全国社会党大集会(ぜんこくしゃかいとうだいしゅうかい)は、
国政政党である
社会党の所属国会議員や党員らによる全国評議組織である。
概説
党大会は、
社会党における重要議案の審議を行う場である。絶対的な権力を持つとされる
社会党委員長の下、開催されることとなっている。毎年1回8月に5日間以内で開催することが定められている。
党大会に諮られる事案
- 党基本方針の制定。
- 党政権綱領の制定。
- 首班候補者の選出・任命。
- 常任幹事会会長・常任幹事の選出・任命。
- 両院議員総会長・総会長代行の選出・任命。
- 党内監査委員会メンバー5名の選出及び任命。
組織
社会党委員長
│
全国社会党大集会
│
├─全国委員会
│ ├─委員長
│ └─委員(3名)
│
└─両院議員総会
├─総会長
└─総会長代行
全国委員会
- 党大会の運営に係る最高機関である。
- 全国委員長は、党大会における議長役を務める。
- 他委員は議事録や最終的な対外文書を作成する。
- 若手の登竜門であり、当選3回以内の者から選出されることが慣習となっている。
両院議員総会
- 党所属の全国会議員によって組織される党の常設審議機関。
- 総会長は、議員の取りまとめ役として重要な党内ポストである。
- 総会長は、党幹部や閣僚経験者などの重鎮が、最後の要職として務める事例が多い。
- 総会長代行は、若手の登竜門的な役割が強く、当選3回以内の若手が務めるケースが多い。
- 2/3以上の出席・賛成にり、「党大会に代わる両院議員総会」を開催する。
- 党大会に代わる両院議員総会は、総会長が進行役を務め、全国社会党大集会の権限を承継する。
- 全国社会党大集会は、両院議員総会に代替して開催される場合が非常に多い。
歴代の党大会
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開催 |
委員長 |
全国委員長 |
決議事項 |
備考 |
| 第1回大会 |
1948年8月 |
渡辺幹太 |
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結党宣言、政権綱領の制定 |
社会新党として開催 |
| 第2回大会 |
1949年8月 |
上之章太 |
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大衆社会党結党宣言 |
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| 第3回大会 |
1950年8月 |
上之章太 |
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党基本方針の制定 |
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| 第8回大会 |
1955年8月 |
上之章太 |
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社会党結党宣言 |
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| 第28回大会 |
1975年8月 |
藤沢玲奈 |
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党基本方針の改定 |
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最終更新:2025年11月07日 18:28