その1
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homuhomu_tabetai
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…ホミャー…ミャロン…
「うん?…なんだろう?」スタスタスタ…
少女が自宅の庭に出ると、隅に植えてある木の根元に小さな動くモノを見つけた。
近づくと、向こうも少女に気がついたようである。
「ホミッ!?」「ミャロッ!?」
「…仔ほむと仔まどだね…うちの庭に居るなんてやだなぁ…よ~し!」スタスタ…
「ホミャアァァ…」トテテテ…
「ミャロオォォ…」トテテテ…
「あ!?逃げちゃった…」
二匹は慌てて木の根元にある穴の中に逃げ込んでしまった…少女は木に近づき穴を見るが…もう出てくる気配は無い。
…ホミュー…ミャロー…
かすかに二匹の鳴き声が聞こえる…それほど大きな巣では無さそうだ。
しかし…入り口は狭く、少女の手が入る大きさではない…。
「うーん…手が入らないなぁ……あ! そうだ! てぃひひ♪」タタタタ…
少女は笑いながら巣から離れていった…なにか良い考えが閃いたのだろうか…。
……一方、巣の中では仔ほむと仔まどの姉妹が安堵のため息をついていた……。
「ホミューン…」ビックリチタ… ドキドキ…
「ミャロロー…」キヲツケニャイトネ… ドキドキ…
この姉妹…まだ生まれて何日も経っていない為に、餌を探しに出かける母親達に巣から出ないようにきつく言われていたのだ…。
…初めはおとなしく待っていたが、好奇心旺盛な二匹は巣の外に出てしまった。
初めは穴から一歩出てすぐ戻り…二歩出ては戻りしていたのだが、繰り返すうちにかなり巣穴から離れてしまっていた事に気づく…。
仲良く手をつないで巣に帰ろうとしていた時に、少女に見つかってしまったのだ…。
急いで駆け戻ったので捕まらずに済んだ…『やはり母の言うことは守らないと』…と反省している…。
「ミャロカァ…ホミュミュゥ?」イモウチョ…オチチュイタ?
「ホミュラチャ♪」モウダイジョウブ♪
…落ち着きを取り戻した姉妹は…今は互いの顔を舐めあってくつろぎだした……すると…。
ザックザック…
「ホミュホミュ///…ホミュン!?」ペロペロ…アレ?
「…ミャロロッ!?」…ニャニッ!?
姉妹は巣の入り口を同時に見る…すると、見たことも無いモノが出たり入ったりしながら…入り口を広げている光景だった…。
「てぃひひ♪ パパの菜園用のスコップがあって良かった♪」ザクザク…
そう…少女が園芸用のスコップで巣穴を広げだしたのだ…。すっかり安心していた姉妹はその光景に抱き合って震え上がった…。
「ホミャアァァ!!…ミャロカァ!?!?」イモウチョ!!ニャニアレ!? フルフル…
「ホミュラチャッ!!ミャロロォォ!?!?」ワカンニャイヨッ!? フルフル…
母が言った言葉を思い出す…。
『おうちの中に居れば安全だからね…お母さん達が居ない時はおうちがお前達を守ってくれるから…』
「ホミュウゥ…」オウチガ… フルフル…
「ミャロローッ!!」マモッテクレリュヨネッ!! フルフル…
…もう…入り口は倍以上に広げられている…あと少し広がったら少女の手も入るだろう…。
「…ミャロカ…」…ハヤクカエッテキテ… フルフル… ポロポロ…
「ホミュラチャアァァ…」オカシャアァァン… フルフル… メソメソ…
…姉妹は必死で母を呼ぶ…すると、突然入り口が静かになった…。出入りしていたモノが居なくなったのだ…姉妹はスコップを『生き物』だと思っていた…。
「…ホミュ?」イニャクナッタ? フルフル…
「…ミャロロ?」…タチュカッタ? フルフル…
呆然として抱き合ったままの二匹…しかしすぐにさっきの母の言葉を思い出した。
「ホミュホミュホミュー♪」オウチガマモッテクレタヨ/// ギュー…
「ミャロミャロー///」ショウダネ/// ギュー…
あぁ…やはり母の言うことは正しいんだ…これからも母の言ったことをきちんと守ろう///
抱き合いながら姉妹は改めてそう思った…次の瞬間!!
スー…ガシッ!!
「ホミュッ!?」「ミャッ!?」
突然姉妹の身体は抱き合ったまま、侵入してきた何かにつかまれた…。
「…捕まえたよ♪ あんまり深くなくて良かったぁ♪」
…姉妹を掴んだもの…もちろん少女の手だ……少女は巣から手を引き抜く…。
「ホミッ!?ホミュゥゥゥゥ!!」ニャニコレーッ!? イゴイゴ…
「ミャロミャロオオォォ…」ウゴケニャイヨーッ!! モソモソ…
そのまま巣の外に出される姉妹…どんなに暴れても逃げる事が出来ない…体が締め付けられているために呼吸も満足にできなくなった…。
「…ホミッ…ホミミッ…」「…ミャッ…ミャロッ…」ホヒッ…ホヒッ…
完全に巣から出された…息が苦しくて、もう暴れる事もできないでいると…少女が二匹に声をかけた…。
「ここはわたしの家なんだから勝手に住み着いちゃだめだよ♪」ニコニコ
「…ホ…ミ…」「…ミャ…」ホヒッ…ホヒッ…
「苦しそうだねっ♪えーと…これに入ってもらおうかな♪」ポポイッ!!
そう言って少女は二匹を小さな箱に落とし込んだ…。
「…ホヒー…ホミャッ!!」ポテ…
「…ミャロッ!!」ポテン…
ほむほむ達は頭が大きいので、落とすと必ず頭が下になって落下する…二匹はそれに習い、箱の底に落ちた…。
「…ホミャ…ホミャアァ…」…イキ…デキル… ホヒーホヒー…
「…ミャロー…ミャロォ…」…クルチ…カッタ… ヘヒーヘヒー…
「子どもだけしか居ないって事は無いから…」ゴソゴソ…
少女はまた穴に手を入れて、他に居ないか確認する…。
「…居ないみたいだね…餌探しに行ってるのかな?つまんないなぁ~…」
「仕方ないね♪ この仔達であそぼっと♪」ヒョイ!
「ミャロロッ!?」プ゚ラーン…
「ミャロカッ!?」イモウチョッ!? ガバッ!
「ふ~ん…妹なんだ?」
「ミャロローッ!!ホミュラチャーッ!!」タシュケテーッ!!オネエチャーッ!! ジタバタ… プラプラ… エグエグ…
「ミャロカァァァァーッ!!ホミュウゥゥゥーッ!!」オモウチョーッ!!ハナチテーッ!! ピョンピョン… エグエグ…
つまみあげられた仔まど…箱の中で仔ほむが両手を上げて跳ねる……それを見て少女は楽しそうに笑う…。
「てぃひひ♪ 必死だね♪ 離して欲しいんだ?」
「ミャロロッ!!」ハナチテッ!! プラプラ… ポロポロ…
「ホミューッ!!ホミュミューッ!!」チョウヨッ!!ハナチェーッ!! ピョンピョン… ポロポロ…
「…いいよ♪ 離してあげるね♪」スゥッ…
そう言って少女は仔まどを握りなおすと…持った手を高く掲げ…。
「ミャロロッ!? ウェヒヒイイィィィッ!!」ニャッ!?コワイヨーッ!! ピェェェェ…ン…
「ホミャッ!?」エッ!?
「それじゃあ離すよ♪」ブンッ!!
「ミ゙ャゴッ!!!!」ベチイィッッ!!!
…そのまま地面に叩きつけた…。
「ミャロカアアアアァァァァァーッ!?!?」イモウチョオオオオォォォォーッ!?!?
「…ミ……ミ…」ピク…ピクッ…
「ねっ♪ ちゃんと離してあげたよ♪ …うわぁ…お腹からなにか飛び出してるし…気持ち悪いねっ♪」
「ホミュウウゥゥゥゥーッ!!」ポロポロポロ…
「お願い聞いてあげたのにまた泣いてるし…そんなに嬉しかったのかなぁ♪」ゲシッ!
「ミャッ…」ゴロゴロー…
少女は仔まどを巣がある木に向かって蹴飛ばした…。
「…ミ゙」ゴン…
仔まどは木の根に当たって止まったが、ピクリとも動かない…。
「てぃひっ♪ 死んじゃったかな?」スタスタスタ…
「…ホミュ…ミャロ…カ…」…ションナ…イモウ…チョ… ポロポロポロ…
少女は仔まどに近づく…。
「…ホ……ミュ…チャ…」ピクン…ピクン…
…かろうじて仔まどは生きていた…しかし時間の問題だろう…。
「すごいね~…えい♪」ツンツン… ザクッ!
「ビャロッ…」グチャ… ゴロン…
少女はスコップで仔まどの頭をつついた後…先端を破れた腹に突き刺した…仔まどの体がちぎれ、支えを失った上半身が地面に落ちる…。
「ホミッ!?!?……ミ…」コテン…プクプク…
その光景を見ていた仔ほむはとうとう気絶してしまった…少女はそのことにまだ気づいていない…。
少女は二つになった仔まどをスコップで掬い上げると…。
「壊れたおもちゃはもう要らないから…じゃあね♪」ポイッ!
巣の中に放り込んだ…。
…ベチャ…ベチャン…