願い

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作者:rA7juhSAO

215 名前:『願い』[sage] 投稿日:2012/04/23(月) 19:45:30.89 ID:rA7juhSAO



男「ヒャアハァァァァwwww」ブチブチブチッ!!!!!

ほむほむs「ホビャアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

世界では今日もほむほむ達がほ虐され…

子供「ほむほむおいしい」モグモグ

食用ほむs「ホビャアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」

ほ食されています…

ほむほむ「ホムゥ…」ナカマ… プルプル

そしてそれをほむほむ達はただ見ているしか出来ませんでした

そんなある日のこと…

ほむほむ「ホ…ホムゥゥゥゥゥゥゥ…」

そんな現実が嫌になったほむほむは泣きながら叫びました…

『もう人間達から解放され、平和に生きていきたい』と…

『その言葉は本当かい?』

すると…そんな言葉と共に白い生物が現れました

ほむほむ「ホムゥ?ホムッ!」ホントウダヨ

その言葉に白い生物はこう言いました

『なら君たち多くのほむほむがそう願っているなら…僕がその願いを叶えてあげるよ』

ほむほむ「ホムッ!」ホントニ!

それを聞いたほむほむはすぐさまお祈りのポーズを取ります

『うん、どうやらその願いは世界中のほむほむによりエントロピーを凌駕したよ…』

その言葉の後…世界は光に包まれました

………
……

ほむほむ「ホムゥ!マドカァ!」タタタ

まどまど「ホムラチャン!」ギュッ!

あれから数日後…ほむほむ達は遂に平和を手に入れました

ほむほむ「ホムッ!ホムッ!」アンアンッ

まどまど「マドッ!マドッ!」パンパンッ

前は人間に怯えて細々と生きてましたが、今ではこうして堂々と交尾していても誰も何もしてきません

『本当によかった…』

そう思うほむほむでしたが…そんな幸せはすぐ現実に砕かれます

………
……

ほむほむ「ホムゥ…」ショクリョウガ…

まどまど「マドォ…」ナクナッチャッタ…

あれから少しして、あのほむほむは巣の食料が底を尽きていることに気付きました

ほむほむ「マドカァ!」マチニ トリニイコウ!

まどまど「ホムラチャン!」ウン!

そう言って町に繰り出すほむまどの番…

しかしそこには…



ほむほむ「ホムッ?!」ゴハンナイ?!

まどまど「アンマリダヨ?!」ナニモオチテナイ?!

そう…町は綺麗に整備され、ほむほむの食べられるような物はおろかゴミもほとんど落ちてませんでした

ほむほむ「ホムゥ…」オナカスイタ…

まどまど「マドォ…」ホントニ ナニモナイ…

そしてあれから散々食料を探して歩きましたがやはり何もありませんでした…

ほむほむ「ホムッ?」ン?

するとほむほむがある光景を見つけました

野良ほむ「ホムッ!ホムゥ!」ゴハンチョウダイ! ピョンピョン!

人々達が歩く中で必死に物乞いをする野良ほむがいたのです

しかし…

会社員「………」スタスタ

野良ほむ「ホムゥ!」ネェ! ゴハン! ピョンピョン!

主婦「………」スタスタ

野良ほむ「ホムゥゥゥ!」キイテルノ! ポカポカ

主婦「あぁ…もう」スタ…ゲシッ!

野良ほむ「ホビャアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」ゴロゴロ

スタスタ…グチャ!

ほむほむ「ホッ?!ホムゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!!!」ナカマァァァァァァァァ!!!!!!

まどまど「ホムラチャァァァァァァン!!!!!」タタタ

なんとほむほむがどんなに騒ごうが無関心、潰すのも今までのほ虐的な雰囲気ではなく、たかってきた虫でも潰すかのように鬱陶しがって潰しました

ほむほむ「ホムゥ…」ナンデ… ポロポロ

まどまど「マドォ…」ナニモ ワルイコト シテナイノニ… ポロポロ



ホビャアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!

ほむほむ「ホムッ?!」ナニッ?!

まどまど「マドッ!」アレッ

突然の悲鳴…その先にあった光景は…

野良ほむ「ビャア…」

仔ほむ「ホ…」

野良まど「マ…マ…」

仔まど「ミャ…」

近くのゴミ箱を漁ろうとしていたほむまどがその店の従業員に無慈悲に潰されていたのです…

さらに…

ホビャアアアアアア!!!!!!コドモォォォォォォォォォォ!!!!!!!!

響き渡る無数の悲鳴…ある者は野良あんさやに襲われ、ある者は食料を取りに民家に入って殺ほむスプレーで全滅させられ、ある者はペットショップから一斉に廃棄されました

ほむほむ「ホ…ホ…」ガタガタ

まどまど「マァァァァ…」ダッ!

まるで自分達の知らない世界にいる…ほむまどはそう思えるほど目の前の光景に恐怖を持ち、その場から巣まで走っていきました

………
……

ほむほむ「ホ…ムゥ…」グゥー

まどまど「マァ…マ…」グゥー

あれからさらに数日…ほむまどは食料を手に入れることが出来ずに遂に巣の中で動けなくなってしまいました

ほむほむ「ホムゥ…」ナカマ…ポロポロ

そして頭をよぎるのはここ数日に見たほむほむの扱いと…人間達から向けられる何も感情の篭らない目でした

『やぁ、どうだい君の願った世界は?』

その声に身体を無理矢理起こしてみると、あの白い生物がいました

ほむほむ「ホ…ホムゥ!ホムギャアァァァァアアア!!!!!」

ほむほむはすぐさま怒鳴り付けます…『お前のせいで自分達の世界がおかしくなった』と…

しかし…

『ぼくのせいで世界がおかしくなった?何を言ってるんだい?これは全て君が願った人間から解放された世界だよ』

ほむほむ「ホ…?」

ほむほむはどういう事かを白い生物に聞きます…

『簡単だよ。君達はほむほむと人間には"ほ虐"と"ほ食"しか無いと思ってたんだろう?でもそうじゃないんだよ。人間はほむほむ達を使う代わりにほむほむ達の世話をしてたんだよ!』

衝撃の言葉…しかし…

ほむほむ「ホムッ!」ウソダ!

当然反論します

『嘘じゃないよ。町を見たろ?前は野良のほむほむの個体数を減らさない為に"あえて餌を取れるように整備を怠っていた"んだよ』

ほむほむ「ホムッ…?」エッ…?

『君達は扱いはあれでも大事な資源だったからね。町ではその政策をしかれてたんだけど、もう"人間は君達を必要としないから"その必要もないんだよ』

ほむほむ「ホ…ホ…」ガタガタ

そう…ほむほむ達は知らないところで人間に生かされ共存していたのです

『だけど君達は人間との共存を拒んだ…だからぼくが君達の願い通り人間が君達に一切関心を持たない世界を作ったんだよ!』

ほむほむ「コ…ココジャナィィィィィィィィィイイイイイイイイイイイイ!!!!!!!!!!」

まどまど「アンマリダヨォォォォォォォォォォォォォォォオオオオオオオ!!!!!!!!!」

その言葉に慟哭を上げるほむまど…

『今さら事の重大さに気づいても遅いよ。あ、野良の君達も大変だろうけど野生のほむほむ達も大変だよ?今は人間の目が届かない所なんか無いからね。人間の管理のない山でろくに餌が取れるか…』

その言葉を最後に白い生物は消えてしまいました

ほむほむ「ホ…ホムアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!」

いくら叫んでももう世界は戻りません…

やがてほむまどから順にほ食種と…徐々に地球上から姿を消していきました





『終わり』




感想

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  • 同意
    ほ虐もほむまど達との大切なコミュニケーションだから
    それとは別にナニモ ワルイコト シテナイノニ… ポロポロって言い出した瞬間に単細胞ほむまどへ仔ほむ仔まど頂戴ってひたすら催促し強奪して悪いことかどうか聞きたい
  • これな。何か愛でやほ食派は虐待を煽るがこういうことなんだよ
  • 最高
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