鳥竜

概要

ワイバーン。

体長200cm+尻尾長100cm程度の大きさで前肢を持たない小型の竜族。
飛行に特化した身体構造ゆえ飛翔速度や小回りでは(ドラゴン)を上回る。
雑食性で、人族でも鬼族でも植物質でもなんでも食べてしまい*1行動範囲も広いので食糧に困る事はめったにない。
また、繁殖力も高く、異修羅世界の空の支配種族である。
寿命は人間(ミニア)の3倍程あるが、鳥竜(ワイバーン)は種族レベルで好戦的で他種の生息圏に積極的に攻撃を仕掛ける故、寿命まで生存できる個体は滅多にいない。
群れを形成して統率個体に従う習性を持ち、その集団は人族の夜盗や軍に近い組織形態に近づいていくとされる。

前述の通り、人族を襲い食らう危険な種族でもある。
これを討伐し民を守ることは、かつて国家の重要な任務の一つであった
敵対種族であるという認識が根強いためか、詞術が通じるにもかかわらずカジュアルに狩られ、巨人(ギガント)には食材扱いされていたりする*2

「現代ファンタジーではザコ種族でも、英雄たる個体が生まれうる」として、読者に異修羅がどういう物語であるか強く印象付けた。

余談だが現実の伝承や古文献においてワイバーンとドラゴンは明確に区別されているわけではない。
二本足の翼竜がワイバーン、というのはあくまで現代のファンタジーにおける分類である。

該当する登場人物

+ 異修羅 Blu-ray BOX特典書下ろし小説『翼の国』

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最終更新:2025年05月02日 10:45

*1 どんな種族であろうと、詞術が通じようが通じまいが関係なく、たとえ同族でも自身の群れ以外の個体であれば問答無用で食らう種族である。

*2 味は非常に不味いらしく、巨人(ギガント)以外の種族での食肉利用はされていない。