「小娘にしては面白い事を考えたな」
男が赤い月を眺めながら、不敵な笑みを浮かべ呟いた。
屈強な肉体とオールバックの金髪が特徴の男。
ジャック・クラウザーにとって、殺すか殺されるかの状況など日常茶飯事だ。
特殊部隊時代から常に死と隣り合わせの人生を送って来た。
今更殺し合えと言われたくらいで恐れるなどあり得ない。
ジャック・クラウザーにとって、殺すか殺されるかの状況など日常茶飯事だ。
特殊部隊時代から常に死と隣り合わせの人生を送って来た。
今更殺し合えと言われたくらいで恐れるなどあり得ない。
「最後に残った勝者だけが力を手にする。分かりやすいじゃないか」
方法は不明だが、メフィスとフェレスは一度死んだ身である自分を蘇生している。
そして殺し合いに優勝すれば、彼女たちのような強大な力を我が物に出来る。
一方的に首輪を付けたのは気に入らないが、このチャンスを逃すつもりはない。
そして殺し合いに優勝すれば、彼女たちのような強大な力を我が物に出来る。
一方的に首輪を付けたのは気に入らないが、このチャンスを逃すつもりはない。
(そうだ。力、力が無くては何も為せない…!)
数々の苦い記憶が思い起こされる。
力が無かったから、合衆国政府は自分を都合の良い駒としか見なかった。
力が無かったから、片腕を負傷し満足に戦えなかった。
力が無かったから、地位も志も能力もレオンに劣っていた。
力が無かったから、最後までレオンに勝てなかった。
故にクラウザーは力を求める。
プラーガよりももっと強力な力を。
合衆国政府やウェスカーの飼い犬ではない、世界を支配する王へと成り上がる為の力を。
力が無かったから、合衆国政府は自分を都合の良い駒としか見なかった。
力が無かったから、片腕を負傷し満足に戦えなかった。
力が無かったから、地位も志も能力もレオンに劣っていた。
力が無かったから、最後までレオンに勝てなかった。
故にクラウザーは力を求める。
プラーガよりももっと強力な力を。
合衆国政府やウェスカーの飼い犬ではない、世界を支配する王へと成り上がる為の力を。
忌々しい敗北の瞬間を思い出したせいか、掌に力が籠る。
右手に握られた支給品の銃が軋む音がした。
右手に握られた支給品の銃が軋む音がした。
「待っていろレオン…。俺は今度こそ、この下らない世界のバランスを変えてみせる。その時こそ、お前との因縁も終わりだ」
ここにはいない宿敵への恨みを吐きながら、支配者となるべくクラウザーは動く。
【ジャック・クラウザー@バイオハザードシリーズ】
[状態]:健康
[装備]:MP-AF@バイオハザードシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、予備マガジン
[思考・状況]
基本方針:優勝して力を手に入れる
1:参加者を探して殺す
[備考]
※参戦時期はバイオハザード4で死亡後。
[状態]:健康
[装備]:MP-AF@バイオハザードシリーズ
[道具]:基本支給品、ランダム支給品0~2、予備マガジン
[思考・状況]
基本方針:優勝して力を手に入れる
1:参加者を探して殺す
[備考]
※参戦時期はバイオハザード4で死亡後。
【MP-AF@バイオハザードシリーズ】
バイオハザード6に登場したピアーズ・ニヴァンスの初期装備であるマシンピストル。
フルオートとセミオートの射撃モードの切り替えが可能。
バイオハザード6に登場したピアーズ・ニヴァンスの初期装備であるマシンピストル。
フルオートとセミオートの射撃モードの切り替えが可能。
「……」
迷わず優勝を目指す者がいれば、迷いを抱え動けずにいる者も存在する。
民家のソファーに座り込み俯く女、刃唯阿がそうだった。
民家のソファーに座り込み俯く女、刃唯阿がそうだった。
殺し合いが始まった直後、何とか動揺を抑えつつ近くの家に移動。
無人である事を確かめるとリビングに腰を下ろし、支給品の確認をした。
食料や水以外にリュックから出て来たのは、自分の知らないライダーシステム。
普段使っているショットライザーやレイドライザーは没収されたのか見つからなかったものの、身を守る武器は手に入れた。
こんな状況でなければ、プログライズキーを介さず変身する未知のシステムに興味が惹かれたかもしれないが、そんな気は起きない。
唯阿が考えている事は一つ。
自分はこの地でどう動けばいいのか、という事だった。
無人である事を確かめるとリビングに腰を下ろし、支給品の確認をした。
食料や水以外にリュックから出て来たのは、自分の知らないライダーシステム。
普段使っているショットライザーやレイドライザーは没収されたのか見つからなかったものの、身を守る武器は手に入れた。
こんな状況でなければ、プログライズキーを介さず変身する未知のシステムに興味が惹かれたかもしれないが、そんな気は起きない。
唯阿が考えている事は一つ。
自分はこの地でどう動けばいいのか、という事だった。
当然ながら人殺しを進んでしたいとは思わないが、首輪がある以上メフィスとフェレスには逆らえない。
何とか殺し合いを止めて、元いた場所へ帰るのがベストだが
何とか殺し合いを止めて、元いた場所へ帰るのがベストだが
「帰った所で、何の意味があるんだろうな……」
元の居場所に戻ったとしても、待っているのは天津垓の道具という立場のみ。
どうせあの上司の事だ。
殺し合いの事を話しても口先だけの労りで済まし、後は以前と同じくヒューマギアの破棄を命令してくるに違いない。
この場所では首輪によって反抗を封じられ、元の場所では脳内チップによって反抗を封じられている。
どうせあの上司の事だ。
殺し合いの事を話しても口先だけの労りで済まし、後は以前と同じくヒューマギアの破棄を命令してくるに違いない。
この場所では首輪によって反抗を封じられ、元の場所では脳内チップによって反抗を封じられている。
「はは…何だ…場所が違うだけで、結局私の立場は一緒じゃないか……」
自分の境遇に乾いた笑いが漏れる。
何時だったか、嘗ての同僚に自分の意思でZAIAに従っていると言い切った事があった。
それはただの強がりだ。
本当は自分が都合の良い道具と化している現実を認めたくなくて言ったに過ぎない。
今にして思えば、酷く惨めなものだ。
何時だったか、嘗ての同僚に自分の意思でZAIAに従っていると言い切った事があった。
それはただの強がりだ。
本当は自分が都合の良い道具と化している現実を認めたくなくて言ったに過ぎない。
今にして思えば、酷く惨めなものだ。
『ヒューマギアだって夢を見ていいんだよ!』
『いつか見つけてやるよ。俺が俺である為に…俺の夢を!!』
ふと、二人の男の姿が思い出す。
ヒューマギアと自らの夢の為に、どれだけ傷ついても決して諦めず戦い続ける男。
他人の道具としてじゃない、己のルールのみに従って生きる、自分とは正反対の男。
彼らやヒューマギアですら夢を追いかけている様を見せられると、余計に自分が惨めに思えてきた。
ヒューマギアと自らの夢の為に、どれだけ傷ついても決して諦めず戦い続ける男。
他人の道具としてじゃない、己のルールのみに従って生きる、自分とは正反対の男。
彼らやヒューマギアですら夢を追いかけている様を見せられると、余計に自分が惨めに思えてきた。
「私は……そんな風には生きられないんだ……」
チップに逆らう度胸も、今の自分を変える勇気も無い。
そんな弱い奴だから、殺し合いでの方針もまともに決められないのだと、自虐的な考えばかりが浮かんでくる。
せめて力があれば。
大きな力があれば、何かを変えられるのかもしれない。
今はただ、根拠も無い希望的観測に縋るので精一杯だった。
そんな弱い奴だから、殺し合いでの方針もまともに決められないのだと、自虐的な考えばかりが浮かんでくる。
せめて力があれば。
大きな力があれば、何かを変えられるのかもしれない。
今はただ、根拠も無い希望的観測に縋るので精一杯だった。
俯き迷う唯阿を見つめる視線が一つ。
それは口の開いたデイバックの中、とある支給品から向けられている。
支給品の名はレンゲルバックル。
不死の生物、アンデットと仮面ライダーが戦う世界で作られたライダーシステムである。
他のライダーシステムよりも高い性能を持つ反面、このバックルにはある欠点が存在する。
その欠点とはレンゲルへの変身に使用する、スパイダーアンデットを封じ込めたラウズカード。
レンゲルの変身者にはスパイダーアンデットの邪悪な意思が強い影響を与えてしまい、肉体を完全に乗っ取られてしまう。
そうなってしまえば変身者の自我は消え失せ、スパイダーアンデットの操り人形と化すのである。
それは殺し合いの会場でも同じ。
精神の未熟な者・弱り切った者がレンゲルに変身したなら、その意識は瞬く間にスパイダーアンデットに奪われるだろう。
それは口の開いたデイバックの中、とある支給品から向けられている。
支給品の名はレンゲルバックル。
不死の生物、アンデットと仮面ライダーが戦う世界で作られたライダーシステムである。
他のライダーシステムよりも高い性能を持つ反面、このバックルにはある欠点が存在する。
その欠点とはレンゲルへの変身に使用する、スパイダーアンデットを封じ込めたラウズカード。
レンゲルの変身者にはスパイダーアンデットの邪悪な意思が強い影響を与えてしまい、肉体を完全に乗っ取られてしまう。
そうなってしまえば変身者の自我は消え失せ、スパイダーアンデットの操り人形と化すのである。
それは殺し合いの会場でも同じ。
精神の未熟な者・弱り切った者がレンゲルに変身したなら、その意識は瞬く間にスパイダーアンデットに奪われるだろう。
今の憔悴した彼女ならば、操るのは容易いとスパイダーアンデットは考える。
いずれ唯阿もレンゲルに変身し、戦わなければならない時が来るはずだ。
その機会を、邪悪な蜘蛛は今か今かと待ち続けていた。
いずれ唯阿もレンゲルに変身し、戦わなければならない時が来るはずだ。
その機会を、邪悪な蜘蛛は今か今かと待ち続けていた。
【刃唯阿@仮面ライダーゼロワン】
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、レンゲルバックル@仮面ライダー剣、ランダム支給品0~2(ゼロワン出典の物は無い)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いをする気は無いが、どうすれば……
[備考]
※参戦時期は31話終了後~33話で天津垓に反逆する前。
※A以外のラウズカードの枚数は次の書き手にお任せします。
[状態]:健康
[装備]:無し
[道具]:基本支給品、レンゲルバックル@仮面ライダー剣、ランダム支給品0~2(ゼロワン出典の物は無い)
[思考・状況]
基本方針:殺し合いをする気は無いが、どうすれば……
[備考]
※参戦時期は31話終了後~33話で天津垓に反逆する前。
※A以外のラウズカードの枚数は次の書き手にお任せします。
【レンゲルバックル@仮面ライダー剣】
仮面ライダーレンゲルの変身時に装着するバックル。
BOARDで開発されたライダーシステムと違い、ピーコックアンデットの伊坂が烏丸所長を始めとする研究者を拉致・洗脳して作らせた。
変身時にはレンゲルラウザーという錫杖型の専用武器を振るい戦う。
変身者の精神にはAカードに封印されたスパイダーアンデットの邪悪な意思が強い影響を与え、心が未熟であれば肉体を完全に乗っ取られ、変身した瞬間に自我を失い操り人形と化す。
やがてそれは変身前の姿にも影響を与えていき、常人離れした運動能力を発揮するだけでなく、心が荒み粗暴な振る舞いをするようになる。
仮面ライダーレンゲルの変身時に装着するバックル。
BOARDで開発されたライダーシステムと違い、ピーコックアンデットの伊坂が烏丸所長を始めとする研究者を拉致・洗脳して作らせた。
変身時にはレンゲルラウザーという錫杖型の専用武器を振るい戦う。
変身者の精神にはAカードに封印されたスパイダーアンデットの邪悪な意思が強い影響を与え、心が未熟であれば肉体を完全に乗っ取られ、変身した瞬間に自我を失い操り人形と化す。
やがてそれは変身前の姿にも影響を与えていき、常人離れした運動能力を発揮するだけでなく、心が荒み粗暴な振る舞いをするようになる。