ほむ茶漬け

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作者:7tOZ36auo

355 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2012/06/01(金) 23:16:50.39 ID:7tOZ36auo



今日は中沢園の看板商品、「ほむ茶漬け」の製造工場にお邪魔しています。
工場長、よろしくお願いします。

「よろしくお願いします」

さて、まずはほむ茶漬けについて、改めてお伺いします。

「ほむ茶漬けは、乾燥させた仔ほむとほむ髪、粉末状の『ゆ抹茶』をご飯にまぶし、その上からお茶をかけて頂く、我が社が誇る看板インスタント商品です。
この商品のおかげで我が社の業績が延びたと言っても過言ではありません。」

なるほど。ではさっそくラインを見せてもらいましょう。

仔ほむ231「ホミューホミュー」
仔ほむ115「ホミュウン」
仔ほむ35「ホミュッ」
仔ほむ827「ホミュミュンッ♪」

たくさんの仔ほむがベルトコンベアで流されていきますね。
・・・あの機械は何ですか?

「あれは仔ほむからほむ髪を切り落とす準備をするロボットアームです。」

ウィーンガシュッ
ウィーンガシュッ

仔ほむ231「ホミュウ?」オネンネスルノ?
仔ほむ115「ホミュッ♪」イイキモチ♪
仔ほむ35「ホミィ」
仔ほむ827「ホミュー」

「こうやって仔ほむを仰向けに寝そべらせると同時に、切りやすいように髪の毛を平らに広げておきます。
この時、仔ほむが暴れて製品にムラが出ないように背中にまどエキスを塗ります。
こうすることで、背中が気持ちよくなります。
すると、『寝そべっているから気持ちがいいんだ』と勘違いするようになり、動かなくなるのです。」

「続いて、あちらの機械をご覧ください。どこにも穴がない密封された四角い箱に見えますが、
下にちょうどコンベアに乗った仔ほむが通れるぐらいの隙間が空いています。」

ガー・・・

「機械に仔ほむが入っていきましたね」

「こちらのガラスから中の様子が見れますよ」

ガー・・・

仔ほむ231「ホミュ・・・ミャロカァ・・・」コワイヨォ・・・

スタンッ!!!

仔ほむ231「ホミッ!?」ナンノオト!?

「わー・・・綺麗に仔ほむの髪が切断されましたね。」

「この切り取られた髪は乾燥させて、乾燥海苔として使います。」

ガー・・・
スタンッ!!!
仔ほむ115「ホミュッ!?」ビクッ!!
ガー・・・
スタンッ!!!
仔ほむ35「ミャロカァ!!!」タスケテェ!!!
ガー・・・
スタンッ!!!
仔ほむ827「ホミュゥ?」ナニナニ?

「髪を切り取った後は、仔ほむ本体も乾燥させます。」

ブォンブォンブォン・・・

「あれが乾燥機ですか?」

「ええ、高温で一気に水分を奪うことで、仔ほむを仮死状態のミイラのようにすることができます。お湯をかければ元の仔ほむに戻るんですが、
この技術は企業秘密となっていますので、残念ですがお見せすることはできません。」

「わかりました。」

ブォンブォンブォン・・・

仔ほむ231「ホミャァ・・・」アッタカイ・・・
仔ほむ115「ミャロカァ・・・」オカァサン・・・
仔ほむ35「ホミュウホミィ・・・」ネムイ・・・
仔ほむ827「zzz・・・」スピー・・・

ガー・・・

ゴォン!ゴォン!ゴォン!ゴォン!

ホビャァァァアアァァアァァア!!? ミャロギャァァァアァァア!!!
  ココジャニャイィィィイイイイィィ!!!?  ホミュゥゥゥゥウウウウ!!!!   ホンギャァァァァアアア!!!!

ガー・・・

「うわっ!すごい!
さっきまで元気だった仔ほむが、まるでオカキみたいにカサカサのパリパリになってますね!」

「試食してみますか?」

「いいんですか!?では、お言葉に甘えて」パリッ

・・・・・・

「何の味もしませんね。」

「ハハハッ、それはあくまで食感を重視したものですからね。
仔ほむを怖がらせて乾燥させ、その時点での仔ほむが持つ旨味の度合いを閉じ込めることで、ゆ抹茶の邪魔をしない無味無臭、あくまでアクセントとしての乾燥仔ほむとなるのです。」

「工場長も人が悪いですね。」


「さて、最後になりましたが、ゆ抹茶の工程に移ります。」

ゆまゆま250「ユママーッ」
ゆまゆま12「ユマーユマー」
ゆまゆま369「ヒトリニシナイデェ」

「製造行程は至極簡単。
ゆまゆまをミキサーにかけ、一気に乾燥させて粉末状にするんです。
ただし・・・」

パチッ

「モニターに何か映りましたね。
あれは・・・あんあんとマミマミ?」

《ヒトリボッチハサミシイモンナー!》
《モウナニモコワクナイ!》

ゆまゆま250「キョウコー///」ウルウル
ゆまゆま12「マミー///」ポロポロ・・・・
ゆまゆま369「ユミャァ///」ウルウルキラキラ・・・

ガッ!
ギュゥゥウウウウウウゥゥイイイイイイイィィィィィイイイ・・・・・

「こうして、温かい親の愛情を見せつけることで、ほむ種の中で一番親の愛情に飢えているゆまゆまの本能を刺激します。
すると、ゆまゆまの味がほろ苦く、それでいてほんのりと甘い、ほむ茶漬けに適した味になります。
そこを一気にミキサーで粉々にし、乾燥させることで味を閉じ込めるんです。」

「そうして出来た全ての材料を袋に入れて、ほむ茶漬けの完成です。
さっそく、出来立てを食べてみますか?」

「今度は、美味しいのは確実ですね。」

「ハハハッ、先程はすみませんでした。
でも、あの無味無臭の仔ほむが、ほむ茶漬けの中でどんな変化を見せるか。
どうぞお楽しみください。」

「・・・えーと、まずご飯に袋の中身をふりかけて・・・」サラサラー

「お茶をかける・・・と。」ジャー

「いただきまーす。」

サラサラサラサラ・・・ガツガツ
パリッコリコリッ ズズー・・・
「!!」

「ゆ抹茶の風味とお茶、そしてご飯が絶妙に合いますね!
それとほむ髪も香りと食感でアクセントになる。
そして何と言っても仔ほむ!この食感は病み付きになりますね!」パリッパリッ

「そうでしょう?
お客様によっては、ふやかして元に戻してから食べるのが好きな方もいらっしゃいますよ。」

仔ほむ110「ホミャァ・・・」オハヨウ・・・ プカー

シャクッ ガリゴリブチュッ

仔ほむ110「ホビャァァアアアアアアアアァァァァァァァアアア!!!??ミャロガァァァァァァアアアアアアア!!?」

「確かに美味しいですね!」

「それと、工場員だけしか知らない、変わった食べ方もあるんですよ。」

「ほぅ。変わった食べ方?」

「熱したまどエキスをお茶っ葉と混ぜたもの、通称まど茶をかけるんです。」

「まど茶・・・まどエキスって、美味しいんですか?」

「美味しくも不味くもありません。
ただ、ポイントは仔ほむです。
さぁ、どうぞ。ふやかしてから食べてみてください。」

「はぁ。」

サラサラー
ジャー

フニャフニャ・・・

仔ほむ471「ホミャァ・・・」ココドコ・・・ プカー

クンクン・・・クンクン・・・

仔ほむ471「ミャッ///」

ミャロカァァ!!///ミャロカァァァァアアア!!!///ミャロカァァアァァァァァァァアアアアァァァァァ!!!!///

クネクネクネクネ・・・

「うわっ、すごい叫び声!そして、すごいクネクネしてますね!」

「乾燥してるところにまどエキスですからね。
エキスを大量に吸収することで、旨味成分も一気に跳ね上がります。
さぁ、今のうちにどうぞ。」

ガブッ!ゴリッ!ゴリゴリッ!グチュッ!

仔ほむ471「ミャロ///ホギャァァァァアアアアァァァァアアアアアアアァァァァァァァァァアアア!!??!?」

「う~ん!確かに美味い!
普通に発情させた仔ほむに比べると、旨味が段違いですね!」

「喜んでいただけて幸いです。」

――――――――

―――――

「本日は、どうもありがとうございました。」

「いえいえこちらこそ。
また、いつでも遊びにいらっしゃってください。」

「以上、現場からでした。」

終わり




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