戦争ほむ その1
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homuhomu_tabetai
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とある小国。
ほむほむ達を襲う獰猛なほ食種はおらず、ほむほむ達にとって天国なような場所。
そこで、ほむほむと人間たちが仲良く暮らしていた――
子供(人間)「ウェエエエエエエエン!!!」ビービー
仔ほむs「「ホミュミュゥ…」」アタフタ
ほむほむ「ホムッ!!ホムッ!!」ピョンピョン
子供「…ア??」
ほむほむ「ホムホムホム~」ベロベロバァ
仔ほむs「「ホミュミュミュミュ~」」
子供「グスン…キャッキャッ! キャッキャ!」
キャッキャ ホムゥ ホミュミュミューン♪ スリスリ
大通り「ワイワイ ガヤガヤ」
マドマド♪ マドマド♪
パン屋「毎日ご苦労様、まどまど達はとってもいい子なのねぇ」
まどまどs「マドンッ///」エッヘン
パン屋「そうだわ!ご褒美にパンもう一個サービスしてあげるわ!」
マドォ! マドッ!!
まどまどs「マドマド♪マドマド♪」オモタイケドガンバルヨ♪ ヨイショ ヨイショ
男「ただいまー…いやー今日も疲れたなぁ」
タタタッ
めがほむ「ホミュ!ホミュミュッ!」オカエリナサイ クツヲキレイニシマスネ
ホミュホミュ… キュッキュッ キュッキュッ
靴「」キラキラピカピカ
男「いやぁー……めがほむは本当に気がきくなぁ」
女「ごはんができましたよ」
男・子供「はーい」
ホムッ! マドォ! ミャドォ! ホミュッ!! タタタ…
男「それじゃぁ…」
みんな「「いただきまーす」」
ほむまどs「「ホムゥ… マドマド…」」オテテアワセテ…
ほむまどs「「ホムンッ!! マドォ!」」イタダキマス!
仔ほむまどs「「ホミュミャドー!!」」イタダキマス
男「このパンおいしいね」
女「これはまどまど達が買ってきてくれたのよ」
男「えっそれはすごいね、まどまど達には重かっただろう」
まどまどs「マドド////」テレテレ
ほむほむs「ホムゥ!マドカァー」マドカスゴイ!!
子供「まどー!まどーぉ!!」キャッキャ
人間の家族と同じ机を囲み、同じ食事を食べる――この国ではそんな光景も珍しくはなかった。
みんな「「ごちそうさまー」」
ホムッ♪ マドォ♪ スリスリ
男「あはは、こらよせ、くすぐったいじゃないか」
この小国の一番の大通り――その脇には大きな看板が立てられている。
看板には、人間とほむまどのつがいが仲良く手を取り合う姿が描かれていた。
その絵の横には、この国の言葉でスローガンが書かれている。
【ほむほむとまどまどは私たち人間の大切な友人です。ほむほむ・まどまど達と仲良くしましょう。】
『戦争ほむ』
だが人々とほむほむ達の平穏な日常は長くは続かなかった。
某大国による侵略戦争が始まったのである。
圧倒的戦力による蹂躙。既に大国の支配下に置かれた周辺の弱小国と同様、国力をどんどん殺がれていった。
町中の金属は鉄砲玉に姿を変え、若い男たちは皆徴兵された。冒頭の一家の主も今は海の上だ。
それだけの総力戦にも関わらず、大国との戦力差は歴然としていた。
女「私たちが銃後の守りを固めないとね!」タケヤリブンブン
子供「アウ??」
ほむほむs「「ホムゥー……」」ゴシュジンイナイ… サミシイ…
まどまどs「「マドォ…ホムラチャン…」」センソウハイヤダネ…
戦闘機「ブゥウウウン!」
仔ほむまど「ホミュゥウウウウ… ミャドォオオオオオ…」ガクガクブルブル
めがほむ「……」ピクピク キゼツ
ほむほむ達にとっても、気の休まる事態ではない。
そんなある日――
バララララ!! ミャドォ… コワイヨォ…
戦闘機「ブゥウウウウウン!!!」ボトッボトッ
パラシュートs「」ウヨウヨ
ホムゥ!? ナンダロウアレ?
スタッ バサァ…
あんあんs「「アンアンアンッ!」」
ほむほむs「「ホ ホムゥ!?」」ダ ダレ?
まどまど「ホムラチャン……」プルプル
時間は少し遡る。
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<大国・軍事用あんあん育成所>
さやさや「キョウコ…」ガンバッテネ
軍事あんあん「アンッ…」イッテクルヨ
スリスリギュッ チュッ サヤカァ////キョウコ//////
アンッ…… カエッタラツヅキヲシヨウナ……
スッ タタタ
戦闘機「バララララ!!!」トビタチ
さやさや「キョウコォオーーーーーーー!!!」ポロポロ
栄養価が高く繁殖が容易なほむほむは、戦時下の貴重な栄養元となりうる。
長期戦を避けるには補給を絶つのが筋というもの。しかし人間では小さく素早いほむほむ達を効率的に処理することができない。
そこで考案されたのが軍事用あんあんである。
どのほ食種でもほむ退治には十分なはずだが、『兵器』として敢えてあんあんが選ばれたのは、元々野山を走り回る体力に優れた種だからである。
科学的に裏付けられた効果的トレーニング・および専用の武器によってさらに戦力を強化された、対ほむまど用最終兵器――それが軍事用あんあんである。
その戦力は野良あんどころかりぼほむ・白まどを遥かに凌駕し、数十ものコロニーをたった一匹で殲滅することが可能である。
現代の戦争においてはこのようなほ食種の軍事利用が当たり前となりつつある。
もっとも、この小国にはほ食文化はなかったようだが……
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