今日の楽しいゲームショー その2
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homuhomu_tabetai
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さやか「ルールは簡単だよ。
カミジョーまで40センチの距離に置いたこのオモチャ、コレを今から走らせるから、
その後ろに括り付けた紐を……ひとひと、アンタが引っ張るんだ。
そうだなぁ……大体、あと10分くらい走らせると電池が切れるだろうから、その間だけ耐えればいいよ」
ひとひと「ヒ、ヒトヒト……」ジュ、ジュップン……
さやか(電池切れかけだから走る力も弱いし、仔ほむでも耐えちゃうんだよね………。
まあ、後で殺される事も知らずに必死で耐えているのは、見応えのあるコントだったけど)
カミジョー「カミャァァァン、カミャァァァン」シニタクナイヨォ、ダレカタスケテェェ
ひとひと「カミジョークン、ヒトヒトォォ……」カミジョー、ゼッタイニタスケルカラネ……
さやか(アハハハッ、もうひとひとでなくても助けて欲しいんだ。
ホント……自分さえ助かればいいなんて、助ける価値もない身勝手な人間そっくりだよ)
あんあん「……………」
さやか(うんうん、アンタはいい子だよあんあん。
この調子で、いいショーを見せてね?)
カチッ シャァァァァァ………
さやか「さあ、そろそろゲームスタートだよ………頑張ってね、ひとひとっ♪」
ひとひと「ヒ、ヒトォ……」ニギシリメ
さやか「レディ……ゴー♪」
ポトッ シャァァァァァ………ッ
ひとひと「ヒチャアァァァッ!?」ヒ、ヒィィッ!?
カミジョー「カ、カ、カ、カミャアァァァッ!?」シ、シ、シニタクナイヨォォォォ!?
あんあん「……………」
さやか「アハハハハハハッ! 凄い凄い!
いい勝負してるよ! ひとひとったら、後ろ向きになって、懸命に引っ張ってるよ!」
ひとひと「ヒ、ヒトォォ、ヒトォォォ」ヒ、ヒッパラレチャウヨォォ……
さやか「ねぇ、分かる? 少しずつ、少しずつ、どんどんカミジョーに毒針が近付いて行ってるよ?」
カミジョー「カミィィ、カミャカミィィッ、サヤカァァァ!?」ク、クルナァ、コナイデェェ、サヤサヤ、タスケテェェ
さやか「ひとひと、聞いた? カミジョーはさやさやに助けて欲しいんだって?
そうだよねぇ……さやさやの力なら、こんなの10分どころか一時間だって余裕で耐えちゃうもの。
ひとひとなんかじゃ、助けられないって分かってるみたいだよ? 最悪だよねぇ?」
ひとひと「ヒトヒトォ、カミジョークン、ヒ、ヒトォォォォッ!」タスケナキャ、カミジョーヲタスケナキャ
さやか「聞こえてないハズないよね?
必死に取り繕って、アンタなんかよりも、さやさやがいいんだって、さやさやが!
アンタの愛しのカミジョーは、さやさやに助けて欲しいんだってさ! アハハハハッ」
カミジョー「サヤカァァ、サヤカァァ、カミカミャァァ!」サヤサヤァ、サヤサヤァ、ボクガワルカッタヨォォ
さやか「謝ったって、さやさやは来ないよ?
さやさやは、アンタとひとひとのせいで、野垂れ死んだんだから」
あんあん「アン……サヤカ、アンアン……」ソウダ……サヤサヤハ、コイツラノセイデ……
さやか(あんあんもその調子だよ………。
けど、ひとひとも必死だねぇ、歯で紐を噛んで、四つん這いになって耐えてるよ。
貧弱なひとひとならではの、必死の救出ショーって所かな?
中途半端に力のあるほむほむなんかじゃ、このレベルのショーは楽しめないよ)
ひとひと「………ッ!?」………ッ!?
さやか(けど、歯を食いしばちゃったお陰で、ひとひとの声が聞けないや……。
最高のショーなんだから、役者はちゃんとセリフを言わないとね)
カミジョー「カミャァァァァァン!?」シニタクナイヨォォォォ
さやか「さて、残り時間は5分、残り距離は20センチ……。本当にギリギリだね……。
よーっし、頑張ってるひとひとに、ご褒美のハンデだっ♪」
プスッ
ひとひと「!? …………ヒ、ヒ、ヒチャァァァァァァァッ!?」…………ア、アシガァァァァ!?
さやか「アハハハッ! いいよいいよ、2秒も悲鳴を我慢したんだ!
けど、紐を早く掴まないと、愛しのカミジョーに針が刺さるよ?」
ひとひと「ヒ、チャァッ!? ヒトヒトォッ!?」ヒギィッ!? ヒ、ヒモヲハヤク!? ニギリシメ
さやか「残りは……うん、3.7センチくらいかなぁ……いい反応だよ。
はーい、そう言うワケで、只今の記録16.3センチ~♪
良かったねぇ~、針で足を固定したから、アンタが紐を離さない限り、絶対にカミジョーは助かるんだ」
ミリッ、ミリミリィィ……
さやか「まあ、アンタの足が裂けたらそれまでだけどね。可哀想だから、もう一本ハンデをあげよう」
プスッ
ひとひと「ヒチャァァァァァァッ!?」ヒギャァァァァ!?
さやか「おっと、さらに4ミリ前進~! うんうん、今度は必死に耐えたんだ、エライよ~、ひとひと~。
残り3.3センチ! 残りタイムは4分だよ~」
ひとひと「ヒ、ヒチャァァァァ……ヒチャァァ……」ク、クルシイヨォ……イタイヨォ……
さやか「アハハハッ! 反対方向に四つん這いになってたから、引っ張られて仰向けになちゃったねぇ?
自分が苦しい体勢になるにも拘わらずに必死に紐をたぐり寄せて、
少しでも車の前進を防ごうとするなんて、健気で可愛いよ、ひとひと♪」
カミジョー「サヤカァァァ!! サヤカァァァッ!!」サヤサヤァァァ!! サヤサヤァァァッ!!
さやか「でも、愛しいカミジョーは、必死になってずーっとさやさやの事を呼んでるよ?
さやさやは、あんなに真っ黒になってもアンタ達のために尽くしてくれていたんだから、
アンタ達が使い潰していなければ、きっと助けてくれたよね?」
ひとひと「サ、サヤカサン……ヒチャァァァン、ヒチャァァァァンッ」サヤサヤ……ゴ、ゴメンナサァァイ、ゴメンナサイィィ
さやか「もう遅いよ! このあんあんが大切にしていたさやさやは、もう二度と帰って来ないんだ!」
ひとひと「ヒト……」ウゥ……
さやか(今頃、野良さやさやは犬に消化されて跡形もなくなってるだろうし。
野生さやさやはアタシが踏みつぶしたから、おくたう゛ぃあんにもならないしね。
アタシって自然に優しいなぁ)
さやか「ほ~ら、仰向けなんかになったから、あとちょっとで毒針がカミジョーに刺さっちゃうよ~。
残りは5ミリ……頑張れひとひと、あと90秒でクリアだよ~♪」
カミジョー「カ、カミャァァァァッ!?」ダレカァァァッ
あんあん「……………ヒ、ヒトリボッチハ………」………コンナノ、マチガッテル………
さやか(おっ!?)
あんあん「サビシイモンナーッ!」マッテローッ
さやか(来たぁっ!)
あんあん「アンアン、アンアン、アニャァァッ!!」アタシモテツダッテヤルカラ、アキラメンナ!!
ひとひと「ヒ、ヒトォォォ、ヒトヒトォォ……」アリガトウ、アリガトォォ…… ポロポロ
さやか「いい子だねぇ、あんあん。
そうだよねぇ、こんな最悪な連中でも、助けたいんだねぇ?」ニッコリ
あんあん「アンアンッ、アンアンニャァァッ!!」モウイイダロ、ヤメロヨォォッ!!
さやか「うんうん、分かったよ、じゃあ、優しい外野の待ったが入った事だし………………」
「罰ゲームに切り替えようね」