世界は何も変わらなかった。
汚い大人たちによる隠蔽、保身。そんな大人たちに希望を奪われていく弱き者たち。俺たち怪盗団は、そんな世界を看過できないと立ち上がった。
しかし、悪の大御所、腐敗の権化である政治家、獅童正義を改心させても、腐敗に塗れた世は改革を許さなかった。獅童が己の罪を告白してなお獅童を支持する声は消えず、あまつさえ再当選の兆しすら立っているというのだ。
現実的に解釈するならば、獅童の悪事が明るみに出れば、芋づる式に転落する多くの利害関係者が手回ししたとでもいうところだろう。獅童のパレスでも、政治家、旧華族、大企業の社長、さらには裏社会の輩まで、廃人化を軸にした多くの悪党との繋がりがあった。それら権力者が手を出せば、獅童を再び矢面に立たせることとてやってのけることは可能だろう。
ああ、分かっている。現実的に可能ではあるのだ。俺たちが戦っている相手とは、それだけ大きな存在であるのだから。
しかし、だからどうしたというのだ。どれだけの権力がはたらいていたとしても、民主主義という勝者を決める根本的な統治システムは当然、一切覆ってはいないのだ。どんな横槍があったとしても、どんな思惑が混ざり込んでいたとしても、獅童を大衆を導く者に選んだのは他でもない、大衆なのだ。大衆が、怪盗団の世直しを必要なきものとして拒んだのだ。
弱き者に、立ち上がる勇気を、それが怪盗団の信条だった。そして俺たちは、日本を沈めることとて厭わぬ巨悪を潰し、十二分にそれを示したはずだ。その上で、大衆は立ち上がらないという答えを導き出した。
『俺たちは一体、どこで道を間違えた?』
それは、答えがあるのかどうかも不明な問いだった。だが、答えを導き出さなくてはならない問いでもあった。
これに解なしとしてしまったならば。すべてが正しく、この結末以外になかったのだと認めてしまったならば。それは、反逆を志したことそれ自体が誤りであったのだと認めることと同義であるから。
「――違う。」
正義を求めることそのものが間違いであるなど、認められようものか。正しさを諦めた末に、歪んだ大人たちは生まれたのではないのか。改心させてきた者たちの悪を見過ごすことが、正しいはずがない。立ち上がったことが、間違っていようはずがない。それでも、正しく在りたいと願うこの想いが間違っているとこの世界が判ずると言うのであれば――歪みを是とするこの世界が誤りなのだ。
――ならば、願おう。正義を通すことのできる世界を。歪みなき世界を。
その手段が暴力しか残されていないのならば、それを正義の礎とするも厭わないさ。
そうだ、これは――この歪んだ世界への、”反逆”だ。
■
『汝の覚悟、聞き遂げたり。』
『此処は紅き月に導かれし辺獄。如何なる結末であれ、汝の旅路はここに終焉を迎えるだろう。』
『この世界に秩序は無い。怪盗の美学たる不殺生を捨て、これまで築いてきた絆の意味をも葬り去ろうとも、それもまた汝の選択なり。』
『それが汝の信じた正義である限り、契約に従い我のみは再び汝の仮面となろう。』
『但し、卑しき罪にその手を染めると決めたならば、必ずやその道を貫き通すがよい。』
『たとえ、その身を地獄の業火に焼かれようとも――』
【雨宮蓮@ペルソナ5】
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いに優勝し、歪みなき世界を願う
1:ペルソナが使える……ここは認知世界なのか?
[備考]
※参戦時期は獅童の改心後、メメントスに向かう前からです。
※扱えるペルソナはアルセーヌのみです。
[状態]:健康
[装備]:
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いに優勝し、歪みなき世界を願う
1:ペルソナが使える……ここは認知世界なのか?
[備考]
※参戦時期は獅童の改心後、メメントスに向かう前からです。
※扱えるペルソナはアルセーヌのみです。