「はぁ……はぁ……!」
柊つかさは走っていた。
体育祭の時でもこんなに全力疾走したことが無いと言い切れるほどに。
脚の筋肉が悲鳴を挙げるほどに。
額から滝のように汗を流しながら、彼女は走っていた。
脚の筋肉が悲鳴を挙げるほどに。
額から滝のように汗を流しながら、彼女は走っていた。
その顔に浮かんでいるのは、ただ一つ……『恐怖』だ。
一瞬でも立ち止まれば、その時点で自身の命は無い……本能的にそう察したからこその全力疾走だった。
一瞬でも立ち止まれば、その時点で自身の命は無い……本能的にそう察したからこその全力疾走だった。
「ハァ……ハァ……」
走って走って走って走って走って走って……
それでも背後からの気配は消えず、距離も縮まらない。
それが一層『恐怖』として彼女に走る力を与えていた。
それでも背後からの気配は消えず、距離も縮まらない。
それが一層『恐怖』として彼女に走る力を与えていた。
「ハァ……ハァ……」
少しでも相手を撒こうと、つかさは路地の曲がり角に潜り込んだが……
「!?」
そこは石でできた壁で行き止まりとなっていた。
「そ……そんな……」
その絶望的状況に、つかさは膝をついた。
走り続けて彼女の足は限界を迎えてしまい、もはや自身の体を支えることもできなくなっていた。
走り続けて彼女の足は限界を迎えてしまい、もはや自身の体を支えることもできなくなっていた。
「……ゴクッ」
つかさは唾を飲み込むと、恐る恐る後ろを振り返った。そこには……
『ダッダァー』
シマウマを思わせる白と黒の縞模様の浮かんだ体とおかっぱ頭のような頭部が特徴的な
どこか鉱物的な無機質さを感じさせる人型の怪物……
パワードダダが、不気味な声を挙げて立っていた。
どこか鉱物的な無機質さを感じさせる人型の怪物……
パワードダダが、不気味な声を挙げて立っていた。
「あ、あぁ……」
つかさは恐怖で顔を強張らせ、何とかパワードダダと距離を取ろうと四つん這いで逃げていくが、石の壁に阻まれてしまう。
『ダッダァー』
パワードダダはそんなつかさをあざ笑うかのように不気味な声を挙げると、
黄色い目を輝かせながら、つかさに近寄っていく。
黄色い目を輝かせながら、つかさに近寄っていく。
「こ、こないで!」
つかさは支給されたバックパックの中の食料や飲料水をパワードダダに投げつけるが、
パワードダダはそんな物を意にも介さずに、つかさに近づいていった。
パワードダダはそんな物を意にも介さずに、つかさに近づいていった。
「あ……あぁ……」
つかさはタレている眼を涙で潤わせ、空っぽになったデイバッグの紐を握りしめる。
『ダッダァー。ダッダァー』
つかさの抵抗が終わったことを感じたらしいパワードダダは、その両手をつかさに向けて、
アームレーザー発射の態勢を取る。
その滑稽的でいて恐ろしい姿に、つかさの恐怖はついに限界を迎えた。
アームレーザー発射の態勢を取る。
その滑稽的でいて恐ろしい姿に、つかさの恐怖はついに限界を迎えた。
「だ……誰かぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
つかさは叫んだ。
何処の誰でも良い。悪魔でも天使でもどっちでも構わない。
誰か助けて。そう強く願った。
何処の誰でも良い。悪魔でも天使でもどっちでも構わない。
誰か助けて。そう強く願った。
その願いを聞き届けたのは神か魔王か。
突如として、つかさとパワードダダの間に真っ赤に燃える炎が吹き上がった。
突如として、つかさとパワードダダの間に真っ赤に燃える炎が吹き上がった。
「きゃっ!!」
『ダッダァー!?』
『ダッダァー!?』
あまりに激しい炎に、つかさのみならず、パワードダダまで怯ませた。
そして炎が晴れると・・・つかさの正面に、一人の男が立っていた。
黒い服と赤いマフラーを身に着けたピンク色の短髪の男性……。
そんな人物がパワードダダと向き合う形で、つかさの正面に立っていたのだ。
「「……」」
突然の第三者の出現に、つかさもパワードダダも凍りついたかのように固まっていた。
『……ダッダァー!!』
先に動いたのはパワードダダだった。
パワードダダは両手から光線を発射して、男性を攻撃した。
パワードダダは両手から光線を発射して、男性を攻撃した。
それに対し、男性は包帯で覆われている左手をパワードダダに向けた。
すると、男性の左腕から竜のような形の真紅の炎が放たれ……
パワードダダの体を包み込んだ。
すると、男性の左腕から竜のような形の真紅の炎が放たれ……
パワードダダの体を包み込んだ。
『ダッダァァァァァァァァァ・・・・・・・』
炎に包まれたパワードダダは人間の物よりも甲高い苦痛の叫びを響き渡らせながら……
後には白い砂のようなものとだけが残されていた。
後には白い砂のようなものとだけが残されていた。
「……」
その光景に、つかさはあんぐりと口を開けて呆然としていた。
パワードダダの姿が消えると、男性はつかさの方に振り返った。
その男性は整った顔立ちをしていて、ピンク色の前髪で左目が隠れていた。
その男性は整った顔立ちをしていて、ピンク色の前髪で左目が隠れていた。
「……」
男性はつかさに近寄ると、つかさに向けて右腕を伸ばした。
「……!」
思わずつかさは目をぎゅっと瞑ったのだが・・・
ポフッ
男性はつかさの頭に手を置き、ワシワシと撫でた。
(えっ……?)
恐る恐るつかさが目を開けると……
「大丈夫だ。俺は……」
「俺は味方だ」
その瞳は晴れの日の空のように澄み切っていた。
「う……ウワアアアアアアアアア!!!!」
つかさはそれまでの我慢が限界に達し、男性の体に抱き着いて赤子のように泣き出した。
男性は最初こそつかさの様子に面食らったものの……
すぐに気を取り直して、幼子をあやすようにつかさの背中を擦りだしたのだった。
すぐに気を取り直して、幼子をあやすようにつかさの背中を擦りだしたのだった。
【柊つかさ@らき☆すた】
[状態]:極度の疲労とストレス
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:死にたくない
1:ウワァァァァン!!
[備考]
高校3年時からの参戦。
周りに支給品が散らばっています。
[状態]:極度の疲労とストレス
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:死にたくない
1:ウワァァァァン!!
[備考]
高校3年時からの参戦。
周りに支給品が散らばっています。
【人吉爾朗@コンクリート・レボルティオ~超人幻想~】
[状態]:健康、少し困惑
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:『超人』として、人を助ける
1:目の前の少女(つかさ)が泣き止むまで待つ
[備考]
アニメ第2期最終回で肉体が消滅した後からの参戦。
[状態]:健康、少し困惑
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:『超人』として、人を助ける
1:目の前の少女(つかさ)が泣き止むまで待つ
[備考]
アニメ第2期最終回で肉体が消滅した後からの参戦。
そこから少し離れた草原‐
「……ダァダァー」
……パワードダダは無傷でそこに立っていた。
先ほど、男性……人吉爾朗に焼き尽くされそうになった瞬間に、テレポートで脱出していたのだ。
先ほど、男性……人吉爾朗に焼き尽くされそうになった瞬間に、テレポートで脱出していたのだ。
「ダッダァー」
今すぐに戻って、不意打ちをかけても良かったが、パワードダダはそのまま別の獲物を求めて移動を開始した。
別に爾朗に対して恐怖を抱いたから、ではない。
なんの攻撃手段も持たない相手を襲うよりも、抵抗が強い分非効率だと判断したのだ
なんの攻撃手段も持たない相手を襲うよりも、抵抗が強い分非効率だと判断したのだ
「ダッダァー」
不気味な声を上げながら、パワードダダは赤い月の下を歩いていく。
その先に何が待つのか……今は誰にも分らない。
その先に何が待つのか……今は誰にも分らない。
「ダッダァー」
【パワードダダ@ウルトラマンパワード】
[状態]健康、ダメージ小
[装備]無し
[道具]無し
[思考・状況]
基本:自分以外全員殺す
1:ダッダァー
[備考]
制限により、巨大化・体の密度変化・体の電気信号への変換は不可能、
テレポートの最大飛距離は3エリアまで、となっている。
[状態]健康、ダメージ小
[装備]無し
[道具]無し
[思考・状況]
基本:自分以外全員殺す
1:ダッダァー
[備考]
制限により、巨大化・体の密度変化・体の電気信号への変換は不可能、
テレポートの最大飛距離は3エリアまで、となっている。