―――殺さなきゃ……。
―――殺さなけりゃ……俺が殺される……。
―――殺さなけりゃ……俺が殺される……。
少年――旗上忠勝は、うわごとのようにつぶやいて
「うぉおおおおおおおおおおおおおおお!!!」
前方を歩く赤髪の少年にゴルフクラブを振り上げた。
前方を歩く赤髪の少年にゴルフクラブを振り上げた。
■
面長で頬の上に少しニキビがある、十人並の顔。
そんな旗上忠勝の顔面は、青痣と腫れで見るも無残な状態になっていた。
そんな旗上忠勝の顔面は、青痣と腫れで見るも無残な状態になっていた。
「きみさあ、せっかく背後とったのに、大声で自分の居場所知らせちゃったら奇襲の意味ないじゃん」
あおむけに倒れる旗上の顔を覗き込みながら、赤羽業は笑う。
「それじゃ、武器っぽいものは俺が預かるけど、悪く思わないでね。
また誰かを襲ったりされると寝覚め悪いしさ」
また誰かを襲ったりされると寝覚め悪いしさ」
じゃーねー、と暢気な口調で手を振りながら、忠勝を寝かせた物陰から大路へと出ていった。
【赤羽業@暗殺教室】
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品6つ
[思考・行動]
基本方針:会場からの脱出
1:まずは知ってる人の捜索かなー。
2:主催した奴らに仕返ししたい気持ちはあるけど、余裕があったらだねー。
[備考]
参戦時期は卒業式以降
[状態]:健康
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、不明支給品6つ
[思考・行動]
基本方針:会場からの脱出
1:まずは知ってる人の捜索かなー。
2:主催した奴らに仕返ししたい気持ちはあるけど、余裕があったらだねー。
[備考]
参戦時期は卒業式以降
■
「う……」
業が立ち去ってから30分ほどしてようやく、旗上忠勝は意識を取り戻した。
最初に目に入ってきた赤い空が、このゲームが夢ではないことを教えてくれる。
「痛ぇ……」
一方的に殴られた顔が痛みを訴える。
気絶するほど殴っておきながら、わざわざ人目につかない裏路地に移動させてくれていることから、先ほどの少年はゲームには乗っていないのだろうと判断し、胸をなでおろす。
あの赤髪がゲームに乗っていたら、もう二度と目を開けることはなかったのだろうから。
一方的に殴られた顔が痛みを訴える。
気絶するほど殴っておきながら、わざわざ人目につかない裏路地に移動させてくれていることから、先ほどの少年はゲームには乗っていないのだろうと判断し、胸をなでおろす。
あの赤髪がゲームに乗っていたら、もう二度と目を開けることはなかったのだろうから。
とはいえ。
これはおそらく小学生の頃から教わっているあの『プログラム』だ。
しかもどうやら今年は(もしくは今年からは)クラス別ではなく無差別的に、しかも40人そこらの一クラス分の人数ではなくもっと大きな規模で行われているらしい。「陸軍が行う戦闘シミュレーションで、所要時間などの各種統計を重ねることによる防衛上の理由から」という『プログラム』の実施目的からすれば十分にあり得る話だ。
逃れる術など存在しないし、仮に逃げきれたとしてもその後は政府から指名手配され、一生逃亡生活だ。家族や友人たちだって無事ではすむまい。
これはおそらく小学生の頃から教わっているあの『プログラム』だ。
しかもどうやら今年は(もしくは今年からは)クラス別ではなく無差別的に、しかも40人そこらの一クラス分の人数ではなくもっと大きな規模で行われているらしい。「陸軍が行う戦闘シミュレーションで、所要時間などの各種統計を重ねることによる防衛上の理由から」という『プログラム』の実施目的からすれば十分にあり得る話だ。
逃れる術など存在しないし、仮に逃げきれたとしてもその後は政府から指名手配され、一生逃亡生活だ。家族や友人たちだって無事ではすむまい。
だから、これに参加させられている以上、生きて帰るには優勝するしかないのだ。
改めて決意し直し、忠勝は裏路地から大路に顔をのぞかせ周囲を探る。
すると、わずか10mほど先に小柄な人影が見える。
すると、わずか10mほど先に小柄な人影が見える。
今度こそ。今度こそだ。
自らに言い聞かせ、拾った石ころを強く握りしめて駆け出す。
バッターボックスから一塁までにも満たないわずかな距離を駆け抜け、石を振りかぶる。
自らに言い聞かせ、拾った石ころを強く握りしめて駆け出す。
バッターボックスから一塁までにも満たないわずかな距離を駆け抜け、石を振りかぶる。
「うぉおおおおおおおおおおおおお!」
人影が振り返る。
小男だ。
中学生には見えない。
構わない。
近づいて、反抗される前に石を振り下ろせばそれで終わる。
5メートル……4メートル……3メ
■
「よっ……と」
意識を失って倒れ込む忠勝を抱えてそっと横たえ、彼の意識を刈り取った獲物――剣型の風船――を腰に収める。
「やれやれ。
まあ、子どもがあんなものを見せられればパニックになるのも当然ですね」
まあ、子どもがあんなものを見せられればパニックになるのも当然ですね」
そういって忠勝の傍に腰掛ける。
「(それにしてもこの少年の顔の傷……既に誰かに襲われたのでしょうか。
ナイアルラトホテプ絡みの問題が山積みでこんなことにかかずらっている場合ではないのですが。 まあ、巻き込まれた以上は解決に向けて動かなければなりません。
もう少しまともな武器が欲しいですね。 風船でも最低限は戦えますが、さすがに心もとなさすぎる)」
ナイアルラトホテプ絡みの問題が山積みでこんなことにかかずらっている場合ではないのですが。 まあ、巻き込まれた以上は解決に向けて動かなければなりません。
もう少しまともな武器が欲しいですね。 風船でも最低限は戦えますが、さすがに心もとなさすぎる)」
かくして「千人斬れども死に装束、万人斬れどもなお白刃」と称賛されし東の魔王 ジロウ・スズキのバトルロワイアルが始まった。
【旗上忠勝@BATTLE ROYAL】
[状態]:気絶中、顔面に大量の殴打痕、みぞおちに打撲
[装備]:なし
[道具]:基本支給品
[思考・行動]
基本方針:優勝
1:気絶中
[備考]
参戦時期は修学旅行へ行くバスの中で眠らされた直後
[状態]:気絶中、顔面に大量の殴打痕、みぞおちに打撲
[装備]:なし
[道具]:基本支給品
[思考・行動]
基本方針:優勝
1:気絶中
[備考]
参戦時期は修学旅行へ行くバスの中で眠らされた直後
【ジロウ・スズキ@魔法少女プリティ☆ベル】
[状態]:健康
[装備]:バルーンアートの風船(剣)
[道具]:基本支給品、不明支給品2つ、バルーンアートの風船(残り9本)
[思考・行動]
基本方針:可能な限り少ない犠牲での事態収拾。
1:この少年が目を覚ますのを待つ。
2:ゲームに乗っている相手とも可能な限り対話し、敵対はしない程度の関係を築く。
3:2ができない場合は殺す。非常時なので仕方ない。
[備考]
参戦時期は原作34話終了後
[状態]:健康
[装備]:バルーンアートの風船(剣)
[道具]:基本支給品、不明支給品2つ、バルーンアートの風船(残り9本)
[思考・行動]
基本方針:可能な限り少ない犠牲での事態収拾。
1:この少年が目を覚ますのを待つ。
2:ゲームに乗っている相手とも可能な限り対話し、敵対はしない程度の関係を築く。
3:2ができない場合は殺す。非常時なので仕方ない。
[備考]
参戦時期は原作34話終了後