概要
少々高慢だが叡智と魔術に富んだ思慮深い生き物で、人型の竜は人間の雛形になったとされる。
人型になれる竜は千歳を超えたものだけである。
魔術の展開領域や独自性も高く、一晩で国一つ滅ぼした逸話もある。
庇護する仲間達には情け深いが、所有欲がとても強く、珍しいもの、気に入ったものはかなり強引に囲い込もうとする。若い竜はよくそれで身を滅ぼす。
竜は力を最たるものとする。
第97話竜の逆鱗と国際問題より
そのためか、己よりも強い者に焦がれる性質がある。
頑丈な体を持つものが多いが、剥がされると死んでしまう逆鱗がある首裏が弱点となる。
その他情報
竜の宝
生涯唯一の宝となる存在をみつけることを願い、得られた後はそれを庇護し、尽くし、その望みを叶えることだけに喜びを見いだすようになる。宝と引き離されたり、宝を失った竜はその喪失に耐えられず命を落とす事が多い。
長らく宝と巡り会えなかった竜もまた心を病み、狂乱することがままある。
そのため宝を得られなかった竜の多くは玉を作り、それを宝とすることで己を心を守る。
たとえ最終的には宝を破滅に導くことになったとしても、宝の望みだけをただひたすらに叶えて共に殉ずる、人によっては愚かにも見える愛し方をする。
竜の求婚
相手と戦い、打ち負かした者がその竜を手に入れることができる。
また、竜にとって腹部を差し出すことは命を捧げることに等しい。そこを撫でる行為は、強制的に忠誠を誓わせる儀式や、力尽くで婚姻を迫るような意味になる。
竜の体格
光竜は絶滅した。
水竜は閉じこもって独自の世界に生きていたが次世代により開国しつつある。
火竜はヴェルクレアとの契約を結んでいる。
雪竜は統一戦争により痛手を負った。
風竜は滅びる寸前まで行った。(雄が一頭のハーレム)
森竜は今のところ不明。
春闇の竜はあまり形を固定しない。春の盛りのその時にだけ、珍しい酒を作る。
氷竜は統一戦争により痛手を負い、閉じこもるように。あんまりゴツゴツしてない。
地竜は選定した。女が強い。荒々しいのと穏やかで分かれる。
海竜は次代への移行と思われる海竜戦が夏頃開催される?
花竜は愛玩竜。貴族の妻君等が見栄え重視の従者として飼う。
土竜は地下に余分な生き物が入り込まないよう、山や大地の守護の下で侵入者を排除する存在。ある意味、特定の姿を持つ魔術の理そのものに近い。
竜の一覧
登場する「竜」のまとめ
並びは名前順です。「ヴ」は「あ行」に並べています。
女性と判る人物は名前をこの背景色で記載
名前が分からない竜は()で記載。
名前 |
愛称 |
種類 |
色,階級 |
主人 |
備考 |
あ行 |
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エルト |
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花竜 |
薔薇色の体に真紅の尻尾 |
フェルフィーズ |
ディノが集めて来た卵から孵った火竜。エヴナの翼を継いだ。翼を継ぐ儀式に耐えられず、置き換えにより花竜(薔薇竜)となった。 |
エヴナ |
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火竜 |
火竜の先代王 |
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統一戦争でウィーム王を看取り、リーエンベルクを焼いた。 |
か行 |
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さ行 |
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サラフ |
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風竜の王 |
風竜の王 |
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ウィリアムの庇護を受けている。同年代の雄はいない |
ジゼル |
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雪竜の王 |
雪竜の一氏族の王 |
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目尻には、髪と同色の白に近い紫の鱗が微かにある。子育て中。 |
た行 |
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ドリー |
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火竜 |
火竜の元王の弟。現在は兄の妻の兄が王となっている |
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ヴェンツェルの契約の竜。祝い子。 |
ダナエ |
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春闇の竜 |
竜の三席 |
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悪食。ある程度の |
な行 |
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は行 |
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バーレン |
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光竜 |
光竜の宮廷魔術師の三男 |
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アルテアに森竜と入れ替えられた |
バンル |
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夏闇の竜 |
夏闇の竜の王子 |
統一戦争時のウィームの王子(エーダリアの伯父) |
容れ物を船火の魔物に置き換えている |
ま行 |
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や行 |
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ら行 |
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ラザル |
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雪竜 |
雪竜の元王子 |
ディヴァート |
宝を失って竜としては生きられなくなり、人間に入れ替えられる |
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わ行 |
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[2018年 10月19日 (金) 16:04]
「
薬の魔物の解雇理由、登場人物の容姿・服装につきまして」竜について詳細な記述
[2019年 03月 15日 22時 03分]
竜の年齢と卵・竜種ごとの人型の取り方の違いについて読者からの質問に答える形で記述
最終更新:2024年03月28日 21:05