その2

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homuhomu_tabetai

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数日後

出産しては赤ん坊だけが殺されるというひどい現象に
精神が病みつつあるほむほむとまどまど
しかし光明が見えた
天井裏である


ほむほむ「ホムホムゥ!」ヨクミツケタネ!

まどまど「マドォ~」エヘヘ~


ここは明らかにあの人間がこられる場所じゃない
そしてなぜかこの天井裏にはたくさんの食べ物と水が用意されていた
まるで誰かが用意したみたいに
ここでなら誰にも邪魔されず生活できる
今までのことは悲しいけれどほむほむとまどまどはウキウキになっていた
そして


ほむほむ「ホムウウ!!」ウマレルウウウウ!


ほむほむ「ホムウウウウ!!」
ポコ

まどまど「マドォオ!」ヤッタァ!


赤ほむ「ホミャアアアアア!ホミャアア!」


今度こそ親になれる。そう確信してほむほむは赤ん坊のほうにうれしそうに駆け寄った
すると



赤ほむ「ホビャアアアアア」グサァ! 

赤ほむ「ミャアア・・・ミャアア・・・」ピクピク


ほむほむ「ホムウウウ!!!」コドモオオオオオオオオオオ!!!


天井裏の床から尖ったドリルのようなものが生えてきて赤ん坊を突き刺した
そしてドリルは引っ込まれた、ドリルが抜かれた穴からは確かに人間の目が見えていた
口元は少し笑っていた


ほむほむ「」マタ・・・コドモガ・・・


それから数日間ほむまどは激しく落ち込んだ
しかし子供を作ることを諦めなかった
だけど産まれるたびに子供は虐殺された
人間が絶対に入ってこられないような隙間で出産しても
エアガンで撃たれたり、ことごとく邪魔された
殺されるのを覚悟してまで人間に抗議しにいこうとするも
あの巨体にかかわらずそもそも見つけることが出来なかった
最初に妊娠してからこの部屋で人間が現れるのは出産するその時だけなのである
本当にピンポイントでっひゅっとあらわれる
ある日は出産して子供が殺された直後に人間に攻撃することは成功したが


ほむほむ「ホムホムホ!!」ヨクモコドモヲオ!!

ほむほむ「」ガブウウウウウ!


と攻撃したが

男「・・・」

男は立ち去らずただほむほむを見つめるだけ


まどまど「マドォオオ!」ガブウウウウ!


まどまどがかみつけても同じである


ほむまど「」ガブウウウウ


男「・・・」

男はどれだけの時間かみつかれていても表情を一切変えずにただ見つめるだけ


ほむまど「」ハァ・・・


ほむまどが離すと

男「・・・」スタスタ

一切意に返さず立ち去って行った
こちらのことは完全無視である



そんなある日ついにやってきた


ほむまど「・・・」コシフリフリ・・・

まどまど「マドマァ・・・」キモチヨクナイ・・・
ほむほむ「ホムン・・・」ゼンゼン・・・


生殖行動が不能になった
ついに子供を残すことなく不能になってしまったのである


ほむほむ「ホムゥアアアアアアア」ポロポロ


本能で二匹はもう子供をつくれないと悟ったようだった
生殖能力が一族反映最大の武器のほむまどにとって
子孫0というのは屑の中の屑、生きる価値のないゴミということである
最大の屈辱に子供がいない悲しみが襲い掛かる


まどまど「マドオオオオ」ポロポロ


すると今まで子供が産まれた時以外姿を見せなかった男が現れた


ほむほむ「ホムァアアア!!」イカリ!

まどまど「マドオオオオオ!!!」ゲキド!

ほむほむ「」オマエノセイデ!オマエノセイデ!

まどまど「マドマドマド!」ペチペチペチ


怒りに身を任せ男を蹴ったり殴ったりした
痛くはないのだろう前にやったときも表情を一切変えなかった
だが無駄だとわかっていてもやらずにはいられない
しかし前とは様子が違うようだった


ほむほむ「ホム?」ミアゲル


ほむまどが男の表情をみると


男「」ニヤニヤニヤニヤニヤ



「ウヒャヒャヒャヒャ」



男は笑っていた、最初はニヤニヤして段々に声が出てきた
今までほむまどに対して無言だったのに
ここ出始めて声を出した


ほむまど「」ガクブル


ほむほむとまどまどは恐怖した
震えることしか出来なかった
すると男は


男「」ニヤニヤ
ヒョイ

まどまど「マドォ!?」


まどまどを摘み上げた


ほむほむ「!!」

ほむほむ「ホムホムホ!」マドマドニナニヲスル!
ほむほむ「ホムウウウ!!」ハナセーーー!!
ほむほむ「」ペチペチ!


ほむほむは再び攻撃を始めたが男はやはり何の反応も見せず

男「」パク


まどまど「マギョオオオオ!!」


男「」カミカミ

男「」ゴクン


男はまどまどを食べてしまった


ほむほむ「マ・・・マドカアアアアアアアア!!!」


ほむほむは子供を作れず苦しんだときも
アパートに来る前厳しい外の世界でも一緒にがんばってきたまどまど
その死は決定的だった
自殺を決意した


ほむほむ「ホムウウウウウ!」クビカキカキ

男「」ッス


するとその自殺を阻止するかのように男はほむほむを拘束した


ほむほむ「ホムム!ホム!」ナニヲスル!!ハナセ!

男「」テクテク


男は手で拘束したほむほむに輪ゴムをして手を封じた
そして隣の部屋に移動した


ほむほむ「!?」


そこには大きな水槽がひとつあり(水は入ってない)
あんあんとさやさやの番が仲良く暮らしていた


ほむほむ「」コワイヨ・・・


あんあん「アンアンア?」ゴシュジンソイツカ?

男「」コクン


男「」ポイ


男は拘束されたほむほむを水槽に放り投げた


ほむほむ「ホムホムホオオ!!」タスケテエエタスケテエエ!!


ほむほむは先ほど自殺しようとしていたが
やはりあんあんとさやさやは怖いようで全力で助けを求めた
すると


あんあん「アンアン」コワガルナヨ

ほむほむ「ホ?」

さやさや「サヤサヤァ」アンタニハテヲダサナイヨ

ほむほむ「」?

あんあん「アンアン」ゴシュジンニタノマレタ
あんあん「アンアンアン」カワイソウナホムホムガクルカラ
あんあん「アンアンア」イッショニスンデクレ
あんあん「アンアンー」ゼッタイニコロスナッテ

ほむほむ「」???


最初理解できなかった
あれほど自分に意地悪してきた人間が今更慈悲の心を持つわけがない
何故すぐに殺さないのか
しかしすぐに理解できた


仔さや「サヤァ♪」ヨロシクネ♪

仔あん「アン!」ナカヨクヤロウゼ!


あの人間はこれを見せたかったに違いない
あんあんとさやさやは天敵でとても大嫌いな種族である
その種族が幸せに暮らしているのを間近で見せたいのだろう


ほむほむ「ホムウウウウウ!!」ワタシハイナイノニィイイ!!

ほむほむ「ホムァアアア!」バクゥ!


ほむほむは手を封じられつつも噛み付き攻撃を仔さやにした
しかし


仔さや「」ヒョイ

仔さや「サヤアア」プロレスゴッコ?
仔さや「サーヤ!」ワーイ!

仔さや「」チョークスリーパー


ほむほむ「ホビャアアアアアア!」


仔さやといえどもどんくさいほむほむよりは格段に強い
どうにかしようというのは無理なのである
結局このほむほむは大嫌いなあんあんとさやさやの幸せな生活を死ぬまで見送り続けなくてはいけない
自殺は叶わないしあんあんもさやさやも御主人の命令だろうから殺されることもなし
ただ独りで生きていくしかないのである
ほむほむは絶望した
それを確認すると男はニヤリと笑いながら部屋を出て行った

男「(あ~すっきりした)」
男「(隣の部屋も借りて監視カメラを使った嫌がらせ)」
男「(なかなか楽しかったぜ)」
男「(これで会社もうまくいきそうだ)」

恨みを晴らした男はどこかさわやかだった


おしまい



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