発端は突然に ~東北地方某大学~ Nov.11.1989
ふむ、PL一人か。久しぶりのGMだしホットスタート風に行こうかな。
キーパー>突然だが君には付き合ってる彼女がいるのだよ。
和馬>か、彼女ですか。
キーパー>一月ほど前、彼女の実家の婆様が亡くなった。色々シキタリがあるって帰省したんだけど、それっきり何の連絡も無いのだ。最後の連絡は電話で「これから島に渡るけど、じきに帰れると思う。」てのだった。
和馬>なるほど。それは心配…「もう一ヶ月だ……何やってるんだ、あいつ…」
一月も連絡がない。手がかりは帰省したということのみ。ならば取る行動は一つ。最低限の荷物を持って九州に出発ですね!
キーパー>それでこそ立派な探索者だ! おっと、出発前になんかやってくとかある?
和馬>行く前にすることですか。その小島の地理だけでも調べておきますよ。交通手段がわからないといけない。旅行用地図なら、移動手段も紹介されてると思いますから。
キーパー>図書館で判定して。
和馬>図書館は70%で最大なのですよ。よいしょ [ころころ]
キーパー>成功ね。全島民で100人前後の漁村島なんで、公共の交通機関は無い。定期的に行くのは郵便船だけだ。村は漁村で皆自家船持ってるから買出しの時はそれで来るらしい。
和馬>ふむ。となると、郵便船に頼み込むか、地元の猟師に頼み込むかしかなさそうですね。
キーパー>梨奈は以前島に戻るときは郵便船、本土に来るときは家の船と言ってたな。
和馬>では出発しましょう。
キーパー>了解。
嫌われた和馬 ~長崎のとある港町~ Nov.13.1989
キーパー>ということで九州は長崎の海辺。 ココから船で3時間くらい。
和馬>「あー……同じ日本だっつーのに…」温度差にうんざりしながら、港を歩き回り、郵便船か漁師をさがしましょう。
キーパー>漁師さんなら言いくるめ、郵便船なら信頼で。
和馬>う、信頼は持ってませんね。言いくるめで漁師に頼み込みましょう。
「あのー。すんませーん」 [ころころ]失敗しました。
キーパー>「冗談じゃねぇ。あんな島行けるもんかい」となんか嫌なものでも見るように追い返されました。
和馬>「あんな島?いったい何があるってんですか?」
キーパー>その漁師さんは君の質問に答えずに、桑原桑原と言いながら君を追い返すと何処かへ行ってしまいました。
和馬>「……いったいなんだっつーんだ?」狐につままれた気分ですが、「しゃあない。次だ次。誰か一人くらいは…」めげずに港を歩き回りましょう。
PL一人だと停滞するかもな。お助けNPC出しておくか。犠牲者にしてもいいしな(邪)
キーパー>漁師さん探してウロウロしてるとだな。君と同じように追っ払われてる親父がいるのだよ。「駄目だってってるのがわかんねーか!」「そこを何とか」「うるせぇ!(殴」と。
和馬>「なんだありゃ?………」とりあえず近くで立ち尽くして見てます。
キーパー>んで漁師さんは親父をほったらかして何処かへ行ってしまい。残された親父と君が港にぽつんと。
和馬>んじゃその親父に近づきます。「あのー……どうしたんすか?」
????>ずれた眼鏡戻しながら「いたたたた、いやー、この辺の人は気が荒くていけないなぁ。あ、どもども。君、この辺の人?」」と慣れた様子で。
和馬>「いや、俺は福島から……しかし、なんでさっきはやられてたんすか?」
????>「いやー、加実島まで乗せてもらえないかって頼んでただけなんだけどね。いたたたた。『祭りが終るまで駄目だ』の一点張りでねぇ。こっちはその祭りが見たいって言うのに」
和馬>「……」少し考えて「…あの島、なんかあるんすか?俺もさっき断られて」
????>「おや? 君も祭り見物かい? 若いのに珍しいねぇ」
和馬>「祭り?いえ、俺はあの島に用があるんです。俺の彼女が一ヶ月前から戻ってこなくて…どうしてもあの島に行って無事を確認したいんですよ。そっちは何故あの島に?」
????>「彼女か。青春だねぇ。
実はだね、あの島で年に1度行われる祭りがあってね。民俗学的にも珍しい祭りなんで是非とも見たいと思ってきてみたんだ。 あ。僕こういうもの。」名刺がひょいと。 信州大学人文学部民族学教授 秋田 守男 だって。
和馬>「教授でしたか。俺は斉藤といいます。名前は和馬です。」とりあえず自己紹介して、「で、民俗学的に珍しい祭りって……いったいどんな祭りなんですか?」
教授>聞かれたら嬉々として説明始めるよ(笑)
「うん。この国には原始信仰の名残かいろんな風習があって祭りもさまざまなのは有名だけど、神様を祭るのは大きく大別して2種に分かれるんだ。 まず、神様をもてなして幸を分けてもらうもの。これはいいね?」
和馬>「ああ。それはわかる気がします」
教授>「もう一つがそこにいる神様をなだめて祟らないようにしてもらうもの。 これは昔から生贄とか忌日といったように暗いイメージが付きまとう。そこで今回の加実島のケース。 ココは祭りの日に海から神様を招いてもてなした上でその日のうちに海に返すという両方の面があるんだね。こういうのは珍しい。」
適当にでっち上げたが珍しいんだろうか(悩) ちゃんと調べればもっと色々あるんだろうな…今もっともらしく見えればそれで良い。
和馬>「招いてもてなし、すぐに返す………」俯き
教授>「もてなすのはその島の党首のみ。他の者は一切見てはいけないということになっている。 今までは先代の党首の婆様がやっていたらしいけど、先日その婆様が亡くなってね。こういう年の祭りは荒れるって言われてるんだ。」
和馬>「……まさか、未だに生贄なんてかび臭い事をしてるわけではないんでしょう?」
教授>「生贄?この昭和の時代にまさか。死人が出たなんて話は聞かないしね。」
和馬>「党首の婆さんが亡くなった?しかも先月?……一つ、いいですか?」
教授>「何かな?」
和馬>「まさか。渡辺とかいいませんよね?」
教授>「良く知ってるね。とは言ってもあの島の人は殆ど渡辺姓だよ。ほら、田舎とかによくあるだろう?一集落全員同じ苗字って。ああいうの」
和馬>「そうなんすか………」予感が当たってしまったので、少し天をあおいで。「…で、教授はどうやって島に渡る気なんです?この辺の人たちは船を出してくれそうにない」
教授>「そうだねぇ、郵便船が出てるらしいからそれに乗せてもらおうかと思ってるよ。」
和馬>「…俺もご一緒していいっすか?」
教授>「ああ、君の彼女が島にいるんだったね、いいけど、どうだろう。僕もその…一緒に泊めてもらうわけには行かないかな? 野宿の準備もしてはあるけど、屋根があったほうが・・・ねぇ?」
和馬>「わかりました。梨奈に会ったら話しつけてみます。この一ヶ月連絡もなしでいた事についても聞きたいですし」
教授>「じゃぁ商談成立ということで。」
キーパー>教授はあっという間に話をつけてきます。田舎の公共機関は大学教授の肩書きに弱いから(笑)
和馬>なるほど(笑)
キーパー>で、1日に1本しかない郵便船になんとか乗り込めました。 周りは真っ青な海・・・
和馬>現在時刻はまだ日が高いようですね。どんぶらこと「…流石に西のほうの海は綺麗っすねぇ……」
教授>「そうかい?僕なんか普段海の無いところに居るからどんな海でも綺麗だよ(爽」
和馬>「普段外にでないとそうかもしれないですね。かくいう俺も、最近はこもりっぱなしです」あはは、と頭をかいて
キーパー>無駄話してる間に到着。午後4時くらいだね。当然出迎えなんか何にもなし。郵便物はここで島の簡易局に渡して船は引き上げるらしい。
和馬>「えーと……梨奈の家はどっちだ…」きょろきょろ。案内板なんてないですよね…「……とりあえず、村のほうに行ってみましょう」
キーパー>周囲には今の郵便物受け取りに来た爺様しか居ないぞ(笑)
和馬>む。爺様が居ますか(笑)「あ、ちょっとすんません」
爺>「おや。島のモン以外が居るとは珍しい。なんぢゃね?」
和馬>「渡辺梨奈ってのの家わかりませんかね?」
爺>「梨奈? ああ、網元さんちの梨奈嬢ちゃんかい。 ここをまーっすぐいって突き当たりの一番でかい家だ、すぐ分かるよ」
和馬>「ありがとうございます。さ、行きましょう。」教授を呼んで、村のほうへと移動します。
教授>「ああ、待ってくれ」大荷物かかえてひいふうと歩いてくる教授である(笑)
和馬>「…荷物持ちますか?重そうっすけど」
教授>「そうしてくれるととーってもありがたいな」(笑)
和馬>「わかりました。んじゃ俺が持ちますよ」よっこいせっと荷物を持って「……何いれればこんなに重くなるんすか?」
教授>「はっはっは、昔っから『お前は要るものと要らないものを区別するのが下手だねぇ』って言われ続けていてね」
和馬>「なるほど。つまり、目に付くもの片っ端から持ってきたんですね」ため息を吐きつつ、歩いていきます。
再会 ~加実島~ Nov.13.1989
キーパー>では歩くこと20分くらい。 目の前に馬鹿でかい平屋のまさにお屋敷って雰囲気の家がででんと。
和馬>「……これは…予想外っつーか……」唖然と見上げて、兎に角、玄関前まで行きます。玄関の扉を軽くたたきつつ「すんませーん!誰か居ますかー!?」
キーパー>「はーい。どなたですかー」と小太りの叔母さんが。
和馬>「あ、すんまんせん。俺、斉藤って言います。えーと…梨奈さんは」
女性>「お嬢さんに何か御用…斉藤? ああ、お嬢さんの彼氏さんかい?!」
和馬>「あ、ええ、まあ……」照れて後ろ頭をかきつつ
女性>「お嬢さーん!」と奥に走ってく叔母さん。 暫くすると奥から一月ぶりに見る顔が。
和馬>「梨奈……久しぶりだなぁ、一ヶ月も連絡なしで、心配したんだぞ」
梨奈>「え?え?えええ?! あ、えと・・・」上は白のゆったりした狩衣、下は朱袴…どう見ても巫女服以外の何者でも無いな。
和馬>「梨奈……?」
梨奈>「・・・・(ぽん) な、なんで斉藤君がこんなとこにいるのよー!(真っ赤)」
和馬>「な、なんでってお前。一ヶ月も連絡なけりゃ心配するだろ!!何かあったんじゃないかなーとかっ!!」少したじろぎつつ
梨奈>「シマさんも言ってくれれば着替えたのにー!」目の前でものすごい勢いで扉が閉められて『どたたたたたたた』って奥へ走ってく足音が。暫くするといつも見慣れた洋服で出てくるよ。
和馬>「別に俺はさっきの格好でも一向に構わなかったんだけどな…」
梨奈>「とにかく入って。…あら? そちらの人は?」
和馬>「ああ。さっき港で知り合ったんだ。信州大学民族学部教授の秋田先生。なんか泊まる所ないらしくて。お願いできるかな?」
キーパー>梨奈:「うーん、この島には宿なんてないし…いいわ、和馬君の知り合いなら大丈夫でしょ。ええと、秋田さんでしたっけ。いらっしゃいませ。」
秋田:「はっはっは、お邪魔しますよえーと・・・梨奈さん? いやー、先ほどの巫女姿も眼福眼福」
梨奈:「野宿します?」
秋田:「…ごめんなさい」
と熾烈な攻防が繰り広げられてますが。
和馬>「………何時もどおりだなぁ。俺の心配が過剰だったか?」
教授>「そうだ、この島の『祭り』のことで詳しい人を紹介してもらえないかな」
梨奈>「それならお父さんが詳しいですよ。色々文献も集めてるし。」
キーパー>その夜、30畳くらいありそうな広間で夕食。ご両親とご対面したり散々呑まされたり。
和馬>ああ。本土の彼氏が実家に来たから散々もてなされたのですね(笑)「あ、ありがとうございます。」などと酒をついでもらってちびちびとやっていよう
キーパー>そのとおりだ。 親父さんはすげー複雑な顔してたけどお母さんはもう喜んで喜んで。 さっきのシマさんのほかにも何人も使用人さんも居たりするけど皆ふれんどりー。
和馬>やはり親父というものは、娘を取られるのが複雑なんですね(ほろり
キーパー>んむ。無言で1升枡に酒なみなみと注がれたり梨奈と話してるとものすごい殺気を感じたり。
和馬>「え、えーと……俺の顔に何かついてますかね?」殺気を感じつつ(汗)
キーパー>んで夜中くらいに開放されて寝室に通されると蒲団が2組並んでたりするわけだ。
和馬>「あー……」お母さん、狙いすぎです(笑)
梨奈>「えーと… どうしよう?」(赤)
和馬>「………あーっと……ま、まあとりあえず。じゃ、じゃあ俺こっちで寝るから」ぎくしゃくと蒲団の脇に荷物を置きましょう。
梨奈>「・・・・う、うん。じゃ、私こっちで」こちらも動きが硬い(笑)
和馬>「にしても、お母さんは凄く歓迎してくれたけど、お父さんには凄いにらまれてたなぁ。仕方ないかな」苦笑いをしながら蒲団を直します。
梨奈>「連絡できなくてごめんね。今度党首を継いだのはお婆ちゃんの妹なんだけど、『交代の時には本家の娘が巫女をやるしきたりで、お祭りが終るまでは巫女は島の外に出ちゃいけない』って言われちゃって。あたしもこっちに帰ってきて初めて聞かされたから…手紙くらい書けばよかったね。」蒲団に入りながら
和馬>「そうだったのか……しかし、お祭りってなんなんだ?教授もそれを見に来たらしいけど」
梨奈>「ずっと昔から続いてるのよね。あたしはこのお祭りしか知らなかったからこういうものだと思ってたんだけど、珍しいのかな。」
和馬>「そうなのか。祭りなぁ……俺が思いつくのは、近所の夏祭りとかだけど、全然違うんだろうな。」
梨奈:>「私、明日も早いから…お祭り終わるまで居る?」
和馬>「そうだな……祭り終わったら、一緒に戻ろう。だから、終わるまで残ってるよ。」
梨奈>「・・・・ありがと」
和馬>「……(祭り、か……教授もそれとなりしか知らないみたいだし。何より漁師たちの怯え方は尋常じゃなかったぞ。一体なんなんだ…?)」考え込みつつ電気を消します。「…じゃあ、お休み」
梨奈>「お休みなさい」 夜はふけていったり。
資料と盆踊り ~加実島 渡辺家~ Nov.14.1989
キーパー>翌朝ー。目が覚めるともう梨奈は居なかった。
和馬>「梨奈…?」身を起こし、着替えてから部屋を出る前に梨奈の蒲団に触れます。時間が立ってなければ温かいはず。
起きるなり彼女の蒲団に手を突っ込む男、斉藤和馬。一歩間違えばただの変態である。
キーパー>んむ。蒲団は冷たい。朝ごはんは準備されてる。教授はお父さんから祭りのこと聞いてるらしい。梨奈はお母さんと祭りの舞いの練習だって。
和馬>じゃあ、結構前に起きてったのかな?「……なんか俺居場所ないなぁ。…」とりあえず、朝ごはん食べて教授に話を聞きに行きます。
キーパー>教授は古文書みたいなのを引っ張り出してお父さんと解読中。
儀式は知っててもいわれの部分はずいぶん変化してるらしくてお父さんも興味深々みたいだね。
此処に来たなら否応なく教授&お父さんに捕まるのでまずは読めるかどうか母国語ロールを。
和馬>む、解読の手伝いですか。ではでは母国語 [ころころ]成功
キーパー>成功したなら続いて図書館。
和馬>あいさ、図書館 [ころころ]何故70もあって失敗!?
キーパー>…半日読んでなんも分からなかった。引き続きやるならまた図書館。逃げるなら何するのかを宣言して(笑)
和馬>なんか悔しい。引き続き調べます。こういうのには興味があるんで。[ころころ] また失敗…もういいです(爽
キーパー>… ええと、チャレンジしてダメだと悟る頃には梨奈も帰ってくるな。かなりお疲れ気味だけど
和馬>「ん~~~~……お?あぁ、お帰り、梨奈」
梨奈>「疲れたー」ぽてんと背中に。
和馬>「そんなにきついのか?あんま無理すんなよ?」
梨奈>「ん。でも、しきたりは守らないとね、あたしの代で途絶えたとかいわれたくないし。」ごろごろと擦り寄ってます。
和馬>「まあ、そうかもしれないけどな。体壊しちゃなんともなんないんだし、今夜はゆっくり休んどけよ」苦笑しつつ
キーパー>教授は今夜は納得いくまで読んでみると言ってる。お父さんは君が娘とじゃれてるの見てなんかぷるぷるしてる。
和馬>「う゛………あ、あはははは……し、失礼します。あ、教授。俺なんかあったら手伝いますから。そんときは言って下さい」と、梨奈引っ張って部屋出て行きます(笑)
キーパー>そのまま何もすることがなきゃ翌日になるわけだが。
和馬>夜中に教授の様子を見に行く(笑)
キーパー>教授はひたすら読解してるな。なんか生き生きしてる。覗きにいくと捕まって朝まで手伝わされるぞ(笑)
和馬>うぐお!?(笑)
教授>「いいかい、ココはこう読むのが正しくてだねぇ!」…図書館振って(笑)
和馬>「俺はコンピュータとか専攻だからこういうのは専門外なんっすけどねぇ」呟きつつも断りきれずにお手伝い。図書館! [ころころ] 失敗…もういやです(しくしくしく
教授>「君は本を読むのに向いていないようだねぇ。」
和馬>「う…………キーボードとか打ち込む分にはいいんすけど……なんかこういうのは慣れなくて…」
キーパー>ということで朝だ(笑)
和馬>「…朝日が黄色いっすねぇ…教授、あとどんくらいで解読できそうですか?」
教授>「あと3日くらいかなー、この分量を一人だと時間が掛かるねぇはっはっは」ハイになってる(笑)
和馬>「あー。あと3日もかかりますか。祭りは何時でしたっけ?」
キーパー>4日後の夜だね
和馬>なるほど。「教授、倒れる前に寝てくださいよ。俺は一回顔洗ってきます。また夜にでも手伝いに来ますよ」ヨロヨロと外に出ます。
教授>「大丈夫大丈夫はっはっはっはっはっはっはっはっはっは」
それだけスキルあって3連続失敗かい…
巫女と野郎 ~加実島 渡辺家~ Nov.15.1989
キーパー>さて、今日はどうする?
和馬>梨奈の練習とやらを眺めに行ってみましょう。屋敷の中でやってるんですね?
キーパー>そのはずだね。
和馬>ではそこへ。明日は村に出て話しでも聞こうかと思ってます。今日は梨奈に会いに(笑)
キーパー>裏庭で巫女服着て舞ってるというか歩いてるというか。真剣にやってる。君が見に来たのにも気づいて無いようだ。
和馬>「………」邪魔をしては悪いので声はかけません。
キーパー>たまにお母さんが指摘してそれを反復して覚えてるな。祝詞とか台詞は一切なし。静かなもんだ。
和馬>「……(やっぱ、夏祭りとかとは違うな。静かで厳格なもんだ。)」とか思いつつ、眺めてます。
キーパー>一般的な祭りと違うのは、舞ってる間ずっと目隠ししてる。
和馬>む。それは異様ですね。
そういや完徹だったよな。
キーパー>舞の内容や意味は見てただけじゃ分からないからこのくらいかな。 さて、またCONで振ってみ。
和馬>ほいほい。CON [ころころ]
キーパー>6倍か。眠い。ものすごく眠い。 瞬きしただけで倒れられそうだ。完徹が効いたかな?
和馬>「………流石に一睡もしてないとそろそろやばいか……少し寝よう」そっと立ち去ります。
キーパー>寝るなら目が覚めるのは夜中だな。
和馬>「…夜型生活ってのも不健康だよな」言いつつ、流石に寝たからもう一度眠れもしないので、暇を持て余して教授の下へ
キーパー>うむ、教授は本の山に埋まって寝てる。力尽きたかな。
和馬>「……」苦笑して、毛布をかけます。そして教授の調べてたであろう資料に目をとおします。
キーパー>ふむ。今開いてるのは平家物語だな。旧仮名遣いだけど。
和馬>「……平家物語?この村の祭りにこんなもんが関係してる…?」
キーパー>さて。図書館ね。
和馬>ですね。今度こそ。今度こそっ [ころころ]…… しくしくしくしく「俺、本当は馬鹿なんだろーか……」自分に疑問を持っちゃいますよ、もう(涙
教授出しておいて本当に良かった(涙)
ディープ・ライジング ~加実島 海辺~ Nov.16.1989
キーパー>さて朝だ。皆でご飯たべて梨奈と教授はいつもどおり。お父さんもお母さんも今日は忙しいらしい。
和馬>「うーん…………少し気晴らしに散歩でもしよう」てなわけで数日屋敷の中だったから、今日は村でも歩きましょう。
キーパー>島で歩けるところはそんなに多くない。ウロウロしてると浜辺に出たな。
和馬>「結構狭い島だなぁ………しかし、祭りの主役とかはこの海からやってくるのか。いったいどんなもんなんだろうな…」
キーパー>さて。浜辺だが。魚がけっこう打ち上げられてたり。んで何人か老人が集まってるな。
和馬>それは気になりますねー。近寄ってみましょう。「あのー。何かあったんですか?」
キーパー>知識でふってみて
和馬>む?知識 [ころころ]成功っ
キーパー>ああ、アレに見えるはチョウチンアンコウ、アッチに居るのはホウライエソ、ココの手前のはとても有名なリュウグウノツカイ・・・・
和馬>「…深海魚ばっかりじゃないか」
キーパー>他にもフクロウナギとか図鑑でしか見たこと無いようなのがあちこちに。
和馬>「……どう考えても普通じゃないよな」
キーパー>んで爺婆達は・・・聞き耳。
和馬>うぐっ。聞き耳技能ナシ [ころころ] 失敗っ
キーパー>「・・・・とく様の先触れじゃ」「やっと・・・のう」「この・・・・・・・かのう」みたいな途切れ途切れの会話が。
和馬>「………?」爺様たちに近づきます。「あの、すんません」
爺>「なんぢゃ?」
和馬>「いや、俺はここの人間じゃないからわかんないんすけど……この惨状は、結構あるもんなんですか?」そうですなどという答えはまったく期待していない口調で。
キーパー>「あんとく様のお迎えの先触れじゃ。ナンマンダブナンマンダブ」
和馬>「あ、あんとく様……?それって、ここの祭りで崇めてるって神様ですか?しかも、お迎えってなんです?」
キーパー>「ナンマンダブナンマンダブ・・・」蜘蛛の子を散らすようにみな散っていくよ。残るは打ち上げられた深海魚達だけ・・・
和馬>「あ、ちょっと…!?………なんなんだよ、これ…」不気味に打ち上げられている魚達を見て、呆然とします。色々疑問を抱きつつ屋敷に戻りますね。で、教授に見て来たことを報告しましょう。
キーパー>では。その帰りがけに海辺だから海に向かった鳥居と祠を見かけるわけですが。
和馬>む。ちょっと調べてみます。……「祠……あんとく様とかってのを祭ってるのか…?」
キーパー>かなり古いな。高さは1.5m位。造りはしっかりしてる。中になんか光るものがあるな。
和馬>「ん?…なんだあれは…」良く見るために近寄ります。
キーパー>位置としては岬があってその先に鳥居、岬の付け根に祠と思ってくれ。岬もそんなに大きくない。
和馬>ああ、わかりやすいですね(笑)
キーパー>近づくと、岬にある鳥居はのっぺらぼうで何も記述なし。 祠の前にある鳥居には安徳社て書いてある。
和馬>「あんとくは、安徳………ん~…なんかひっかかるんだけど…」兎に角、そのまま祠に近づいていきます。
キーパー>【祠】【岬】【鳥居】 ←上から見た図
■T_____T 横から見た図 ■=祠 T 鳥居 ____岬
祠の中は真っ暗だ。さっき光ったのは中で何かが光を反射したんだと思われる。
和馬>祠の中を覗いてみます。光ったのはいったいなんなのだろう…?
キーパー>中に見えるのは長細い金属の棒だね。
和馬>「なんだあれ………」刀身?じゃないですよね?
キーパー>刀身だとすると直刀だね。
和馬>「……安徳、平家物語………安徳天皇?宝剣?…まさかな…」祠には鍵がかかってます?
キーパー>見たとこ鍵みたいなものはなさそう。
和馬>「…………み、見るだけ、見るだけだ……」キョロキョロと周囲を見渡し、誰も居ないのを確認して、そっと祠を開いて中に入ります。
いきなり侵入かい!? これで神社の封印が解けるから…ええと。梨奈か教授か和馬の死亡フラグが立ったな。どうなることやら。
キーパー>周囲には誰も居ない。扉を開けたとき、何かが割れるような「ぱきん」て音がした。扉は軋み音一つせずに開いた。
和馬>「……?」兎に角、急いで落ちてる金属の棒を確認します。
キーパー>直刀だね。落ちてるんじゃなくてちゃんと祀ってあるんだけど。他には何にもない。
和馬>「………ま、マジかよ……だってこれは沈んだまま見つかってないはずじゃないのか……?」じりじりと後ずさり、祠の外へ。そして、すぐさま扉を閉めて、屋敷へと取って返します。
キーパー>屋敷に戻る頃には薄暗くなり始めてるね。
和馬>そのまま教授の部屋に向かいます。「教授。資料整理手伝いますよ。今どの辺までわかってるんです?」
教授>「やぁ斉藤君、やっと一通り読み終わったよ。これは興味深い。」元気一杯だな(笑)
和馬>「と、言いますと」身を乗り出します。
キーパー>説明すると1日くらい過ぎるけどいいかな?
和馬>OK。話を聞きます。その前に、今日見た魚たちの異常だけは話します。祠については、まだ話しません。
教授>「まずドコから行こうか」講義でもするような感じですね。
たった一つの冴えないやり方 ~加実島 渡辺家~ Nov.17.1989
キーパー>箇条書きで行くか。
1.この島は平家の落人部落。
2.安徳社は安徳天皇自身を奉ったもので間違いない。 この島の伝承に曰く、壇ノ浦で入水した時に持っていた宝剣が潮の流れのせいか他に要因があったのか流れ着いたのがココ。本当だとしたら考古学上でも民族学上でも大発見だ。
3.岬の鳥居は本来20個一組で、岬の先から入ってぐるっと海へ抜ける通路のような形で作られていた。1つになったのは先代の時。
4.祭りは毎年行われるが、安徳様の先触れには普段見ない魚が取れたり浜に上がったりする。
5.祭りの手順は以下のとおり。
①.鳥居と鳥居の間に供物を置く。
②.神主役が祝詞をあげる。祝詞は以下のとおり、「青海の原の 底深き海神の宮におはします 君に 広物狭物を奉ることを申したまはく・・・しかれどもうちものなく兵揃わず、今しばらくの御猶予をたまはりて、次代の今月今夜、この時この場に急に集い奉って命をうけたまはらんとおもへば 今日の日は青海原の底へ帰り忌い静まりたまへ」
③.以後速やかに家に篭り、党首以外は何人たりとも見てはならぬ。翌朝供物がなくなっていれば安徳様は満足された。供物が残っていれば更なる供物を捧げた。(記述は無いがどうも生贄のようだ)
6.祭りを無事終わらせる為には何人たりとも安徳社に立ち入ってはならない。
和馬>…わーお(笑)
7.鳥居が一つになって以降の代替わりは今回が初めて。
8.巫女の舞は先代の時に始まった。それまでは鳥居と鳥居の間に供物を置いて朝になるとその供物がなくなっているというやり方だった。
和馬>何か起こったのですね。
キーパー>解読の結果はこのくらい。あとは歴史とか代々の名前とかそういう学術的にしか価値の無い情報だね。
和馬>巫女の舞は、どの段階でやるのでしょう?
教授>「お父さんに聞いたところによると日没から翌朝までらしい。不思議なことに正式な安徳祭りの儀式としては巫女は存在しないんだよね。鳥居を壊したことといい、先代は何か知っていたんじゃないかと思うんだ。」
キーパー>とゆーことでココまででイロイロ心当たりのありまくるあなた。アイデアロールしてみ(笑)
和馬>OK。アイデア(笑) [ころころ] はっはっはっは……先生助けて(涙
とことん成功しないな(笑) 生存本能がいい仕事してるのか純粋に運が悪いのか。 多分後者だな。
キーパー>うむ。頭の中でリンクしなかったらしい。気のせい気のせい! 迷信だよ!
和馬>「しかし、流石教授ですね。これだけの資料をこんな短時間で調べるなんて」頭の中で何かが決定的に引っかかってます。でもそれがなんなのかがわからないです。
教授>「こういうの好きだからね。で、深海魚が上がってきたって?」
和馬>「そうなんですよ。浜に深海魚が累々と。村の年寄り達はあんとく様がどうのって言ってました」
教授>「言い伝えどうりだね・・・そういえば本土でも何度か深海魚がたくさん取れたり打ち上げられたりしてニュースになったのを知ってるかい?」
和馬>「いえ……そんな事があったんですか?覚えているような、いないような」
教授>「阪神とか東海沖とかね。海を震源にした大地震の前によくあるって言われてるんだよ。」
和馬>「異常現象は大災害の前触れってのはよく聞きますが……では、やはり今回の異常な魚達の出現も?」
教授>「その可能性もあるってだけだよ。安徳様が代替わりの度にってのもその周期で大地震が起きてるのをそう書いたのかもしれないしね。」
和馬>「可能性………」口元を隠して考え込みます。
教授>「なんにしろ明日の夜には本物が見られるんだ。想像はして損は無いよ。さぁ、僕は明日に備えて寝るとしよう。おやすみー」
和馬>「ほ、本物って……見に行く気ですか?党首以外見ちゃいけないんじゃ?」
教授>「何を言ってるんだい。そんな迷信に囚われてちゃ学問なんかできないよ。見つからないようにこっそり見るから大丈夫大丈夫。」
和馬>「しかし……」自分が行った行為を思い出し「……わかりました。では、お休みなさい」
キーパー>今日は流石に梨奈ももう寝てるね。明日は一晩中舞わなきゃいけないわけだし。
和馬>「………俺が見たもの。あの伝承………大災害の前触れ………無事に済めばいいんだ…全てが迷信なら……そうさ、この科学の時代に化け物だの迷信なんて………ははっ…」
キーパー>明日の夜が祭りだね。
ナイトメア・ビフォア・フェスティバル ~加実島 渡辺家~Nov.18.1989
キーパー>さて。その夜。 夢を見るのだよ。
和馬>おお、夢ですか。いったいどのやうな?
キーパー>君は何故か海のそこにいる。
和馬>「……?」周囲を見渡します。
キーパー>周囲を見ても真っ暗だ。かなり深いんじゃないかと思う。ぼんやりと光った明りに近づくとチョウチンアンコウだったり。
和馬>「………なんだ?」自分の状態がわかりません。何故こんなところに?しかしわからずとも何処か納得して夢は進んでいくのです。
キーパー>そんななかを沈んだり浮かなかったりしていると…ずしん・・・ずしん・・・と規則的に地面が揺れだす。
和馬>「な、なんだ……?」恐る恐る回りを確認します。でも、光は少なく、暗い。
演出が勝手に進むと楽でいいなぁ(笑)
キーパー>周囲の深海魚の流れに乗ってなんとなくそちらに向かうと…深海の暗闇の中なのに真っ黒いものが知覚できてしまう。ぬるりとした胴体、鬣のようなヒレ…先端も末端も見えない。 なにかそういうものがのたうちながら移動している。振動はソイツがのたうつときに周囲の海底に当る音だ!
和馬>「……………」あまりの事に、おもわず時間が止まる
キーパー>その先端と思しき方向からナニカが君を知覚したように向かってくる気配、底知れぬ圧迫感。 君は汗びっしょりで飛び起きた。
私を祭りに連れてって ~加実島 祭り会場~ Nov.19.1989
和馬>「っ!!!!?………」寝ていたはずなのに、全力疾走した後のように疲れきってます。
キーパー>SANチェック
和馬>うおう。SANチェーック!! [ころころ] 成功!
キーパー>成功か。1点減らしといて。
和馬>ほいほい
キーパー>さて。今日は祭りの当日です。朝から皆さん大忙し。教授も写真取ったりインタビューしたりとイロイロやってます。
和馬>「い、今のはなんだ…………夢?いや、夢にしては妙にリアルだった…」
キーパー>何か今日やることは?
和馬>屋敷には居場所がなさそうだし村のほうに出ます。
キーパー>村は今はそこそこ活気があるね。皆で旗立てたり供物を岬へ運んだり。年寄りばっかりで若いのが殆ど居ないけど。
和馬>「………」その流れに乗って、岬のほうへと出て行きます。途中、老人達の話にも耳を傾けつつ
キーパー>年寄りの話は祭りのことだね。代替わりの年だけど無事に終るんかと。先代が鳥居壊したから今回は祟りがでかいんじゃないかって話も出てる。
和馬>「…あのすんません。代替わりの年って、そんなに毎回凄い事になってるんですか?」と、近くの老人に。
キーパー>信頼か言いくるめで。
和馬>うぐっ。い、言いくるめっ!(笑) [ころころ] おっし!
キーパー>言いくるめだから詭弁を弄して聞きだせる(笑)。代替わりの時は必ず行方不明者が出ていたらしい。小さな島だから行方不明=死亡なんだけどね。
和馬>「行方不明に?じゃあ、先代が先々代と代替わりしたときも?」
島民>「先代のときは凄かった。島民が一気に半分にまで減った」ってさ。
和馬>うおっ……(死 「…いったい何があったのか、誰も知らないんですね?」
キーパー>島民からは「あんとく様のお迎えじゃよ。」としか返答はありませんな。ただ今回は祭り前の失踪者が出てないから何も起こらないんじゃ無いかって楽観的な意見も出てる。先代が鳥居壊した影響かな?
和馬>何時もは祭り前に失踪者がいるんですか(笑) 「お迎え………」ますます疑問は膨れ上がりますが。そのまま岬まで出て、作業を見守ります。
キーパー>岬では祭りが始まってるね。 供物置いて祝詞上げて神社にもなにやらやって、集まった人たちでお神酒飲んだりして・・・時間がどんどん立っていく。
和馬>手近な人に「そういえば。あの岬の祠には何があるんです?」とでも聞いてみましょう。
島民>「ああ、アレはあんとく様のご宝剣じゃといわれとる。あんとく様はあれを探しておるんだそうじゃ。」
和馬>「じゃあ、この祭りはあんとく様がそれを探しに来たのをはぐらかさせて帰らせるんですかね?」
島民>「言われてみればそうともいえるのう。」
和馬>「なるほど……」
島民>「ワシらから見ればそう見えるがあんとく様には何か他にあるのかもしれん。あんとく様のお考えはワシらには理解できんものじゃ」
和馬>「…お話、ありがとうございました」礼をいい、屋敷にとってかえします。祠には今近寄る事は出来そうにないし。
キーパー>屋敷は今殆どからっぽ。お手伝いさんたちも今日ばかりは自分の家に篭るから。お父さん達ももうじき帰ってくるんじゃないかと。
和馬>教授は何処に?
キーパー>教授は今祭りの撮影中。この後はこっそり残るらしい。
和馬>なるほど。「……くそっ。俺はいったい何がしたいってんだ。何も見ないでこのままじっとしてればいい………いいんだ……」ぶつぶつ言いながら、屋敷ににほとんど誰も居ない事を確認、誰かが戻ってくる前にもう一度祭り会場まで走って教授を探します。資料を漁りなおそうかとも思ったんだけど、時間なさそうですから。
キーパー>目星でGO!
和馬>目星っ! [ころころ] 凄く成功!
キーパー>OK! 岬に程近い岩場の影に撮影機材設置している教授発見。
和馬>「教授っ」そっと寄っていって
教授>「おお、斉藤君。どうしたね? 君も家にこもるんじゃないのかね?」いたずらっぽく
和馬>「っ…………」言われ、思わず言いよどみます。「……そのつもりでした。ですが……昨日、俺は夢を見たんです…」昨日みた夢の事。今日聞いた行方不明。あの祠に眠っているはずの剣。それらを教授に話しましょう。
教授>「なに?! それは凄い! 本物だとしたら大発見だよ! あの社だね!?」
祠のことしか聞いてない教授である。
和馬>「いや待ってください!あんとく様はその剣を手に入れるために来るといわれてるんです。しかも今は村人も大勢居るし。今はまずいですっ」
教授>「あんとく様? 君はそんなものを本当に信じているのかい? この科学時代に? 迷信だよ迷信。」
和馬>「いやしかし……俺はあの夢が忘れられない…あれがただの夢とは思えない……兎に角、今はまだ待ってください」
キーパー>そんなことをやってると日が暮れますな。今夜は月夜なので見渡すのに苦労は要りません。 岬には巫女装束の梨奈が一人立って舞い始めました。周囲には誰も居ません。
和馬>「………」言い知れぬ不安感に襲われつつも、梨奈のほうを見つめてます。
キーパー>周囲に誰も居ないのをいいことに教授はガンガン寄ってます。
和馬>「きょ、教授……!梨奈の邪魔はしないでくださいよっ…!」小声でたしなめますよ。
キーパー>よ [ころころ] 失敗。うむ。聞こえてない。
和馬>うぬむぅっ。では喋らずにそっと見つめてます。
キーパー>どっちを?
和馬>とりあえず教授。変な事されるといけないですから。梨奈のほうにも時折目をやりつつ。
キーパー>時折かい(笑)教授は近くでじーっと舞を撮影してるね。
和馬>うむ。教授6の梨奈4くらいで! まあ、教授がある程度で近寄るのを止めたなら梨奈に注目します。
キーパー>気温が低い時期とはいえ舞い続けてれば汗も出る。狩衣がしっとりと張り付いてもう。
対PLトラップ発動(邪)
和馬>「………………」梨奈は見えてないのはわかってますが、思わず頬が赤くなるです。
キーパー>うむ、注目してると大体6通りくらいの動作の繰り返しで舞っているのが分かるな。
和馬>む。何か関連性がありそうですね。
キーパー>ほい。目星振ってみ。
和馬>目星っ [ころころ] 大成功っ
キーパー>なんども繰り返して舞ってるので舞った後が線になってるな。歪んだ星型で真中に歪んだ丸と点だ。波飛沫で端が消えたりするけど、また舞いなおしてるから何時までも消えない。
和馬>ど~っかで見た覚えがあるようなないような…… 「………(なんだあの動きは?魔方陣?印?)」
何処にでもある普通のエルダーサインですよ。
キーパー>見入ってるとだな。「斉藤君、これを見たまえ!」て教授が帰ってくる。
和馬>「ど、どうしたんですか教授………」凄くこそこそと
キーパー>「凄いぞこれは! 今まで見付かったどのものよりも本物に近い!」白手袋はめて直剣持ってきてる。
和馬>「……ま、まさか祠の…」
キーパー>「そうだよ、大発見だよ! もし本物なら君の名前も歴史に残るよ!」興奮中
和馬>「きょ、教授っ……!し、静かにしてください。確かにそれは大発見です。大発見ですが……!」ぼそぼそと
キーパー>さて。聞き耳振ってみ
和馬>うぐぅ。聞き耳っ [ころころ] おおっ。成功
キーパー>では。海のほうから波の音がするんだが、リズムのおかしいのが混ざってる。 普通は気にならないのかもしれないけど、なんか耳につく。
和馬>「…ん?」耳を澄ませて「……教授。何かおかしいと思いませんか?ほら、静かに耳を澄ますと、妙な感じが…」
教授>「ん? なにが?」
和馬>「静かにしてください。波の音が………何かがおかしい」目を瞑って、耳を澄ましてみる
キーパー>和馬には次第に大きくなって近づいてきてるのが分かる。
和馬>「…段々近づいてきてる………教授………迷信だなんだと言う気はありません。ですが……これだけは言える。今俺たちは、非情に危うい。確実に…!」
教授>「おお? あれはなんだ? 海蛇か?」
和馬>「海蛇?……まさか……」おもわず、そちらに目をやり
キーパー>見えるな。岬の先端の鳥居に向かって体をくねらせてくる海蛇のようなものが。 月を反射してぬらぬらと光っている。
和馬>「………あれが、あんとく様…?」 で、今私達が居る位置って?
キーパー>ええと。突端と梨奈の位置との間で横にずれたとこ。三角定規の30度の部分が鳥居、60度の部分が梨奈で90度の位置だと思ってくれると大体あってる。
和馬>ああ、なるほど。じゃあ、本当ならここはコースじゃないな……
キーパー>そう。その海蛇はぐんぐん近づいてきて…比較物がなかったからサイズが曖昧だったけど、鳥居から頭を突っ込んだ今ならよく分かる。10mとかそういうレベルじゃない! 頭の先端は尖ったように細くなってるが胴体の直系が2mはある!
和馬>「……………!?」教授をひっつかんで頭をさげさせる。口も塞ぐ
キーパー>それが頭と思われる部分を供物に突っ込んでぐちゃぐちゃと貪り食ってる… SANちぇっく
教授>よ [ころころ]失敗と
和馬>うぐおっ!SANチェック! [ころころ] う、失敗した [ころころ] 3点
キーパー>教授も固まってる。
和馬>「う、うあっ……………!?」なんとか一時的狂気までは突っ込まなかったな…
キーパー>暫くして供物を食い終わったソイツはずるずると梨奈のほうへ…
和馬>「……り、梨奈っ……!?」思い出す。今までの巫女はどうなった…資料の何処かになかったのか。聞かなかったのか
キーパー>アイデア振ってみ
和馬>アイデアっ [ころころ] よし、成功っ
キーパー>残念ながら巫女は先代が始めた形式で、今までに巫女を使った代替わりが行われたことは無いということを思い出した。
和馬>じゃあ、どうなるかわかんないってことか
キーパー>そゆこと。
和馬>「教授、教授っ…!」揺さぶって 「一つ聞きたい。この…」と、さっき見た歪な星を地面に書き「この紋章は何を意味してるかわかりますか」出来る限り手早く
キーパー>教授のオカルトろーる [ころころ] てへり、失敗(笑)
和馬>教授ーーー!!?(死
キーパー>その「海蛇」は梨奈のすぐ側まで行くが、足元の舞い跡に弾かれるようにそれ以上近づけないな。
和馬>やっぱりあれは足運びで結界を作る舞なのか
キーパー>暫くそうやってた蛇だけど・・・ [ころころ] 急に君等のほうに頭を向け! そのままものすごい勢いで突っ込んでくる!
和馬>「……!!」やばい、本能がそう叫んでる「教授っ…逃げますよ…!」教授を無理やり引っ張って
キーパー>間近に見えるんだが。蛇の頭部が尖っているわけがわかった。 尖っていたんじゃない。先端に…人間の子供の顔がついてる! 狂ったような笑顔で!
和馬>「っっ!!?」その言い知れぬ恐怖に悲鳴すら出てこない。兎に角、走る、走る!
キーパー>さて、SANチェックだ。成功1、失敗1D6だから気合入れてふるように(笑)
教授> [ころころ] 失敗の・・・[ころころ] 1点と。
和馬>げ。失敗したら最悪一時的発狂じゃないかっ!(笑) SANチェック! [ころころ] セーフっ
キーパー>よし。では回避ロールをふって貰おう。和真は30%ボーナスを進呈。
教授>とう [ころころ] もちろん失敗。
和馬>54%か……とうっ!! [ころころ] 大成功!
キーパー>よし。チェックしといてねー。和馬がギリギリでかわした「海蛇」は教授の腕をその小さな口でがっしりと咥え込むとそのまま海へ引きずり込んだ。顔には狂ったような笑いを貼り付けたまま。 教授の断末魔の叫び声「あんとく様、おゆるしを!」は何時までも数馬の耳から消えなかった・・・・
和馬>「…………た、助かっ……た……?」
キーパー>岬では何事もなかったかのように梨奈が舞い続けている。
和馬>「………………」目の前で起こったことが整理しきれず、ただ黙って梨奈の舞を眺め付ける
そして。終わりの始まり ~加実島~ Nov.20.1989
キーパー>さて。ではエピローグに入るか。
和馬>はいさ(笑)
キーパー>翌朝。 確認に来た神主役が空になった安徳社を見つけて大騒ぎになります。
和馬>その辺についてはシラを切ろう
キーパー>網元の家で村中総出で相談した結果、先祖の言いつけどおりに一旦島を出ようという結論になります。そして島を出て2日目。 長崎沖で局地的な地震があり、津波が島を襲ったとの報道がありました。全島民が島外に居た為、被害は建物だけだったそうです。
和馬>結果的に……良かったのかな
キーパー>その翌日。現地調査に帰った村人の話によると。岬に剣が突き立ってたとのことです。
和馬>なんか色々と因縁とゆーか…そういうものを感じるなぁ
キーパー>というところで〆ましょう。ああ、梨奈さんはちゃんと学校に帰ってきました。休んでいた間のレポート地獄に泣いているそうです。
和馬>了解。それの手伝いでもしつつ、今のその平和を噛み締めましょう。教授に剣の事教えたのはかなりまずかったかな。
教えなければ梨奈が犠牲になってたのだ。世の中ままならんのう(笑)
キーパー>それではこれにて『祝!クトゥルフの呼び声D100版復刊!』記念テストプレイ『海神祭の夜』を終了します。おつかれー
和馬>はい、お疲れ様でしたっ