─あの伸びる腕と立体的な構造になった手で、体のテープを芯だけになるまでベリベリ剥がされた時の激痛。
その痛みに悶えるままに、只管のたうち回って迎えた凄惨な幕引き。
■
そして意識を取り戻したら殺し合えと言われ、見せしめとして惨たらしく殺された見知らぬ人間達を見た時の恐怖と怒りの感情。
─そういった惨事を続け様に経験してきたセロハンテープは、既に精神をすり減らしていた。
(あの連中はオリーさまの手下…なんかじゃないよな?)
彼は、主催者達については、自分が仕えていた主・オリー王と同じ手下である可能性も考えていた。
(といっても、オリーさまの紋章が付いた物も身に付けて無かったし…)
しかし、彼女たちの身につけていた物に、オリー王の紋章が付いているものを見受けられなかった点を考慮すると、そこにも疑問が残る所だ。
─そうして今の状況に恐怖を抱きながら、移動していると、足元(?)に気づけず水場に落ちてしまいそうになる。
(いっ、いけない! 色々考え事をしてて周りをよく見ていなかった─!)
その時の事であった。
「プイ!ププイ!」
突然、金細工の翼の様な物を体の左右に浮かばせた生物が飛んで来て、セロハンテープを抱えてくれた。
「へ!?」
この出来事には、彼も驚いた。
あわや水に落ちそうになっていたセロハンテープを助けたのは、モルカーのアビー。
彼もこの殺し合いに巻き込まれた参加者の一匹である。
彼はそんなものには乗らないと既に決めており、他に巻き込まれた参加者達と助けようと動いていた。
そこで見つけたのがセロハンテープであった。
■
アビーはこの催しに招かれるより少し前、初心者マークが外れてヒーローになる事を夢見て、日々鍛錬を重ねていた。
そして鍛錬の成果が出て、初心者マークが外れたその日、飼い主からメイクを施してもらえる事になった。
理想のヒーローの様なデザインにしてもらえると、心躍らせてメイクが終わるのを待っていたのだが…
─なんと、メイクが終わったその姿は、理想のヒーローではなく、体毛の一部をピンクに染められ、体の随所にハートやグリッターの装飾、更には変身ヒロイン『魔法天使もるみ』のプリントを施された、所謂『痛車』であった。
当然アビーの理想とはかけ離れたデザインであり、しかもそのままの姿で飼い主と外出する事にまでなってしまった。
周囲からの視線も怖くなり、飼い主が買い物をしている間に、路地裏に逃げてしまった。
そんな彼が怯えて隠れていると、表の方から騒ぎ声が聞こえてきた。
ふとそちらに視線を向けると木に登ったまま降りられなくなっていた猫が居た。
─すると、自身の体に刷られていたもるみのプリントが意志を持ち、アビーに力を与えてくれた。
アビーの体が当然浮き上がり、そのまま猫の所まで飛んで行く。
落ちそうになっていた猫を空中でキャッチした事で、周囲の人々やモルカー達が彼を称えてくれた。
◆◆◆
見ず知らずの誰かを助けようとする志はここでも変わらない。
─だがしかし、そんな彼らにも残酷な運命が待ち受けていることをまだ1匹と1体はまだ知らない…。
【セロハンテープ@ペーパーマリオ オリガミキング】
[状態]:健康 死への恐怖(極大) 精神摩耗(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:死にたくない
1:あ、ありがとう、動物さん(アビー)
2:オリガミのカワイコちゃん(オリビア)は大丈夫かな…?
3:オリーさま、許してくれないよな…
[備考]
※消滅後からの参戦となります。
【セロハンテープ@ペーパーマリオ オリガミキング】
[状態]:健康 死への恐怖(極大) 精神摩耗(中)
[装備]:なし
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:死にたくない
1:あ、ありがとう、動物さん(アビー)
2:オリガミのカワイコちゃん(オリビア)は大丈夫かな…?
3:オリーさま、許してくれないよな…
[備考]
※消滅後からの参戦となります。
【アビー@PUI PUI モルカー】
[状態]:健康 体毛の一部に染色 体の随所に装飾や『魔法天使もるみ』のプリント 『魔法天使もるみ』の奇蹟
[装備]:『魔法天使もるみ』の額飾り
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いには乗らない
1:セロハンテープを守る。
2:参加者達の救助をする。
[備考]
※第10話終了時点より参戦となります。
[状態]:健康 体毛の一部に染色 体の随所に装飾や『魔法天使もるみ』のプリント 『魔法天使もるみ』の奇蹟
[装備]:『魔法天使もるみ』の額飾り
[道具]:基本支給品、ランダム支給品1〜3
[思考・状況]
基本方針:殺し合いには乗らない
1:セロハンテープを守る。
2:参加者達の救助をする。
[備考]
※第10話終了時点より参戦となります。