「事実だ。過去でも未来でもなく、今ある事実より始めよ。私は、自分の部下にはそう教えている」
登場話
第一部
- 「黒曜、リナリス その1」
- 「黒曜、リナリス その2」
- 「序章」
第二部
略歴
- 読み:せんりきょうのエヌ
- 種族:人間
- クラス:間諜
CV - 逢坂良太
黄都第十三卿。都市開発統括。なぜか“黒曜の瞳”含む血鬼の対応も担っている。
工作部隊を動かす能にも長けるという。
感情や内心を表に出さない淡々とした印象で、真意が掴めない。明確に派閥にも属していない。
円卓のケイテが言うには、二十九官きっての奇人。
血鬼である
黒曜、レハート討伐のために自らの野戦部隊を近隣の街に配置しておき、斥候として派遣した
六分儀のシロクの情報を元に潜伏地を特定するや否や速やかに部隊を展開し、その屋敷ごと焼き払った。
六合上覧においては、“黒曜の瞳”から離反したという
砂人、
奈落の巣網のゼルジルガを勇者として擁立している。
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「喋らせてはならない。撃て」(ネタバレ有り) |
「撃てはしません。千里鏡のエヌ様」
…というのは表向きの話で、実際のところは 黒曜リナリスの掌の上で踊らされている。
彼女の手によって前述の作戦の部隊は壊滅、己も 屍鬼に感染させられリナリスの手駒と化す羽目に。
恐らく作中の人物でもトップクラスに不運な結末を迎えた人。
自業自得と言えばそれまでなのだが、少なくとも血鬼討伐は人族の利に適った行動であり、その手際も悪くなかった。むしろ辣腕であったと言っていい。相手が修羅でさえなければ……。
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「入るぜ」(さらに書籍版ネタバレ有り) |
「あんた、最初から従鬼じゃないんだろう」
…というのはさらに表向きの話で、書籍版では抗血清により実際は感染していなかった模様。
詳しくはいまだ不明だが、エヌ自身が「国防研究院」なる政府非認可組織と連絡し合い、以前から個人的に進めていた計画があるらしい。
その計画のため、エヌ自身も血鬼を利用しようとしている、らしいというのが現在書籍Ⅴ時点で判明している状況である。
……思惑が渦巻きすぎだろこの黄都……。
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外見
髪を全て後ろに撫で付けて、確かな年齢の窺い知れない、胡散臭い印象の貴族。
梟めいた両目、普段から一貫した無表情からはその感情や思惑を読み取ることが困難である。
最終更新:2025年01月17日 02:59