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ほむほむ一家のピクニック

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homuhomu_tabetai

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作者:igKLZSsGo

296 名前:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage] 投稿日:2013/03/10(日) 21:46:19.58 ID:igKLZSsGo


親ほむ「ホムムンッ♪」ルンルン

親まど「マドッ!」

仔まど「ミャロー?」マダー?

親ほむ「ホムムッ!!」ツイタ!

仔まど「ミャロミャロー!!」ゴハンゴハン!

親まど「マドマドッ」マッタク


幸せそうなほむほむ一家三匹が、公園のベンチの下でピクニック。
ボロ布を敷くと、側に生えていた雑草を摘みとってサンドウィッチ気取り。


親ほむ「ホムムー!」ゴハンダヨ

仔まど「ミャロー♪」パクッ

仔まど「ミャ…」ペッペッ

仔まど「ミャドー……」キッ

親ほむ「ホ、ホムー……」シランプリ

親まど「マドー♪」カゼガキモチイ

親ほむ「……ホム」マドカ…

親まど「マドッ?」

親ほむ「ホムッフーン!!」ムラムラ

親まど「マ、マドドッ!?」ホムラチャン!?

親ほむ「ホフッホフッ////」カクカク マドカー!

親まど「マ、マドォ…マッマッ/////」ヌプヌプ


仔まど「ミャロー……」ポツーン


仔まどを差し置いて親ほむと親まどが繁殖行為に励み始めると、お腹が空いて仕方がない仔まどは、ご飯を求めて一人でベンチの外へ抜け出した。


「おや、仔まど単体とは珍しい。迷子ちゃんかな?」

仔まど「ミャ、ミャドォオッッ!!!?!?」ビクビク

「おっと、落ち着いて。僕は何もしないよ」

仔まどを見つけたのは、穏やかそうな顔付きをした中年の男。
口には大きな葉巻を咥え、いかにも裕福そうである。
男が両手の平を見せると仔まどはすっかり安心して、男の近くへスキップ混じりに近づくと、両手を頭上で繋いで片足で立ち、得意そうに回転した。


仔まど「ミャド♪」クルクル

「かわいらしいじゃないか。私の為に踊ってくれるのかい?」

仔まどは男の右ポケットにビニール袋がはみ出ているのを見逃さなかった。
瞬時に、男の日課が鳩の餌やりであることを嗅ぎ取り、それを褒美としてもらえることに期待したのだ。

「ははは、上手じゃないか! どれ、これでもやろう……」

仔まど「ミャドッ!」ニヤリ

しめた!……仔まどはそう思った。
だが、男が手に取ったのは口に加えていた葉巻。
仔まどはこの煙が出る物体を不思議に思いながらも、期待に胸を膨らませずにはいられなかった。

「ほーら、煙たいけど大ーきく口を開けて一気に食べてごらん」

仔まど「ミャ……ミャドッ♪」パクッ

「……」ニヤァ


仔まど「ミャギャァァァアアアアアァァ!!!?!?!?」ジュー…

口の奥へと運ばれた葉巻は仔まどの喉を焼き、仔まどは耳をつんざくような悲鳴をあげた。
仔まどは反射的に、葉巻を口から離すために後退ろうとしたが、男はそれを許さない。
葉巻を押し付け、仔まどを地面に仰向けに押し倒した。
勢いよく倒れ、声を一瞬裏返した仔まどの口の中に乱暴に葉巻を押し込み、隣に転がっていた木の枝を口が塞がるように突き刺した。

仔まど「ンマッ、ミャゴォァァァアアアアアア!!?!?!?!?」ジタバタジタバタ


しばらく力を振り絞り足掻いていた仔まどだったが、体外に炎が見える頃にはピクリとも動かなくなっていた。




――――ベンチの下

親ほむ「ホムァー」スッキリ

親まど「マドマド…」サスサス アタラシイコドモ

親ほむ「ホミュホミュ……zzz」スースー


親まどと親ほむの交尾は終わり、親まどには新たな生命が宿っていた。
だが、既に仔まどは息絶え、プラマイはゼロである。


親まど「…マドッ!?」コドモ!?


シーン

親まど「マ、マ、マドォォオオオオオ!!!!!」カオマッサオ


「やぁ、こいつをお探しかな?」ポイッ


仔まどがいないことに気付き、急激にげっそりとした顔になった親まどの前に、黒い塊が放り投げられた。

親まど「マギャッ!?!?」ビクッ

親まど「……マドマドッ」ゴミナゲナイデ

「ほう……ゴミ、か。そうだよなぁ、何でも燃えちゃえば炭になっちゃうもんなぁ」ニヤニヤ

親まど「……?」クビカシゲ

親まど「……」

親まど「……マド?」


しばらく黒い塊を見つめていた親まどはあることに気づいた。
手のようなカタチをしたパーツに黒以外の色を見つけることができた。
それは、周辺に生えているような雑草だった。
黒い炭になるまで、それをずっと握りしめていたのだ。

そう、サンドウィッチ代わりにしたあの雑草である。


親まど「マドォォオオオオオオッッッ???!?!?!!!!!!!」

「ん? どうしたんだい? ゴミに何か変なものでもあったのかな?」

「まぁとにかく、ゴミは私が後片付けしておくよ」ニタァ


男は口角を釣り上げ、腕をベンチの下へと伸ばし、黒い塊を指先ですり潰し始めた。
ポロポロと崩れ、終いには粉となり、風に流され、跡形も無くなった。

親まどは男を止めようと手を伸ばしたが、大きく膨らんだお腹の所為でベンチの外へと転がり出てしまった。
震えた両足で覚束おぼつかなく立ち上がると、男へ向かって喚き始めた。


親まど「マジョォォオオオオオオ!!!!?!?!?」カエシテェェエエエエ!!!?

「何のことかわからんなぁ?」

親まど「マジョォォッッッッ!?!?!?」コドモコロシタンデショ!?!?

「そういえぼそんなことあったかも…?」

「でぃえっはっはっは!!!」

親まど「マギッ…ギギギ…」ギリギリ


親まど「マッーーーーー」


仔まどを殺され、挙げ句の果てに小馬鹿にされた親まどは激怒した。
親まどは無意識の内に男の方へと走り出していた、が、妊娠しているため速度はそよ風に飛ばされる落ち葉にも勝らず、簡単に男に捕らわれてしまった。

「そうか、よくわかった。君の子供への愛着はよーくわかった」ギュー

親まど「ミャ、ミャドー...!」フガフガ


「それならば、今君のお腹の中にいる子供を取り出してあげようじゃないか!」

親まど「…マ……マド?」

「ほら、ちょうどここにカッターナイフがある!じっとしてなさい」カチチチッ

親まど「マ、マ、マドドォォオ!!!?!?」マッテ、マダテギタバッカリ!?!?


ツー…


プリュンッ!


親まど「マギャァァァァァァアアアアアアアア!!!!!!!」ドクドク


カッターナイフで親まどの腹部をキレイに切開すると、円形の何かが押し出され落下していった。
地面に衝突すると、周りを覆っていた膜が破れ、仔ほむのなり損ないが姿を現した。
幼げでぐっすり眠るような顔付きとは裏腹に、四肢はまだ揃っておらず、達磨状態であった。
もちろん、もう息はしていない。

男は仔ほむもどきの前に親まどをそっと降ろしてやった。

「ほーら、君の大好きな子供ちゃんだよ」ニッコリ


親まど「マ、ママママママママ、ママママママママママ」チダラダラ

「あー残念、もう終わりかー。じゃあそろそろ鳩へ餌やりに行くとするよ。ごゆっくり~♪」


親まど「マヒヒッ…」コネコネ コドモチャンイマタスケルヨ



――――またまたベンチの下

親ほむ「ホム……」ウツラウツラ

親ほむ「……」

親ほむ「ホムッ!!?」マドカ!?


やっと起きた寝坊助親ほむ。
誰もいないことに気づいて慌ててベンチの外へと出ると、目の前にはこねくり回された肉塊を抱きながら、柔らかい表情をして横たわる親まどがいた。

親ほむ「……ホ…ホァ…」バタン!

辺りには血溜りが広がり、親まども息をしていないことがすぐにわかると、親ほむは気を失って倒れてしまった。




――――1時間後

親ほむ「……ホム…」マドカ…

親ほむは意識を取り戻すと、番の親まどと無惨に引き抜かれた仔ほむの埋葬をした。
掘り起こされないように土を固め、その上に小石を2つ添えた。
親まど、仔まど――――ここに眠る。
その小石達はそんなメッセージを表しているようだ。

親ほむはそれらの横で再び涙をこぼした。
数時間前までは幸せに過ごしていた。
新たな子供もできていたはずだった。
だが、自分は性欲を果たすとすぐに寝てしまった。
その所為でこのような結果になってしまった。
全ては自分が悪いのだ、そう親ほむは悔やんでいた。


涙で視界がぼやけ、目を瞑った。

ホグッ…ホミュ…

親ほむはこみ上げる嗚咽が治まるのをしばらくの間待つと、ゆっくりと目を開けた。


しかし、視界は真っ暗で何も見えない。


親ほむ「ホ、ホムムー!?!?」

「やぁ、旦那さん」

親ほむ「ホムァッ!?」ダレッ!?

「ほむほむの癖に墓なんぞ作りおって、生意気にも程がある」

語りかけていたのは、先程ほむほむ一家を親ほむのみにした張本人の男であった。
鳩の餌やりを終えてからこの場所に戻ってきており、親まど達の埋葬を茂みに隠れながら見ていたのだ。
男は捨てられていた缶を親ほむに被せて押さえたまま、ポケットの中からチャッカマンを取り出す。


「公園は皆の場所だ。さっさと汚らわしいゴミどもを掘り返せ」

親ほむ「ホ、ホムムッ!!ホムムーゥ!!!?」ダレガソンナコト!!

「そうか、じゃあ仕方ないな」チャカッ


親ほむの言葉を聞くと、男は缶を靴で踏みながらしゃがみ込み、点火したチャッカマンを缶へ近づけた。

変化はすぐに起こった。
缶の内側からカリカリと引っ掻く音が聞こえ出した。
缶で覆われたほむほむには熱が逃げることなく襲いかかる。
暗闇、加速していく熱気。
焦りがほむほむを支配し、生存本能を掻き立てる。
次第に缶を引っ掻く音が大きくなっていったが、ピタリと止んだ。

続いて土を掘る音が聞こえてきた。
アルミ製の缶は触ることすら出来ない温度まで達し、ほむほむは地面へと視線を移したのだ。
足下にあった小石を乱暴に蹴飛ばし這いつくばると勢いよく土に爪を立てた。
がむしゃらに腕を動かすが、土は固められており、中々掘り進まない。

ほむほむは憤慨した。
何故こんなに硬いのか、窮屈な場所で小石が穴掘りの邪魔だ。
汗が止まらず、喉が乾燥し呼吸もままならない。
掘り進めていくと、硬かった土はもう無くなり、柔らかい物が手に触れる。
ほむほむはそれらの中へ潜りこんでいく。
その中はまだ冷たく、周りのものは水分も多かった。
夢中でむしゃぶりつくとチューチューと吸い上げ、ゴクゴクと喉へ流し込んでいく。

手を休めると、急激に襲いかかる疲労によって身体を動かすことが出来なくなっていた。
そのままほむほむは目を閉じ、生温い温もりの中で眠りの底へと落ちていく。


男はもういいだろうと火を止め、缶を退けたがほむほむの姿は無くなっていた。
男は一瞬驚いたが、不敵な笑顔を浮かべると掘り起こされた土を元に戻し、靴底で丁寧に固めた。


しばらくすると、ほむほむは目を覚ました。
だが、周りは暗いままなばかりでなく身動きも取れなくなり、息もほぼ続かないような状況にあった。
ほむほむは薄れていく意識の中で先程までの地獄のような苦しみを思い出すと同時に、手に心当たりのある感触があることに気づいた。
その瞬間、自分が灼熱地獄の中で何をしていたのかを悟ったが、ほむほむの生涯は音もなく閉じた。


その後、その公園ではほむほむの断末魔に似た雄叫びが時々聞こえてくるという噂が、ほむほむ達の間で広まった。


おわり




感想

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  • ワイもこれ参考にして妊婦ヤった
  • 傑作
  • ここで一番面白いな
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