全国社会党大集会(ぜんこくしゃかいとうだいしゅうかい)は、
国政政党である
社会党の所属国会議員や党員らによる全国評議組織である。
概説
党大会は、
社会党における重要議案の審議を行う場である。絶対的な権力を持つとされる
社会党委員長の下、開催されることとなっている。毎年1回5日間以内で開催することが定められている。
党大会に諮られる事案
- 党綱領の変更。
- 党政権綱領の認定。
- 首班候補者の選出及び任命。
- 常任幹事会会長の選出及び任命。
- 両院議員総会の会長及び会長代行の選出及び任命。
- 党内監査委員会メンバー5名の選出及び任命。
組織
全国委員会
全国委員会は、党大会の運営に係る最高機関である。全国委員長は、党大会における議長役を務め、他委員は議事録や最終的な対外文書を作成する事務職員である。若手の登竜門とされており、当選3回以内で50歳以下の者から選出されることが慣習で定められている。
両院議員総会
概要
所属国会議員らによって組織される党の審議組織。
所属国会議員の2/3以上の出席及び賛成によって、「党大会に代わる両院議員総会」を開催することができる。この場合においては、両院議員総会長が進行役を務める形で、全国社会党大集会の権限を承継することができる。
ほとんどの場合、全国社会党大集会は両院議員総会に代替して開催される場合が多く、党大会が開かれる場合の方が稀となっている。
組織
会長は、総会の進行役である一方、議員の取りまとめを行うための重要な役職でもある。そのため、党の幹部経験者や閣僚経験者などの重鎮が、最後の要職といった形で務めることが多い。その一方で、会長代行の職は、若手の登竜門的な役割が強く、当選3回以内の若手が務めるケースが多い。
歴代の党大会
第1回全国社会党大集会 |
1948年10月 |
渡辺幹太 |
社会新党として開催 |
第2回全国社会党大集会 |
1949年4月 |
上之章太 |
大衆社会党設立に係る党大会 |
第3回全国社会党大集会 |
1950年11月 |
上之章太 |
社会党党規約を策定 |
第8回全国社会党大集会 |
1955年5月 |
上之章太 |
社会党設立に係る党大会 |
第27回全国社会党大集会 |
1975年6月 |
藤沢玲奈 |
社会党の党勢改革 |
第47回全国社会党大集会 |
1995年5月 |
高橋健二 |
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最終更新:2025年03月18日 23:26