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概要

少々高慢だが叡智と魔術に富んだ思慮深い生き物で、人型の竜が人間の雛形になったとされる。
竜種によって、人型が優先されて生まれてくる種、獣型で派生してのちに人型を得る種、基本的には人型を持たない種があり、獣型を基本とする場合でもおよそ千年生きるとほぼ人型を得るようになる。*1
魔術の展開領域や独自性も高く、一晩で国一つ滅ぼした逸話もある。
庇護する仲間達には情け深いが、所有欲がとても強く、珍しいもの、気に入ったものはかなり強引に囲い込もうとする。若い竜はよくそれで身を滅ぼす。
竜は力を最たるものとする。*2
そのためか、己よりも強い者に焦がれる性質がある。
頑丈な体を持つものが多いが、剥がされると死んでしまう逆鱗がある首裏が弱点。

特徴

体格

*3*4*5
  • 人型時の身体的特徴は、一般的には魔物たちよりがっしりとした武人体型で、首周りや肩口、胴回りも魔物よりぶ厚い。ただし疫病の竜など種族的に小さなものや、ダナエや光竜、咎竜など異種族寄りの体格の者もいる。
  • 人型になれる男性の竜は2m越えの身長が基本。角があるとかなり大きく、種によってがっしり体型の竜もいる。ただし疫病の竜は小さく、いわゆるドラゴン型ではなく〝龍型〟の姿を持つ光竜と咎竜は人間に近い体格。
  • 闇の系譜の竜は飛び抜けて大きく、月闇の竜の竜型はゴジラサイズ。古竜と呼ばれる者には巨大に育つものもいる。

人型

*6
概要記載の通り、人型を持つかどうかは竜種と年齢によっておおよそ決まる。
光竜に近い種では、人型を優先して生まれてくる種が多い一方、咎竜に近い種は獣型で派生してのちに人型を得る場合が多い。また、人型を持たずに生まれる種であっても、すべてではないがおよそ千年ほど生きると人型を得るようになる。ただ、厳密には竜種の階位、生まれ持った魔術貴賎などで人型を取れるようになる年数は前後する。
特に、禍、祝、悪食などの特別な力を持つ竜、賢者の翼を継ぐ竜は若くして人型を持つものが多い。
なお、人間側の教本に『竜が人型を得られるのは千歳以降である』と書かれている理由は、人間が一般的に関われる階位の竜となると、年齢を重ねたことによって人型を得ている場合がほとんどのためである。
  • 例:穏やかな気質の方の地竜、森竜、そのほか人型を持たずに生まれる竜種など

習性

竜の宝

生涯唯一の宝となる存在をみつけることを願い、得られた後はそれを庇護し、尽くし、その望みを叶えることだけに喜びを見いだすようになる。宝と引き離されたり、宝を失った竜はその喪失に耐えられず命を落とす事が多い。
長らく宝と巡り会えなかった竜もまた心を病み、狂乱することがままある。
そのため宝を得られなかった竜の多くは玉を作り、それを宝とすることで己を心を守る。
たとえ最終的には宝を破滅に導くことになったとしても、宝の望みだけをただひたすらに叶えて共に殉ずる、人によっては愚かにも見える愛し方をする。

求婚

相手と戦い、打ち負かした者がその竜を手に入れることができる。
また、竜にとって腹部を差し出すことは命を捧げることに等しい。そこを撫でる行為は、強制的に忠誠を誓わせる儀式や、力尽くで婚姻を迫るような意味になる。*7

婚姻制度と子どもの数

*8
宝を持たない竜は一般的に一夫多妻制か、一妻多夫制。同じペアでの卵(子供)は1つ(1人)までだが、階位の高い竜種では一度の出産ではなくとも、複数の子どもを産むこともある。(作中だと、雪竜の双子や風竜の双子など)
ただし竜種の一般的とされる状況から外れるため、不吉とされることも多い。

年齢の概念

人間は竜種の年齢を、卵が生まれたところからカウントし始めるが、竜たち自身は、人間の認識と同じように卵から生まれたところからカウントする場合もあれば、卵期間の事情(後述)などもあって、年齢という概念自体がかなりアバウトな場合も多い。
  • 卵期間の事情:事件に巻き込まれる・卵の中で機嫌が悪かったことなどに起因して、卵の期間が長すぎる場合がある

その他

小さく無垢なものを好むタイプの竜には、お気に入りの子どもを背中に乗せて飛んだり、お腹に抱え込んで一緒に寝たいという欲求がある。ただし伴侶に出来る年齢の相手を抱いて眠ると求婚になってしまうため、相手が子どもでいてくれる間だけの楽しみである。*9


竜種

光竜

  • 事実上絶滅

水竜

  • 閉じこもって独自の世界で生きていたが、次世代により開国しつつある。

火竜

  • ヴェルクレアとの契約を結んでいる。

雪竜

  • 統一戦争により痛手を負った。

風竜

  • 滅びる寸前まで行った。(雄が一頭のハーレム)

森竜

  • 詳細不明。

春闇の竜

  • あまり形を固定しない種。
  • 春の盛りのその時にだけ、珍しい酒を作る。

氷竜

  • 統一戦争により痛手を負い、閉じこもるようになった。
  • あんまりゴツゴツしていない。

地竜

  • 選定した。
  • 女が強い。
  • 荒々しい気性と穏やかな気性に分かれる。

海竜

  • 次代への移行と思われる海竜戦が夏頃開催される?

花竜

  • 愛玩竜。貴族の妻君等が見栄え重視の従者として飼う。

土竜

  • 地下に余分な生き物が入り込まないよう、山や大地の守護の下で侵入者を排除する存在。ある意味、特定の姿を持つ魔術の理そのものに近い。*10

咎竜



竜の一覧

登場する「竜」のまとめ

並びは名前順です。「ヴ」は「あ行」に並べています。
女性と判る人物は名前をこの背景色で記載
名前が分からない竜は()で記載。



名前 愛称 種類 色,階級 主人 備考
あ行
エルト 花竜 薔薇色の体に真紅の尻尾 フェルフィーズ ディノが集めて来た卵から孵った火竜。エヴナの翼を継いだ。翼を継ぐ儀式に耐えられず、置き換えにより花竜(薔薇竜)となった。
エヴナ 火竜 火竜の先代王 統一戦争でウィーム王を看取り、リーエンベルクを焼いた。
か行
さ行
サラフ 風竜の王 風竜の王 ウィリアムの庇護を受けている。同年代の雄はいない
ジゼル 雪竜の王 雪竜の一氏族の王 目尻には、髪と同色の白に近い紫の鱗が微かにある。子育て中。
た行
ドリー 火竜 火竜の元王の弟。現在は兄の妻の兄が王となっている ヴェンツェルの契約の竜。祝福の子供。(妖精、魔物の呼び名では「祝福の子」「祝いの子」、精霊の呼び名では「グランルー(厄介なやつ)」)(262)
ダナエ 春闇の竜 竜の三席 悪食。ある程度の
な行
は行
バーレン 光竜 光竜の宮廷魔術師の三男 アルテアに森竜と入れ替えられた
バンル 夏闇の竜 夏闇の竜の王子 統一戦争時のウィームの王子(エーダリアの伯父) 容れ物を船火の魔物に置き換えている
ま行
や行
ら行
ラザル 雪竜 雪竜の元王子 ディヴァート 宝を失って竜としては生きられなくなり、人間に入れ替えられる
わ行



[2018年 10月19日 (金) 16:04]
 「薬の魔物の解雇理由、登場人物の容姿・服装につきまして」竜について詳細な記述


感想返信より、作者様コメント(時間経過により、より古いページに移動することがあります)
[2019年 03月 15日 22時 03分]
 竜の年齢と卵・竜種ごとの人型の取り方の違いについて読者からの質問に答える形で記述


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最終更新:2026年05月04日 14:19