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概要

全ての食べ物には、その素材の祝福があり、稀有なものでなくとも、良い食べ物は体を整える(957)。
栄養素ではなく祝福の一環になるのだな、とネア。


スパイス・調味料


薔薇塩(102など)

魔術が豊かな土地と、岩塩とで錬成された自然の術式として咲いた塩の薔薇を砕いたもの。
潤沢な魔術に満ちた塩の魔物の岩塩坑を持つシュタルトの特産品。
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ノアの塩(548など)

塩の魔物の塩なので、品質がいい。
いろいろある。
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夜の雫(137など)

少々高価な常用のスパイス。
加えたものの甘みを引き出す。
上質な夜の雫は飲み終わりに夜を残す(星屑みたいなスパイスの欠片が残る)が、質が悪いものだと残さない。
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星の雫(137)

高価なスパイス。ネアが元々いた世界における最高級のトリュフのような扱い。
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月の雫(137)

高価なスパイス。ネアが元々いた世界における最高級のトリュフのような扱い。
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朝焼けの粉(137)

少々高価な常用のスパイス。
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夏露のかけら(137)

少々高価な常用のスパイス。
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幸運の実(291、658、k16)

緑色のハーブのような小さな葉っぱがついた黄色い木の実。
ホースラディッシュのような辛みがあり、少しばかり幸福感を持ち上げてくれる効果がある。
ローストビーフの定番の付け合わせ。
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幸運の祝福の結晶(316、678)

幸福の祝福の濃度を濃度を薄めて結晶化したもの。
人為的に祝福を結晶化するため、樽一つ分の水で薄めなければばらず、手間も資金もかかるので、あまり多くは流通していない。
小指の先程のダイヤモンドのような結晶で、飲み物に入れるとしゅわりと溶ける。
幸福を呼び寄せる種類の祝福で、飲むと幸福感を少し上げてくれる。
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夏酔いの実(480)

香草の一種。
後味がライムの香りになるキャビアのような不思議な食べ物。
綺麗な赤色で、魚卵に似たぷちぷちした食感が特徴。
アルテア本宅合宿での夕食のサラダの色どりに使われた。
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朝露の祝福(839)

詳細不明。
リーエンベルクの朝食のデザートに出た小さなケーキにはいっていたが、ネアは水玉病が出てしまったために食べられなかった。
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冬雫の実(956)

リーエンベルクのバベルクレアの晩餐のソースに使われてた。アルテアが気に入って食べながら研究していたが、どの料理のソースかは不明。
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安らかな夜の祝福(977)

クリームに混ぜるとブルーベリーや葡萄を思わせる白紫色になり、味としては木苺に近い。
成就の魔術が生まれた土地で満月の夜にだけ咲く花の実から得られる珍しい祝福で、幸福な一日の締め括りを結ぶ魔術が蓄えられている。
祝福が揮発しやすいのが難点だが、植物の魔術や覆いを模したものをかけておけば問題ない、とアルテアがネアの二度目の誕生日のケーキに利用し、ふんだんに花のクリームを絞ったその上に編み目模様の美しい天蓋をつけてくれた。
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新月のさざめき(k30)

食べるとしゃりんと音がして、心がさっと澄み渡る祝福がある。その冷ややかさが人気の香辛料。
薔薇の祝祭の朝食に出されたジャムに入っていた。
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蜂蜜(61、75、124ほか)

デザートやドリンク、料理にもよく使われている。
クリームチーズとの取り合わせは作中でも鉄板で、エーダリアとネアがこよなく愛する丸焼きチキンのぱりぱりの皮にもこの蜂蜜がぬられている。
蜂蜜入りドリンクでひときわ印象的なのは、冬のスケート場で飲むラベンダーの蜂蜜入りのホットミルクだろうか。財布を忘れたネアにページがごちそうしてくれたもの(645)。
蜂蜜入りの焼き菓子もたびたび登場しているが(729、958など)、あまり具体的な描写がないだけにどんな菓子なのかが気になるところ。
また、物語のあわいでは、婚約者のためにグレーティアの指導を受けたネアを不憫に思ったウェルバが、ネアに蜂蜜飴をくれたこともあった(909)。
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星屑の蜜(203)

冬の最盛期にだけ採れるもので、雲の妖精が収穫している。
冷やさないのに食べるとひんやりとしており、口に入れるとほろりと甘く崩れる。デザートとして食べられている。
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露砂糖(555)

満月の夜に収穫される。
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夜雨から結晶化した木から取れる甘味料(555)

ディノの注文した夜葡萄のお茶の甘みづけに使われた。
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朝靄の祝福を受けた薔薇の蜜(675)

薔薇の祝祭の日のノアとの朝食に登場した。
この蜜にスプーンを浸してから薔薇ジャムをすくうと、またひと味違った味わいのジャムが楽しめる。
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流星薔薇の蜜(861)

アルテア本宅の温室で栽培されている花の蜜。
流星薔薇の花は青白く燃えている。
ディノの砂糖菓子に祝福をこめるために採集した。
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月光紫の蜜(861)

アルテア本宅の温室で栽培されている花の蜜。
ブルーベリーのような形にまるで宝石の花のような硬度で、指先でつつくとチリンと鈴に似た音を立てる。
がくに近い部分を指先でチリンと揺らすと、綺麗な青紫色の蜜が、ぽとりと落ちてくる。
ディノの砂糖菓子に祝福をこめるために採集した。
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水晶蜂の巣蜜(882)

水晶蜂がその土地の花々から集めて巣に蓄えた蜜。
この巣蜜と土地の固有種の家畜から得られる命の祝福のあるチーズや牛乳と合わせ、成就の祝福のある花を添えた祝い菓子は、土地を治める者だけが祝いの席で振る舞える伝統の菓子。魔物達の好物でもある。食べると土地を治める者からの歓迎の祝福が得られる。
あわいのアルテアの城でエーダリアの封鎖された誕生日を祝う菓子として振る舞われたのは、作りたてのリコッタチーズと巣蜜、しゃりっと食んで甘く香る、果実の祝福の花がたっぷりと和えられたものだった。
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星屑蜂蜜(926)

粒状の蜂蜜。
ネア専用の厨房に常備されていると思われる。
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雪薔薇の花蜜(s2)

アルテア本宅の庭で栽培されている花の蜜。
ネア用のお菓子になるらしい。
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雪抜きの砂糖(s2)

雪苺の雪の気を抜く為に使われた。
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月光菫の花蜜(s7)

元は琥珀色で花の香りが強い花蜜。
湖の水に一晩晒しておくと、湖に映った夜空の色を吸い取り、鮮やかな青色に変わる。
また、香りや味わいが柔らかくなる。
月光菫は透けるような月光の色をした菫で、転移の魔術などの祝福があり、その他にも扉周りの魔術の精度を上げることに長けている。ただし可動域が最低でも百はないと触れない。
アルテアは悪い魔物らしい理由のお出かけの時にお茶にいれて飲んでから行く、とのこと。
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雪林檎と月光の祝福の蜂蜜(m10)

魔術書の物語のあわいの中のリノアールでネアが買った蜂蜜。中に金貨が入っていた。
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雪雫の薔薇の花蜜(k1)

高価な雪薔薇酒の原料に、1滴でも十分に使える新月の夜には甘く燃える夜光灯にもなる。
加工前に食べてはいけない危険な花蜜。
氷の系譜にあたり、尚且つ古く魔術の流れの豊かな森の奥深くにしか咲かない高階位の植物として、静謐を司る資質を持つため、心の中の愛情の区画が凍てついてしまう。ガレン製の特別な解毒薬が必要になる。
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雪夜の祝福から育てた花の花蜜(k8)

雨降らしミカエルからの新年と結婚祝いとしてもらった花。
氷で出来た百合のような花で、風がある夜は硝子のベルのような綺麗な音を立てる。
また甘露を授けるという祝福があるので、新月の夜には、小さなコップ一杯くらいの美味しい花蜜がとれる。
ネアはパンケーキに花蜜をかけて食べるのを心待ちにしている。
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雪蜜の薔薇の花蜜(k26)

系譜の花のうち淡い白緑色のもの。
香りも姿も薔薇の祝祭の見本としてあがるくらいには良く、またとにかく花蜜が美味しいことで有名。
ゼノが見本を味見してとても気に入り大量購入したため、ネア達にもお裾分けとして凍らせてデザートになった薔薇がふるまわれた。
甘酸っぱい花蜜と程よい甘さの梨のような食感の花びらのすばらしい組み合わせはネアをとても喜ばせた。
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陽光の蜜菓子(k27)

伝承の中にしかない、一滴で国が買えるような幻の甘露と言われている。
蜜そのものは珍しくないのだが、収穫条件がとても限られているため、市販品はとても高価。
良く晴れた日の澄んだ陽光を溜め込んだ場所が、急速に冷やされると真夜中に結晶化するもので、気温の変動ですぐに溶けてしまう。さらには特製の森結晶のピンセットと、樫の木から作られた箱が必要で、専用の専業の採取人により採集されている。
本来は結晶を煮出して蜜だけを採取して使用されるが、ほこりの誕生日にネア達に振る舞われたアルテアお手製のケーキには蜜菓子を砕いたものがクリームに混ぜられ、ほこりには加工前の結晶が出された。結晶をそのまま食べるとすごく美味しくて、中に冷たい蜜が入っているみたいな味、とほこり。


野菜


人参(112、506、515、590、651、772、839、949)

料理の付け合わせやスープなどによく使われている。
甘く似たグラッセや毎朝出る酢漬けの具材、またジャガイモとのコンビも鉄板。
素朴な味わいの冬人参のポタージュは、エーダリアがリーエンベルクに来たばかりの頃に出してもらった思い出の料理で好物でもある。(949)
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南瓜(526、550、602、658など)

食べ物なのに、なぜか作中では叩き割ったり、投擲用として登場することが多い。
ツダリの南瓜祭りではただひたすらに畑に残った南瓜を叩き割り(526など)、その隣のツグリの南瓜祭りでは、頭で残った南瓜を叩き割る。(892)
また、死者の日には悪さをした死者を追い返すために小さい南瓜を三回ぶつけるルールが存在している。(550など)
ガーウィンの側の街では、南瓜投げ祭りがあるそうで、ダナエが見物にいく予定を入れていた。(549)
食材としては、リーエンベルクのイブメリアの朝食のサラダに、焼いた茄子と一緒に焼きカボチャが乗せられた(602)ほか、傘祭りの日の昼食には冬カボチャのボタージュが登場した。(658)
また、ツグリの村の儀式を手伝った時には、ベーコンとホワイトソースがたっぷり入った南瓜のグラタンをお礼に貰い、リーエンベルクの皆で楽しんだ。(892)
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あざみ玉(422、423、772、773、780)

見た目はカルフォーチョ(アーティチョーク、チョウセンアザミのこと?)に似ており、実際外側を剥く点は同じだが、味や食感が違う。
紫色の熟れたあざみ玉だと甘いお芋のような味、緑のあざみ玉だとしゃくしゃくとした筍のような味。
新鮮だとそのまま調理できるが、収穫してから一晩経つと、アク抜きしないと食べられなくなる。
422では、大きな木箱に入って店の角に置かれていた。
夏至祭前の時期(422のころ)が旬。
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ブルスカンドリ(465)

野生のポップの新芽で、本来は春の味覚。
しかしウィームでは、ブルスカンドリを食い荒らす冬籠りの魔物から逃れるべく、他の草花に紛れられる夏に芽を出す。
微かなほろ苦さがあり、細いアスパラに似ている。
リーエンベルクでは、ベーコンで包んで唐揚げのように粉をまぶしてから揚げ焼きにし、卵黄を絡めて食べる。
ネアが知っている食べ方はスープやリゾットだった。
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秋あざみ(548、549)

「秋アザミ」とも。正式名は秋雨林檎の根。
通り名は似ているが、春のあざみ玉とは形も種類も違う。
ほろりと甘いお芋のような味。若いものはまた味が少し違い、蕪みたいな味がするが、あまり出回らない。
珍味のような扱いの食べ物で、新鮮なものをシンプルに食べるとおいしい。あまり店には出回らず、家庭の味として親しまれている。
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雨の花(422、423、772、773)

雨の時期になると咲く睡蓮のような淡いピンク色の花。
薄くスライスした茄子のような味わい。
料理の見栄えが良くなるだけでなく、暑気払いの良い栄養がある。
ときたま花の中に花粉の妖精が入り込んでいるため、調理前に花を振る必要がある。
ダナエが買い出し途中に一つつまみ食いしたところ、ごりごりという咀嚼音がした。花粉の妖精より大きく、毛皮のあるもさもさした謎の生物だったようだ。
ゼノーシュが大好きなもの。
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キノコ(548、549)

ダリルのキノコが生えてくる呪い。
また、548、549のバルバで、アルテアが予約注文していたキノコは、彩りも形も様々で、黄色のものや果たして食べてもいいのだろうかという毒キノコ的形状のものもあるが、実際食べてみると、美味しい味をしっかりと吸い込み、噛み締める程に美味しい。
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ジャガイモ(472、536、636、836など)

大地の祝福がある。根付き育むものとして、空からやってくる災厄に土地のものが攫われないようにする為の、地の守護が秘められているものが、割れ嵐を鎮めるためのコロッケに使用された。(836)
ポタージュに、グラタンに、パンに、と作中の様々な料理に使用されている。
中でも少ない材料でできるフリーコは、ネアのお手軽メニューとして、ラエタに落ちた時のような非常時や(536)、避暑地での自炊に度々登場している。(472、846)
また、王妃に加護を与えている蹂躙の精霊王の最大の弱点でもある。過去にジャガイモの産出国を滅ぼした際、祟りものになったジャガイモ達に復讐され、あらゆる場面でジャガイモ責めにされた。(636)
956のバベルクレアの晩餐に出たグラタンは、薄く切ったジャガイモに鮭とディル、そして、トマトと紫の蕪の薄切りと彩りも鮮やかで、その全てをミルフィーユのように重ねて正方形にカットした、味も見た目も素晴らしい逸品でゼノとネアを虜にした。
この料理のあまりの好評ぶりにイブメリアでは更に進化して、小さなタルトの生地の上にコンビーフと薄切りにして揚げたジャガイモに茄子、新鮮なむっちりとろりのチーズをミルフィーユ状に重ね、マッシュポテトでまるでメレンゲのように絞り出して焼き目をつけたポテトパイが登場した。(966)
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睡蓮(847)

若い葉をおひたしにして食べる。
大きな葉は蒸し物を包む時に利用される。
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食用の薔薇(311、675)

主に薔薇の祝祭の料理のトッピング等によく用いられる。
サラダやスープの彩りとしてばかりではなく、それぞれの花ごとに爽やかな酸味や香り等をもたらす。
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薔薇の精(313、668、677)

ブルーベリーのような形の緑色の実。
きちんと手入れされた薔薇の枝に派生する薔薇の精で、触れると祝福を得られるので喜ばれるが、収穫したものを無駄に廃棄すると呪われるので、きちんと使い切れるよう厨房で計画されている。
薔薇の日の昼食のハムの付け合わせとして塩焼きになったものが出される。ほくりと焼いた、甘味の強いセロリの味で、3種類のソースがついてくるので味を変えて楽しめる。
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オゼイユ(877)

ハーブの一種。茎に酸味がある。
貝殻亭のサーモン料理にバターとともにソースとして使用された。
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落葉瓜(926)

ズッキーニによく似た食感の野菜。
ネアが焼いた秋野菜のパイの具材。トマトソースで煮込まれ、チーズも入っている。アルバンのチーズのものと、ロマックのチーズのものと2種類のパイが焼かれた。
ヴェルリアやカルウィ、南方の国では、死者の日の前日に大事な仲間や家族と離れないように、誓いの輪という験担ぎで一緒にパイを食べる習慣がある。それを聞いたネアがウィームにもクロウウィンの前日にパイを食べる習慣があるので、合わせてパイを食べる会を企画した。
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月栗菊(926)

茎を食べる。栗の風味のある芋がらっぽい。
ネアが焼いた秋野菜のパイの具材。トマトソースで煮込まれ、チーズも入っている。アルバンのチーズのものと、ロマックのチーズのものと2種類のパイが焼かれた。
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空芋(k46)

通常は春に、ガーウィンでは通年採れる。
水色の皮を剥いてふかすと、美味しい小麦色になって、ほくほくした味わいで美味しいらしい。
アンセルムが川鱒とグラタンにしたものは、なぜか茄子の食感になった。
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湖水フェンネル(k213)

アルテアの昼食のパスタに使われたハーブ。
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雪菓子(60、83、112、143など)

高級菓子。ネアの大好物で、贈答用としてもよく利用している。
雪深い国の満月の夜にだけ収穫できる、雪を被って凍った月の滴が、宝石に変化する一歩手前のもの。
満月が雪山を蒼く照らし上げる頃、ゆらりと剥がれ落ちた月光の雫が、雪の中に零れてまあるくなる。
見た目は黄水晶の欠片のようで、甘いシャンパンのような香りがして、口に入れると月光の酩酊を残す。
疲労を軽減する効果があり(112)、また、料理や菓子の風味づけとして砕いて利用されることもある。(143など)
ウィームではアルバンの山で採ることができる。新鮮なものは瑞々しくて美味しい。
魔物や妖精にも好まれているので、タスクの牧場の事件に関わる鳥を探す際、平行して行った雪菓子狩りでは、競合と死闘を繰り広げる事になった。(83)
ちなみに雪菓子とよく似たものに、竜の媚薬がある。
上品な薔薇色の結晶で、味わいは苺シャンパン。爽やかな甘みがしっかりと残る。
亡霊のみが辿り着ける特殊な魔術特異点にのみ実る結晶で、それを服用した者は、終生竜種を酔わせ、竜種から損なわれなくなる。
咎竜に出会う直前のネアが、苺味の雪菓子と勘違いして、味見と収穫を楽しんだ。(250)
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栗(150、197、401、403など)

菓子や料理に利用されている。
定番のケーキやタルトのほか、料理では、ほっくりとした食感と甘みを活かしたサラダのトッピング(150、197、600、863)に使われる事が多く、その他ペーストにしてハムやサラミと一緒にいただいたり(602、969)する。
また死者の国へ落とされ、食べ物の味の薄さに辟易としていたネアに、ディノが持って来てくれたのが濃厚なマロンクリームのおまんじゅうだった(401、403)ので、おまんじゅう祭りのときはかならず大人買いしている(767)。
ウィームの博物館の通りには毎年焼き栗の屋台や、焼き栗をマッシュしたものを絞ったお菓子の店などが出て、ウィームの秋の風物詩になっている。(527、872、898)
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林檎(178、429、550、551など)

菓子や料理によく利用されている。
雪菓子を砕いて使って甘味料として使った冬林檎飴はゼノーシュもとても楽しみにしているお気に入り。(178)
また、夏至祭に林檎を食べると、生涯を共にするような伴侶や友人と出会えると言われており、大事な人達とともに林檎のお菓子やお料理を食べる風習が生まれた。リーエンベルクではゼリー(429)、ケーキやドリンク(800、807)などにして振る舞われる。
また、疫病祭りの仕上げに、薬草の花を添えた淡い黄色と水色のクリームでデコレーションする爽やかな林檎のケーキをいただく習わしもある。(469、841など)
クロウウィンと呼ばれる秋の収穫祭にも、薄くスライスして乾燥させた林檎をキャラメルやチョコレートでコーティングした菓子や、焼き林檎など多くの林檎菓子の店が出る。その他に林檎のホットドリンクの店では淹れてくれたマグカップを持って帰れる嬉しいサービスもある。(550)
なかでもキャラメル林檎は特に人気で様々な種類があり、銀狐になってエーダリアの襟巻きになっていたノアが、てずからキャラメル林檎を食べさせてもらっているのを見た衣の妖精が、体に合わないのについ食べてしまい瀕死になる事件も起きた。(551)
その他、ザハで売られている蒸しパン風の林檎ケーキは癖になる素朴な味わいでネアとエーダリアとノアを虜にした。(811)
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葡萄(150、368、432、453、836、843など)

酒をはじめとして、タルトやパン、料理などにもよく利用される果物。
ネアがこちらの世界で初めて風邪をひいた時に注文したのが好物の葡萄ゼリーだったせいか、ネアが体調を崩した際のアルテア定番のお届け品になった。(368、432、836)
また、火の慰霊祭の時には、最初の風邪の事を思い出した流れでディノと葡萄ゼリーを作る約束をした。(747)
ウィームの野外演奏会では、3つのお店から限定の葡萄パイ売りに出され、多くの客の楽しみになっている。ネアが453で購入した燭台印のお店パイは、甘く煮た白葡萄を生地に練り込み、お砂糖をかけてかりっとジューシーに焼いた飴色のもので、上から白い粉砂糖をふってある。葡萄を練り込んだパイ生地をくるくると巻いた形で、三口程で食べれるサイズのもの。もう1件予定していた赤い文字で書かれたロゴのお店のものは赤葡萄のジャムを包んだパイに、茶色い砂糖がかけてあって美味しそうだったが、初回には食べそびれた。残る店のパイは、燭台印のお店と同じ白砂糖に白葡萄だが、パイというよりはさくさく葡萄パンという味わいの、甘さ控えめの品になる。843で食べていた葡萄パイがどの店のものなのか、前回食べそびれた店のパイがちゃんと食べられたのかは謎である。
938ではパン生地に干し葡萄と蜂蜜をたっぷり練り込んで焼いたトゥルデルニークという菓子をディノと分け合って食べながら歩いた。
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杏(316、695、816、832、841など)

菓子やチョコレートによく利用されている。
特に干し杏のなかでも砂糖がけのものはネアの大好物で、トレトレ祭りに参加できないことを知って落ち込んだネアのおねだりに応えて、ディノが2袋も買ってくれたことがある。(316)
また、海竜戦用のドレスで眠ってしまった使い魔なちびふわが食べたのも、個包装の小さな杏の砂糖菓子で、おそらく同じものだと思われる。(816)
砂漠で見つけたカルウィ名物の杏飴は、飴色の小さな円形のものが串に刺してあり、その中に杏のジャムとゼリーのようなものが入っている。どう食べても美味しいと、ネアの心を鷲掴みにした。(695)
832では冬杏の喉飴をウィリアムにお裾分けしたこともあった。
水玉病で屋台料理を食べれず荒ぶるネアをおさめるためノアが干し杏をお口にいれてくれる(841)など、ネアの杏好きはわりと周囲に知られているらしい。
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無花果(365、429、493など)

作中の菓子やパンに利用されている。ネアの大好物。
33で登場した移動販売で売られているネア一押しの揚げ無花果に甘めのクリームチーズを添えたものは後にリーエンベルクでも出されるようになった(77)。
ゼノーシュがお土産に無花果ゼリーを買って来てくれたこともあるし(493)、使い魔になったばかりのアルテアがリクエストされた無花果タルトに魅了の魔術を仕掛けたために揉めた事件は、タルトを食べたかったネアを心底激怒させた。(365)
また、リーエンベルクでは葡萄と一緒タルトに乗せられたり(498)、アルテアがバルバでコンポートにしてくれたり(548・549)、季節の舞踏会でのデザートや料理に利用されたり(521・579)して、ネアを度々喜びで弾ませている。
魔術書のあわいの中のリーエンベルクでも、ネアの部屋で出された軽食に無花果の焼き菓子がついていた。(m3)
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雪苺(620、691、s2)

喜びや愛情の祝福がある。
雪の中で育つので、雪のようにひんやり冷たくかつ甘い苺の味わいになるネアの好物。
アルテア宅の庭でも冬の畑を維持して栽培されている。採れたものはジャムと、ネアがリクエストした雪苺と雪牛のタルトになった。(k2)
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冬夜苺(868)

冬場には貴重な苺。
二度目のディノの誕生日ケーキのチョコレートプレートに使用された。
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月光檸檬(877)

ヴェルリアの貝殻亭のディナーで口直しのシャーベットになって出た。
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夜唱歌の花の実(891)

大粒の葡萄のように見えて、皮を剥くとバナナに似た濃厚な甘さの実が詰まっている。
ランテラではこの実を秋の恵みとして、かりかりっとしたキャラメルと一緒に季節限定のマフィンにして販売している。
秋告げの舞踏会から落下した帰りに立ち寄り、ネアが助けにきてくれたアルテアやディノにお礼として振るまった。
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氷苺の花(957)

ウィームの雪深い山間部の村の特産品。
花びらに苺のような香りと味があるのが特徴で、その代わりに実はならない。
酸味があって美味しく、花びらの薄さにもかかわらず果物のように瑞々しい。
美味しいだけでなく美容にもいいため、ご婦人方に人気。
本来はとても高価なものだが、957の年では収穫量が多かったためリーエンベルクの料理に使うことができた。
王都などではウィームより入手が難しく、王家主催の晩餐会の特別な日にしか見られない高級食材。
他国では、傷の治癒を高めたり、病の特効薬にもなると言われている。
エーダリアもウィームに来たばかりの頃、体調を崩して回復が思わしくなかったため、ダリルからこの花を食べるといいと大量に届けられたことがあった。
「ふむ。ビタミン的なものでしょうか…………」とネア。
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苺(957)

疲労回復や肌質の改善などの祝福がある。
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星屑葡萄(s2)

アルテア本宅の庭で栽培されている。
ネア用のお菓子になるらしい。
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氷林檎(k2)

詳細不明。
リーエンベルクのおやつのホットケーキのシロップに使われている。
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氷杏(k9)

詳細不明。
傘選びの為に封印庫に同伴したアルテアへのパイのリクエストで名前が挙がった。
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人形飾りの桃(k29)

食べると5時間だけ4〜5才の幼児になる桃。
大人が真面目に人形で遊ばなければならない人形飾りの祝祭を行う村人達の嘆きを受けて、桃の精霊が祝福を与えた。

穀類


麦(836)

豊穣の祝福がある。割れ嵐を鎮めるためのコロッケに使用された。(836)
ムグリスの好物でもある。麦だけでなく麦からつくる麦酒も好物。
料理や製菓など幅広く利用される基本食材。
ディノの誕生日のグヤーシュに茹でパンであるクネドリーキが添えられてでてくる。シチューを拭うほかジャムをつけても美味しい。(500)その他、シチューに添えるパンとしても登場する。(942)クネドリーキは、ジャガイモと強力粉と片栗粉を使ったもの、薄力粉や強力粉にイーストを加えて作るものなど様々なレシピがあるが、リーエンベルクのレシピがどうなっているのかは謎である。
物語のあわいにあったブンシェの国とモデルになったラエタの名物チャタプは、少し厚めのクレープのような小麦粉の皮を鉄板で焼き、その上に甘辛いたれを塗って串焼きにした牛肉をそぎ落としたものとマッシュポテトを盛り、網焼きにしたトウモロコシの実を素早く包丁で切り落としてたっぷり乗せボリュームのある屋台料理。ネアのお気に入りになったため、リーエンベルクに帰還したときにアルテアに作ってもらった。中の肉やソースに様々なバリエーションがある。(908、919)
リーエンベルクではおやつにも食事にも変幻自在なパンケーキや、クレープ生地のようなものにおかずをくるっと巻いて、フォークとナイフで食べるあつあつのパラチンケンという料理も出る。ネアの大好物。濃厚なクリームソースなどで食べるのが一般的だが、宴席などの翌日の朝には、体にいい野菜がたっぷり入ったパラチンケンを、酸味の効いた辛い角切りトマトのソースや、さらりとしたマスタードソースで食べたりもする。(949)
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米(237、367、423、611、745、860、919、980)

237でアルテアがネアの厨房で米を海鮮出汁でじっくりと生から焚き上げて仕上げに糸唐辛子とカリッと揚げた駱駝の瘤な脂身をトッピングした粥を作ったり、423のバルバでもあざみ玉と米を炊いた料理がでたので、アルテアにとっては比較的なじみ深い食材だと思われる。
リーエンベルクでも、ネアが風邪を引いてしまった時に出された鶏出汁と梨のポリッジ(367)や、丸焼き香草チキンの詰め物(611、980)、また火の慰霊祭の昼食にビーフストロガノフの添え物としてのバターライス(745)として度々登場する。
また、860ではウィーム中央駅で駅舎限定品の美味しい一口握りを売っている事が、ネアの口から語られている。

動物


鶏肉(142など)

様々な料理に使われている。
飛翔の祝福があり、体が強靭になり、動きが軽くなる効能がある。
「こうしてこんがり美味しそうに焼かれてしまってから、飛翔の祝福があると聞くと胸が苦しくなるのはなぜだろう」とネア(957)。
リーエンベルクで出る鳥料理の中でも、大晦日やクラヴィスに出されるパリパリに焼かれた鶏の鳥皮はエーダリアとネアの大好物で毎回もっともよい部位を巡って争いがおきる。(611、980)
また、アルテアの屋外料理の定番であるスパイシーチキンはネアのイチオシ。チーズソースのほか、具沢山タルタルソース、トマトソースが追加された。(463、464、548、735、853、854)
551で死者の日の墓犬達の美術館巡りにつき合った際、スパイシーチキンのレシピを渡さなかったためにアルテアに皮を剥がされてしまった料理人が判明した。
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棘牛(422、423、548、549、772、773)

棘のある牛。猛獣扱いで、高級食材。内臓に毒を持つ。
ばりばりと音を立てて草を食べ、ワンワンと鳴く。
まだら毛皮の棘牛は最高級で、滅多に市場には出回らない。守護結界が硬いため、竜か魔物ぐらいしか捌けない。魔術可動域は700程度(普通の牛は、200程度)。
ドリーによる棘牛の解体はかなり早く、10分ほどしかかからない(549)。
焼いてもタルタルにしてもとびきりおいしいが、毒があるために扱いが難しく、食べられる部分はそこまで多くない。
また、チーズなどの乳製品も作られている。
ヴェルクレア近くの土地では、棘牛は野生に近い環境で放牧管理されており、野生のものはいない。
422で、ディノが商人に勧められるままに購入したのが初登場。
ダナエは前に西の方の国で丸ごと食べたが、バルバで焼いたものの方が美味しかったそうだ(548、とげとげしているからでは?とネア)。
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水棲体の棘牛(847、848)

棘牛の水棲体。
良質な赤身がとても美味しいが、滅多に手に入らない幻のお肉。
アルテア作のタルタルでいただいた。
一般的には目撃情報を元に水辺の狩人達が何日もかけて川岸に追い込み、弓矢で仕留める。
避暑地の釣りでネアが釣り上げて騒然となったが、ヒルドも二度ほど渓流釣りにつきあって釣った事があるとのことなので、全くない話ではないらしい。
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砂牛(476、695、696、697)

大きな角を持つ漆黒の長毛種の鹿にみえる馬くらいの大きさの生き物。
砂漠で迷った者をオアシスまで届ける代わりに、その者の幸運を一つ奪う。(467)
美味なので大変人気があるが、防御魔術に長けていて専門の牛狩りじゃないと倒せない。(696)
串焼きの魔物の串焼き屋の食材として皆の舌を楽しませた。(695・697)
847で棘牛が砂漠で暮らすことにより棘が退化したのが砂牛だという説明があった。
砂牛が砂塵の妖精であることを考えると、棘牛も妖精種である可能性が高い。
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クシメン(695)

もちもちしたお肉のサボテンのような生き物で、しゃっと棘を吐いて旅人を棘だらけにする。
こりこりぶりんとしたゼラチン質な肉なのがネアには不評だった。
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砂漠竜(695)

人型ではない竜。
串焼きの魔物の串焼き屋の肉として皆の舌を楽しませた。
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青雲雀・黄雲雀(369、743)

ウィームの春の風物詩。
縄張り争いで毎年荒ぶるの精霊である青雲雀と、妖精である黄雲雀を、いずれも平等に屋台の焼き鳥として美味しくいただく。
味は塩焼きと、食欲をそそるスパイシーなソースの2種類。
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駝鳥(422、695、697、772)

大きな翼のある猪の一種。お肉らしい旨味が強く柔らかくて美味しいお肉(695)
422では、ディノが「ものすごく喧しく鳴いている駝鳥のようなもの」を買わされそうになった。


魚介類


帆立(340、347、348、369、372、548、549、640、861、877)

海の食材。
ヴェルリアでよく出される。
作中ではタルタルやカルパッチョになって出ることが多い。
548、549のバルバではドリーが持ってきた。
ほこりが帆立を気に入り、水槽ごと燃やして食べた結果、帆立は祟りものと化し、アルテアが呪いを受けたという事件があった。(340、347、348)
アルテア本宅での黒い麦茶合宿の夕食には、カルパッチョになって出てきた。(861)
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紫海ウニ(854)

黒いトゲトゲのウニ。
棘だらけの外殻に頑丈で特殊な固有結界を持ち、敵を退けつつ飛びかかってきて突き刺すので、ヴェルリアでは毎年多くの死者がでる。上手に割らないと呪いをかけてくる。が、美味しい。
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ロブスター/大海老(548、549、877)

海の食材。
ヴェルリアでよく出される。
548、549のバルバではドリーが持ってきた。
877で縄の指導を受けた後に立ち寄ったヴェルリアの貝殻亭では、さっと塩茹でしてバターソースをかけたものに、香辛料のスパイシーなソースにからめてグリルしたものが出された。
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手袋蟹(846)

南の島で採れる蟹。
ヤシの木の生えている島の砂浜に穴を掘って暮らしており、子供用の手袋のような不思議な形をしている。
茹でて食べるだけでもとても美味しい。
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ハイフク海老(s2)

大ぶりな青みがかった海老で、身が大きくとも大味にならない、高価な海老の一種。
保存が難しいので高価な割に購入者を選ぶ食材。
海の加護が強く火を通さないと食べられないので、必ず加熱調理する必要がある。
アルテア宅の昼食として、香草と塩と白葡萄酒で蒸したものと、大蒜をたっぷり使い香辛料で炒めた料理になった。
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鯛(548、549)

海の食材。
548、549のバルバではドリーが持ってきた。
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鮫の子供(422、423)

ダナエが商人に勧められるままに水槽ごと購入した。
明らかに店側も扱いに困っていただろうというもの。
生きたまま生で食べたらしい。
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水鯨(772、773、876)

見た目はしんなりとした青い胡瓜。
皮を割れば白身のほくほくした美味しい魚なので、772話で登場してから、ネア達のバルバの定番食材になった。
皮目をこんがりと焼いておろしソースなどで食べる。
復活祭前の時期になると海に繋がる川の汽水域に登ってくる魚で、川沿いの人々の季節の味覚になっている。
アルビクロムでは、大きく育って大味になった水鯨を揚げ、酢漬けにして発酵させたキャベツと一緒にパンに挟み、ソースを大量にかけて食べる。
ウィームあたりでは、成長し過ぎて透明になっているので、インクの材料になったり、魔術師のケープやブーツの材料になる。
上流の方まで無事に登りきった水鯨は大きな鯨になって空に昇る。
876でアルビクロムの劇場へ移動する際にみかけた屋台の鯨もおそらく水鯨だと思われる。
一匹丸ごと茹でてから、漬けダレに漬け込んだものを切ってパンに挟んで食べる。
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月光鱒(846、847、848、980)

月光が湖や川で育って生まれる魚。
お腹の部分と背びれに綺麗な檸檬色の筋が入っており、その筋が月の光を蓄えて水底でもぼうっと光る。
香りも良くて美味しい。夏の終わりから秋までが美味しい旬の魚。
ちなみに月光鱒が釣れるのは、月が登った後から真夜中までの時間で、水晶か銀細工、湖水水晶の歯車が餌になる。
避暑地の夕食では、皆で釣ったものが塩をふった串焼きと、辛い大蒜のつけダレをつけていただく睡蓮の葉蒸しになった。
淡白な白身のお魚だが、上品な油が乗っていて塩味がとても合う、とネア談。
また、980の大晦日の夜には、塩竈焼きになって登場した。
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雪羽鱒(846)

ウィームで釣れる鱒。歯車で釣る。
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鉱石の鱒(846)

ウィームの内陸で釣れる鱒。歯車で釣る。
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夜壺鰻(846)

ウィームの内陸で釣れる魚。
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川鱒(k46)

脂の乗った鮭のような味わいの魚。アンセルムがグラタンにしてネアに振る舞った。

加工品


スコーン(311、675、k30など)

ティータイムの定番の菓子として作中によく登場する。
なかでも薔薇の祝祭の日の朝食後、家族への薔薇をお披露目する時のデザートは薔薇ジャムを添えたスコーンと決まっている。食後なので小さめな気配りサイズ。
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クネル(548、549、745、821、822、846、868、903、905)

ウィームではよく、スープに魚のクネルが入っている。グラタンにしても美味しい。
ヴェルリアにはあまりない料理なのかもしれない。
作中で最初に料理として出てきたのは鶏のクネル。バルバの際、ネアの希望を受けて追加したグラタン用で、市販の鶏クネルをベシャメルとチーズで焼き上げた。
ちなみに購入した鶏クネルは鶏肉のすり身をバターや小麦粉や卵と練り上げて形成して茹でられたもの。アルテアはもう少し手をかけて、山芋を入れるか、練りを強くした方が味が良くなる、と意見を述べたため、買い物中にネアがアルテアが得意とする魚介クネルを食べさせてもらう約束をとりつけたのを受け、アルテアのクネルを食べる日が設定されかけた。参加希望者はゼノーシュ、銀狐、ディノ、ダナエなど(※まだされていない?)。(548、549)
なお、アルテアは、絵本から出てきた指輪の避暑地でも一品ずつ持ち寄りの昼食に、プラータチーズとクネルのグラタンを振る舞った。(846)
そのほか、ネアが海竜戦中に宿泊したホテルで美味しい魚クネル入りのグラタンを食べたり(822)、物語のあわいの中でもムガルを黙らせるために焼く白身魚のクネルを食べさせたり、自分もシンプルなチーズ入りのクネルを食べたり(903)と、登場率はわりと高い。
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ハム(16、313、861など)

リーエンベルクの朝食や、酒席によく登場する。
様々な種類があり、ネアの好物でもある。
薔薇の祝祭の時には、薔薇の香りづけをしたハムを食べる風習があり、驚くほど種類の多いハムが揃い、大好物のボロニアソーセージだけでも4種類もあって、ネアをうっとりさせた。(313)
また、ネアとノアが黒い麦の収穫のためアルテア本宅に押し掛けた際は、食事にアルテアの自家製ハムのステーキが出された。(861)
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サラミ(857、k212)

サムフェルに出店している一口サラミの専門店で売ってるまるまるサラミがとても美味しく、ネアは様々な種類の詰め合わせセットをオトナ買いし、さらにはエーダリアにもおすすめした。
雨だれ味と雪菓子入りを試食したネア曰く「なんて美味しいサラミでしょう!程よい堅さと柔らかさで、噛んでいると口の中が美味しいサラミの味で満ち溢れます」と店頭で美味しさを滔々と語り、通りすがりの客達をも誘致した。
また、初代サラミの魔物の城を丸ごと店舗兼厨房にしてしまった老舗の店は、夕刻から夜中までの営業でファンがとても多い。サラミの種類の豊富さも味もとても素晴らしく、折よく商品の補充直後に買い物することができたネアは一番大きな買い物かごで心ゆくまで味見と買い物に勤しんだ。また同伴したグレアムもかいの仲間へとおぼしき土産のサラミを買い込んでいた。
ネアがお土産にと振る舞った林檎のサラミはエーダリアがとても気に入ったので、リーエンベルクの常備品にとノアが後日買い出しにいく事になった。(k212)
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チョコレート(55、129、158など)

作中の製菓によく利用されている。
グラストが手作りケーキを食べたがるゼノーシュに初めて作ってあげたのがチョコレートケーキだった。(55)
また、ネアが好きなザハのカフェは、チョコレートケーキが特に有名で、アルテアに罰として土産を買わせたこともあった(129、132)
ネアの常備品の中にはドライフルーツをチョコがけにしたものや、中にジャムが入った個別包装のチョコ菓子がある。(225、945、926)
ちなみにアルビクロムのチョコレートは、ダリルをして「この不味いチョコレートだけを食べて会議してるとね、どうしてあの領土の議員達が獣みたいな目をしてるのかがわかる」と言わしめる激マズチョコらしい。(975)
ネア自身はあまりべったり甘い濃厚なチョコケーキは好みではないが、薄切りで出してくれるザハのチョコレートケーキや、甘すぎず塩っぱいものが欲しくならないリーエンベルクのフォンダンショコラは大好物。素朴な甘さで、中からとろりと溢れるチョコレートも甘過ぎず、たっぷりのつぶつぶのブルベリーソースと甘さ控えめの苺たっぷり苺ソースがあれば、少なくとも三個は食べられる逸品と大絶賛している。(975)
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綿菓子(659、778、779)

傘祭りで袋入りで売られている人気の限定綿菓子。
元はアルテアのものだったネアの傘とかいいんのタッグによりネアの元に貢ぎ物として多数届けられた。(659)
また、あわいの列車の綿菓子山駅では、羊風な生き物の売り子が袋入りで販売していた。
ネアが買ったのは黄色の綿菓子のでじゅわっと甘く溶ける檸檬ソーダ味。アルテアは同じ檸檬とミント味だった。(778)
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水飴(778、881)

あわいの列車の水飴の国の車内販売で売られている土産もの。
全35種類。もったりせずにすっきり爽やかな果物の味を楽しめる。
エーダリアの誕生日を祝う旅では、ゼノのまとめ買いにより、全種類を買うと特殊な風味をもたせる保存魔術がかかった袋に入れてくれると知ったエーダリアが騎士達への土産にと即決購入した。
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氷砂糖(s13)

ウィームの朝市に仮設店舗を持つ老舗の茶葉の店で、紅茶に入れる冬の朝露と花蜜に漬け込んだ新鮮な氷砂糖を売っている。
まるで果実のような瑞々しい甘さを紅茶に与えてくれるので、古くなった茶葉でも最後まで美味しく飲むことができる。
賞味期限が短く、味が整う日とほぼ同じくらいなので当日限りの品として売られている。
傷心で市場に来たアルテアがネアの為に一瓶購入した。
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薔薇ジャム(311、675、k30)

薔薇の祝祭に合わせてリーエンベルクで出されるお手製のジャム。
はじめての薔薇の祝祭日のノアとの朝食には、赤と黄色にピンクの三色薔薇の甘めのジャムが出され、また戻ってきたあとのスコーンのお供には、ローズヒップを使った酸味のある薔薇ジャムが出された。
675話の朝食に登場したのは、夜明けの祝福と薔薇のジャムと、苺と愛情の祝福に赤い薔薇のジャム、紫の薔薇と紅茶とシュプリのジャム。
k30話では、通常の薔薇ジャムのほか、黄色い薔薇を使った爽やかな酸味にヨーグルトの香りが高い見た目にも華やかな食べるジャムと、真夜中の溜め息という紫色の薔薇に夜の雫と新月のさざめきをいれたノア色のジャムの3種類が登場した。冬の間に作る事で青紫になるそのジャムは、食べるとしゃりんとした音がして、胸がしゅんとなる爽やかさな美味しさで樽一杯食べたい!とネアを虜にした。

卵・乳製品


ゴルク(83)

山羊。雪を食べる精霊の一種。
普通の獣ぐらいであれば簡単に捕食してしまうが、グモウやイェイスト、グランフェルト、雷鳥の魔物、ときにラムネルやホードには捕食される。
アルバンの山で飼育されており、リーエンベルクが仕入れる乳製品に関わっている。
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夜密羊(877)

夜の系譜の精霊に近い生き物。
特定の牧場や土地には居着かない羊。
チーズやミルクはうっとりするような甘い味で、至福の祝福がある。
また、毛を紡いでセーターを編めば、夜露から身を守る祝福と、探し物名人になる効果がつくので、迷子の羊や悪い妖精に困っている酪農家達は、夜密羊を最初に見付けた時には、その毛をでまずは売り物ではなく自分の為のセーターにする。
夜明けに羊を数えると、数が増えていることがある。数が元通りにならない内に乳絞りをしておいたり、毛を刈っておけば、夜密羊のものが手に入る。
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バター(16など)

料理や製菓に欠かせないが、特にネアにとってはリーエンベルクの朝食で一番重要な品。
ホイップバターに、新鮮な生バター、香辛料の効いた赤いカイエンバターに、香りのある熟成バター、岩塩をきかせたもの、木の実を砕いて入れた歯触りの楽しいもの(16)のほか、変わり種のオリーブと檸檬のバターが出される事もある。(978)
リーエンベルクで出されているのは、主にアルバンの牧場で作られたもので、ネアの朝食のバターにかける意気込みが厨房に伝わってからは、品質が落ちる真夏の時期のみ、別牧場の物に振り替えられるなど、大変なこだわりを持って選別されている。
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牛乳(84など)

料理、製菓、飲み物まで幅広く使われる基本食材。
リーエンベルクで使われているのは、主にアルバンの牧場から仕入れている。夏は別の牧場に振替になる。
ネアが大好きなとろっとしたホワイトソースのグラタン類や、ディノが大好きなフレンチトースト等には欠かせない。
朝食にはかならず出てくるが、間に合わず絞り立てが届いた時には、ネアに厨房からお知らせが来たのでいそいそと飲みに行こうとしたこともある。(84)
また、ゼノーシュが大好きなので蜂蜜などをいれたホットミルクもよく登場する。
ウィーム王家の指輪から行ける影絵の隠れ家には、農地や牧場が併設された温室な一室があり、何時でも乳絞りができるようになっている。初回はさすがに見送った(472)が、二度目にアルテアを同伴した時にはすかさず頼んで、無事新鮮な牛乳を手に入れる事ができた。(846)
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夜牛乳(555)

満月の夜にだけ乳搾りの出来る妖精の牛達から絞った牛乳。
封印庫前の夜市場に足を運んだネアのお目当てが、この夜牛乳を使った屋台のミルクティーだった。
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クリームチーズ(33、59、75、576など)

作中のケーキやデザートによく使われる。
33で登場したウィームの移動販売で売られている揚げ無花果に甘めのクリームチーズを添えたものはネアの大好物なり、後にリーエンベルクでも再現して出してくれるようになった。(76)
また、ネアがリーエンベルクに残っていた謎空間で妖精の粉を見つけ、持ち帰ってクリームチーズにたんまりふりかけて食べようと夢見たところで賞味期限切れを知らされてがっくりしたこともあった。(576)
アルテアの誕生日にネアが作ったのも、クリームチーズとフランボワーズのケーキで、白と赤紫のコントラストも鮮やかな、ケーキの上のクリームの花は一輪だけのものだった。(957)
蝕の後には、エーダリアがふわまるを連れてウィーム中に祝福を振りまいてまわった事をうけて、チーズ屋で新商品としてクリームチーズでふわまるを模したチーズケーキを売りに出していた。(s13)
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蜂蜜クリームチーズ(403、412、506、646、708など)

作中よく登場する取り合わせ。
単品としては、ウィームの市場のチーズ専門店で売られているデザートが挙げられる。
ふわふわのクリームチーズをカップによそり、蜂蜜を回しかけたお菓子で、注文する時に一粒の木苺かひとつまみのお塩をかけるかを選べる。ネアは塩で注文し、甘さが際立って素敵なお味!と喜んだ。(506)
708では嘘の国から戻った際、食べたいものとしてこれを真っ先に挙げたが、その後の話題に失敗し食べ損ねることとなった。
また、嘘の国で果実棒を知ったネアが、アルテアにリクエストして様々な果物の風味のクリームチーズを丸いスポンジでくるみ、種類の違う蜂蜜をかけてたべるこの菓子を再現してもらったりもした。(714)
それ以外にも、死者の国に持ち込まれてネアの心を癒した、蜂蜜クリームチーズのおまんじゅうは、おまんじゅう祭りの定番として買い逃せない一品になったり(403、412、772、766)、リーエンベルクの酒席のつまみとしてハムとともに蜂蜜クリームチーズが登場し、蜂蜜クリームチーズに塩味という黄金の組み合わせがゼノやネアの口を楽しませた。(646)
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ロマックの実家のチーズ(523、772、773、837、855、926)

リーエンベルクの騎士の一人、ロマックの実家のチーズ。
実家は牛飼いで、自家製の高価なチーズなどを様々な高級店に卸している。
ロマックは実家のチーズの愛好家を増やすことに生き甲斐を見出しており、ネアも初対面でチーズを貰い、ディノが荒ぶった。(523)

初出は523で、焼肉弁当のお礼にトトラへ送られたもの。「しょりしょりと削ってお料理にかけたり、薄く削ってもすもすと齧ったりするだけで、とても幸せな気持ちになる」ととても喜ばれた。(523)
772では、バルバのために実家お勧めのフレッシュチーズを大量に御裾分けしてくれた。モッツァレラとヨーグルトの間という感じのとろりもちもちとしたチーズで、サラダに使用された。爽やかな酸味と新鮮な風味。
また、837では、ロマックが枯れ葉の精霊から助けられたお礼として、食べごろの香りのいい月楓の葉に包んで熟成させた特製チーズをネアに届けてくれる約束をした。
926で、ネアが焼いた練習用の秋野菜のパイにも使用された。柿の葉に包んだ香りづけのある燻製カマンベールチーズは、チーズ自体に少し香ばしいような独特な風味がある。そのまま本番用のパイにも使われたようだ。
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熟成タイプの牛のチーズ(548)

バルバの買い出しの際、ウィームの市場でドリーが目を止め、嬉しそうに口元を綻ばせたもの。
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蜂蜜入りのぷちぷちチーズ(605)

小指の先くらいの小さな丸い粒状のチーズ。なかに蜂蜜がはいっていて、ブルーチーズを葉に見立てた葡萄の盛りつけで出された。
酒蔵の魔物の店で出されたつまみで、ネアのお気に入りになった。
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卵(478、836など)

様々な料理に使われている。
無垢さの生誕の祝福があるものが、割れ嵐を鎮めるためのコロッケに使用された。(836)
また、サムフェルの串焼き屋で出会った味付きの小さな卵にパン粉の衣をつけてカリッと揚げたものがディノのお気に入りになった。(478)
ディノの誕生日の時にはとろりとした半熟の味付き卵に細かな衣をつけ、ナイフとフォークで食べれる料理となって出てきた。(867)


油脂


油(836)

果実の祝福があるものが、割れ嵐を鎮めるためのコロッケに使用された。(836)
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砂喰い鳥の油(695)

赤い鷺のような姿の妖精。砂を食べて増えるので、砂漠では貴重な食料になる。
肉はさほど美味しくないが、とても上質な油がとれる。
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砂クジラの油(695)

わりとよい値段の油。
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黎明のオリーブの油(877)

ヴェルリア産の油。
貝殻亭のパスタに使用された。


グローヴァー(64、67、76、199、213、215、302)

巨人が造る幻の酒。
緑色の長方形のガラス瓶に入っており、薄荷水のような色をしている。
この酒を飲みはじめると雨が降るので、世界が傾く雨乞いの酒と評され、常夏の国では目を剥く程の値が付く。
林檎の香りがして、爽やかだけど、ぴりりとして辛口、とネア談。
ネアが飲んだのは一口だけだったが、記憶をなくすほど酔い、ヒルドの内羽を触ってしまうなど大変なことになった。(64)
が、後日最も苦手な形状の大晦日の怪物を見たくないネアがあえて記憶喪失を狙って夜の盃で飲んだため、再びの惨劇と相成った。(213)
その後、巨人の酒は禁止されることになったが、菓子に使われていたり、同じ蔵の酒と気づかず飲んだりして、同様の騒動が度々起きた。
▲up

シュプリ/発泡葡萄酒(158、408など)

元のネアの世界でのスパークリングワインやシャンパンに相当する発泡した葡萄酒。
寝る間もなく働かされてぶち切れた先代のシュプリの魔物が百年くらい前に大量虐殺を行ったため、人間達は発泡葡萄酒と呼ぶ事が多い。
ちなみに新代のシュプリの魔物は、ほこりに食べられドレスを奪われた。(408)
ゼノもシュプリが大好きなので、瓶が大好きなほこりと中身と瓶のわけっこをする約束をした。
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氷河の酒/氷河のワイン・葡萄酒(169、500、834、867、958)

ヴァレーの城で作られている。妖精が切り出した古代の氷河の森の木の樽で熟成した葡萄酒。
濃厚な甘みと酸味がどこかレーズンを思わせる風味で、ネアのお気に入り。
毎年、特定の顧客に一定量だけを卸し、細やかな計算の上、継ぎ足して味の調整をしているらしい。
今はもう貴重になったので持ち出しが難しくなっており、原則として醸造元でしか味わえない門外不出の酒。
新酒でも美味しいが、古酒は濃厚で、味わいが更にまろやかになる。ディノの誕生日にヴェンツェルから100年ものの古酒が贈られた。(500)
また、海竜戦の宴ではゾーイが感謝を示してネアに注いでくれた。(834)
958では、アルテアの誕生日に登場した恩寵の杯で、ネアがこっそり飲む予定だった秘蔵の当たり年の氷河の酒の古酒が取り寄せられしまい、みんなで飲む羽目となり涙をのんだ。
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コル(203、698)

瓶には暖炉の上に悪魔が座っている絵柄のラベルが貼ってある。
瓶の中身は水のような無色透明の液体で、かなり強い蒸留酒。
酒豪ゼノのお気に入り。
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コッツ(203、698、744)

コルと同じ樽で作る蒸留酒。お砂糖を入れて飲む。
ゼノは夜の杯で飲んだ。
またハーシェッドがウィームとの大事な打ち合わせの前日に飲んでしまい、そのあまりの強さに驚いた体が高熱を出してぶっ倒れたことがあった。(744)
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コルヘム(217、298、366、428、605、613、644など)

味は爽やかで香りも甘いが、兎に角強い。
この酒を好むのは、酒の属性の者達ぐらいだろう、とディノ。
大晦日の宴で酒に強いのを褒められたゼノが飲んで昏倒し(217)、ドリスの実の分け前を増やしたいネアがアルテアを潰すために飲ませたり(298)、戻り時の妖精によって記憶を無くしたディノが昏倒するために飲んだり(366)、必ず昏倒または酔い潰す結果になる。
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コルヘムグレス(605)

蒸留酒。
コルヘムの50倍ほどの強さで、少し妖精の祝福がかけられた特別なもの。巨人が好んで飲むらしい。
酒蔵の魔物がご主人様を膝にのせたアルテアを潰すために出した。
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エシュカル(212など)

大晦日にだけ飲む事ができる、葡萄酒の新酒にあたる濁り酒。
葡萄酒の製造途中で発酵が進んでいるところなので瓶に栓が出来ず、生産地にしか出回らない。酒精の祝福を受けたばかりのお酒なので、出来立ての物程に強く、また土地柄的に魔術の庇護の篤いウィームでは、なかなかに強い酒となる。
ネア曰く、葡萄酒と葡萄ジュースの間の味で、カクテルみたいでとても飲みやすい、とのこと。
初めて飲みに行った212を皮切りに、口当たりがよいのでうっかり飲み過ぎたところを例年さらりとディノにつけ込まれる流れができあがりつつある。
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湖水葡萄酒(380、381、383、385、503、572、651、697、877)

シュタルトの修道院の敷地にあるペレグリメゾンで作られている葡萄酒。
人気がありとても美味しい葡萄酒だが、土地の祝福が濃く国外には持ち出せないため、シュタルトの街に観光に来た者だけが飲むことが出来、ヴェルクレアの国民だけがお土産で買って帰れる。
女性向けの甘口の葡萄酒も女性にとても人気がある。
シュタルトに城を構えていたノアはもちろん、ヒルドもここのメゾンとワインのファン。
ネアから、統一戦争以降交流が途絶えていたノアが再びメゾンを訪れると聞いたオーナーは喜びに涙を浮かべる場面があった。
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魔物専用の葡萄酒(651)

シュタルトの湖水メゾンで、魔物の魔術を帯びた葡萄が実った時だけ作られる珍しい葡萄酒。
澄んだ透明に近い淡い水色の辛口の酒。
後味で甘さが残るが、すぐに消えてしまう。体内の魔術を冷やす効果があるので、魔物以外は飲めないが、心地の良い響きのある、とディノ談。
オーナーから教えてもらって飲んだノアが、ディノ用にも一本取り置きしておいてくれたので、トレトレ祭りに不参加になるネアとシュタルトを訪れた際に封を開けて楽しんだ。
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夜霧と新月の葡萄のお酒(958)

シュタルトの湖水メゾン自慢の蒸留酒。澄んだ緑色の硝子の蒸留酒らしい形のボトルに上品な手書きのラベルが貼られている。
土地そのものの湖の祝福に加えて、夜霧の祝福のある葡萄が実った年に、お得意だけの為に作っているので量が少なく、とても珍しい。
ふくよかで美しい夜の祝福があり、口に含めばすっきり辛口で、ふわっと霧深い夜の森のような芳醇な香りが鼻に抜ける。一瞬、じりりっと熾火が燃え上がるように仄かな甘さが舌に残り、けれども最後に残るのはひやりとした氷を食むような辛口の爽やかさ。
濃厚な甘さのドライフルーツや、もったり濃厚な熟成チーズと合わせると堪らなく美味しいそうで、静かな夜に本を読みながら飲むのにも最適とされている。
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薔薇のシュプリ/薔薇の発泡葡萄酒(158、316、428、884、967)

イブメリアや薔薇の祝祭に出される特別なシュプリ。
ロゼシャンパンのような色合い。
アクス商会のイブメリア限定のものは、甘口だがそこらの一流銘柄よりいい、とアルテアが毎年取り置きしている。(158)
また、薔薇の祝祭の日には、ザハの特別席でディノと楽しむ花火とこのシュプリを楽しんだ。(316)
加算の銀器を試す際、初めてアクスで飲んだものを夜の杯から召喚したり(428)、ウィームのスフレ専門店でスフレとともに注文したり(884)と、ネアもなかなかに気に入っているらしい。
イブメリアの薔薇のロージェで魔物達と楽しんだものは、満月の夜の雪原で摘んだ薔薇の香りをつけた、昨年の祝祭の夜に仕込んだ特別なシュプリで、劇場でしか飲めない戯曲の祝福があった。
きりりとした冷たさが冬の夜のようで、果実と薔薇の香りは華やかだがどきりとするくらいに心を揺さぶる、とネア談。(967)
▲up

オーレン(203、847)

薬木の酒。
鮮やかなエメラルド色の薬用シロップのようで、ミントのに似た爽やかな香りがする。
少し苦味のあるハーブティーなような味わいの酒。
ネアが雪喰い鳥の試練を乗り越えた祝いの宴の席にヒルドが持ち込んだ。
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ゼラクメータの葡萄酒(217、847)

世界での残量が決められた希少な酒。
ヴェンツェルのお気に入り。個人的に購入したものを、アルテアにスールへの介入を依頼した際、報酬として1樽巻き上げられた。(217)
また、絵本から出てきた指輪の避暑地で、ノアおすすめの白をみんなで楽しんだ。ネアも好きな酒で、少しだけシュタルトの湖水メゾンの葡萄酒に味わいが似ている。(847)
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麦酒(294、310、450など)

作中ではムグリスの好物としてよくあげられている。
また、ヴェルリアでは葡萄酒よりも大勢で飲みやすい酒として、蒸留酒とともに麦酒が好まれている。
原料の麦から、麦の魔物自身の領域が含まれているため、高位の魔物は避けることが多い。特に影響はないのだが、好んで飲んでると絡まれるらしい。
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ガンガリス(478、861)

秋を司る祝福の、紅葉と豊穣の酒で、麦と一緒に寝かせた葡萄を使う甘い葡萄酒。
麦穂色の酒で、じゅわっと染みるような甘酸っぱさが堪らない、甘みも強いが後味がさっぱりという不思議な味わいで、微かに口の中に麦の香ばしさが残る。
少しだけ氷河の酒に似ている。
夢見の薔薇のシュプリを作るためのアルテア本宅での合宿で夕食に出されたもので、おそらく甘口の酒が好きなネアのために用意されたと思われる。
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夢見の薔薇のシュプリ(478、502)

贈り主との間に起きた、一番幸福な時間を夢で見られるシュプリ。
ふわりと爽やかな果実の香りが漂う黄金色の酒。
シュプリそのものは特別に上等なものではないが、夢見の薔薇の効果によって、飲む方の一番好きな味に化ける。
478のアルテア本宅での合宿で作られたもので、材料はシュプリと、ネアがサムフェルで購入した夢見の薔薇、幸福の結晶と冷たく澄んだ水。
ディノの誕生日のプレゼントとして一本贈り、残った一本を誕生日パーティーの席で皆を楽しんだ。
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ネヴェアナハツ(501、868)

祝祭用の薔薇と雪夜のシュプリ。
淡い水色をしていて、細かい泡の立ち方が粉雪が降るように、大きな泡は薔薇の花びらに見える、お伽噺の中の宝物のようなシュプリ。
ディノの誕生日のパーティのためエーダリアが特別にセラーから出してくれたもので、魔物達がとても喜んだ。
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ガーサージュ(549)

夏闇の竜が作る杏のお酒。綺麗な水色をしている。
ネア曰く、食事と一緒に飲むよりも、小さなグラスでちびちび飲む系のお酒の味と強さで、こういう場ではなく秋の夜長に、チーズと一緒に読書のお供にしたい酒、とのこと。
ダナエの手土産で、これを飲むとダナエが歌いっぱなしになる、とバーレンが青くなった。
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銀色葡萄のお酒(549)

満月の夜にだけに収穫される銀色葡萄から作られたお酒。
銀色葡萄は、すぐに月光の妖精に盗まれてしまうのでなかなかに希少。
バルバに参加したノアの持ち込みで、その美味しさに喜んだダナエが皆に竜の歌を披露してみせる一幕があった。
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オーロラのお酒(549)

可愛らしいロゼピンクのお酒。
雪原に出して凍らせた林檎の上にオーロラが出ると、その林檎にはオーロラの甘さが浸透する。そんな林檎を使って作る酒で、とても珍しい。
アルテアがネアのために出した酒で、飲むと爽やかだけれど甘くて、飲みやすいのに奥行きがある感じ、とにかく美味しい、とベタ褒めだった。
オーロラはディノの予兆を示すものでもあるため、よく献上されるらしい。
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雪底の葡萄酒(605)

澄んだ水色の発泡葡萄酒。
高価ではないが生産数が少なく、かなり稀少なもの。だが、長期間寝かせるのには向いてない。
雪底の葡萄酒を育んだ太古の雪に含まれた気泡が立ち昇って、しゅわしゅわしている。
澄んだ氷を食むような澄み渡った味。青林檎めいた香りが鼻に抜けるが、葡萄酒としての味わいが深いというよりは、冬の清廉さをそのまま口に含むような不思議な爽快感がある。
苺をその後に食べると、濃厚で瑞々しい甘さが際立ち、女性に好まれる味になる。
また、森の系譜や湖の系譜の妖精が至高とする清廉さに近しい味で、ヒルドのお気に入りの酒となった。
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氷河の酒の亜種(605)

人気がある氷河の酒の模倣品で安価。
本家より若干酸味が強い。
氷河の魔物が、海鯨の魔物を滅ぼした年のものは特に出来がよく、皆に喜ばれた。
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林檎とオーロラの酒(605)

酒蔵の魔物の店でゼノが頼んだお酒。
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夜行の葡萄酒(605)

砂漠に満月の夜だけに現れる夜行妖精が持ってる葡萄酒でとても珍しい。既に滅びた筈の土地の葡萄から作られている。
酒蔵の魔物の店で店主から特別に出された。
飲んだネアが大変に酔い、アルテアの膝に乗るなどの狼藉を行い、さらには記憶をとばした。
のちにウィリアムから、この酒がかつて巨人達が住んでいた山で育てられた葡萄から作られ、巨人の酒と似た香りや味わいを持つことが語られた。
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節制の育てた白蜜の蒸留酒(605)

とても強い酒。
グラスに注ぐと、しゅわりもふもふと結晶化した白砂糖のような泡が立つ。
下に皿をおき、わざと泡を注ぎ零して楽しむ。
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杏の食前酒(607)

ヒルドお手製の可憐なピンク色で酒。
いい香りがして、とっても瑞々しい杏の甘さがしておいしい、とネアがとても喜んだ。
杏水好きのネアの誕生日のために作られた。
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夜伽の酒(646)

透明で、菫の香りがして、きりりと冷えており、ほろ苦い中にも旨みがある。
ディノによると夜の系譜の要素があり、林檎と薔薇、月の雫などの味わいを感じる酒。
ネア曰く、瑞々しくて甘くてほろ苦くて、お気に入りのシュプリの紅茶に上等なお砂糖を入れたようなお味。
運試しの壷から注がれた酒で、これに酔ったネアにより酒席は大荒れとなった。
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ファルトティー(646、844、951)

強力な魔物封じの酒。
魔物などの祟りものが滅びた土地を清める為の特別な酒で、本来はすり潰した薬剤を布で漉して薄めて撒く。
運試しの壷から注がれたすり潰しただけの原液をアルテアが無理矢理飲まされる羽目になった。
951では祓いに特化した薬師の家に生まれた鹿角の聖女の歌乞いによるレシピだったことが明かされた。
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春闇の竜の酒(772)

普段が気体である春闇の竜が春の盛りの時期にだけ作る、春闇そのものを醸造した酒。
透明で、ふんわりと涼やかな早春の夜の香りがする。辛口。
アルテア曰く、春の夜の華やかさや美しさに、ひと匙の春の夜の絶望や冷やかさが入る。口に含んだ瞬間は仄かに甘いが、すぐによく冷えた辛口の酒になる。飲み干した直後に適度な酩酊があるが、春闇らしくその酔いも一瞬で抜け落ちる幻のような酒、とのこと。
小さな注ぎ口のついたまんまるな硝子の器に入れてダナエから差し入れられた。
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森と流星の酒(793、795)

古い森の一族が流星雨の夜にだけ仕込んでいた特別な酒。
森の美しさを見せてくれる祝福がある。
ヒルドの昔からのお気に入り。
作っている一族が流行病で滅びてしまったので、現在出まわっているもので最後になる。
ヒルドの誕生日リハビリに皆で楽しんだら、その夜の食堂に美しい森が出現した。
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イベラウス(847)

妖精の酒。
避暑地の夕食にヒルドが持ち込んだ。
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ガイホーン(847)

夜闇の酒。
どこか鋭利な輝きを放つ水色。
避暑地の夕食にアルテアが持ち込んだ。
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ミルク酒(851)

ランシーンで飲まれている酒。
ハラッカ家を訪問したアイザックに振る舞われた。
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薬草酒(851)

体を内側から元気にする酒
咎竜退治で怪我をしたアイザックのために出された。
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カタルの根を漬けた薬草酒(851)

夜用の滋養強壮の薬。
怪我を心配したルドヴィーグによりあやうくアイザックに飲まされるところだった。
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魔除けの儀式酒(852)

郭公退治に使われる酒。
郭公に中身を食われた人間にかけると郭公の姿になる。
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劇場跡地のウィスキー(877)

クレアディスの劇場跡を使った蒸留所で作られた酒。
ずんぐりむっくりした形のボトルに入っている。
かなり強いらしいが、きりっとした喉ごしなので食事の供にいいとのこと。
ヴェルリアの貝殻亭で魔物達が食事とともに楽しんだ。
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蒸留所を模したカフェの蒸留酒(933)

自家製の森結晶を使った雨だれの音を聞かせて熟成させた蒸留酒。
霧雨で育てた真夜中の祝福樹の樽が使われている。
アルテア曰く、味わいとしては奥行きが足りないが、風味が抜群に好みとのこと。
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竜のお酒(958)

詳細不明。霧竜がよっぱらってしまうお酒らしい。


雪葡萄と祝祭の魔術に育てられた水で作った酒(965)

アレクシスの店のクリームグヤーシュの風味づけに使われた酒。
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ディータ(968)

深緑色の宝石のような瓶の酒。
氷河のお酒の樽で作られる夜明けの虹の祝福のあるシュプリの100年もの。
氷河のお酒の系譜のものらしく、氷水のようにきりりと冷えていてそれでいて香り高い。辛口のシュプリだが、鼻孔を抜ける甘酸っぱい香りが新鮮な果物をナイフで切ったばかりのもののようで、何ともいえない瑞々しさがある。
歌乞いの魔物のままだと決まった日の記念のお祝いにとザハの給仕姿のグレアムから振る舞われた。
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敗者の酒(975)

雪原と夜の子守唄のシュプリに星影の雫をたらしたものを沼色の酒に。
森のさざめきで熟成させた湖と氷の祝福の葡萄の、白葡萄酒をどす黒い茶色の酒に。こちらは沢山の果物と雪菓子が漬け込まれ、爽やかな甘さが加えられている。
誕生日にお祝いならずの呪いをもらってしまったノアのためにネアの発案によりディノが一手間加えて酒の色を変え、カードの罰ゲームとして飲ませた。
ちなみに漆黒の瓶は、罰ゲームらしくコルヘムに夜の雫を落としたもので、アルテアが見事に引き当てて撃沈した。
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雪苺のシュプリ(977)

ロゼ色のシュプリ。
雪苺の妖精にシュプリを与えながら苺を育て、その苺を冬の日の正午からシュプリに漬け込めば溶け込んでこの味になる。昨年仕込まれたもの。
苺の香りが口の中いっぱいに広がって、でもシュプリとしての美味しさもあって、凄く好きな味!と誕生日に振る舞われたこの酒をネアはべた褒めした。
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美しき瞑想の酒(980)

宝石と果実のお酒。
水色の宝石をくり抜いたような美しい瓶に入った、優しい満月のような色合いの酒で、さあさあと優しい雨音が聞こえる。
雨上がりの果樹園のような、とても爽やかで瑞々しい香りがする、きりりとした辛口の果実酒のようなお味で、とっても美味しいとネアが大絶賛した。
霧雨の領地にある宝石の谷で熟成されたもので、氷河の酒を手がけた酒造家の息子がつくりはじめた。
霧雨の領地の特産品。年越しの宴に招待されたイーザの手土産として持ち込まれた。
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雪灯りの酒(k8)

ウィームの森で造られた、水のように澄んだ透明な酒。
葡萄や麦のお酒とは違う、米の酒に似た風味で、きりりと冷たく、辛口だけど最後にほろりとした甘い香りが残る。
大雪の日に森の奥深くで雪灯籠を作ると、灯りに救われた生き物達の安堵が森の祝福となり、小さな酒の泉が湧く。銀の柄杓でしか汲めない特別な珍しい酒。
新年の祝いのお裾分けでもらったエーダリアが、鯨の静謐の夜の晩酌にと、雪明かりの夜景を映したリーエンベルクの大広間でネア達とヒルドで楽しんだ。
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夜霧の蒸留酒(k212)

いくつかの種類がある。
その中の琥珀は香りなどはあまりない、夜霧の温度を楽しむ為の蒸留酒で、口に含むと、夜霧の中を歩いているような冷たさを頬に感じられる。冬の夜に温かい部屋で楽しむ愛好家が多い酒。
サラミ専門店のサラミの風味づけに使われていた。
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強い夜と寂寥の酒(k212)

強い酒(?)
サラミ専門店のサラミの風味づけに使われていた。

飲物(酒以外)


杏水(76、502、768)

杏の果実水。ノンアルコールドリンクでネアが一番好きな飲み物。
夜の杯に黄金色の葡萄酒を注いで飲んだら杏水になったり(76)、飲む方の一番好きな味に化ける夢見の薔薇のシュプリも、やはり杏水の味になった。
また、酒席でも酒を飲まない時は、よくこれを飲んでいる。
(※そのまま絞ったジュースや果汁を水で割ったものなどはほとんど見かけないので、おそらく杏を氷砂糖とともに漬けてできたシロップを水で割ったものだと思われる。)
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ホットワイン(61、112、163など)

イブメリアの時期に屋台で出回る定番の飲み物。(163)
あたためたワインにクローブなどの香辛料や蜂蜜、苺や柑橘類など果物などを入れて香りと味をつけている。ごろっと入っている実ごと楽しむのがウィーム流。
野外オペラのときは、ゼノがおすすめのお店を教えてくれたりした。老舗の店では、良いワインを使っているが、その分味わいは濃厚で玄人向けになっており、庶民向けの店の方が、果物が入っていたり、蜂蜜が入っていたりして飲みやすいことも多い、とのこと。(61)
リーエンベルクでも冬場のお出かけやお部屋のポットなどに時々用意されている。(112、590、592)
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ホット葡萄ジュース(953)

ホットワインが飲めない子どもや、仕事などで酔うと困る大人用の飲み物。しっかりと体を温めたい者にはより濃厚なものもある。
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ホットミルク(123、199、475、645など)

あたためた牛乳に蜂蜜などを落として楽しむ。ゼノやノアの好物。
リーエンベルクでもよく出ており、ネアも自分の厨房でディノに出したりする。
冬のスケートの場所にはラベンダーの香りのする蜂蜜を落としたホットミルクの屋台が出ている。お財布を忘れたネアはページに奢ってもらって飲む事ができた。(645)
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葡萄ジュース(380、381、602、651、764、877)

シュタルトの湖水メゾンで子どもや酒を飲めない人に向けて作られている。
白葡萄から作られた、透明感が高く抜けるような艶やかな金色のジュース。きりりとした爽やかな甘さで人気がある。
初めて飲んだときからのネアのお気に入り。
ネアに勧められて飲んだエーダリアもこのジュースにはまった。(764)
602ではネアからイブメリアの贈り物としてシュタルトのホテルの宿泊券をもらったゼノが、お土産としてこのジュースを買ってきてくれる約束をした。
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林檎のホットドリンク(550)

クロウウィンの夜にだけ売られている温かい牛乳とシナモンと林檎をくつくつと煮込んだ飲み物。
シナモンの他にもクローブなどの香辛料が入っているので甘過ぎず、優しい味わいで暖まる。
イブメリアの時期のホットワインのような位置付けのもので、数件の店で持ち帰りを楽しむ事ができる。
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ニワトコ(エルダーフラワー)のシロップ(423、425、463、548、719、738、637、846、797)

主に水で割ってジュースとして飲む。
リーエンベルクの夏至祭の朝食にはプディングにこのシロップをかけたものが出される。
またシロップではないが、463の海水浴の時には、クリスタルの水差しに、炭酸水とエルダーフラワーの小花がいっぱいに入っていて、輪切りにされた檸檬と蜂蜜も入っているエルダーフラワーの炭酸水が用意された。
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林檎とニワトコの花のジュース(800)

夏至祭の日に用意されたジュース。
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氷河の水(588、695、778)

お冷やとして定番のおいしいお水。
ウィーム市内の燃えるケーキのお店で、お冷やとしてノアが選んだ。(588)
ネアの水筒にもたまに入っている。(778)
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冬結晶の水(588)

ウィーム市内の燃えるケーキのお店で、ネアが選んだお水。
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雪明かりの水(588)

ウィーム市内の燃えるケーキのお店で、ディノが選んだお水。
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雪氷の水(808)

リーエンベルクで使われているお水。
夏至祭のケーキに添えたおしぼりに使われた。
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ウィームの森の雪解け水(m3)

魔術書の物語のあわいの中のリーエンベルクでネアの部屋に用意されていたお水。
祝福の豊かな美味しい水。
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メランジェ(76、186、187など)

上等な珈琲にたっぷりのスチームミルクを乗せたもの。
リーエンベルクで出るものは、冬場は毛の長い茶色の乳牛で、コクがあってまろやかな味わいになる。
ザハの喫茶室で飲むメランジェはネアやディノのお気に入り。(186、187、649、876)
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雪花の珈琲(588)

ウィーム市内の燃えるケーキのお店で、ノアが選んだ珈琲。
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気取り屋(876)

苦めの珈琲でいれたカフェオレに杏風味のクリームがのっている。
アルビクロムのカフェでネアが注文したもの。
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アルビクロムの珈琲(876)

豆自体は普通だが、焙煎方法と抽出の祝福が独特、とアルテア。
アルビクロムのカフェでアルテアがウィリアムの分も注文したもの。
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夜霧と沈黙の珈琲(m3)

魔術書の物語のあわいの中のリーエンベルクでネアの部屋に用意されていたポットの珈琲。
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カームの香草茶(249)

水竜の宮殿での宴で、酒を飲まないネアのために出されたお茶。
小さなグラスに入っていて、ミントティーに似ていて、口の中がすっきりする。
後日ネアを気に入ったアンヘルが一部屋いっぱいになるほど送ってきたため、さらに株を下げる結果となった(249) 
また、1回こっきりではなく、毎年送られてくることがのちに判明した。(k159)
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ミントの紅茶/ミントティー(463、836、855)

綺麗な緑色のお茶。
リーエンベルクでは、潤沢な魔術で育った豊かな茂みから、市販のものよりも疲労回復の効果が強いミントティーが作られている。
ヴェンツェル所有の離島での海水浴の時に用意されたのもおそらくこの茶葉を淹れたものだと思われる(463)
また、ネアの部屋やネアの厨房にも常備されているので、割れ嵐を鎮めるためのコロッケ作りに奮闘した皆をねぎらうために、アイスティーとして振る舞われたり(836)、缶に書かれた「鎮静効果が強いので、小さな生き物が触るとその場で熟睡してしまう恐れがあります」という注意書きどおりに、郭公事件の後、ネアの厨房で缶の側にいたちびふわ化していた使い魔が速攻昏倒してしまう事件が起きりした。(855)
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夜葡萄のお茶(555)

封印庫前の夜市場でディノが注文したお茶。
夜雨から結晶化した木から取れる甘味料を入れてもらった。
素晴らしく美味しいお茶で、ネアも一口貰って楽しんだ。
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ココヤシ(846、848)

地上では絶滅してしまった種の茶葉。
ディートリンデ曰く、甘い香りがするものの、澄んだ冷酒のような味わい、とのこと。
指輪の避暑地に茶畑があったため見つけたアルテアが畑の前から動かなくなった。(846)
その日のうちに清流で洗ってから月光に晒し、特殊な蒸留瓶に蓄えた夜霧で蒸し上げた後、翌日乾燥させて仕上げた。(848)
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黒い麦の麦茶(855、860、861)

蝕の年の麦畑に一本だけ生える黒い麦から作られた麦茶。
麦の魔物より高い階位の魔物が収穫すると、どんな病気でもたちどころに治すお茶になる。
アルテアが麦を確保し(860)、ネアとともに収穫した後、麦茶に仕上げた(861)
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妖精の薬草茶(923)

蝕から戻って来たネアのために準備されていたお茶。
妖精でも古い一族だけに受け継がれたレシピで、心の疲弊を洗い流す効果がある。
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芒果と夏の花の紅茶(9)

リーエンベルクで出されている紅茶。
この世界に来たばかりのネアが、自分の部屋で初めて選んだ。
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スパイスティー(196)

ウィリアムから香辛料をたくさんもらったネアが自分の厨房でディノやアルテアにつくって振る舞った。
シナモンにカルダモンにクローブとナツメグ、生姜と胡椒、牛乳を入れて作られたと思われる。
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シュプリの風味の紅茶(312)

リーエンベルクで出されている紅茶。
ネアのお気に入りで、イブメリアの頃によく出回る発泡葡萄酒の香りがする。
作中では薔薇の祝祭の日に登場した。
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薔薇の紅茶(315、675)

水色は赤みが強く、また少し酸味があって渋みが目立たない。
薔薇の祝祭の日にヒルドから振る舞われたお茶。
また、リーエンベルクでは料理にも利用されていて、675の薔薇の祝祭の日の朝食は、この薔薇の紅茶で豚肉を煮た料理が出された。
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ニワトコの花と梨の紅茶(385)

湖面流星群が見られるシュタルトの郊外にある高台のホテルで、ネアが選んだ晩餐後のお茶。
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苺の紅茶(443、656)

宰相家の別荘でウォルターから振る舞われた香りが良い紅茶。茶葉に苺の香りづけがしてある。
656では、ネアが作っているコンフィチュールからでた泡を掬い、紅茶に落として苺の香りを楽しんだ。
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夜牛乳のミルクティー(555)

夜牛乳と季節ごとの香り高い茶葉に、満月の夜に収穫された露砂糖を使ったこっくりとしたミルクティー。
夜の雫を振りかけて、ミルクティーの表面に弾ける夜の色を楽しみながら飲む。
封印庫前の夜市場でのネアのお目当ての品で、飲んだネアは美味しい!と大絶賛した。
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雪菓子の紅茶(588)

ウィーム市内の燃えるケーキのお店で、ネアが選んだ紅茶。
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祝祭の紅茶(588)

ウィーム市内の燃えるケーキのお店で、ディノが選んだ紅茶。
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お酒の風味のホイップクリームを浮かべた紅茶(617)

リノアールの近くのカフェにある紅茶。
紅茶は濃いめに淹れて、お酒の風味がある濃厚なクリームを楽しむので、寝る前に飲むと体もぽかぽかになる。
ディノが注文してとても気に入ったので、ネアの厨房でも淹れてあげるようになり、それを皆に自慢したところリーエンベルクでもちょっとしたブームになった。
銀狐がそのままの姿で飲んでは顔周りをクリームまみれにすることを憂慮し、擬態したままの服用は禁止されている。
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キャラメル風味の紅茶(816)

リーエンベルクで出されている紅茶。
ネアが海竜戦に巻き込まれた際、リーエンベルクでの会合でアイスティーにしたものをゼノが飲んだ。
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月香の紅茶(860)

リーエンベルクで出されている紅茶。
黒い麦を収穫してリーエンベルクに立ち寄ったアルテアがこのお茶を選んだ。
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杏の紅茶(864)

クッキー祭りに挑むネアの水筒に入れてあったお茶。
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さくらんぼの紅茶(885)

ネアの厨房に用意されている紅茶。
秋告げの舞踏会用ドレスを試着する際、着替え待ちするディノに淹れてあげた。
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アッサム(885)

銀狐時限定でノアのお気に入りな紅茶。
ミルクと砂糖をたっぷり入れたミルクティーにハマっている。
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夜の静謐で育てた香草茶(894)

コロールの真夜中の雫という店で売っているお茶。
夜の静謐と孤独で育てた紅茶の葉は薬草になる。それとリコリスとローズヒップ、たくさんのベリーをブレンドしたもの。
ほろりとした自然な甘さがあるが、ローズヒップの酸味と茶葉そのもののほろ苦さで口の中がすっきりとする。
心を温めて仄かな安堵や幸福を与えてくれる、控えめで優しい効能があるので、多めに買ったネアがウィリアムにもひと缶お裾分けした。
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霧雨杏の紅茶(926)

ネアの厨房に用意されているディノやネアのお気に入りの紅茶。
蝕明けの休日にディノへ星屑蜂蜜を落として振る舞った。
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星林檎の紅茶(s7)

牛乳と合わせるには向いていない。
果実の甘さがとても上品でとっても美味しい紅茶。
アルテア本宅で振る舞われたお茶。
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流星と夜露の紅茶(m3)

魔術書の物語のあわいの中のリーエンベルクでネアの部屋に用意されていたポットの紅茶。
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雨だれと薔薇の紅茶(m3)

魔術書の物語のあわいの中のリーエンベルクでネアの部屋に用意されていたポットの紅茶。

その他


祟りもの(702、765)

祟りものをゆっくりと時間をかけて燻製にすると、穢れが抜けて人間でも食べられるようになるらしい。
悪夢の中で彷徨う祟りものになりかけた猪を見たルドヴィーグからその調理法が明かされた。砂小麦の魔物ブブさんの大好物。
また、ネアのバルバに刺激をうけたほこりが、仲間とやるバルバで祟りものを輪切りにして焼いてみる予定である事がゼノから伝えられた。(765)
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バッタ(703)

ランシーンでは、大量発生して駆除されたバッタを甘辛く煮付けて食べるらしい。
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青蝸牛(821)

ステーキにして食べる。
影の国のリゾートホテルのルームサービスメニューに記載されていた。
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月蜥蜴(857)

大きな皿からはみ出すくらいのずんぐりむっくりとした蜥蜴を丸揚げにしてたべる。
サムフェルの串焼き屋で隣のテーブルの客が注文していた。
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陽蜜鱒(k11)

腹が金色の魚で、竜の好物。
陽光の魔術が凝っただけのものなので、人間は食べられない。

悪食・特殊事例


髪喰いの魔物(39、47)

魔術を使う人間の髪を好んで食べる。魔術可動域が4の頃のネアには見向きもしなかった。
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ダナエ

好きな子(423)
鮫の子供(423)
海竜(423)
波の妖精(423)

アルテアの系譜の蒲公英の綿毛(549)
生き物ならわりと何でも食べる。
人形なら女性、特に好意ある相手に特に強く食欲を刺激される。男性はすすんでは食べず、特に可動域の低い子供は庇護対象になるので絶対に食べない。
祟りものは食べることはできるが味的に美味しくはないので避けがち。ナマモノは踊り食いが好き。
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虫の系譜の妖精のシー

求愛の一環として女性が男性を言葉通り食べてしまう。
ノアベルトが食べられそうになった(955)。
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ほこり

無機物から、ありとあらゆる生き物、悪変した祟りものまでなんでも美味しくいただく。祟りものの類いは特に味が濃くて美味しいらしい。
そのため、リーエンベルクの誕生日会では、毎年封印庫に入れられた特別な祟りものなどが用意される。
二度目のお祝いの時には、皿まで食べたがったほこりのために、特別に大きく育った真珠貝の貝殻を皿にし、ソースで模様を書いた丸ごと食べれるシュニッツェルが登場し、また、捨てられて祟りものになった特大の真珠は、特別な蜜林檎みたいな味で甘くて凄く美味しかったらしい。(k27)

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最終更新:2025年01月30日 01:02