補足情報(登場人物以外)

桜瀬先生ご本人のTwitter、なろうの活動報告、なろうの感想ページへの返信で公開された情報をまとめたページです。
※くすまもおよびそれ以外の桜瀬先生の作品すべてを含みます。
出典:



補足情報(登場人物)/補足情報(登場人物以外)


土地・施設

アルビクロム

  • 土地のイメージはロンドンと、少しだけチェコ。*1

ウィーム

  • 土地のイメージはオーストリアの要素がかなり詰め込まれており、ほかにはスイス、フランスなどの要素も少し含まれている。*2

ウィーム領の紋章
*3*4*5
  • 利用する際には簡略化される事が多い。
  • 王国時代の紋章の代わりに作られた物だが、ウィームに暮らす人々が願い事や祈りに届くようにという意味を込めて、ウィームの祝祭や祝福が蓄えられた状態を示す結晶化のモチーフが詰め込まれている。
    • 冬聖と祝福結晶付きの薔薇の葉枝での半円環、飾り木と星に結晶化の雪のモチーフの組み合わせ。
    • エンブレムの輪郭の羽感は、旧王家を支えた雪竜や氷竜、雪の妖精に感謝を込めたもの。
    • 星には願い事の成就を示す星祭りの意味合いもあるが、その数でウィームの住人(人間・魔物・妖精・精霊・竜・何の種族だかもよく分からない謎めいた生き物たち)を示している。

ウィーム市井の文化
*6
  • ウィームの人々は手紙を書くのが好き。
    • 星祭りやボラボラの祭りなど、祝祭やイベントに言及する時候の挨拶がたくさん用意されている模様。
  • クッキー祭りの頃には、クッキーの開封忘れに対する注意喚起が街のあちこちで交わされているらしい。リーエンベルクの掲示板にも注意書きが貼られるとのこと。
  • ネアの愛読書『使い魔と一緒』は、ウィームの隠れたベストセラー。この本には他にも種々のシリーズがあり、別シリーズである健康指南書『けんこうなおともだち!-使い魔篇』も挿絵付きで人気らしい(ほかには『使い魔と遊ぼう』などがある)。ネアは『使い魔と一緒』の読者投稿コーナーに少し憧れている。*7
  • アレクシス、ジッタ、ネイアなどウィーム旧王家にルーツを持つ人間の人外者に対する認識は、「違う種族の生き物」というもの。これはネアと共通しており、(たとえ形状は人型であっても)異形のもの、として認識しているとも言える。一方で、エーダリアやグラスト、統一戦争時のウィーム王族たちは、人型の人外者たちに対して共存するうえで注意は怠らないものの、「人種の違う人々の文化やお作法が違う」というもので、階位の異なる存在に対する差異として扱っている。前者が森で獣に出会ったものとして威嚇し場合によっては狩るという対応なのに対し、後者は人外者に対して敬い傅くという対応を取るという差に繋がっている。*8
  • 嗜好品の物価は高めだが、その分所得も高め。ただし、屋台のお菓子や食べ物、カフェなどはぐっと価格が下がるため、住人たちは調整しながらやりくりしている。*9

ウィームの食文化全般
  • ウィームでは夜渡り鹿が高級鹿肉とされる*10
  • 薬の魔物に登場する料理例*11*12
    • ピクルスやマスタードで味変しつつ食べられるようなテリーヌ
      • 敢えてゼリー寄せと書いているものは、テリーヌに近い
    • パイを巻いてオーブンで仕上げる料理パテ
    • 瓶で作ってパンに塗るレバーパテ(リエットなど)
      • 欧州でもレバーパテは、リエットよりもパテで通じてしまう場合が多いので、くすまもでは敢えてそのままの表記(状態や調理法としてはリエットの方が正しいかもしれない)
  • ウィームで飲まれるスープの味のイメージは、スープストックの「フェルメールの“牛乳を注ぐ女”のスープ」。*13

新年の振る舞い
*14
  • ウィームの新年の振る舞いは、老舗各店のテーブル配置は毎年ほぼ変更なし。
  • 翌年のものの配布が始まるまでは、その年の配置図が公共施設や観光案内所で無料で貰える。書店などで攻略情報付きのものも売られているらしい。

ウィーム中央駅
*15*16*17
  • 床の石のモザイクや天井のステンドグラスなど、色の彩度を下げて落ち着いた印象にしている。ウィームでは珍しい赤や黄色などの装飾のある建物で、リースや花輪などの装飾のモチーフが多い。
  • 祝祭日の記念切符にはコレクターもいる。
  • 安息日は休み。
  • 駅の中には、紅茶専門店のスタンド、駅舎レストラン、ウィーム中央の様々な有名店のお持ち帰り料理(簡単なお弁当のような物)や焼き菓子が買えるアクスの店舗、季節のミニパフェの食べられるカフェがある。
  • 駅舎グッズの購入や各種チケットの手配は、領直営の駅内観光案内所で可能。
  • 統一戦争当時、魔術的価値や旧王都の玄関口としての印象が、ウィーム中央での商売に繋がる事を理解していたアイザックによって駅舎保存がなされた。

銀狐専門店(ウィーム内)
  • 銀狐のポーズ30種を集めた銀狐クッキーが売られている(「たべっ●どうぶつ」のようなイメージ)*18
  • 箱は2種類あり、箱の裏にはそれぞれ15種のクッキーが描かれているらしい。*19


ザハ
  • 最高級レストランの括りの店。価格帯は、ランチコースの場合で安くても7,500円くらいからの設定。単品だと2千円程度から。ただしティータイムであれば、紅茶はポットにお湯足しが自由なので、長時間滞在すれば意外にリーズナブルにもなる。*20
    • 狩りのお陰でネアの現在の収入は上限突破しているものの、そんなネアでも獲物の臨時収入が入らない場合はお茶に行く程度で済ませているような価格帯の店である。

シカトラーム
  • シカトラームの入り口は封印庫の中にあるため、建物の構造上とてもよく声が響く。*21
  • ボラボラの試練は本来は竜のために用意されているもの。*22

リーエンベルク
*23*24*25*26
  • 食器、グラス
    • 食器のイメージは、ロイヤルコペンハーゲンのブルーフルーテッド(フルレース)、ウエッジウッドのコロンビアゴールド、エンボス模様のフェスティビティなど。絵付けはLenox*27くらいのボリュームで、リーエンベルクに揃う食器類は、華やかで大きな絵付けよりも上品で繊細な物が好まれているらしい。
    • グラスのモデルは、モーゼルのマハラニや、バカラのセビーヌなど。
  • 内装装飾
    • ウェッジウッドのジャスパーのイメージ(木の枝や花枝、花飾りやリース、オーナメントを模した、繊細で立体的な彫刻が壁や柱などに沢山描かれている)。
  • リーエンベルクにはピアノがある。ネアはリーエンベルクでディアニムスの時のように魔物達に弾いてもらおうと企んでいる。*28

ヴェルリア

  • 土地のイメージはベネチア。*29

ガーウィン

  • 土地のイメージは少しドイツ寄り。ただしガーウィンの方がはるかに閉鎖的。*30

カルウィ

  • 土地のイメージはトルコ、モロッコ、ほか砂漠の周辺の国々。*31

タジクーシャ

  • 本編では言及されないかもしれない、宝石そのものの秘密について
    • ブラックダイヤは内包物によって黒く見えるダイヤだが、その黒さを〝黒い特別なダイヤ〟とするか、〝不純物の多い不吉な石〟とするかは、その宝石がどのように受け継がれてきたか次第。その一方、一般的な宝石ではないものの、ダイヤに似た容貌でありながらダイヤを凌ぐ輝きのある希少な宝石があるらしい。*32
  • 街並みのイメージ:欧州的なエッセンスのあるイスタンブールのような雰囲気。*33
  • 食事のイメージ:果物が多め。料理はエスニック寄り。*34
  • 夏場のタジクーシャは、エルメスの香水「モンスーンの庭」のイメージが少々ある。*35
  • タジクーシャの宝石達のイメージは、ディテールを表記しない場合も、これまでに作者が見てきた美術的な宝飾品も参考にしている。*36
  • タジクーシャの林檎は千円ほど。作中の花畑の通行料は、小さな家が買える金額。*37

ディアニムス

*38
  • 音楽の系譜の人外者と霧雨の妖精達の守護が強い国。
  • 王都にはアルテアの趣味の魔術工房がある。

ネアの元の世界の屋敷

  • かつてのネアの屋敷には立派なローズマリーの茂みがあった。*39

バンアーレン

k188〜k192「あわいの旅と雪白の館」で登場するバンアーレンはスイスのサンモリッツやグリメンツ、アペンツェルなどをいいとこ取りしたようなイメージ。区間の車窓のイメージはゴールデンパス・クラシックやベルニナ線などからの車窓が近しい。*40

モナ

  • 土地のイメージはフランス南西部の海辺の一部。*41

ランシーン

  • 夏場のランシーンは、(タジクーシャと同じく)エルメスの「モンスーンの庭」のイメージが少しある。*42

ロクマリア

  • 土地のイメージはロシア〜フランス。ロクマリアはかなり広大な土地を有する国だったため、イメージも国をまたぐ。*43


物品・生態

アルテア製のクッキー

  • イメージの補完となったのは、スクエアタイプの波型型抜きクッキー(ブラウンシュガー入り)。アルテアのものはもう少しシナモンの香りがするとのこと。*44

アクテー修道院のバタークッキー

*45
  • 中身が同じで箱タイプと缶タイプがある。
    • 缶:見た目が可愛い。未開封で日持ちするがクッキーの容量は少ない。
    • 箱:日持ちしないがクッキーの容量は多い。季節の限定品などの種類もある。ただし売店で指定しないと買えず、頼むとカウンターの奥から出してくれる。
  • k234「特異点と許可証」でアルテアがネアのために買ったのは量が多い方。保存魔術をかけて持ち帰ってきた。
  • k234の季節よりもう少し後なら、冬檸檬味のクッキーも発売された。
  • 〝こちら側〟のクッキーだと、グランマワイルズのバタースコッチや、Walkersのハイランダーなどのしっかりめのバタークッキーのイメージ。*46
バタークッキーの精
  • k233〜のアクテ−修道院編に登場するサスペアたちに祝福を与えたバタークッキーの精は、とても粉っぽい陽炎のような不思議な生き物。*47
  • バタークッキーの精の祝福は、「自分史上最高の味のバタークッキーにしてくれる」というもの。*48

ウィームのチョコレート

*49
  • 銀狐チョコレートは、中の祝福が日持ちしないので一週間以内に食べないといけない。
  • 受注生産品としてひっそりと厄除けの鳩印のチョコレートも売られている(前日までに要注文)。

ウィリアムが貰ったチョコレート

*50
  • グレアムがウィリアムの誕生日に贈ったチョコレートの箱はシンプルな一色のもの。
  • 箱の形状のモデルはウィーンのアルトマン&キューネ*51

紙吹雪の魔物

  • 紙吹雪の魔物を無効化するなら、フルフェイスヘルメットのような顔を覆うものと体を支える支柱さえあれば良い。やり過ごすことができるうえ、おまけに祝福までもらえる(可動域関係なし)。ただし服の内側にも入ってくるため、防護服のようなものの方が良いかもしれない。*52

カワセミ

*53*54
  • 高価な防具になる稀少素材。火薬の魔物の攻撃を防げるほど頑強な体を持つ。
  • 術式を組めば竜も倒せる。
  • 怖いものを見ると死んでしまうほど繊細なため、(ネアに調整を要求される前の)ディノが近づいただけで死んでしまっていた。よっておそらくきりんも苦手。
  • 掴むだけで滅ぼせるのは本来ウィリアムだけだが、ネアの指輪のある手に掴まれるのも、「怖いものに触れられたこと」によって滅びている。
  • ネアの手刀に関しては防御力負けした結果、死んでしまっているという感じ。

キャラメル林檎

  • 934で登場するキャラメル林檎は、半生のドライアップルにキャラメルシュガー風のコーティングをした食べ物。*55
    • 同じ店には、色々なドライフルーツをチョコレート、砂糖、チョコ&ナッツ、謎の原色緑のコーティングなどでコーティングしたものが沢山ある。
    • モデルは欧州のクリスマスマーケットの屋台に並ぶもの。キャラメルがかりかりさくさくしていて素朴な美味しさ。

クムの街の〝始まりの店〟の絨毯

  • k490でネアが候補とした絨毯は色柄のモデルがあり、いずれもペルシャ絨毯のもの(※色柄詳細は参照元ツイートの画像参照)。*56

クルーク

  • あちらの世界流のハーバリウムのようなもの。毎日蓋を開け、作られた祝福をもらって魔術に使う。
    エーダリアも希少なクルークを自室で何本か所有している。*57

ジッタの店のパン

*58
  • ペストリーやパイよりも、チーズ入りのパンやオリーブ入りのパンのようなパンナイフで切って食べる塊パン系が人気。ジッタの店のパンに限らず、ウィームのパンは柔らかめが主力なのでブリオッシュ類もおすすめ。薬草パンの美味しさはウィームで1番。*59
  • 旅先、仕事、学業などの滞在先へ持っていき、滞在期間中に少しずつ食べるためのパンらしい。
  • 消費推奨期間は二ヶ月(三ヶ月保存可能)。消費期限の最後の方に少し固くなった場合は、チーズなどをのせてトーストにして食べるとよい。
  • (ネアがガツガツ食べた量は)4kg近くはあったかもしれない。

精霊

  • 身体的特徴は、人間のような多様性がある。*60*61
    • 最高位はもれなく気体になれる。
    • 感情の動きで光るタイプ、靄っぽくなるタイプ、獣になったり木や花になったりするタイプ、べたべたどろどろするタイプなど、かなりの多様性がある。
  • 精霊と呼ばれないほどに若い一族は、〇〇の精とだけ呼ばれる。そのまま名称が定着してしまうこともあり、〇〇の精と呼ばれ続ける一族もいる。*62
    • 力が精霊ほど強くなかったり、他の種族の特徴が強く出ている一族も〇〇の精と呼ばれる。

曇り空の精霊
  • この生き物のビジュアルは、背面はぞうさんなものの、正面はなかなかのものらしい。そのためネアにとってはかなり刺激的な生き物かもしれない(マンボウの正面と横向きくらいのギャップ)。*63
  • 薬の魔物世界の種としては『蝶』にあたる。*64

真夜中の座の精霊
  • 蝕の胎動ではまだ反転はせず、黎明に留まっている。特に時間の座の者たちの反転は、一気に反転するのではなく時計の針を動かすような刻みで変わっていき、本番の蝕で完全に反転してしまうと、老人になる。
    • この反転の変遷の途中に、最も真夜中の座の精霊たちが恐れる、幼女⇒老人男性という〝いけない流れ〟がある。そのため基本的に蝕の日は外出しない。*65

空飛ぶ箒

  • ネアは自身の可動域に関係なく、箒自身が飛んでくれれば自分も空を自在に飛べるのではと考えていたが、本来は可動域があり、扱える魔術がない限り振り落とされてしまう(ただしネアの場合は魔物たちから便利道具を得られるので、実際に空飛ぶ箒に乗った場合も振り落とされることはない)。*66

チキンとシャンピニオンの入ったスフレ

  • 884で登場したチキンとシャンピニオンの入ったスフレだが、桜瀬先生的には「しぼんでしまわないよう、時間との戦いになりますが別途ソースにして後浸けでも美味しいですよ!」とのこと。*67

人間

  • 南方の人間は少し体格が良い。*68
  • 王族などは他の種族の血も入っていることが多いので、異種族の要素を取り入れた理想的な体型の者が多い。*69
  • 純粋に人種的特徴だけであればヴェルクレアで人間の身長が最も高い地域は、ヴェルリア。ただし異種婚姻が多く人外者の遺伝が混ざることによりウィームも身長は高め。*70
  • ランシーンはウィームより小柄な人間が多い。ウィームの中では他国との交わりの多かったザルツが、中央よりも平均身長が低め。*71

パンの魔物

*72
  • 基本的に雑食だが牛乳だけでも飼える。花、果物、小さな妖精、精霊なども食べる。
    • ブブさんはパンも食べる。
  • コルジュールのパンの魔物は、身体能力が高く、より大きな獲物を狩れるかもしれない。
  • 魔物という種族は、一般的に理想とされる容姿を持つため、パンの魔物も形や色がパンとして理想的であり、〝いい匂いのパン〟の匂いがする。*73

氷河のお酒

  • 氷河のお酒の味のインスピレーションは、オーストリアにあるエスターハージー(ESTERHAZY)社*74が、シュトローヴァインという製法で作った甘いワイン(おそらく貴腐ワイン)から。*75

フルーツケーキ

  • くすまもに登場するフルーツケーキのモデルは、銀座ウエストのダークフルーツケーキ。(ただし味や包装紙の質感のみで、形状は異なる)

ふわまる

  • 留まり続けると自然界のバランスが崩れるほど、高位の生き物の模様。*76
    • 新種発見に該当するため、ヴェンツェルなどはガレン経由で知ることとなるが、会えなかったことに愕然とする可能性もあるほど。
    • ウォルターは、ダリルから話を聞いて寝込んでしまうかもしれない。
    • アメリアと、アメリアが誘ったミカエルは会えている。
  • 桜瀬先生曰く、「ある意味薬の魔物の世界そのものともいえる、奇妙で愛くるしい生き物」であり、「差し出したものがその形を作るものという意味では、この世界の生き物の在り方そのもの」とのこと。*77
  • ふわまるという名称で登録可能かは、ガレンの長であるエーダリアにかかっている。*78

ふわまるタルト

  • 新鮮なアルバン産のクリームチーズタルト。
    クリームチーズは口の中でしゅわっと蕩ける。中に入っている星屑苺のムースは砕いた雪菓子のしゃりっとした歯ざわりがアクセント。*79

ボラボラ

*80
  • 魔術階位には個体ごとにばらつきがあるものの、手先?の器用さで、階位を遥かに超えた緻密な魔術を編むことが多いらしい。
  • レース編みなども得意。
  • ボラボラに胴上げされると成人扱いになる。成人したての若者たちは、はしゃいで胴上げされにいくらしい。*81

魔物

  • 美貌を資質とすることが多く、特に複数個体のいない魔物は理想的な肢体が基本になる。よって体型的特徴は、筋肉質だがすらりとしなやかな細身の長身。首周り・肩口・胴などに武人のようながっしりした厚みはない。女性もほとんどがいわゆるナイスバディ。*82*83*84
  • 怒ったり強い力を使う時には、光るように見えることもある。人型ではないおかしな姿の魔物もたくさんいるが、高位の魔物たちはあまり直視出来ない。*85
  • 身長は竜種に次いで大きめ。*86
  • 魔物たちが擬態する際、人間や精霊になるのにはあまり抵抗がない。一方で羽のある妖精や、竜姿の竜、雪食い鳥などの有翼生物に擬態するのは好まない。また、高位の魔物から人間への擬態は魔術階位を大幅に下げる必要があるため難易度がかなり高い。*87
  • 完成した姿で派生する魔物が〝幼児化〟した場合、二種類の反応に分かれる(実際に体験するまで本人にも自分の心がどちらに傾くかは判らないため、魔物の一斉幼児化計画は実はなかなかの賭けだったりする)。*88
    1. 幼児化して大事にされ、幸せでくたくたになってしまう魔物
    2. 無力感や気恥ずかしさによって、本気で心が儚くなりかける魔物

闇葉蟹

  • アクス商会では商会員のミンクがこの系統の生き物の生息域に強いこともあり、そこまでの高価買取りにはならない。むしろガレンなどの魔術師に売りつけた方がかなりの金額になる可能性がある。*89

妖精

  • 身体的特徴は、身長は人間と同じくらいで骨格がとても華奢だが、手足の力が強い。*90*91*92
    • 女性は胸が大きく腰が折れそうに細いタイプと、少年のように全体的に華奢なタイプに分かれる。
    • 怒った時と機嫌が良い時に翅が光る。
    • 人型ではない者も多く、人型でも動物的な妖精もいる。
  • 妖精は普通の服の背中部分に、魔術で切れ目を入れる。一見、細い光の筋が入っているだけで切れていない服に見えるが、魔術の塊である羽や、他種族の持つ尻尾などは通せるという仕組み。ただし自然素材の服ではないとこの切れ目は入れられないため、妖精は服の質には拘りが強いらしい。(ちなみにアルビクロムなどでは合成繊維のようなものも開発されている)*93
  • 気に入った相手を捕まえる時には、追い込み漁を好む種族。*94

紅薔薇のシー
  • 紅薔薇のシーは、かなり手がかかる代わりに最高の愛情を捧げてくれる生き物。*95

*96*97
  • 人型時の身体的特徴は、一般的には魔物たちよりがっしりとした武人体型で、首周りや肩口、胴回りも魔物よりぶ厚い。ただし疫病の竜など種族的に小さなものや、ダナエや光竜、咎竜など異種族寄りの体格の者もいる。*98*99
  • 人型になれる男性の竜は2m越えの身長が基本。角があるとかなり大きく、種によってがっしり体型の竜もいる。ただし疫病の竜は小さく、いわゆるドラゴン型ではなく龍型の姿を持つ光竜と咎竜は人間に近い体格。
  • 闇の系譜の竜は飛び抜けて大きく、月闇の竜の竜姿はゴジラサイズ。古竜と呼ばれる者には巨大に育つものもいる。
  • 怒ったり強い力を使ったり、稀に求愛の時にも鱗がくっきり見える。
  • 同族の竜でも人型になれるものとなれないものでは人間と哺乳類くらいの認識の差を持っているらしい。
    • よって人型の竜が竜革の品物を持っていることもある。
  • 人型を持たない大型の竜の体には、小さな妖精達が共生していることがある。
  • 原因不明で弱っている竜は、ボラボラの幼体が毛皮や鱗の隙間に入り込んでしまっている場合がある。
  • 闇の系譜の竜(ダナエや、竜だった頃のバンルなど)はとても綺麗好き。
  • 小さく無垢なものを好む竜は、お気に入りの子どもを背中に乗せて飛んだり、お腹に抱え込んで一緒に寝たいという欲求がある。ただし伴侶に出来る年齢の相手を抱いて寝ると求婚になってしまうため、相手が子供でいてくれる間だけの楽しみ。*100
  • 仲の良い人間がうまく魔術を使えない場合、相手を乗せて飛ぶ際には落ちないよう魔術で保護してくれたりもするらしい。(そもそも保護対象の可動域が低く、抵抗値が高いネアのような人間でないとこのような状況にはならないためレアな状況と言える)*101
  • 年齢と人型について*102
    • 人間側の教本などに書かれている認識では、一般的に竜が人型を取れる年齢は千歳以降とされる。その認識も間違いではないが、おそらくこのように人間が認識しているのは、人間が一般的に関わることの多い階位の竜たちは年齢を重ねたことによって人型を得ている者が多いため。
      • 例:穏やかな気質の方の地竜、バーレンが体験した森竜、人型を持たずに生まれる竜種など
    • つまり、人型を持たずに生まれる竜種であっても(すべてではないが)千年生きると人型になれる。ただし実際には、その竜種の階位、生まれ持った魔術貴賎などで人型を取れるようになる年数は前後する。
      • 禍、祝、悪食などの特別な力を持つ竜、賢者の翼を継ぐ竜は若くして人型を持つものが多い。
      • 光竜に近い竜種は人型が優先されて生まれる。(よって、ネアの誤解とは実際にはかなり相違する)
      • 一方、咎竜に近い竜種は獣型で派生して人型を得ていく竜種が多い。
      • 「闇」「影」とつく竜種は竜種と分類されているもののいまだ謎が多く、竜の形をしただけの別の種ではないかという学説もあるため、上記の特徴とは異なるらしい。
    • 人間は竜種の年齢を卵が生まれたところからカウントし始めるが、竜たち自身からすると、生まれてから年齢カウントし始めたり、事件に巻き込まれたりご機嫌斜めだったりで結果的に卵期間が長すぎたりすることもあり、年齢という概念自体がかなりアバウトなものの可能性がある。
  • 宝を持たない竜は一般的に一夫多妻制か、一妻多夫制。*103
  • 同じペアでの卵(子供)は1つまでだが、階位の高い竜種では一度の出産ではなくとも複数の子どもを産むこともある。(作中だと、雪竜の双子や風竜の双子など)*104
    • ただし竜種の一般的とされる状況から外れるため、不吉とされることも多い。
水竜
    • かつて(こちら側の)人類が「世界は象に支えられていて、大きな亀の上に乗っている」と考えていたような独特な世界思想を持っているため、ディノのことも怖がるものの畏れないという、不思議な距離感を持っている。*105

竜骨の傘

  • とても高価だが、ウィームではそこまで珍しくない代物。ただし人型になる竜の骨が死後残ることはあまりない。そのためネアが傘祭りで任されたような傘はかなり珍しい部類に入り、一般的にアルテアがしたように〝呪物としてあえて傘にしてしまう〟という理由がなければ作られないものである。*106


世界観・祝祭・理

イブメリア

  • ミサの聖歌のモデルは「神の御子は今宵しも」を少しイメージしているとのこと。作者は「ベスト・オブ ・ホーリー・クリスマス・クワイヤ」というアムバムに収録されているものを聞いている。*107

歌乞い

  • 歌乞いは「うたこい」と読む。*108
  • 歌乞いとは本来、恐ろしい魔物すら打ち負かしてしまう、容赦がなく苛烈で残酷なもの。*109
  • 本来の歌乞い契約は儀式としておこなうものなので、かなり事務的(ネア、グラスト、鍛冶公爵が例外的にすっ飛ばしてしまっただけ)。しかし喜んで応じてくれた魔物からすれば、その事務的な扱いにがっかりしてしまい、そうなるとゼノーシュのように(魔物の気質的に)天邪鬼で本心を隠してしまう(仮に精霊であれば、どうしてそんなに他人行儀なのかと泣き喚くところ)。人間からすれば、魔物は美しいが本性は狡くて怖いものと思い込んでいるため、まさかそんなものが好意だけで寄ってくるはずもないと、先手を打ったことで逆に気持ちがすれ違ってしまっている。とはいえ純粋に人を騙すばかりの悪い魔物が多いのも事実。またゼノーシュのように途中で契約を変えたり、これ以上契約者の命を削りたくないからと、余命の少なくなった歌乞いに仕事をさせないために拉致監禁に走るのも魔物の気質のひとつである。*110

可動域と抵抗値

*111
  • 可動域:体に通せる外部魔術の量。タンクの大きさ、回路の細さでもある。
  • 抵抗値:魔術を弾き返す力(結界やオーラに近い概念)
通常は抵抗値=可動域。体内外の魔術量が釣り合わないと体が壊れていく。元々の資質が違うので変質は難しいが、ネアが打撃攻撃が得意なのはこれが理由。

儀式詠唱

  • ウィームの大聖堂での儀式詠唱のモデルは、クリスマスシーズンのシュテファン大聖堂のミサ。*112

銀狐を愛でる会

  • 実は銀狐にも愛でる会があり、人知れずアメリア、ミカエルも参加。ウィームの〝隠れもふもふ好き〟たちがたくさん所属しているらしい。*113
  • 入会申込用紙はウィームの銀狐専門店に置いてある。年会費はランチ一回分程度。特典は銀狐ピンブローチ、年1回開催の「みんなで行こう銀狐とのボール投げの会」(@封印庫前広場)への参加権。*114

ご主人様を見守る会

  • 薔薇の祝祭当日の会員達はそれぞれ時間調整して、夕刻から街歩き予定のご主人様を見るための時間確保をしているらしい。*115

死者の日

  • ハロウィンは向こう側の死者の日とは日付が異なるものの、同じ意味を持つ祝祭として橋が繋がることがある。*116

夏夜の宴

  • 参戦資格の判定については現状以下のように伝えられている。よってエーダリアはすでに過去に1度参加しているため、今後の参加はないと結論づけられた。*117
    • 王冠を手にした者は二度目の参加はない
    • 一度参加した者が二度目の参加を果たしたという記録は残っていない

花言葉
  • 〝薬の魔物〟の世界にも存在するが、かなり地味。例:鈴蘭=大雪。*118

品種改良
  • 魔術的な品種改良は行われているが、交配については植物というよりも動物同士のお見合い感が強いため難儀することもある。*119

ミモザ

*120
  • 読者からの質問を受け、作中のミモザの表記は以下の通りの意味合いに統一するとのこと。
    • 作中で「色の名前」として表記されている「ミモザ」は、ミモザアカシアのこと。
    • 作中での「植物」の「ミモザ」は、葉の形状的にはフサアカシアよりは、パールアカシアのイメージのほう。

向こう側の世界

  • こちら側の世界から覗き見る向こう側の世界は、どれだけ美しくとも異質な場所であり、障りである(向こう側から見たこちら側も同様)。
    よってアーサーのように向こう側の質を持って生まれた人間にはこちら側は苦痛なものかもしれない。*121
  • 解雇理由の初期にあった、ディノ、ウィリアム、アルテアが円卓を囲むシーンは、まさしく円卓の魔物達をイメージしたもの。力のある魔物たちは彼ら以外にも多くいるが、入れ替えのある魔物達の中で、かつては万象に寄り添うのが終焉、犠牲、絶望であり、選択は一線を引いた立場にいたが、これからの時代は万象、終焉、選択の三人が世界の中核を担う魔物といえるらしい。逆にノア、(今代の)グレアム、アイザックあたりは世界の壇上に上がらない実力者たちといえる。*122
    • ノアは現在も王族相当の力を持っているが、表舞台に上がって世界の調整までする気はない。
    • 今代のグレアムはディノの片腕の立場を下りているため、世界の調整には関わらない。
    • アイザックは商会を動かしているため、商会組織を優先することの方が多いと考えられるため、世界の調整まではしない。


その他

「薬の魔物」シリーズについて

  • エッセンスをもらったのはオーストリア。*123
  • 薬の魔物の物語は、正しくないピースが思わぬところでぴたりとはまる、というテーマも含めて書かれている。*124

「薬の魔物の解雇理由」について

  • 桜瀬先生いわく、本作は「プロット等はなく、一日の書き始めから後は、ネア達が転がしてくれるある意味議事録的な物語」とのこと。*125
  • また、元々大きな起承転結があって完結する話ではなく、(とはいえ、そこそこの大事件らしきものはあるものの)出来れば日々の何でもない出来事を柔らかく短くしたためる物語にしたかった。*126
  • 桜瀬先生は完結当時、活動報告にて初期構想等について以下のように述べている。*127
    • 当初、桜瀬先生がこれまで書いたことのない、幸福な顛末を持つ短編を集めたオムニバス形式の作品にする予定で書き始めた。
    • 〝きらきらと光るスノードームのような優しい物語〟を目指して始めた物語が、いつの間にかあっちこっちへ我が儘に駆け回り出し、目を離せなくなり、ここまで続く長い話に育った。作品の人格を喩えるなら、目を離すとすぐにとんでもないことをするヨシュアのような感じとのこと。
    • 長編に切り替える中で、話順変更している。
    • 長くなりきっているのは承知の上で「薬の魔物の解雇理由」は二部構成を考えていた。タイトルの展開を回収完了後、その後のネアたちの生活、そこから生まれていく物語の二部へ続ける形を考えていた。
      • 「解雇理由」ではこちら側の季節に紐付けた話を書く中で、まだ機が熟していない物語、事件があちこちに転がっているからだったが、やはり本編という形で続けていくには引き伸ばし過ぎてしまうと考え、「解雇理由」として980話で一区切りとした。
    • まだ回収していない物語もたくさん残っているため、今後は後継のお話としてまた続きのものを書く予定。
      • 後続の話の題名には〝くすまも〟を残して欲しいというメッセージが多く寄せられたため、頭を悩ませている。(のちに「継続理由」となった)
  • またそのほかに、「薬の魔物の物語は、手が届かなかったものや失われたものと同じように、現実や常識という括りから望んではいけなかったものを手に取れるお話にもしたいと思っていた」とも語っている。*128
  • 同じく活動報告で解雇理由の裏テーマについても述べている。(後述)*129
    • ネアはかつての世界で魔法に愛されなかった女性だった。
      • ネアが生まれる前から彼女の一族には何かと悲劇がついて回り、ネア自身が小さな子供の頃から、少しずつ家族や幸福を削ぎ落とされていった。
        • 恐らく、両親には心当たりに似た一族の履歴があったかもしれない。音楽を常とし古く強いものに触れてきた母親の一族か、あるいは救いを探すように剣と魔法の物語に憧れた父親の方の履歴だったのかもしれない。
      • ただあの世界にも、目に見えないどこかに魔法や呪いはあったと思われ、だからこそ彼女の両親は娘に古い聖人であり女神である女性の名前をつけた。しかし結局それがネアを一人残してしまうことに繋がった。やはり魔法がこの一族の幸福に繋がる奇跡を起こすことはなかったのだった。
    • 一方ジークにフォーカスすれば、彼はなかなか立派に〝主人公〟だった人物ではある。ただしハッピーエンドには辿り着けない主人公だった。
      • 最初から世界の恩寵を得られなかったネアと違い、やっと自分の王国を立て直すところだった王子が、最後の一手を誤って、障りを持つ一族にかかわってしまったことで呪いに魅入られ破滅してしまった。
      • 結局「薬の魔物」の世界に、物語の主人公のようにして呼ばれたのもジークの方だった。そんな彼の物語をディノが覗き見たことによって、ネアはディノに見初められ、薬の魔物の世界へやって来ることとなった。
    • 障りを持つ一族の呪いに触れて身を滅ぼしたジークの一方で、ネアはジークと出会い、ネアの一族の障りに滅ぼされてゆく彼が命を懸けて逃してくれたことで、〝彼女の人生〟の先で初めてディノという奇跡を得られたのかもしれない。
    • つまり〝薬の魔物の解雇理由〟とは、おとぎ話の魔法に見捨てられながらも、どこかで物語のようなふくよかさや美しさに一人焦がれ続けてきたネアが、人ならざる生き物たちに溢れた世界で息を吹き返してゆく物語だということ。
    • ジークの破滅的な愛とは別に、ネアに〝家族は自分(ネアハーレイ)の自死を望まない〟と信じさせてくれた家族の愛、ネア自身が自分を救いたいと願い続けた悲しい自己愛、そして彼女を再生させた、ディノやリーエンベルクの仲間たちの豊かな愛——……とても普遍的で使い古されたテーマだが、ネアを繋ぎとめたのは彼女に纏わる幾つもの愛の形だった。
  • 233で明かされていた、ウィリアムが蝕では資質の反転がないという点を900話時点で変更した経緯*130
    • 蝕編の構想当初、桜瀬先生はウィリアムは自分がすることを誰にも告げずに一人で蝕に対処してしまいそうだと考えていた。
      • ウィリアムやシェダーは、先代グレアムが狂乱するまでの悲劇を心の中の深い傷として知り尽くしているからこそ、彼らが大切に思うディノにだけは、自身の選択を明かさないように思えた。なぜなら蝕で反転の対価を支払うこと自体は些細なことだが、ディノがそれを知れば彼らを案じて不安を覚え、自らも何らかの手立てを講じるべく対価を支払ったり、奔走したりするような優しい魔物であることをウィリアムとシェダーは知っていたため。
    • ディノを大切に思う二人にとっては、やっと得られたディノの幸せな毎日を削るようなことに思えるからこそ、彼らであれば完璧に隠し通してしまうというのが、桜瀬先生が最初に蝕編を構想したときに見えていた景色だった。
      • しかしその場合、ウィリアムの反転をディノたちが知らずに蝕が始まってしまい、最終的にウィリアムがウィリアム自身のまま、あわいから戻ることはない結末になりそうだった。それでもネアたちであればおそらくまた新たな友情を育み、その上で何とかして元のウィリアムを取り戻していったかもしれないが、それではネアたちにとってあまりに胸が潰れるような辛い日々が続いてしまううえ、新しい宝物を奪われてしまったネアたちが、また過去の喪失の恐怖に囚われるような事態になる可能性があった。
    • 連載中、ウィリアムがいなくなりそうだといち早く気付いた読者からの懸念の感想を読む中で、桜瀬先生自身もやはりこの物語では、事件が終わった後はみんなで美味しいものを食べるような幸せな毎日を書きたいと思うようになり、最終的にウィリアムの選択はそのままで、シェダーがしっかり王様へ報告をすることで、物語の中の運命を改変し、みんなで美味しいチャタプが食べられる、幸せな着地となった。
      • 筆者はこの設定改変と蝕編の構想変更の顛末を、読者からの質問こそが「ウィリアムとシェダーを救う運命の航路を変える一石となったのかもしれない」と結んでいる。*131

「薬の魔物と物語の婚約者」について(※注意※作品構造のネタバレあり)

  • 物語冒頭部分で展開する話のあわいのため、短めの連載。ただし美味しい焼きたてパイは登場する。*132
  • シャーロットの執筆した作品を辿るため、出来事の内容はネアたちの選択と対応によるものだが、イベント自体はシャーロットの脚本に沿って進む。*133
  • シャーロットの執筆した本のあわいへネアたちが呼ばれることで、作中に記載のない部分はあわい(の性質)が補うことになる。よって舞台の再現については、ネアたちの記憶からも反映されることになる。*134
    • もし本の内側へ招かれたのがネアたちでなければ、ウィームの情報補完がされず、実際とはまったく異なるウィームが現れたかもしれない。*135
    • あるいは登場人物が変わっていた可能性すらある。ネアがいたからアルテアが現れ、ディノが懸念したからこそ現れた者もいる。*136
    • つまりあわいだからこその物語といえる。*137
  • 本作であるシャーロットの執筆した本のあわいと、「解雇理由」で辿った顛末とでは、それぞれの心の在り方や出会い方が異なる。よって思いもしない方向へ転がり、変化を見せるところと、「解雇理由」の時と会話まで全く同一の場面のところとがある。また、類似の事件でも舞台となる土地や階層が違うこともある。*138

「薬の魔物と物語の婚約者」の執筆経緯
  • 2019年7月下旬当時、話順入れ替えなどの「解雇理由」の手入れ期間中に以下のツイートがなされた。
    • 読者から多数、「知り合いに勧めたいが作品ボリュームが大きいのでライト版を用意してほしい」というような意見があったため、同シリーズの連載を続けてゆく上での新しい試みとして、作品初期部分の再編、加筆修正したライト版の作成を思案中。
      1. ライト版の再編で時間を要するのも既存読者を待たせしてしまうことになるため、ライト版として切り出す作品に全く新しいエピソードを入れる案
      2. ライト版とは別に、新規読者が読みやすい構成の新章を単独で切り出す案
    • これらの思案を経て、2019年7月30日のツイートにて「物語の婚約者」の執筆が発表された。
本編では語られないけれど、○○話〜○○話の間にこんなお話があったよという、[[薬の魔物]]の読者の方には幕間のお話。
その物語だけを読む方には、薬の魔物の世界を垣間見る新規のお話のような構成の予定です。([[歌乞い]]学園の時の構成に少し似ています)

「失踪理由」の設定

  • 失踪理由は「アルテアの1日」がテーマの作品だが、他キャラ目線も含むため、〝特定の1日〟ではなく、いくつかの日に跨っている。(13話までで1日、残りがまた別の1日)*143

「ジョーンズワースの魔術師と雪白の歌姫」について

  • 本作について、作者は「ホラーのようなミステリーのような、けれども結局は優しくない魔法と、それでもひたむきなサラ達の恋のお話」としている。*144
  • 元々話数を決めていたため、日常を舞台とした話とはまた違う、サラとアーサーの人生を変えたたった一つの特別な魔法について書いている。その中でくっきりとした二人の悲しみや喜びだけでなく、そこに隠れてしまいそうな小さな日常の会話なども記した作品。*145
  • 「薬の魔物」の世界とは異なり、本作はこちら側から見た〝魔法〟の物語。人ならざる者たちが当たり前のように隣人である橋の向こう側とは違い、こちらから触れる魔法は異質で恐ろしい。*146
  • 完結当時、作者は活動報告で以下のように結んでいる。
    • 優しいだけの物語ではなかったが、振り返ってより多くを得たいと欲深く望めば、これが最良だったかもしれない物語である。
    • この話で描いたのは、連載中の薬の魔物の解雇理由、継続理由とは全く正反対の、橋のこちら側から触れる魔法の恐ろしさだった。
    • おそらくサラとアーサーにとって魔法は、美しくてきらきらと光る、心を込めて願えば助けてくれる可能性のある奇跡だった。
    • 一族の呪いを背負いその無残さを知る二人だからこそ救いを願ったか、またはその二人ですら怖さに気付けないまま、二度と帰れない深い森の向こうに踏み入ってしまったのだろうか。
      • 確かに霧の向こうにはおとぎ話の町があったが、橋の向こうにある魔法は万能ではなく、そこに住む人外者たちも決して優しいばかりではない。
      • しかし橋を渡った事で恐ろしい神様に出会ってしまったカトリーナ、帰った際に何年もの時間差が生じたグラフィーツにとっても同様で、彼等にとってもこちら側は決して優しい場所ではない。
      • 知らずに橋を渡ってしまったダーシャはこちら側で血族を見付けたものの元来た場所に戻れず、大切な竜に二度と会えないかもしれない不安を抱えながら何年かの日々を過ごした。
    • 彼らは皆、橋の向こうの魔法に触れたことで、多からず少なからず対価を支払っている。
      • サラという娘を知らないまま失っているサリノアも、その一人である。
    • 魔法は都合良く奇跡を起こさず、やがて冒険が終われば、自分の未熟さで手放してしまったものが欠け落ちた日常が戻ってくるが、それを幸いとして穏やかな日々を立て直してゆくとしても、強く恐ろしい嵐の日の記憶が、瞼の裏から拭い去れないように、またその美しさを思うのかもしれない。
    • サラもアーサーも、それぞれにふとした時に、窓の向こうに目を凝らしたり、歩いてきた道を振り返ってしまうような、もしかしたら誰かや何かにまた出会えるのではという向こう側への思慕をずっと持ちながら、あの年の、夏からユールにかけての日々を思うだろう。
    • 二人の足元にはこれからも常にジョーンズワースの呪いが眠り続ける。
  • 本作を最後まで読むとハッピーエンドではないように見えるが、ただそれでも二人が手を繋いで歩いた日々こそが、サラとアーサーが完璧ではなくても、苦悩してもがきながらも掴み取った彼等なりの最良の幸福なのだと思う。

一話幕間のお話を書かせていただき、物語としても完結とさせていただきますね。

「白雪姫とちびふわ」、「赤ずきんと灰色狼」について

  • ちびふわとして登場した魔物は選択・終焉・雲・雪・白薔薇・見聞・送り火。*147
  • 魔法の鏡にモデルは特にない。強いて言えば王様はヴェンツェル、狩人はゼベルをイメージ。*148

「長い夜の国と最後の舞踏会」について

  • ファーシタルの国民について*149
    • 次の世代の子供たちは現国民の背負った呪いや障りは受けずに生まれてくるため、死後は死者の国へ行ける。
    • ただし真夜中の座の精霊の統治下の国で暮らしていくには、人ならざる者の倫理観で定められた国民としての責務を負う。代わりに死の精霊の獲物からは外れるため、異種族の誰かに見初められる可能性はある。
      • とはいえ国民の魔術可動域を宝石に置き換える措置はファーシタルの住民税のようなもののため、見初めるにせよ、その免除を取り付ける必要がある。最後の舞踏会前のファーシタルほどではないが、根気強く手順を踏まないと体を損なうので、相手の人外者にはかなりの慎重さが求められる。

「竜の写本の物語」について

  • 完結とともに活動報告にて作品を下記のように振り返っている。*150
    • 本作はとある場所で掲載したホラー短編の焼き直し。
    • セイラムは凛々しく弱く迷いやすく真っ直ぐな、これまでの作品の主人公のような主人公ではない。
      • 前歴を飲み込んで生きることによって特別なコートを羽織らされてしまった、普通の感覚を持つ女の子。
      • 向こう側の気質を持たないために、あちこちでセイはヴィネアをやきもきさせ、人外者としての気質が際立つヴィネアをじたばたさせてしまう。
    • 「薬の魔物」とも「ジョーンズワース」とも異なり、あまりにも気質の違う二人だからこそ、共に生きてゆくためにはあのような結末が必要だったのかもしれない。
    • 作中の設定:
      • 向こう側の獣たちによって写本とされるのは、飛び抜けて魅力的な人間を本にしてしまったもののこと。
        • 本にされる人間が望まなければとても怖い事なので、鳥たちはとても警戒する。
      • 写本とされる程のものを持って生まれた人間は、時に特別すぎた前歴の記憶を残したまま生まれ変わることもある。
        • そのような生まれ変わりは写本とされる特別な人間よりもはるかに希少な魂のため、写本としての価値を上げ、コレクターにとっては垂涎の品となる。
      • 鳥たちは、向こう側の獣との接触こそが記憶が残ってしまう理由なのではと議論しているらしい。
    • 最後の竜やリリアナのように、向こう側の者もこちら側で命を落とせば鳥に回収され、こちら側の人間に生まれ変わる。トラブルを起こしがちなそれらの魂を再利用するのは、鳥たちにも、どこかでそのまま捨ててしまうには勿体無いという気持ちがあるからかもしれない。
    • 作中に出てくるアレックスとユージィニアは、本来なら物語の主人公であるべき存在ということを表現するために、他の作品で主人公として使用している名前を敢えて使った。(ただしこれらの登場人物は名前が同一なだけで他作品との繋がりはない別人)
      • 本作が、最後の竜とその伴侶の物語のサイドストーリーであるという小さな主張のためでもあったため、名前を変えるかどうか少し悩みつつも敢えてそのまま残した。
    • そのような意味でも、本作はやがて書くこととなる「薬の魔物の解雇理由」のように、〝主人公ではなかった者たちの物語〟として書いた初めての作品だった。
    • 本作のセイとヴィネアは、ネアとディノ、(共に生きなかったが)サラとグラフィーツのような相性の良さはないものの、お互いがお互いを大好きでいることによって、力尽くで乗り越えていくと思う。
    • 見方によってはセイは命を落として向こう側に連れ去られてしまうので、とても怖い物語だが、こうして幸せになるしかない二人でもあった。

小ネタ

エイプリルフールに書かれた小ネタ
  • こちらの世界のエイプリルフールに絡めて、銀狐の宝探し係募集に関するツイートがされた。*151
【急募】
リーエンベルクでは、銀狐の宝物探し係を募集します
長椅子の下や空き部屋の壁紙の草原の中に隠され、そのまま銀狐本人も忘れてしまったボールやリーエンベルク住人の持ち物を探して下さい

・探し物が得意な方
・狐のお世話が好きな方

※狐語が分かる方歓迎します
  • 報酬は以下から選択(ただしリーエンベルク歌乞いによる厄除け儀礼は対象外):
    • 通常通貨(時給計算)支給
    • 銀狐お散歩権(雨天決行)*152
    • 祝祭儀式リハーサル参加券
    • 領主による特別祝福儀式
    • リーエンベルク騎士1日体験
  • 報酬とは関係なく、エーダリアの執務がなければ銀狐が迷惑をかけないか心配でついてきてくれる場合もあるらしい。*153
  • 差し入れチーズを持っていけば、本人ならぬ本狐から肉球スタンプを押してもらえるらしい。*154

紅茶党か珈琲党か
*155*156
  • 紅茶(ハーブティー)党:ネア、ディノ、ヒルド、アルテア
    • ネアとディノはメランジェが特別に好き。
    • ディノはミルクとお砂糖を入れたいタイプ。
    • ヒルドは紅茶の中でもハーブティー派。
  • 珈琲党:グラスト、ダリル、ヴェンツェル、ヨシュア、ドリー、ベージ
    • ヨシュアはネアからミルクやお砂糖を入れることを教えてもらったお陰で珈琲を飲めるようになった。イーザの真似をしている内に珈琲の美味しさに目覚め、今は珈琲が美味しく飲めることをみんなに褒めて欲しい時期。*157
  • どちらでもいい派:エーダリア、ゼノーシュ、グレアム、アレクシス
  • 実はホットミルク派:ノア
    • ノアの好みの詳細は「トップシークレット!」
  • マグカップで飲めれば派:ウィリアム
    • ウィリアムは大雑把に見えて味はかなり判る方。しかし結局早く飲めることの方が優先されてしまう。

ツインテールの日にちなんだ小ネタ
  • 実際にツインテールが可能なのはネアぐらい。
    ただしほろ酔いのノア、ネアに頼まれたディノ(恥じらいながら)はやってくれるかもしれない。寝ている間にちび結びツインテールにされるのはアルテア。*158

ネアを取り巻く愛情について
*159
  • ネアは恋愛において鈍感とまではいかない。
  • ウィリアムとアルテアに対しては、ふたりが恋人の立ち位置で自分を望んでいないことを無意識に(野生の本能で?)察していることと、異種族フィルターがかかっていることもあって、自分の相手となり得る男性として意識していない。またウィリアムとアルテア側もそれぞれがネアを唯一無二の形で愛していても、ネアを女性としてだけ望むような愛し方はしていない。なぜならふたりとも決してディノから伴侶を奪うような形のものを望んではおらず、ウィリアムは孤独さゆえに、アルテアは面倒見の良さや何かを育むことも欲する一面ゆえに、今の形が幸福であるがこその慈しみ方をしている。
    • とはいえ二人とも老獪で強欲な魔物なので、望まれれば男女間のそれも吝かではない。が、本当に今の関係を壊してしまうような恋情をネアが望んでしまったら、落胆して今の執着をさらりと捨てかねない。
  • ふたりのネアに対するややこしい執着の形については、ネア(は本能的に)、ディノ、ノアも危険はないと気づいている。
    • アルテア:男性としての自分の魅力を自覚しているがゆえに、ネアへ向ける愛情の中に家族愛寄りの要素もあるとはなかなか認めたくない状況。従属してでも誰よりも興味深い特別な存在のネアを手放したくないという執着をやっと認めた段階。(※解雇理由完結間際時点)
    • ウィリアム:自分の心にも不器用なので、ディノの指輪を持つネアだからこそ安心して慈しめるという前提以前に、自分が自覚しているよりももっと深くディノを大切に思っていることを自覚出来ていない。本来、グレアムとギードと同じくらいにディノが大好きな魔物の一人。
  • ヒルドは唯一、〝元よりその形は望まない〟のではなく、〝そこまでを望むのはやめた〟だけなので、誰よりも危ういところでネアに思いを向けているとも言えるが、それを上回ってかつて失った家族のような輪を維持することを個人の思いより優先してしまうため、ネアへの想いは決して言葉にはしない。加えてヒルドにとっての最愛は(恋情ではない家族愛として)、エーダリアに向けられている。

猫の日にちなんだ小ネタ
*160*161*162
ディノ:猫耳をつけたご主人様を見て、怯えつつも「可愛いと思うよ」と頑張って褒める気概を見せてくれる。
[[アルテア]]:朝方にネアににゃんこ耳風の髪型にアレンジされても昼頃まで気づかない程度には、ネアに懐いている。
[[ウィリアム]]:「獣に近づくと怯えられてしまうから撫でられたことがない」とにゃんこ耳のネアを撫でてしまうちゃっかりさを発揮する。

バレンタインにちなんだ小ネタ
  • ノア、ヒルド、ウィリアムがネアからバレンタインの義理チョコをもらった時の受け答えについて知りたいという読者からの質問への回答ツイート。*163*164*165
ノア「わーお。こんないいものを僕にくれるってことは、君は僕が大好きだよね?」
ウィリアム(僅かに途方に暮れたような目をしてから)「…………大事に食べるよ。有難う」
[[ヒルド]] (艶やかに微笑んで)「では、私からも秘密のものを差し上げましょう。少しだけ、お時間をいただいても?」
という感じに、家族や友人としての贈り物だと理解した上であっても、そのようなものにも慣れていないので、大人気なくはしゃぐような気がします…

伏線について
  • k167執筆時点で、開示出来る範囲の伏線が二つあることが明かされている。どちらもよく目に触れる表記に紛れているが、k167時点ではまだきちんと登場していない。*166
    1. とても善良で無自覚な悪意を持つ厄介な魔物の存在
    2. 失われた筈の竜の王族の居場所

桜瀬先生に関する情報

  • 解雇理由の執筆中は、「(解雇理由の)物語を受け取るのに精一杯」だったので物語のある読み物には一切触れず、代わりに音楽を聴いていた。「読み物中毒」寄りのため、継続理由に突入してからは物語本を沢山読んでいる。*167
  • 好きな紅茶ブランドはルピシア、マリアージュフレール。自宅にはお土産で貰ったものも合わせて色々揃えつつ、日替わりで飲むことが多い。*168
    • ルピシアは特に「カシュカシュ」「ピッコロ」「クリスマスリース」「ジングルベル」などがお気に入り。*169
      ルピシアの紅茶本を楽しみにしている。*170
    • マリアージュフレールでは「ブラック オペラ*171」「アイ ハブ ア ドリーム*172」がお気に入り。*173
      以前は勤務先近くにあったティーサロンへ行っていた。*174
    • その他のオススメの紅茶ブランド:
      • クリッパー、カートライト&バトラー、ハムステッド、ロンドンフルーツ&ハーブ、リントンズ、セレッシャル、アラケル、クスミティー、ニナス、ダルマイヤー、サモヴァ、シロッコ*175
      • オーストリアブランド:ゾネントア、デンメアティーハウス(ホテルザッハーのオリジナルブランドのもの)、アラケルとバトラーは缶の可愛さもお気に入り。*176
    • 仕事中はもっぱらティーバッグ。ポンパドールのターキッシュアップルハーブティーがお気に入り。*177
  • オススメのワインとして、氷河のお酒の味のモデルにもしたオーストリア・エスターハージー(ESTERHAZY)製の甘いワイン(REED WINE/SCHILFWEIN)を挙げている。*178
  • 食べ物への質問の回答:
    • チーズとトマトのおつまみは細かくしている。*179
    • オススメの金木犀ゼリー(飲茶)はTim Ho Wanのもの。*180
    • k139に登場するバクワは、よくシンガポールで見かけるもので、お土産用の真空パックよりも、店頭のものの方が柔らかくて美味しい。(日本でなら銀座の美珍香で入手可能)甘めの赤チャーシューの味わいに近い。チャーシューをさっと炙って食べても似た味わいかもしれない。*181
  • オススメの飴:*182*183
    • リコラのオリジナルハーブ(包まれ具合と形と味がお気に入りで、のど飴にもする)
    • カベンディッシュ&ハーベイのサワーチェリー(瑞々しくて甘酸っぱいチェリー味)
    • 終売前はピエールエルメのイスパハン飴もお気に入りだった。
  • オススメのクッキー:*184*185
    • グランマワイルズのクッキー、バタースコッチ
    • ベルメーレンのカラメルビスケット
    • 読者からの情報をもとに、Walkers Cranberry & Clementine Shortbreadも購入報告されている。*186
  • オススメのお菓子:
    • デメル(DEMEL)のアプリコーゼントルテ(期間限定菓子)*187
  • ディノの誕生日には「タテルヨシノヒズ」で鴨とフォアグラのパテ、メインで仔羊、デザートで桃のスープ仕立てを頂いたとのこと。*188
  • アルテアの誕生日にも「タテルヨシノ銀座」、「タテルヨシノビズ」で食事をしていたとのことで、こちらの閉店の報に「またいつか、タテルヨシノさんのパテが食べられますように!」と語っている*189
  • 「#文字書きさん達の書き方が知りたい見た人もやる」タグの回答として、以下の執筆スタイルを挙げている。*190*191*192
    • 平日:
      • 本日更新の話:当日の通勤時に新規作成のページを開き、日付を確認して書き始める。書き出してから何が起こるのかが現れてくるため、お天気カメラの中継に似ているかもしれない。
      • 複数話に分かれるもの、一日を切り分けた話:(通勤時間に執筆するため)先々の展開が見えたのに勤務駅到着で執筆を切り上げるしかなくなると、次の展開をメモしておくこともある。まだ書いていなくても、翌日のテーマが決まっていることもあるが、ほとんどは中継スタイル。
    • 休日:
      • 金曜の夜に書き溜めておいたものを更新するか当日の午後から執筆。
    • その時の目の前の天候を表現すると、世界が繋がりやすいような気がしているとのこと。濃霧の日には霧の日のウィームが覗けるのかもしれない。
  • お気に入り&おすすめの旧所名跡*193*194*195*196*197
    • バイエル王家の本宮殿(ドイツ・ミュンヘン)
    • ノイシュバンシュタイン城(ドイツ)(歪な感じが魅力的)
    • サクラダファミリアの慈悲の門(スペイン)
    • カタルーニャの山間の古い聖堂やボブレ修道院(スペイン)(ひたむきな感じで良い)
    • フランス南西部の一部はモナのイメージ
    • ロワール渓谷周辺、シャンボール城(フランス)
    • ザンクトガレン(スイス)
    • ボルゴ(イタリア・トスカーナ)
    • デニスシーヴァーズハウス(英国)(謎めいている)
    • ホーエンブルク図書館(ホーフブルクのプルンクザール)(オーストリア)
    • ペーター教会(オーストリア・ウィーン)(クリスマス時期の夜がオススメ)
    • ヴィード大聖堂のムハのステンドグラス、ミクラーシュ教会(チェコ・プラハ)
    • ドレスデンの聖母教会(ドイツ)
    • メルク修道院(オーストリア)
  • インプット方法:*198*199*200
    • 一番はモデルとなる国に出かけてひたすら歩くこと。
    • 他には映画、雑誌、生地や壁紙のパターン、画材、美術館や博物館、庭園やお花屋さんで、コマ割りのように色と情景を蓄積していくことで、覗いた物語に色が乗るようになる。
    • そんな風景を一枚ずつコラージュしてステンドグラスのような色見本が出来上がり、色の再現性が上がる。
    • 匂いであれば花、雨上がりの森、紅茶、食べ物、香水まで。
    • 音楽のある物語だと、それに応じて音楽も流す。欧州の大きな教会のミサや、有名な楽曲を敢えて良質なコンサートで聴くこともある。
    • インプットしたイメージや音楽の「脳内再現率が高い」らしく、うっかり全く異なるイメージが脳内に焼き付いてしまうと「全くウィームへの扉が開かなくなる事もある」とのこと。そのため、特定のイメージの展開が続く場合は、敢えて他の作品を観たり読んだりするのは避けることも。
    • タジクーシャの宝石たちのイメージについても、これまで観てきた美術的な宝飾品を参考にしているとのこと。
      • メトロポリタン歌劇場にあるシャガールの壁画をモチーフにしたショーメの花束のような首飾り、プシュロンの冬の帝国シリーズなども「宝石妖精が生まれそうな素晴らしさ」と評している。
  • pixivでの発表はしていない。薬の魔物シリーズの発表は小説家になろうのみ。なお、「読者の方に作っていただいた薬の魔物のお話は、見付けると楽しく拝見しております!」とのこと。*201
  • 「#フォロワーの8割が体験したことなさそうなこと」として、記憶にないほど幼い頃に滞在していた国で、独立運動による非常事態宣言中に病気になったため、仏軍車両で軍医?の所まで送ってもらったことがある。*202
  • (語学が得意かとの読者からの質問に)子供の頃は行った国々の土地の人と臆面なく話そうとしていたので、「ちょっぴり話せていた」らしい。近年は仕事でも必要なくなってしまい、あまり使わなくなったので、時間に余裕が出来たらまた学び直したいとのこと。*203
  • 好きなイラストレーターは英国のChristian Birmingham*204


タグ:

補足情報
+ タグ編集
  • タグ:
  • 補足情報
最終更新:2024年06月24日 01:59

*1 感想一覧2019/1/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*2 感想一覧2019/1/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*3 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1310985628671066112

*4 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1310985630306902017

*5 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1310985632659898369

*6 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1096337398550548480

*7 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1262317575167332353

*8 感想一覧2020/5/20返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1370894/

*9 感想一覧2018/10/19返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*10 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1208242104465424384

*11 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1208242107678199808

*12 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1208243407082205184

*13 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1185137851282776064

*14 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1220644583266115584

*15 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1317115073085648896

*16 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1317115074369089542

*17 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1317115075551875072

*18 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1123438869012205569

*19 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1123500041849556993

*20 感想一覧2018/10/19返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*21 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1087704373214404609

*22 感想一覧2018/12/21返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*23 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1305052460814270464

*24 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1305052472206000129

*25 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1305052474382843905

*26 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1305060893110104065

*27 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1305052472206000129で挙げられている画像の皿は、Lenox Autumnシリーズ(https://www.lenox.com/collections/autumn)と思われる

*28 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1316746073285697538

*29 感想一覧2019/1/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*30 感想一覧2019/1/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*31 感想一覧2019/1/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*32 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1139470600118759424

*33 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152906623360176128

*34 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152906623360176128

*35 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152462183025954816

*36 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152462188889743366

*37 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1140169159017295872

*38 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1308406973382172679

*39 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1088582977578135552 ローズマリーは葬儀や結婚式にも儀式的に使われるマリアの薔薇と呼ばれる植物で、フランスでの花言葉は「あなたは私を蘇らせる」

*40 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1177841803778674688

*41 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111299583785619461

*42 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152462183025954816

*43 感想一覧2019/1/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*44 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1475834825865310210

*45 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1195988913820598272

*46 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1196721007819517952

*47 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1196715535825661953

*48 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1196721007819517952

*49 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1133329023742799872

*50 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1177838480539279360

*51 公式サイト:https://shop.altmann-kuehne.at/

*52 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1091973782544084992

*53 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1265619860236627974

*54 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1265621591179751426

*55 感想一覧2018/11/20返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*56 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1089078905581891584

*57 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1089078905581891584

*58 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1231472223052947462

*59 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1316746038753935366

*60 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1388711649507381249

*61 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389181059128909834

*62 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389181059128909834

*63 感想一覧2019/03/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*64 感想一覧2019/03/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*65 感想一覧2018/10/19返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*66 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1123154791822028800

*67 感想一覧2018/10/01返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*68 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*69 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*70 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389133685597769731

*71 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389181061763014661

*72 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1283709849562304512

*73 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389133686713380866

*74 編纂者注:おそらくここがエスターハージーのサイト。https://www.esterhazywein.at/

*75 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1093765338674585601

*76 感想一覧2018/10/19返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*77 感想一覧2018/10/16返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*78 感想一覧2018/10/16返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*79 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1088033194794860544

*80 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1227939044849418240

*81 感想一覧2017/01/05返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*82 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1388711649507381249

*83 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389181059128909834

*84 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*85 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*86 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*87 感想一覧2020/6/13返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1370894/

*88 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1104013878076235776

*89 感想一覧2018/10/19返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*90 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1388711649507381249

*91 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389181059128909834

*92 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*93 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*94 感想一覧2017/02/20返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*95 感想一覧2018/11/05返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*96 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1120625099508334593

*97 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2150982/

*98 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1388711649507381249

*99 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1389181059128909834

*100 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1120625994723840000

*101 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1123154791822028800

*102 感想一覧2019/3/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*103 感想一覧2019/3/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*104 感想一覧2019/3/15返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*105 感想一覧2017/01/25返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*106 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1096336068780032000

*107 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1209406699863281664

*108 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1109017841347362816

*109 感想一覧2019/06/04返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1356400/

*110 感想一覧2017/02/27返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*111 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152910738907750401

*112 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152465753867612160

*113 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1094115022588981248

*114 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1167727957357416448

*115 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1104302567209656320

*116 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1105750014427455488

*117 感想一覧2019/7/30返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1370894/

*118 感想一覧2017/03/09返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*119 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1119498317723881474

*120 感想一覧2020/4/16返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1370894/

*121 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1119524707823341568

*122 感想一覧2019/1/10返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*123 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111299585320734721

*124 感想一覧2020/5/20返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1370894/

*125 感想一覧2018/11/26返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*126 感想一覧2018/11/20返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*127 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2207207/

*128 感想一覧2018/10/08返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*129 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2207207/

*130 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2148064/

*131 実際に感想一覧2018/10/15返信分で、桜瀬先生が展開を再考すると返信されている。 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*132 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1157826656360255488

*133 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1157826656360255488

*134 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1157826653399085058

*135 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1158752581658632192

*136 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1158752581658632192

*137 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1158752581658632192

*138 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1158752579624398849

*139 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1154996383331409920

*140 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1154996387001430018

*141 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1154996390537256960

*142 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1156065914413961216

*143 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1090022077564776448

*144 感想一覧2019/06/04返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1356400/

*145 感想一覧2019/06/04返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1356400/

*146 感想一覧2019/06/28返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1356400/

*147 感想一覧2018/01/04返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1161699/

*148 感想一覧2018/01/05返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1161699/

*149 感想一覧2020/01/22返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/1544027/

*150 https://mypage.syosetu.com/mypageblog/view/userid/633417/blogkey/2362587/

*151 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112553947602915328

*152 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112572881844625408

*153 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112572771152740352

*154 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112572429115678720

*155 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1101464267126009856

*156 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1101464269286076416

*157 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1101473440010199040

*158 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1091644290483154944

*159 感想一覧2018/12/10返信分 https://novelcom.syosetu.com/impression/list/ncode/912266/

*160 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1098842008813154304

*161 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1098842016446738432

*162 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1098842012919291905

*163 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1096055526171959296

*164 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1096055528420065280

*165 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1096055529997127680

*166 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1168883352658538497

*167 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1298583383430193153

*168 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112332692144570369

*169 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1093729603900735488

*170 https://site.lupicia.co.jp/page/bookoftea/bot11/tb_list.html

*171 編纂者注:おそらく「BLACK OPÉRA®」TE9521

*172 編纂者注:おそらく「I HAVE A DREAM®」TE9826

*173 編纂者注:元ツイートではリンク切れしているが、おそらくこのページの商品。 https://www.mariagefreres.co.jp/category.php?type=1&keyword=CADEAU_COFFRET_de_THE_Collection_BEAUTIFUL_TEA

*174 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1093731387348152320

*175 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112332688583585793

*176 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1112332692144570369

*177 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1190293292920889344

*178 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1093765338674585601

*179 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152906614657040384

*180 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152906614657040384

*181 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152906621439229958

*182 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1159448073812107267

*183 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1159453614210859008

*184 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1197801614758662144

*185 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1197827189032382464

*186 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1199669138077040642

*187 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1281965976225894403

*188 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1172011170544242688

*189 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1336615430413197318

*190 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1097016121738256384

*191 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1097016123441086464

*192 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1097016124913311745

*193 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111299581583585281

*194 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111299583785619461

*195 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111299585320734721

*196 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111301712730456065

*197 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1111424880396763136

*198 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152462177686568960

*199 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152462180412866561

*200 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1152462188889743366

*201 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1227245638963712005

*202 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1250556080855248896

*203 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1250559136175026177

*204 https://twitter.com/kusurinomamono/status/1256918357334306818