イデオロギーデータベースwiki
軍事独裁
最終更新:
ideology-database
-
view
Red Flood
軍事独裁 | ||
アイコン 編集 |
英名 | Military Dictatorship |
別名 | ||
登場作品 | Red Flood(Hoi4) | |
上位イデオロギー | 専制主義 | |
主要なイデオローグ |
力というのは簡単に理解できる。正統性が失われたと思われる時期に国家は重火器とそれを効果的に使用するための組織が、何世代にもわたる市民的規範や伝統に勝ることを発見することがある。苦境に立たされた文民指導部からの要請に従うにせよ、国家的危機に対応してクーデターを起こすにせよ、こうして権力は軍隊のヒエラルキーの手に渡ることになる。集団的な軍閥が形成され、あるいは明確な大元帥が指揮を執るようになると、軍事独裁の時代が始まるのである。
このような政府の形態は人類の歴史の中で千年以上にわたって記録されており、その汎用性の高さと、時代を超えて続く軍事的権威の存在感を示している。極東の封建的将軍、ラテンアメリカの個人主義的カウディーリョ、あるいは1600年代のイギリス連邦の高度な宗教的支配をも理論的に包含するほど、形態と性格において柔軟である。よくあることだが将軍たちの根底にある思想が何であれ、独裁者は超党派であることを宣言し、その全体目標は国に対する悲惨な脅威を回避することであるとしている。現代の軍政の官僚的実態もさまざまで、あるときはトップダウンの緊急政府であり、あるときは自分たちのアジェンダを支持する意思のある民間人の協力者から政党を作ることもある。
軍事独裁の実践は社会の通常業務に例外状態を導入する。権利と保証の通常体制は形を変え、あるいは全面的に停止され、街頭には軍国察が、陰には秘密警察がいる。非軍事的な官僚や政治家も存在するが、その決定は支配者一派の拒否権に服する。最後に政権はしばしば自らを一時的な措置と称しているが、「一時的」の期間は彼らの気まぐれに左右される。結局、1人か2人の将軍の残りの寿命はまだ一時的である。にもかかわらず、災害を回避するための緊急措置には常に正当性があり、再び戦争の雲が立ち込める中、軍事優先の政府は動員を準備するための適切な手段であるかもしれない。
(RF日本語化Modより引用)