食べ物
食事類
リーエンベルクの朝食
- 関連項目
- →リーエンベルク
登場話:16など
ハムとソーセージとパンに熱意を注ぐネアとしては、この朝食の段階だけでも生きている喜びを噛み締め終わってしまうほど素晴らしい朝食。
エーダリア様の食事の好みはかなり好きだが、唯一、とろとろのスクランブルエッグが出てこない点でマイナスポイントだとネア(卵が苦手だと誤解した)。
朝食の際、ディノはネアに食事を分け与える喜びを、ネアは魔物の食事を、交換という建前で強奪することを覚えた(
食事の交換の儀式)。
触発された
ゼノーシュがネアにスープを分けようとする一幕も。
以下、16の朝食のメニュー一覧:
- ・ハムに該当する各種
- ・チーズ各種
- ・ソーセージ
- ・酢漬け野菜(ピクルス)
- ・パン各種
- 花形選手。籠ごと独り占めしたい。
- ・バター
- 種類が多い。
- ホイップバター、新鮮な生バター、香辛料の効いた赤いバター、香りのある熟成バター、岩塩をきかせたもの、木の実を砕いて入れた歯触りの楽しいものなど。
- ネアは毎回、一人用に取り分けられて並んだバターのお皿を、一番手元に引き寄せる。
- ・パテ
- パン用のパテ。
- ・ジャム
- ふんだんに用意される。
- ・トマトベースの赤い野菜のスープ
- 今朝のスープ。
- あつあつのポタージュで、とろみがある。
- ゼノーシュは、自分の皿を抱えて離さずどんどん飲んでいき、横のグラストが鍋から足してゆく。「わんこそばシステムである」とネア。
- ▲up
収穫祭の晩餐
登場話:522、551など
クロウウィンの日の晩餐はいつもより遅い時間に始まる。ザハなどのお店のディナーの予約も、いつもより1時間は遅い。
特に、帰ってきた死者を迎えた人間の家族は、一緒に収穫祭の夜を楽しんでからゆっくりと家に帰り、死者達が死者の国に戻る夜明けまでを一緒に過ごし、翌日の安息日はお昼まで眠る(551)。
クロウウィンに帰ってきた死者は、特別な振る舞い料理でもてなされる。死者の生前の好物など、生者の料理は決して与えてはいけない。死者は薄味好みなので、生者の食べ物を与えると倒れてしまう(522)。
- リーエンベルクの収穫祭の晩餐(1年目)
- 登場話:551
- ローストチキンや林檎のパイなど。
- ▲up
山羊のチーズとキノコのスープ
登場話:29
ネアが
アルテアを連れて帰ってきた後の、事情聴取をされながらの晩餐のメニュー。
ディノがネアの拘束椅子となっていたため、ネアが大きめのスプーンに零さない程度を掬い、ディノに介護のように飲ませた。
▲up
シチュー屋
登場話:39、47、53、95
ウィームの街外れに新しく出来た料理店。シチュー屋台とも。
看板メニューだけではなく、香辛料の効いたカレーのようなものもある。
客層は家族連ればかり。
37でネアに掴み上げられ、シチュー鍋に入れてしまうと脅された髪喰いの魔物・
カミラが、人型に進化して養子として過ごしている。
客がくれた髪の毛によってカミラは空腹になることもなく、髪喰いの魔物に髪を食べさせると子宝に恵まれるという迷信まで広がり、街の有名店になった。
シチュー屋台の看板は、シチュー鍋と髪喰いの絵柄。
▲up
グヤーシュ
登場話:59など
朝食のスープ。
59では古典的なグヤ―シュで、サワークリームがかかっていた。
ディノはそのうちグヤーシュが自身の好物だと気付く。
▲up
リーエンベルクの屋台の食べ物
登場話:61、953
ゼノーシュが野外オペラまでに屋台から調達してくれたもの一覧:
- ・串焼きのハム
- ・鶏肉とチーズと蜂蜜
- ・茸をオイルと大蒜で蒸し焼きにしたもの
- 少し辛いスパイスと塩で和えてある。グラストが大好き。
なお、野外オペラの劇場にも屋台はある模様。
▲up
ローストビーフ
登場話:112、291、532、590、956など
ネアのかなりの大好物で、ディノや
ノアベルト、アルテアの誕生日などと優先度を比較して迷ったりするほど。
リーエンベルクのものは特に美味しく、じゅわっと美味しいお肉の旨味と、香草の香り、ちりりっとした胡椒の風味と複雑な味わいの濃厚なソースが絡み合う逸品(590)。
そのためネアは、ローストビーフ出現の情報を入手次第、厨房の料理人と打ち合わせをしている(112)。たくさん食べてしまうので、賄いなどで汎用する予定があれば、多めに作っておいて欲しいとのこと。
イブメリアの前夜祭のバベルクレアには、ローストビーフが必ず出される。祝祭の食べ物には恩恵が込められているため、エーダリアは気もそぞろになる花火が終わった後、もう一度
ローストビーフサンドイッチを食べる。
ラエタ編では、水曜日のローストビーフのために早く帰ろうとかなり意気込んでいた。
▲up
茹で肉
登場話:127
ウィームの伝統的な宮廷料理で、高級料理。
ブイヨンで柔らかく煮込んだ上等な牛肉に、様々なソースを付け合せていただくもの。
かなりの量を各自与えられる上、玉ねぎとほうれん草の塩味のソースと、サワークリームと林檎と玉ねぎの甘めのソースが一般的なソースのため、味にも飽きて旅半ばで力尽きる者が多い。
無念の思いがあまりにも凝り過ぎて、
茹で肉の魔物は生まれたらしい。
127でネアはこの料理に、魚を発酵させて作った塩辛い調味料に唐辛子を加えたもののソースを即興で作った。
茹で肉に余分な味付けがない分、即席でエスニック化する。
「このお肉は、ソースの味がもったりするから飽きるんです。辛味にこれを足すと、いつまでも食べれる素敵な味に変わりますよ」とネア。
アルテアと
ウィリアムにも評価され、ウィリアムは魚にも同じソースをつけて食べていた。
すり下ろした大蒜があるとなお良いが、あまりにも別の料理になるので、さすがにお店では頼めない、とネア。
▲up
卵串揚げ
登場話:260、477、478、548、857、867
ほこほこの小さめ味付きゆで卵に衣をつけて串揚げにするお料理。
タルタルソースをたっぷりつけたり、アンチョビソースをたらりとかけていただくと美味しい(548)。
ディノのお気に入り。
アルテアと
ドリーが作ってみようとなる(548)。
アルテアがこの料理を初めて聞いた際、使う卵を香草と一緒にしておいて香草の香り付けをしてもいいだろうなとアレンジレシピを提案してくれた(548)。
▲up
シュニッツェル
スパイシーチキン
串焼き肉
登場話:467、695、697、740など
▲up
クネドリーキ
登場話:500、942
作中に特に説明はないが、名称からするとチェコの茹でパンで、食事パン。
グヤーシュやシチューなど、スープものに合わせて食べられている。
▲up
海辺での新鮮な魚介の網焼き
登場話:548
ヴェルリアではよく行われる。
▲up
鳩とフォアグラのパイ包み
登場話:548
ネアが以前お店で見かけたメニュー。
アルテアに作ってもらう約束をした。
▲up
ほかほかまんじゅう
登場話:548
「ネアは調子づき、最近また食べたい欲が出てきてしまったほかほかまんじゅうの再現も、アルテアが正気に戻る前に依頼しておいた」。
▲up
魚介のクネル
登場話:548
「アルテアは魚介のクネルも得意だそうで、今度作ってくれると約束を取り付けた」。
▲up
バルバ
- 関連項目
- →食・祝祭別>バルバ
ラエタの家庭料理
登場話:553
ネアがラエタから持ち帰った本である、魔術を使ったレシピ集に記載されていた。
長年食べていると体に毒の溜まる妖精の野菜を体にいいと勧めていたり、棘牛の棘にも挑んでいたようだ。
「何事も挑戦してしまう時代があるものですね」と
ヒルド。
▲up
冬告げの舞踏会の祝祭料理
- 関連項目
- →食・祝祭別>冬告げの舞踏会の祝祭料理
チーズがけのほかほかミートパイ
登場話:580
使い魔の私生活を慮ったことへのお礼の品に貰おうとネアが企んでいた品。
実際に貰えたかは不明。
▲up
肉団子の入った、お酒の風味で体の温まるクリームシチュー
登場話:942
942のリーエンベルクの昼食。
→
クネドリーキで食べると幸せいっぱい、とネア。
▲up
パラチンケン
登場話:949
クレープ生地のようなものにおかずをくるっと巻いて、フォークとナイフで食べるあつあつの料理。
リーエンベルクの朝食に出てきた。
ネアの大好物。
濃厚なクリームソースなどで食べるのが一般的だが、949のパラチンケンは、噛みしめると濃厚なキノコのソースが美味しい具材のもの。
特別なソースがなくても充分においしく食べられるが、バルサミコ酢のソースのような酸味の効いた濃厚なソースが少しだけ添えられており、味を変えられるような心憎い工夫がされている。
宴席などの翌日の朝には、体にいい野菜がたっぷり入ったパラチンケンを、酸味の効いた辛い角切りトマトのソースや、さらりとしたマスタードソースで食べたりもするそうだ。
他に、鮭とほうれん草のもの、セロリと挽き肉に濃厚な茶色いソースのものなどがある。
▲up
冬人参のポタージュ(949)
単に「人参のポタージュ」「人参ポタージュ」とも呼ばれる、温かな冬人参のポタージュ。
リーエンベルクの朝食に出てきた。
エーダリアにとっては、リーエンベルクに来た直後に食べた思い出の料理であり、ゆえに好物でもある。
ディノも人参のポタージュを気に入ったようだが、振りかけられている砕いたナッツの部分はあまり得意ではないらしく、その部分をスプーンに入れる時だけもそもそとしている。
▲up
ウィリアムのお弁当
登場話:952
サンドイッチやスープ、焼き菓子などが入っている。
ネアがよくウィリアムに食べ物を渡しているのを思い出して、エーダリアが厨房に頼んでくれたもの。
報告会の帰り際に、ウィリアムに渡された。
「ウィリアムが驚きと喜びの入り混じった微笑みを浮かべていたのが印象的だった」とネア。
▲up
リーエンベルクの晩餐(952)
登場話:952
ヒルドにより、アルテアのちびふわの呪いが解ける時間を計算して、臨機応変に人数を増やせるような料理の出し方にしてもらっていた。
そのため、シュニッツェルやグラタンはおかわり自由の形式となっている。
参加者はネアとディノ、ちびふわ(アルテア)に、エーダリアとヒルド。
ノアは新しい女の子とのデートでおらず、グラストとゼノーシュは早めに晩餐を終えていた。
以下、メニュー一覧:
- 肉団子が入った、ウィームの伝統的な牛コンソメのスープ
- 深い飴色をしている。
- ディノの大好きなスープ。
- 優美な白磁のスープボウルに入れられている。
- 類似品は590、745、787、792などにも。
- 蒸し野菜とベーコンの温かいサラダ風のグラタン
- おかわり自由。美味しい。
- お皿の上に切り分けられたものが運ばれてくる。
- ネアは、ディノからのグラタンのブロッコリーを、チーズがかかった美味しい部分のアスパラと交換していた。
- →食事の交換の儀式
- シュニッツェル
- 小ぶりな一口サイズ。おかわり自由。
- 細やかな衣には削ったチーズが混ぜられているので、そのままでも充分に美味しいが、香草ソースやグレービーソースのようなもの、檸檬バターソースなどが用意されているので、こちらも自由に選べる。
- ネアは今後のアルテアの歌声の運用に気をとられ、たった7枚しか食べられず、全体の食事量も減ってしまった。
- →シュニッツェル
- 甘い雪傘芋をからっと揚げて塩をまぶしたもの
- 胡瓜とフェンネルのマリネ
- 香草と鶏レバーのパテ(591?、952など)
- パンに合わせる為のもの。
- 臭みもなく濃厚な味わいが堪らなく美味しい。
- 952では、いい材料がたくさん手に入ったものか小さな円形のパテ皿にたっぷり盛られており、ネアによると「昨晩から食卓の何箇所かに常に並んでいた」とのこと。
- エーダリアの好物の一つでもあるので、いつもリーエンベルクの料理人は、一度に沢山作って暫く食べられるようにしてくれている。
- ネアに厳しい視線を向けつつも、鶏レバーのパテの取り分けには余念がなかったのがエーダリア。
- →パテ一覧
- 食後のデザート
- ▲up
オリーブと魚の瓶詰
揚げ芋の串
登場話:953
野外劇場の売店で、
ホットワインや
棒ドーナッツなどとともに売ってあるもの。
悪い瓶詰妖精の捕縛に協力してくれた竜騎士達へのお礼の品になった。
▲up
ジャガイモのグラタン
登場話:955
ケーキのようにきっちり正方形に切られて、お皿に盛り付けられた色鮮やかなグラタン。
薄く切ったジャガイモに鮭とディル、そして、トマトと鮮やかな紫の蕪の薄切りなどが、ミルフィーユのように重ねられている。
上にも新鮮なディルの葉が飾られていて、色鮮やかで上品な一皿となっている。
アルテア曰く、
冬雫の実も入っている。
むちむちとろりのチーズと具材が素晴らしいハーモニー。
ディルの香りがふわりと抜ける爽やかさに、濃厚なホワイトソースと鮭の旨味が堪らない。
- 新鮮な帆立とイクラでお花のように飾られた一品
- 登場話:956
- グラタンの横に置かれた品。
- 「この一皿の芸術性と味わいには最低でも一万点を与えざるを得まい」とネア。
- ▲up
ホットサンドイッチと素敵なスープのお昼
登場話:957
アルテアにあれこれ指導されつつ、ネアが作った。
アルテアが誕生日だからということもあるし、今夜の晩餐で祝祭のお祝い料理以外にも負担をかけてしまう厨房に休んでほしかった、という配慮のため。
▲up
アルテアのお誕生日料理(2回目)
- 関連項目
- →食・祝祭別>アルテアのお誕生日料理
菓子類
クッキー
登場話:7など
ネアが、廊下の隅っこでお腹が空いて行き倒れてた、白混じりの水色の癖毛の可愛い魔物に与えたのが初登場。
このとき転職活動を秘密裏に行っていたネアは、このあまりにも可愛い魔物を転職先の第一候補に置き、もはや懐き度は最高潮でクッキーさえあれば思いのままだと勝利を確信していたが、高位の魔物のゼノーシュの本来の姿であると判明したため、あえなく夢破れた。
このときの衝撃から、ネアはゼノーシュのことを
クッキーモンスターとも呼んでいる。
ネアは、クッキーモンスターの篭絡のために、給料でクッキーの大量購入を発注してしまっていた。後日、届いてしまった大量のクッキーを無駄にしないという口実で餌付けを再開した。
なお、その後ネアは、ゼノーシュのために、常にポケットに個別包装されたクッキーを持ち歩いている。
▲up
白いケーキ
登場話:11、30、55、146など
グラストの手作りのケーキ。
ただのスポンジケーキに、白い生クリームを乗せただけの素朴なもの。
グラストが病弱な娘のために、庶民は自らの手で料理をするのだと、不恰好なケーキを作ってみたのがきっかけ。
娘はとても嬉しがり、好んで食べていた。
それを陰からこっそり見ていたゼノーシュが、いつか作ってもらいたかった憧れのケーキでもあるが、グラストとの理解の齟齬があり、ネアと会ってしばらく経つまで、その夢が実現することはなかった。
▲up
揚げ無花果
登場話:33
揚げ無花果に、甘めのクリームチーズを添えた庶民のおやつ。
日替わりの移動販売のメニューの一つ。
ネアが33の先週に発見した、心の友。
▲up
白いケーキじゃないケーキ
登場話:55
ゼノーシュが初めて作ってもらった、グラストの手作りケーキ。
グラストがリーエンベルクの厨房で作ってくれたらしい。
見事なくらいに茶色いケーキで、ゼノとしてはここまで憧れの
白いケーキと色が違うのはショックだったが、グラストが頑張って考えてくれた結果の産物だったようだ。
ゼノのチョコレート好きを踏まえてチョコレートクリームにして、甘酸っぱいものや果物が入ったお菓子も好きなので、ヒルドの助言も踏まえてジャムを挟んだという(ここで、グラストがゼノの食の好みを割と把握していることが判明した)。
「白いのと同じように不恰好だけど、グラストの手作りだと思うと凄く嬉しかった」「………美味しい」とゼノ。
「そうか!良かったです。久し振りに作ったので、少し不安だったんですが…」とグラスト。
クリームも柔らかくてスポンジが軽いケーキなので、紅茶を挟んで食べる早さを調整しても、あっという間に食べ終わってしまったが、グラストが厨房からお代わりを3皿持ってきてくれた(なお、これはグラスト的には「ゼノーシュはたくさん食べるので、多めに持って来ました」という量だが、ゼノ的には「少し足りないけれど、ゆっくり食べれば時間を引き延ばせるかもしれない」という量。8皿くらいは簡単に食べれてしまうらしい)。
3皿目には、ゼノはもう紅茶を飲むことも忘れてしまい、黙々とケーキを頬張っていたが、その際、向かいの席に座ってゼノを見ていたグラストに、不意に頭を撫でてもらえた。
なおゼノは、お代わりの待ち時間に、憧れの白いケーキをいつお願いできるだろうかと思考の迷路に入った。
すぐに違う種類のケーキをお願いはできないから、1年は時間を置く必要があるかなあと悲しく思い、でも勿論このケーキも毎日でも欲しいけれど、そうなると白いケーキへの切り替え時期が分からなくなってしまうと悩んでいた。
「ゼノーシュ、美味しかったですか?」
「また食べる」
「わかりました」
とのことらしい。
▲up
薔薇菓子
登場話:60
高価なお菓子。
薔薇の糖蜜を薔薇の妖精が結晶化させたもので、飴細工のような小さな花びらの形をしている。
口に入れると薔薇の香りが広がり、酸味のあるジャムのような食感になる。
一時的な幸福感を与えるという魔術つきで、恋人達に人気。
▲up
雪菓子
登場話:60、84、166、178、250、595
高価なお菓子。割れやすい。強い雪の祝福がある。
雪深い国の満月の夜にしか収穫されないもので、雪を被って凍った月の滴が、宝石に変化する一歩手前のもの。
月光が落ちたその先に実る。
月光の欠片から生まれ、雪の上でのみ派生する。
満月ごとに結晶化するので、乱獲で取り尽くされることはない。
黄水晶の欠片のようなもので、口に入れると月光の酩酊を残す。
ネアの認識では、爽やかな貴腐葡萄酒に浸した、砂糖菓子のようなもの。
老舗の飴屋の
冬林檎の飴の飴部分にも使われている(178)。
アルバンの山などで、自分で収穫することもできる。
採りたては、売り物より瑞々しい。
月の光が当たりやすいと立派なものになる。
魔物や妖精も好むため、雪竜や雷鳥の魔物などの競合相手との死闘を繰り広げる必要がある。
ネアは採取で大量収穫できるので、ちょっとした時の贈答用にとても重宝している。
「採取の方法も何だか好きだ」とネア(166)。
- 関連項目
- →薔薇色の雪菓子
- ▲up
薔薇菓子と雪菓子のセット
初出60
どちらも非常にロマンティックな菓子なため、冬の祝祭に向けてセットでリノアールで売られている。
金の文字が麗しく、品のいい墨色に塗られた重厚な木箱入り。
贈答用には綺麗なリボンをかけてもらえる。
▲up
棒ドーナッツ
登場話61、953
揚げドーナッツとも。
野外オペラの劇場で、観劇の幕間に売り子から買う。
少し割高だが、真冬の野外オペラの風物詩でもあり、とても人気なもの。
▲up
鍋の魔物の屋台の揚げチーズパイ
登場話:107、108
白と緑の屋根が鮮やかな屋台。
チーズパイの種類は、挽肉とトマトのチーズパイ、ベーコンとスパイスのチーズパイ、林檎とシナモンとクリームチーズのパイ(108時点)。
ふくよかなご婦人が鍋でチーズパイを揚げ、茶色の包み紙に包んで渡してくれる。
魔術の効果なのか、熱が手に伝わることもなくとても食べやすい。
「さくさくのパイ生地が、中身の具材との境目のあたりでもっちりしているのが堪らない」とネア。
ネアの入賞おやつになった。
パイを揚げている鍋は、炊き出しでもできそうな大きな深鍋で、揚げ鍋には向かなさそうな形状ではあるが、季節によって料理を変えたりする屋台では珍しくはないもの。
実は
鍋の魔物。
- それぞれの注文
- ネア:挽肉のパイに、時間差で林檎のパイ(3種類食べるかどうかで迷っていた)
- ディノ:林檎のパイ
- →ディノがネアとの分け合いのためにベーコンのパイにしようとしたものの、断られ、林檎のパイにした場面があった。
- ネア曰く、揚げチーズパイの醍醐味は真ん中あたりのあつあつトロトロであるから、中身の形状とパイ生地の崩れやすさを考えれば、一人で1個を完食するのがスマートであり、1個を丸ごと食べてこそ、このパイの良さが際立つ、とのこと。
- ▲up
ザハのチョコレートケーキ
登場回129、132、137、680
ザハの一番有名なケーキ。
日持ちする(※木箱入りだと日持ちする?(132))。食べるときに硬めに立てた生クリームを添えると良い。
ホールで買うと木箱に入れてくれる。ゼノーシュ用のお土産に、アルテアが購入してくれた(132)。
木箱には、店舗紹介の小さなカードと共に、ブロンズ色の印字でお薦めの飲み物のレシピが書かれた、半透明の茶色い紙片が入っていた(137)。
レシピは紅茶のものと、
スパイスを入れて温めた葡萄ジュースのもの。
▲up
ザハのカットケーキやゼリー
登場回128
木箱入りのチョコレートケーキのほかに、ありったけの種類のカットケーキやゼリーをアルテアが買ってくれた。
- それぞれが選んだもの
- ネア:薔薇のクリームのケーキ、林檎とシナモンのケーキ
- ゼノーシュ:ホワイトチョコレートとブルーベリーのケーキ、苺のケーキ、白葡萄のケーキ(※計4個?(132))
- エーダリア:グラスに入った柑橘類とミントのゼリーのようなもの。淡く金色に輝いているゼリーの部分は、香草のゼリーとなっている。爽やかな甘さ。
- ヒルド:葡萄と葡萄酒のゼリー、チーズケーキ
- グラスト:シフォンケーキのようなシンプルな紅茶のケーキ
- 料理人と給仕(ネアのチョイス):無難なチョコレートケーキと、苺のケーキ
- ▲up
冬林檎の飴
登場話:178、259、268、476?
単に「林檎の飴」「林檎飴」とも言われる?
老舗の飴屋の冬林檎の飴。冬に限定発売される。
レシピは複雑で、雪菓子を砕いて砂糖の代わりに甘味料として使われている。
その他、贈答品向けの繊細な細工物の飴なども売られている。年始の挨拶には欠かせない。
ゼノーシュの他にもご贔屓さんは多い。
雪狼や、送り火の魔物・グレイシアの大好物でもある。
▲up
ザハの飴
登場話:178
ゼノーシュ「ザハは、梨と苺と、葡萄の飴しかない」
▲up
ソフトクリーム
登場話:422
ウィームの街角の小さなお店で出されているもの。
ダナエが通信用のカードをくれたお返しに、ネアが奢った。
ダナエはこれが初めてのソフトクリームで、ぱくりと一口で食べ、「樽いっぱい食べたい」と気に入った様子。
大量購入したい場合、前日の午後までにお店に連絡をくれれば、次の日の朝9時には品物を出してくれる。
ダナエはバルバの翌々日に、ソフトクリームを大量購入するようネアにお願いした。
▲up
エルダーフラワーの蜜をかけたプティング
おやつゼリー
登場話:436、499、950など
表面に砂糖がまぶしてある、いつでもつまめるゼリー。個別包装になっている一口サイズ。
436の、イブリースが謝罪の品として献上した素敵なフルーツゼリーセットが初出。果物の香りが素晴らしい高級品。
全く同一のものかは不明だが、499、950などでも一口サイズの葡萄ゼリーが登場し、ディノがネアの口に入れている。
▲up
キャラメル林檎
登場話:548、550、551、933、934など
クロウウィン(収穫祭)の屋台の定番のお菓子。収穫祭の祝福がある。
乾燥林檎をキャラメルやチョコレートでコーティングしたもの。甘い香り。
キャラメルはごく薄くコーティングされており、林檎はまだしっとりした状態を残す程度に乾燥させられている。
感想欄の作者の表現では、「半生のドライアップルにキャラメルシュガー風のコーティングがある食べ物」。
内側の乾燥林檎の品種と、外側のキャラメルやチョコレートの組み合わせにより、何十もの種類がある。分け合いっこや食べ比べが楽しめる。
量り売りされていて、試食もできる。白い(※店によるかもしれない)紙袋に入れられている。
銀狐、ノアベルトのお気に入りの食べ物。
衣の妖精が、銀狐がおいしそうに食べていたのを見て惹かれ、本来体に合わない収穫の祝福のあるものだったものの、気に入って暴食したために瀕死で倒れていたという裏エピソードもある(
感想欄より)。
数年前から
キャラメル林檎の包み紙の精が派生するようになった。
- それぞれの好み
- ウィリアム(ネアのチョイス):酸味の強い爽やかな味わいの林檎に、甘すぎない香ばしいかりかりキャラメル。
- アルテア(ネアのチョイス)*甘めの林檎に、少し苦味のある大人の味のキャラメル。
- ノアベルト:酸っぱい林檎(品種にこだわりはないが、このときはタシュメの林檎)に、香ばしいキャラメルのものが好み。ねっとり甘い林檎とべたべた甘いキャラメルのものはあまり好みではない。
- エーダリア:塩を少しだけまぶしたキャラメル林檎を購入。
- ▲up
冬告げの舞踏会のデザート(1回目)
登場話:580、581
冬告げのお料理はデザートまで麗しい。
- 杏のクリームケーキ
- ネアがディートリンデと美味しいを食べながらお喋りしていた。
- チーズクリームのケーキ
- ネアがもう一個食べておけば良かったと後悔していたもの。
- カラメルと果物のケーキ
- カラメルクリームと梨の組み合わせが素晴らしい。
- ウィリアムがネアにぱくりと食べさせてくれたケーキ。
- 周囲がざわざわした。
- 苺のケーキ
- 痴情のもつれからケーキ皿が投げられ、ネアのおでこにケーキの苺が飛んでくる一幕があった。
- 「……苺があんなに激しく飛んでくるとは思いませんでした。恐ろしいケーキ皿投げの技術です」とネア。
- ウィリアムに、頬に付いていたと思われるクリームを舐め取られた。
- ▲up
冬告げの舞踏会のデザート(2回目)
登場話:947
冬告げのお料理はデザートまで麗しく、ネアはうっとりとした幸福の極みで色々なものをいただいた。
- 素朴なブリオッシュ生地のようなものの中に、とろりとした花の香りのする蜂蜜を入れて焼いたお菓子
- 堪らない美味しさ。ほわほわに立てたホイップクリームチーズの小皿と一緒に齧る。
- ぱりぱりとした薄い飴でコーティングした中に、とろりとしたジンジャー風味のチョコレートクリームの入ったもの
- 冬葡萄と真っ赤な苺をふんだんに乗せた宝石のようなタルト
- 一足先にイブメリアのケーキ気分な、白いクリームのケーキ
- お酒の風味で甘く煮詰めた梨に、ほろ苦い珈琲風味のクリームが乗っているもの
- アルテアに口の中に押し込まれた。
- ▲up
高級フルーツケーキ
登場話:618など
お酒の風味の効いた、大人のフルーツケーキ。
高価なお酒をたっぷり染み込ませてあるものを薄く切ったもの。
これを濃いめの紅茶といただくのがザルツの風習である。
ザルツにデートをしに行っていたノアのお土産。
保存食向きの高級ケーキでもあり、一口サイズのものをキャンディのように紙に包んである可愛らしいお菓子。
ちびふわが、テーブルの上に置いたままだったものの紙を剥いで齧り、酔っぱらってしまった。
ネアはこのとき、酒に酔ったのだろうと思っていたが、後日、それだけではなかったことが判明する。
→
ちびふわ
- 類似品
- →高級フルーツケーキ
- ▲up
栗のケーキ
登場話:933
クロウウィン特製の長方形の焼き菓子。パウンドケーキのようなもの。
甘さ控えめの栗のケーキで、内側に有塩のバタークリームが少しだけ入っている。
リノアールに売っていた。箱もかわいいクロウウィン仕様。
「夜に美味しい紅茶と合わせていただき、ウィームの夜霧やそろそろ舞い散る雪などを見られたら最高ではないか」とネア。
▲up
クロウウィン限定のケーキプレート
登場話:933
珈琲や蒸留酒といった飲み物と、それに合うお食事風・おつまみ風焼き菓子(オリーブや卵、胡桃やサラミなどが入ったもの)が売りのカフェの、クロウウィン特別メニュー。
甘党用のクリームチーズとお酒の風味のさくらんぼのケーキのものと、辛党用のドライフルーツと塩っぽいおつまみチーズのケーキがあり、それぞれ珈琲と蒸留酒に合う。
ネアとディノは前者(珈琲の種類はメランジェ)、ウィリアムとアルテアは後者(蒸留酒の種類は後述のもの)を注文した。
- 自家製の森結晶を使った雨だれの音を聞かせて熟成させた蒸留酒
- 今年の秋から販売され始めた。
- 霧雨で育てた真夜中の祝福樹の樽を使っている。
- この蒸留酒の存在を知らなかったアルテアは気に入ったようで、帰り際にひとケース注文していた。
- 「味わいとしては奥行きが足りないが、風味が抜群に好みだ」とのこと。
- ▲up
杏のクッキー
キャラメル林檎の屋台の店主が、よろよろとしたエーダリアを案じ、おまけで付けてくれたもの。
▲up
トゥルデルニーク(18?、938)
登場話:18、938
ウィームの屋台のお菓子。秋から冬にかけて教会の前や広場などで売られている(18)。
木の棒にパン生地を巻き付けて焼き上げた、円筒状の素朴な食べ物。さくさくほわほわ。
木の棒から外したものを切り分けて売ってくれる。円筒状なので、ひと巻き、ふた巻き、……という単位で売られる。
アレンジが豊富で、乾燥ベリーの粉末を練り込み蜂蜜とシナモンをまぶしたもの(18)、砂糖とシナモンとチーズのもの、パン生地をそのまま焼いて砂糖やシナモンを振り火で炙ったもの、パン生地にレーズンや蜂蜜が練り込まれた贅沢なもの(938)などがある。
18ではトゥルデルニークと明言されてはいないが、大変似ている。
参考元:チェコの伝統的なお菓子?
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スブリソローナ
登場話:942
ざくざくとした歯応えで、香ばしく甘い香り。
アーモンドやトウモロコシの粉を素朴に焼き固めたお菓子で、たくさんのドライフルーツが入っている。
「ざくざく齧る香ばしさが堪らず、一枚食べると手が止まらなくなる恐ろしいお菓子でもある」とネア。
厳密にはネアの元の世界でのスブリソローナとは違い、冬の夜明けの花蜜が入っている。
ウィームの屋台で売られている。
元々はウィームの有名な菓子店で売られていたものだが、その店の息子が独立し、この商品一つで売りに出したもの。なかなか繁盛している。
ゼノーシュお気に入りの店。
素朴な味わいのものなので、ディノの好きな味だろうとのこと。
店主がほかほかの味見用のかけらをくれた。
942でネアは、檸檬のものを5枚、杏を5枚、果物たくさんのものを5枚と、キャラメルと木の実のものを6枚購入した。5枚ずつ購入したのものはエーダリア達(ネア、ディノ、エーダリア、ヒルド、ノア?)と1枚ずつ食べる用のもので、キャラメルと木の実の6枚はゼノーシュとグラストへのお土産。
5枚ずつのものとお土産とで分け、袋の色を変えて包んでくれた。5枚入りのセットは、それぞれ中の袋に使われた果物のスタンプが押されており、見ると分かるようになっている親切仕様。
ネアには、元の世界のスブリソローナに関する苦い思い出がある。
このようなものは安価なのだろうなと思っていたものの、会計をしたら大きなパンが一斤買える値段だったのだ。
敗因は、とても有名な老舗のお菓子屋さんのものだったことと、帽子の底くらいの大きさのスブリソローナにしてしまっていたこと。
通常のクッキーくらいの大きさの小さなものも売られていたので、そちらは妥当な値段だったのかもしれない。
結果、翌日と翌々日のお昼は抜きとせざるを得なくなったが、あまりにも美味しくて翌週も1枚買ってしまった。
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リノアールの大きなイブメリアのお菓子箱
登場話:944
ネアが騎士達へのお土産兼差し入れに買ったお菓子箱。
前のリノアールの散策で見つけた。
蝕のときに、良い戦力にはなれなかったことを申し訳なく思ったことと、いつも有難うということの品。
差し入れにしては思っていたよりも値段が高く、他のものにしようかなと迷っていたが、陽光喰らいの雪虫の一種を狩った臨時収入で補おうと目論んでいる。
ネアが前に見たのは大きな教会の形をした素敵なお菓子箱だったが、リーエンベルクを模した箱のものもこの日から限定で売り出していたため、ネアはリーエンベルクの方を購入した。
南側の門にある山猫の紫陽花や、箱の正面の正門の横から顔を出している銀狐の絵など、見れば見るほど楽しくなるような精緻な絵柄が施されている。
リーエンベルク柄の箱は人気なようで、子供連れの家族が次々と買い上げていた。中のお菓子を食べた後、子供達が箱を使って人形遊びをするようだ。
騎士達にも箱を後で使ってほしいが、その辺りを理解せずにばりんとやってしまいそうな男所帯なので、箱を丁寧に開けて、空き箱を毛皮生物達に使ってくれそうなアメリアに渡したいところだ、とネア。
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無花果チョコレート
登場話:945
中に無花果ジャムが入っている。ぷちぷちして美味しい。
飴玉のように紙に包まれている。
ネアがディノにお供えし、ゼノーシュとアルテアにもあげたもの。
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冬宿りのケーキ
登場話:946、947、948
冬告げの舞踏会で、
冬宿りがネアに求婚した際に出したケーキ。華奢で品のいい白いお皿に乗せられていた。
優しい狐色に焼き上がったパウンドケーキのようなもので、たっぷりとドライフルーツが乗っており、はらりと粉砂糖が振りかけてある。
「いくつか見えた白っぽいものはチーズかもしれず、甘いとしょっぱいの贅沢なハーモニーであれば、お店で売っていたら一目惚れ買いのお菓子であると言わざるを得ない」「完璧な理想の焼き菓子」とネア(946)。
ネアは受け取って食べようとしたが、アルテアに制止され、ケーキは歓迎の酒を振る舞ってくれたディートリンデやニエーク達に与えられた。
後にアルテアと、ネアからケーキの詳細を聞き出したザハの料理人によって再現される。
→
冬宿すケーキ
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冬宿すケーキ
登場話:948
ザハの料理人がネアから詳細を聞き出し再現した
冬宿りのケーキに、生クリームを添えた一皿。
ケーキには冬聖の木の枝を模した小さな砂糖菓子の飾りがついている。少しアレンジされており、アルテアが再現したものよりお酒の風味が強い。
レシピのお礼として、リーエンベルクの者達は一皿と紅茶のセットが無料という破格の招待を受けた。
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イブメリア限定の一口フルーツケーキ
登場話:952
イブメリア限定の、お酒の風味のするドライフルーツをたっぷり使った一口フルーツケーキ。
ほろ苦い大人の風味のフルーツケーキの真ん中に、とろりと甘さ控えめの酸っぱさが美味しい苺ジャムが入っている。
飴玉のようにくるんと金色の紙に包まれたお洒落で、艶消しの金色の包み紙には、銀色の飾り木の絵が入っていて何とも上品。
なお、こちらの世界では、個別包装は飴玉仕様のやり方が人気。
ネアがたくさん貰ってきた。
シカトラームの報告の際に、お茶菓子として出現したこのフルーツケーキを巡り、砂糖を使ったものは酔っぱらってしまうから厳禁のちびふわ(アルテア)が、食べさせてもらえず荒ぶった。
祝祭に向けたお菓子は、普通のお菓子にはない祝福などが込められ、お菓子用の妖精の粉なども入っているため、特に甘くいい匂いが際立つ。
森の生き物達が荒ぶった際に、祝祭用のお菓子で鎮めることが多いのもこのため。
ノアの分析によると、ちびふわが特にこのケーキに惹かれているのもこのためで、仕方ないのではないだろうかとのこと。
ネアは3個食べ、アルテアも人型に戻ってから3個ほどネアに貰った。
「案外素直に受け取るので、このフルーツケーキは人型でも好きなのかもしれない」とネア。
ゼノーシュもお気に入り。
通常販売されているものもあり、消しゴムのような一口大の長方形をしている。
少しだけ大人のフルーツケーキで、金紙で上品に包まれて箱に入って売っている。
「美味しい紅茶と一緒にいただくと上等な淑女という気分が高まる」とネア。
- 類似品
- →高級フルーツケーキ
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スパイスをきかせたフルーツケーキ
登場話:955
イブメリアの時期によく見かけるケーキで、甘く薫り高い。
フォークで切る大きさのもので、中の果物の多さで少しほろほろとしたくらいの、素朴な美味しさ。
きりっとした苦味のあるシンプルな味わいの紅茶がよく合う。
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アルテアのお誕生日ケーキ(ネア製)
登場話:957
小さめのクリームチーズとフランボワーズのケーキ。
白と赤紫色のコントラストが華やか。
全体的に比較的爽やかな甘さで、木苺のお酒とシロップを塗ったスポンジにはフランボワーズのムースを挟み、アクセントにホワイトチョコレートを使っている。
アルテアが終身雇用になったための、安心して手作りケーキ。
ただネアは、アルテアの料理上手を鑑みて、自分のケーキが美味しくなかった時のために小さめにしておき、リーエンベルクの料理人にきちんと本格的で間違いのないケーキも用意して貰うという配慮を見せた。
クリームの花は、フランボワーズのクリームで作った薔薇。アルテアは沢山の花を飾る印象ではないため、ケーキの上のクリームの花は一輪だけであり、全部分がアルテアの皿に乗せられた。
「我ながらなかなか上手に出来た」とネア。「……………まぁまぁだな。悪くない」とアルテア、「俺は、悪くないどころか、今迄で食べたケーキの中で一番好きだけれどな」とウィリアム。
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リーエンベルクの料理人製のお誕生日ケーキ
登場話:957
ダークチョコレートとミルクチョコレートに木苺のジャムを使った古典的なケーキ。
甘さ控えめでほろ苦いチョコレートと木苺のジャムの組み合わせ。
ネアが作るケーキはどんなものなのかを聞きに来てくれた上で、がらりと味を変えてくれた。
上の部分はつるりとチョコレートでコーティングしてあり、つやつや光る宝石のよう。
切り分けた後に、真っ白なクリームをお皿の横に絞っていただく。
クリームには微かなお酒の風味があるような気がする、とネア。
アルテアとディノの口に強引に押し込まれた。
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プラムが入っている蜂蜜風味の焼き菓子
登場話:958
アルテアからネアへの恩寵で現れた、黒い手帳の中に書かれていたもの。
ネアのお誕生日のケーキの前に、偶然を装ってくれる予定だったらしい。
黒い手帳の中身は、ネアが食べたいと話したもののリストと、ネアに食べさせるものが記されたカレンダーだった。
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(シリーズ)クッキーモンスターのクッキー
- クッキー缶
- 登場話:30、31など
- グラストがゼノーシュのために、夕方に買ったもの。缶はゼノの宝物になった。
- ゼノは缶ごと抱き締めて目を輝かせ、空っぽになった缶を、引き出しに仕舞って施錠した。
- 毎日クッキー缶を買ってやるようにというヒルドの助言を元に、グラストはその晩同僚と話し合い、毎週末に一つ、ゼノのためにクッキー缶を与えることにしたという。
- その結果、部屋に大量の空き缶が溜め込まれたが、グラスト的には空き缶はただのゴミという認識だったので、片付けようと一部を捨ててしまったところ、ゼノは三日間ネアの部屋に家出し、口も利いてくれなかった。
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その他
(シリーズ)パテ
- ・作成中
- 作成中
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(シリーズ)移動販売
週に一度の移動販売。日によってメニューが変わる?
初出33、登場回36など
ゼノは特に揚げパンがお気に入りで、ノンヌや
トゥルデルニーク、
揚げ無花果の日もあり、ネアはこれらがお気に入り。
36の先週には、ゼノーシュに過保護な気の回る騎士の一人が、息も絶え絶えになりながら走って先回りして揚げパンを買い揃えておいたのだが、36ではノーチェックだったため、おやつに釣られて攫われやしないかと全員で苦悩していた。
ゼノは転移ではなく、歩いて買いに行く派らしい。
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飲み物
酒
- 関連項目
- →食材>酒
雨垂れの酒
登場話:12
煉瓦の魔物の
歌乞いが、最初の給金で飲ませてくれた酒のこと?
雨漏りのする小さな家で、どんな煉瓦を作るか懇々と話し合えた、まだ情熱があったころの主人と飲んだ酒のことかもしれない。
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例の酒
登場話:945
アーヘムが見つけたという。
ネアに頼まれた、ヒルドからディートリンデへの伝言。
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歓迎の酒
登場話:946、947
冬宿りをもてなすための酒。大きな壺のようなものに入れられていた。
ディートリンデとニエークが用意したもの。ジゼルは料理の大皿を持ってきた。
花嫁と酒盛りなら酒が優先されるらしく、冬宿りは自身が求婚したネアにではなく、酒を用意したディートリンデやニエーク達に
冬宿りのケーキを与えた。
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リコステラーダの年の氷河の酒の古酒
登場話:958
ネアからアルテアへの恩寵として現れたもの。
当たり年の
氷河の酒で、瑠璃色の瓶。甘口。
なぜかリドワーンがネアに奉納してくれたもので、ネアがちびちび隠れて飲む用に保存しておいたもの。
ネアは何事かでむしゃくしゃした時にでも飲もうと思っていたのだが、贈り物として現れてしまったためにあえなく全員で飲むこととなった。
涙目でふるふるしていたネアのために、アルテアは他の当たり年の氷河の酒を持ってきてくれると約束してくれ、ウィリアムも今度仕事ついでに探してくれるらしい。
エーダリアは、甘口のお酒だがチーズと合わせると最高だと知り、また一つ贅沢になってしまったと苦笑していた。
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シュタルトの湖水葡萄のメゾンの蒸留酒
登場話:958
夜霧と新月の葡萄のお酒で、水のように透明な蒸留酒。
土地そのものの湖の祝福に加えて、夜霧の祝福のある葡萄が実った年に、お得意様のためだけに作っているもの。
シュタルトの湖水葡萄のメゾンは葡萄酒で有名だが、蒸留酒は作っている量が少ないために珍しい。
手書きのラベルで、澄んだ緑色の硝子の蒸留酒らしい形のボトル。上品で洗練された雰囲気の外装。
すっきり辛口で、ふわっと霧深い夜の森のような芳醇な香りが鼻に抜ける。
一瞬、じりりっと熾火が燃え上がるように仄かな甘さが舌に残るが、最後にはひやりとした氷を食むような辛口の爽やかさが残る。
濃厚な甘さのドライフルーツや、もったり濃厚な熟成チーズと合わせると堪らなく美味しいらしい。
静かな夜に本を読みながら飲むのにも最適だとか。
水のように透明だが、見ているとなぜか、ふくよかな夜の美しさが心を揺らすお酒。
「それは、晩秋の新月の夜に、霧に包まれたシュタルトの美しい葡萄畑であり、この液体の中に染みわたるそんな詩的な夜の祝福であった」
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酒類以外
- 関連項目
- →食材>飲物(酒以外)
芒果と夏の花の紅茶
登場話:9
ネアが部屋で飲んだ紅茶。
ネアの部屋には、常になみなみとお茶が入った魔法仕掛けのポットのようなものがあり、茶葉はかなり豊富に取り揃えられている。
悩みに悩んでから芒果と夏の花のものを選んだ。
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果実と葡萄酒の茶葉
登場話:82
甘い葡萄酒の香りの茶葉。
リーエンベルクの談話室の隣にある、来客用の茶葉の保管庫に入荷したもの。
あまりにもいい匂いだったため、ネアは屋敷妖精から1時間ほど部屋を借り、居眠りしていた。
数日後、ヒルドが同じ茶葉の香りの香水をくれた。
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スパイスティー
メランジェ
登場話77、186、187、551、881、933など
冬の定番の飲み物。
上等な珈琲にたっぷりのスチームミルクを乗せたもの。
紅茶党のネアのお気に入り。
- リーエンベルクのメランジェ
- 登場話:77など
- 冬場の乳製品は、アルバンの牧場から取り寄せているため、見慣れた乳牛ではなく毛の長い茶色の牛のミルクが使われている。コクがあってまろやかな味わい。
- 「冬に飲むメランジェは柔らかくて微かに甘い」とネア。
- ザハのメランジェ
- 登場話:186、187など
- 詳細はこちらを参照。
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ウィームの水
登場話:84
アルバンの山に住む魔物や精霊のお蔭で、とても綺麗。
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ホットワイン
登場話61、112、587、938、942、953など
冬のウィームのあちこちで売られている。珈琲や紅茶のように、気軽で大衆的な飲み物として馴染まれている。
単に温めた葡萄酒とも呼ばれるが、イブメリアの頃だけホットワインとも呼ばれる。土地によってはグリューヴァインとも。
子供や酔っぱらってはいけない人用に葡萄ジュースのものもある。
店や種類によって、スパイスや味付け、使われている果物が違う。砂糖や蜂蜜も入っている。
老舗の店は良いワインを使っているが、その分味わいは濃厚で玄人向けになる。庶民向けの店の方が、果物が入っていたり、蜂蜜が入っていたりして飲みやすいことも多い。
また、さくらんぼや苺、林檎に杏にオレンジなど、同じお店の中でも様々な種類が楽しめる。
様々な果物の風味がしたり、中にごろんと入っているのを楽しむのがウィームっ子の嗜み。
店や年ごとに異なるオリジナルのマグカップに入れてもらうこともできる。カップは持って帰ることもできるが、お店に返すとその分を返金してもらえる。
61では、苺と杏と砂糖のもの、柑橘と蜂蜜のもの、たくさんのスパイスと香草の高価なものの3種を購入した。
953では、ネア贔屓のいつものホットワインのお店があることが判明した。
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スパイスを入れて温めた葡萄ジュース
登場話:137
ザハのチョコレートケーキの木箱に入っていたレシピのもの。ホットワインに似ている。
鍋底に砂糖を焦がしつけてから、葡萄ジュースとスパイスを入れる。スパイスはナツメグとクミン、シナモンなど。
夜の雫があれば一滴入れ、淡い瑠璃色の湯気が立ったら完成。
「さすが名店のレシピだけあり、簡単な手順ながらとても美味しかった」とネア。
ネアとディノはリーエンベルクの厨房で作った。
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ザハのメランジェ
登場話:186、187
ネアのお気に入り。
186では、ネアが以前感動したスミレの花のカップに入れられていた。「真っ白なメランジェの泡に、スミレの絵柄が透けて美しい(186)」
顔馴染みのロマンスグレーの給仕の気遣いにより、薄くカットされた、ザハ特製のチョコレートケーキと生クリームが乗ったお皿が、さり気なく添えられている。
- 関連項目
- メランジェ
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温かい牛乳とシナモンと煮林檎の飲み物
登場話:550、929
クロウウィン限定の飲み物。あちこちの屋台で売られている。
イブメリアの時期のホットワインのような位置付けのもの。
単に「温かい林檎の飲み物」「林檎の飲み物」とも(929、※もしかしたら別の飲み物なのかもしれない)。
ディノが好みそうな甘く優しい味。シナモン、グローブなどの香辛料(スパイス)が効いているので、甘過ぎずに飲みやすい。大人でも飽きずに飲むことができる。
「お腹の中から温まるのに、口の中がしつこくないのが素敵です」とネア。
量は普通、多めなど選べる(550、※店によるかもしれない)。
紙カップかマグカップかも選べ(929、※店によるかもしれない)、マグカップは記念に持って帰ることが出来る。
ウィームは元々陶器の絵付けに定評があるので、このマグカップのコレクターも多く、早めに行かないと売り切れてしまう。
ネアが初めて満喫するクロウウィンで、ディノとウィリアムと買ったのは、渋めの水色のカップに、焦げ茶で繊細で美しい麦穂のリース飾りとウィームの街並みが描かれたもの。とても上品で美しい。
店によって、また年によっても絵柄が異なるようだ(550、929)。
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ファルトティー
登場話:644、646、951
運試しの酒壺から、アルテアのためにネアが選んだ注ぎ口から出てきたもの。
ヘドロのような、得体の知れないどす黒い液体。
強力な魔物封じの特別なお酒で、魔物などの祟りものが滅びた土地を清める為のもの。
散布用の薬剤に近く、魔術師が小瓶で撒いて儀式を行う。
本来は決して飲料用の酒ではない。
また、本来の用途でも、すり潰した薬剤の原液を布に包んで絞り、濾したものを使用するのだが、アルテアは原液をそのまま飲む羽目になり、飲み干してすぐにばたんと椅子から落ちて床に転がってしまった。
ファルトティーのレシピを編み出したのは、祓いに特化した薬師の家が生家の、鹿角の聖女の恋人。
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あつあつの濃厚ミルクティー
登場話:953
羽渡りの鉱石で作った水筒に入れている。
ホットワインを買えなかったときや足りなかったとき用の飲み物として、野外劇場に持っていった。
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その他
武器相当
ゼノーシュからもらった向日葵の種のようなもの
登場話:43
実態のない亡霊に寄生する植物で、種を投げつけた相手を積極的に呪ってくれる。
黒煙の魔物への報復の際に活躍した。
種を投げつけると、あっという間に芽吹き、細い蔓性の植物をぐいぐいと絡みつかせて、細く鋭い棘を生やす。
相手が気体だろうがお構いなしに身動きを取れなくしてくれるものであり、煙のような姿の黒煙の魔物は、種に当たった部分が濃緑に変色した。
菖蒲のような美しい花が咲く。
実は珍味となるらしく、元はゼノーシュのおやつだったものだが、アルビクロムへの遠征で、心配だからとネアに持たされていたもの。
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黒煙の魔物への報復のための液体
登場話:43
種の拘束で身動きが取れなくなった黒煙の魔物に、報復として浴びせかけた液体。真鍮の水筒の中に入っていた。
水を主体として、塩と聖灰と、グラスト特製の激辛香辛料油が入っている。
途中、鹿の置物の横の、馬用の水飲み場と思われる水盆で、ポケットに隠し持っていた真鍮の水筒に水を入れ、じゃかじゃかとシェイクして作製していた。
水以外は事前に入っていたのかもしれない。
ネアとしては塩と聖灰を目玉にした筈だったが、アルテアの分析によれば、主な原因は塩と香辛料。
「単純に考えろ。目や傷に沁みる」とのことで、魔物も激辛香辛料油は目に沁みるらしい。
ネアとしては、魔除けの効果があるかと保険として混ぜ込んだだけなので、思わぬ効果にご機嫌になった。
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その他
妖精の粉
登場話:371、428、527、550、567
人物別に分けてもいいかもしれない。
ヒルド、レザート、ユリウスなど、妖精が落とす粉。
なお、ヒルドの妖精の粉はネアの秘密のおやつ。
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薔薇色の雪菓子
登場話:250、274
いつものものとは色合いが違う雪菓子。
上品な薔薇色の結晶のような色彩で、きらきらと薔薇色に煌めく。
甘いシャンパンのような香りは雪菓子のようなものだが、味わいは上等な苺とシャンパン。爽やかな甘みがしっかりと残る、今までにないおいしさ。
禍々しくさえ見える、赤く大きい満月の夜のアルバンの山で発見した。
雪原に落ちる月光も見事な薔薇色であったため、月の色で雪菓子の色彩が変わってしまったようだとネアは推理する。
インスの実
登場話:112、150、590、955など
イブメリアの災厄除けのリースによく使われる赤い実。
毒があり、食用には向かないが、あまりにも美味しそうなので、食べてみようとする生き物や食べられなくてむしゃくしゃする生き物も現れる。
イブメリアのケーキに赤が使われるのは、何でもいいから赤い実が食べたかったからではないかと、ネアは推測している(150)。
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最終更新:2022年05月09日 01:17