概要
- 魔物の爵位は美醜で決まる。人間やその他の下位の者たちを捕らえる力の一旦として高位の人外者ほど美しく、直視できないほどである。特に複数個体のない魔物は、理想的な肢体というものが基本になることから、男性は高身長の者が多く、女性もほとんどがナイスバディである。ただし、人型ではないおかしなものもたくさんいる。
- 一般的に概念系の魔物は高位でありその分対価の支払いも大きいといわれている。
- 魔物は変化を特性としない生き物だが、その側面は決して一つではなく、特に事象を司る者達には幾つもの顔がある。
- 契約者と色恋は別なこともある。
- 魔物は元々誘惑と策謀に長けている。
- 伴侶を失うと狂乱状態になることがある。
- 魔物は血から花を育てることが出来る。
愛情表現、好意や親しい関係性を表す行為
- 魔物が誰かに食べ物を与えるのは庇護の証である。(人外者は高位になればなる程に食事を与えるという行為で親密さを示す)
- 魔物が髪の手入れをするということは、愛情表現の一種(736)
- 魔物にとって相手に歌を歌うというのは求婚に等しい行為である。
- 子守唄については、“歌を贈る”意味合いの少し外側の位置づけとして認識されるもの。(774)
- 人外者に装飾品を贈るということ、特に魔物の領域においての意味は、特に指輪と首飾りはその身も心もという所有欲を示す為のものである。
- 魔物は薔薇の祝祭では基本的に花束を一つ贈る風習しかなく、対象は恋人や伴侶相当の相手となる。
- 春告げの舞踏会に毎年一緒に行って欲しいと頼むのは求婚ととられることもある。(恋や良縁の祝福があるため)※
- 舞踏会などで5曲以上踊ると親族や伴侶などかなり心を許した相手の証となる。※
※魔物に限らず人外者全般
歌乞い
- 魔物が生涯でたった一度だけ得られる恩寵である。自分の歌を聴けばすぐさまそれが恩寵だと認識出来ると言われており、そのたった一つが得られた後は二度と歌乞いは得られない。魔物は歌乞いに執着する。
伴侶
- 人間を伴侶に選ばない訳ではない。
- 魔物は伴侶を失いやすい。不手際で殺してしまう、何者かに殺される、災害や事故で喪われる等々。彼等はいつも愛する者を奪われ、多くの場合はその絶望で崩壊してゆく。
- 普通であれば、魔物は自らの伴侶候補に近付く者を全て殺してしまう。(家族や友人さえも)それは感情の問題でもあるが、指輪を与えた後となると、権利として許されているものでもある。
- 指輪を受けられる指は、親指以外である(妖精は耳飾りなので除外)。
- 死を司る精霊の王族の手元にあった記録には、先代の万象の伴侶を守護した者達の記述があったが終焉と選択はその輪には入らなかった。(守護した魔物:欲望、犠牲、白薔薇、白百合、夜、月、海、信仰)
白持ち
- 作中では白の魔物とも呼ばれる。特等の支配階層。(26)
- 生粋の白を持つ魔物はほとんど存在せず、白が一筋混じっただけでも、薬の魔物の世界では公爵位相当になる。例外的に、仮面の魔物のように、色相そのものが白に近しい公爵もいる。(12)
- 白を持つ存在はごく稀であり、魔物の枠を超えた 高位者となれる。
- 白持ちは支配階級の爵位を与えられる。
- 公爵位の魔物はほとんどが統括するべき自国ではない領土を持っているが、その資質によって持たない場合もある。
- 人間達の文献や絵画によると、時折信仰の対象になっている。
- 白持ちであっても白い部位が少なく脆弱だったり、特性上不安定な魔物もいる。逆に、白持ちではなくとも微量な白持ちよりも厄介な魔物も多い。
魔物の種類
席次
- 一席・万象の魔物ディノ
- 二席・終焉の魔物ウィリアム
- 三席・選択の魔物アルテア
- 四席・欲望の魔物アイザック
- 五席・雲の魔物ヨシュア
- 六席・不明
- 七席・不明
- 八席・不明
- 九席・白薔薇の魔物ネビア
- 十席・不明
爵位分け
- 公爵
- 塩の魔物ノアベルト
- 選択の魔物アルテア
- 欲望の魔物アイザック
- 雲の魔物ヨシュア
- 白薔薇の魔物ネビア
- 雪の魔物ニエーク
- 白夜の魔物ルドルフ
- 麦の魔物リザール
- 絶望の魔物ギード
- 貪食の魔物ムガル
- 見聞の魔物ゼノーシュ
- 白百合の魔物ジョーイ(一階位落としてサムフェルに入れなかったため、おそらく十三席)
- 言の葉の魔物コリー
- 信仰の魔物レイラ★
- 白薔薇の魔物ブランシュ★
- 白樺の魔物★
- 白墨の魔物★
- ニワトコの魔物エルダーシャ★
- 過去の公爵位
- 鹿角の魔物マリダーシャ(故人)
- 犠牲の魔物グレアム(先代)
- 侯爵
- 伯爵
- 梟の魔物
- 夢の魔物ドーミッシュ
- 睡蓮の魔物クレア(歌乞いアリステルの魔物)
- 剣の魔物ギルバート
- 贖罪の魔物(食べられた)
- 森の賢者トトラ
- 砂糖の魔物グラフィーツ
- 春宵いの魔物リーヌス
- 砂靄の魔物イオ
- 拡大鏡の魔物
- 橋の魔物
- 子爵
- 残響の魔物
- 黄菊の魔物エマジュリア
- 山の魔物
- 木型の魔物
- 春縫いの魔物
- 鍵の魔物ダンダリオン
- 爵位不明の白持ちの魔物
- トナカイの魔物オルガ
- 氷の魔物アルミエ(本来は第六席とも七席とも言われたが、伴侶の死で公爵位を失う)
- 屋敷の魔物アイク
- 白樺の魔物(先代/蝋燭にされた)
- 白を持つ階位ではないが、需要と神格性が高く、能力としては最高位の魔物
[2018年 10月19日 (金) 16:04]
「
薬の魔物の解雇理由、登場人物の容姿・服装につきまして」魔物の体型について詳細な記述
最終更新:2023年12月10日 11:42