)中盤からの参戦。
魔女である事を明かしましたが、信じられていません。
神化40年代(現実における昭和40年代に相当)の人物なので、それ以降の時代(現実における平成・令和)に生まれた言葉や品物に関する知識はありません。
メテオテールは支給品ではありません。
魔法で首輪を外す事は不可能です。
[状態]:健康、魔女っ娘姿、少しショック
[装備]:魔法の杖メテオテール@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:『超人』として参加者を助ける
1:私は本当に魔女なんです!!( ;∀;)
2:ウェンズデーを思いとどまらせる
3:知り合いがいるなら合流したい
[思考・状況]
アニメ第二期(THE LAST SONG)中盤からの参戦。
魔女である事を明かしましたが、信じられていません。
神化40年代(現実における昭和40年代に相当)の人物なので、それ以降の時代(現実における平成・令和)に生まれた言葉や品物に関する知識はありません。
メテオテールは支給品ではありません。
魔法で首輪を外す事は不可能です。
【アーサー・カリー(アクアマン)@DCエクステンデッド・ユニバース】
[状態]:健康、だいぶショック
[装備]:アトラン王の鎧@DCエクステンデッド・ユニバース
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:人を助ける
1:ウェンズデーを思いとどまらせる
2:こいつ(ウェンズデー)、後ろ向き過ぎるだろ……
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
単独主演映画『アクアマン』後からの参戦。
アトランティスの王であることを明かしましたが、信じられていません。
アトラン王の鎧は支給品ではない。
[状態]:健康、だいぶショック
[装備]:アトラン王の鎧@DCエクステンデッド・ユニバース
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:人を助ける
1:ウェンズデーを思いとどまらせる
2:こいつ(ウェンズデー)、後ろ向き過ぎるだろ……
3:知り合いがいるなら合流する
[備考]
単独主演映画『アクアマン』後からの参戦。
アトランティスの王であることを明かしましたが、信じられていません。
アトラン王の鎧は支給品ではない。
【ロープ@現実】
ホームセンターや登山用品店とかで売っているような普通のロープ。
ホームセンターや登山用品店とかで売っているような普通のロープ。
【メテオテール@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~】
星野輝子が魔法を行使する際に使用する魔法の杖。
きらびやかでファンシーなデザインのステッキで、これを振りながら『メテオテール』と呪文を唱えることにより、魔法が発動する。
基本的に輝子は、いつもどこからともなくこのステッキを取り出している。
星野輝子が魔法を行使する際に使用する魔法の杖。
きらびやかでファンシーなデザインのステッキで、これを振りながら『メテオテール』と呪文を唱えることにより、魔法が発動する。
基本的に輝子は、いつもどこからともなくこのステッキを取り出している。
【アトラン王の鎧@DCエクステンデッド・ユニバース】
アトランティス初代国王・アトランが着ていた鎧。
黄金色に輝く魚鱗柄の上半身と緑色の下半身で構成されている。
単独映画『アクアマン』で、アクアマンがアトラン王のトライデントを手にした時に同時に入手したもので、原作コミックスのアクアマンのコスチュームに似ている。
アトランティス初代国王・アトランが着ていた鎧。
黄金色に輝く魚鱗柄の上半身と緑色の下半身で構成されている。
単独映画『アクアマン』で、アクアマンがアトラン王のトライデントを手にした時に同時に入手したもので、原作コミックスのアクアマンのコスチュームに似ている。