禍々しき赤い月に照らされし平安京の片隅。
牛若丸と天狗の伝説で名高い鞍馬山。
その山中に、まるで爆心地か工事現場を思わせる轟音が響き渡っていた。
「うぅおりゃあぁぁぁ!!」
鞍馬山の森の中、
褐色の肌に露出の多いネイティブアメリカンのような姿をした少女……
『カプセル怪獣 ミクラス』の魂を宿した怪獣娘・牛丸ミクが、自身の体よりも2周りは大きな岩をある場所に運んでいた。
褐色の肌に露出の多いネイティブアメリカンのような姿をした少女……
『カプセル怪獣 ミクラス』の魂を宿した怪獣娘・牛丸ミクが、自身の体よりも2周りは大きな岩をある場所に運んでいた。
しばらくすると、ミクラスは森の中の開けた場所に到着した。
そこには今、ミクラスが運んできたものと同じくらいの大きな岩が何十個も積み上げられ、ちょっとした岩山ができていた。
そこには今、ミクラスが運んできたものと同じくらいの大きな岩が何十個も積み上げられ、ちょっとした岩山ができていた。
「……ドッセーイ!!」
ミクラスは自らが運んできた岩を岩山に向けて放り投げる。
岩は岩山の頂に積み上がり、ミクラスは額の汗を拭った。
岩は岩山の頂に積み上がり、ミクラスは額の汗を拭った。
「ふぅ~……ま、こんなモンかな?」
ミクラスは独り言を漏らすと、自分が積み上げた岩山の隅に支給品の水をかけて拝むような姿勢をとった。
「なぁ、何してるんだ?」
「……えっ?」
「……えっ?」
不意に誰かがミクラスに声をかけた。
振り替えると……そこにはいつの間にか迷彩色のベストと腰簑、顔のような形をしたベルトと腕輪を身に付けたミクラスよりも年上の男性が立っていた。
男性はミクラスが積み上げた岩山を物珍しそうに眺めていた。
「えっと……誰?」
「オレ、アマゾン」
「オレ、アマゾン」
頭上に大量の?を浮かべるミクラスに答えるように
男性……アマゾンは自己紹介をする。
男性……アマゾンは自己紹介をする。
「あ、うん。アタシは牛丸ミク。みんなからは、『ミクラス』とか『ミクちゃん』って呼ばれてるよ」
「おぅ!よろしく、ミクラス!」
「おぅ!よろしく、ミクラス!」
ミクラスからの自己紹介を受けて、アマゾンは屈託のない笑みを浮かべる。
「これ、ミクラスが作ったのか?なんだ、これ?」
アマゾンはミクラスが積み上げた岩山を物珍しそうに眺めながら疑問を口にする。
「あぁこれ?お墓だよ。お・は・か」
「『オハカ』?誰のだ?」
「……あの見せしめにされた女の子達の、だよ」
「『オハカ』?誰のだ?」
「……あの見せしめにされた女の子達の、だよ」
ミクラスは自身が積み上げた岩山を眺めながら、
彼女には似つかわしくない悲しげな表情を浮かべた。
彼女には似つかわしくない悲しげな表情を浮かべた。
「なんていうかさ……アタシ、ここに着いてから、あの見せしめの子達の事が頭から離れなくてさぁ……何か、死んじゃったあの子達のためにできないかなって考えたら……せめてお墓作ってあげようかなって」
そこまで語って、ミクラスは照れ臭そうな笑みを浮かべた。
「はははっ!まぁ、結局はアタシの自己満足なんだけどね!アタシ、そんなに頭良くないから、こんな事くらいしかできないし……」
「ミクラス」
「ミクラス」
アマゾンはミクラスの照れ笑いを遮ると、また屈託のない笑みを浮かべた。
「……お前、良い奴!」
「そ、そうかなぁ~?あっはっはっはっ!」
アマゾンに誉められてミクラスは頬を赤く染め、照れ笑いをしたのだった。
その後、ミクラスの作った岩山のような墓には、アマゾンが摘んできた花が手向けられ、二人はそれに黙祷を捧げると一路町を目指して去っていったのだった。
☆☆☆
「う~ん……」
墓を去ってからしばらくして……
アマゾンとミクラスは意外な『強敵』に遭遇してしまった。
アマゾンとミクラスは意外な『強敵』に遭遇してしまった。
ミクラスもアマゾンも、その『強敵』相手にどうすれば良いか分からず、
膠着状態が10分は続いていた。
膠着状態が10分は続いていた。
その『強敵』とは……
「……」
北海道に住むアイヌの人々が着るような服を着て、犬のような耳と尻尾を生やした幼い少女だった。
「……」
犬耳少女はミクラスとアマゾンから距離を取りながら木の影に隠れ、
アマゾンとミクラスをじっと見つめていた。
アマゾンとミクラスをじっと見つめていた。
「ほ、ほ~ら。怖くないよ~。おいで~」
「……」
「……」
ミクラスは犬耳少女の警戒心を解こうと必死に呼び掛けるが、
犬耳少女はただ無表情のまま、ミクラスとアマゾンをじっと見つめているばかりだった。
犬耳少女はただ無表情のまま、ミクラスとアマゾンをじっと見つめているばかりだった。
「ん~……」
一方、アマゾンはミクラスの苦労を知ってか知らずか、
自身の支給品を漁っていた。
すると……
自身の支給品を漁っていた。
すると……
「……あった!」
「えっ?」
「?」
「えっ?」
「?」
突然アマゾンが嬉しそうな声をあげ、
ミクラスのみならず犬耳少女もアマゾンに目を向ける。
ミクラスのみならず犬耳少女もアマゾンに目を向ける。
「♪」
アマゾンの手には鳥の形をしたクッキー……
鎌倉名物で名高い鳩サブレーが握られていた。
鎌倉名物で名高い鳩サブレーが握られていた。
アマゾンは5枚ある鳩サブレーの一枚を袋から出すと、
その端を口に含み咀嚼する。
その端を口に含み咀嚼する。
「……ウン、ウマイ!」
「え、え~っと……」
「……」
「……」
アマゾンの行動が理解できず、ミクラスも犬耳少女も固まっていた。
アマゾンは自分が口にした鳩サブレーを2つに割ると、
自分がかじっていない方を犬耳少女に向けた。
自分がかじっていない方を犬耳少女に向けた。
「これ、やる」
「ん……」
「やる。スゴいウマイ!」
「……」
「ん……」
「やる。スゴいウマイ!」
「……」
犬耳少女は木の影から出て、アマゾンから鳩サブレーの片割れを受け取った。
「んふ~♪」
犬耳少女はその鳩サブレーの片割れを口にすると、
犬のような尻尾をブンブンと振って、幸せそうな笑みを浮かべたのだった。
犬のような尻尾をブンブンと振って、幸せそうな笑みを浮かべたのだった。
「オレ、アマゾン。お前は?」
「……アルルゥ!」
「……アルルゥ!」
幸せそうな笑み浮かべて鳩サブレーを食べながら、犬耳少女……アルルゥは自身の名を告げた。
「アルルゥ……じゃあアルちゃんだね!アタシはミクラス!よろしくね!」
「ん。ミクラスおねえちゃん。」
「ん。ミクラスおねえちゃん。」
先ほどまでの膠着状態が嘘のように、アルルゥはアマゾンやミクラスとすっかり打ち解けていた。
「アルルゥ、ミクラス」
「「?」」
「「?」」
アマゾンは二人に呼び掛けると……両手を組んで不思議な形を作った。
まるで手話か何かのサインのようだった。
まるで手話か何かのサインのようだった。
「?」
「えっと……何それ?」
「えっと……何それ?」
そのサインの意味が分からず、ミクラスもアルルゥも頭を傾げるが、アマゾンはすぐにその意味を教えた。
「これ、『トモダチ』という意味。ミクラス、知らない相手のために墓を作ってあげる優しい奴。アルルゥ、オレのお菓子食べて喜んだ。二人とも、オレの大切なトモダチ」
『……』
『……』
いきなり『大切なトモダチ』と言われて二人は面食らうものの……
「こう?こうだっけ?」
「ん~」
「ん~」
……すぐにアマゾンと同じトモダチサインを真似し始めたのだった。
「よし!できた!」
「アマゾン、トモダチ!」
「うん!お前ら、トモダチ!!」
「アマゾン、トモダチ!」
「うん!お前ら、トモダチ!!」
赤い月の照らされた殺しあいの場だというのに……
そこだけは暖かい優しさが満ちていたのだった。
そこだけは暖かい優しさが満ちていたのだった。
【牛丸ミク(ミクラス)@怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~】
[状態]:健康、怪獣娘に変身中
[装備]:無し
[道具]:ソウルライザー@怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~、基本支給品一式、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本:人殺しはしない
1:トモダチできた!
[備考]
アニメ第二期からの参戦。
[状態]:健康、怪獣娘に変身中
[装備]:無し
[道具]:ソウルライザー@怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~、基本支給品一式、ランダム支給品1~2
[思考・状況]
基本:人殺しはしない
1:トモダチできた!
[備考]
アニメ第二期からの参戦。
【山本大介(仮面ライダーアマゾン)@仮面ライダーSPIRITS】
[状態]:健康
[装備]:ギギの腕輪@仮面ライダーSPIRITS、コンドラー@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2、鳩サブレー@現実(残り4)
[思考・状況]
基本:トモダチを守る
1:ミクラス、アルルゥ、トモダチ!
2:他の仮面ライダーがいるなら合流する
[備考]
沖縄でのガランダー帝国戦終了後からの参戦。
ギギの腕輪とコンドラーは支給品ではありません。
[状態]:健康
[装備]:ギギの腕輪@仮面ライダーSPIRITS、コンドラー@仮面ライダーSPIRITS
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~2、鳩サブレー@現実(残り4)
[思考・状況]
基本:トモダチを守る
1:ミクラス、アルルゥ、トモダチ!
2:他の仮面ライダーがいるなら合流する
[備考]
沖縄でのガランダー帝国戦終了後からの参戦。
ギギの腕輪とコンドラーは支給品ではありません。
【アルルゥ@うたわれるもの】
[状態]:健康、幸せ
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:帰りたい
1:トモダチできた!
2:んふ~♪
[備考]
『散りゆく者への子守歌』からの参戦。
殺しあいについてよく理解していません。
[状態]:健康、幸せ
[装備]:無し
[道具]:基本支給品一式、ランダム支給品1~3
[思考・状況]
基本:帰りたい
1:トモダチできた!
2:んふ~♪
[備考]
『散りゆく者への子守歌』からの参戦。
殺しあいについてよく理解していません。
【ギギの腕輪@仮面ライダーSPIRITS】
アマゾンこと山本大介の左上腕に装着されている腕輪。
古代インカに伝わる秘宝で、仮面ライダーアマゾンのエネルギー源。
対となる『ガガの腕輪』と一つになる事で超エネルギーを生み出す。
アマゾンの体と融合しており、これが外れるとアマゾンは死ぬ事になる。
アマゾンこと山本大介の左上腕に装着されている腕輪。
古代インカに伝わる秘宝で、仮面ライダーアマゾンのエネルギー源。
対となる『ガガの腕輪』と一つになる事で超エネルギーを生み出す。
アマゾンの体と融合しており、これが外れるとアマゾンは死ぬ事になる。
【コンドラー@仮面ライダーSPIRITS】
アマゾンこと山本大介の腰に装着されているベルト。
他の仮面ライダーのベルトと違い、変身アイテムではない。
必要に応じて万能ロープやノコギリに変形できるほかに薬草を調合する際の薬研としても使用されるなど、サバイバルのための小道具的装備品。
アマゾンこと山本大介の腰に装着されているベルト。
他の仮面ライダーのベルトと違い、変身アイテムではない。
必要に応じて万能ロープやノコギリに変形できるほかに薬草を調合する際の薬研としても使用されるなど、サバイバルのための小道具的装備品。
【ソウルライザー@怪獣娘~ウルトラ怪獣擬人化計画~】
GIRLSに所属する怪獣娘が所持するスマホ型変身アイテム。怪獣だった時の本能「カイジューソウル」を実感することで変身できる。変身の掛け声は「ソウルライド」。なお、紛失した際の再発行には24,800円の手数料がかかる。
(以上、ウィキペディアより抜粋)
GIRLSに所属する怪獣娘が所持するスマホ型変身アイテム。怪獣だった時の本能「カイジューソウル」を実感することで変身できる。変身の掛け声は「ソウルライド」。なお、紛失した際の再発行には24,800円の手数料がかかる。
(以上、ウィキペディアより抜粋)
【鳩サブレー@現実】
鳩の形をしたお菓子。
鎌倉名物として有名。
鳩の形をしたお菓子。
鎌倉名物として有名。