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  • 大日本大和合衆国大国

ここだけ異能のある世界ウィキ

大日本大和合衆国大国

最終更新:2025年03月26日 03:37

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大日本大和合衆国大国


概要

大日本大和合衆国大国(だいにっぽんやまとがっしゅうこくたいこく)とは。
ここだけ異能のある世界本編とは別の並行世界に存在する島国である。
場所はマダガスカル島に位置する。
何故か異常な程に火山活動と悪天候と災害が起きる極限環境であり、島が定期的に爆発したり生えたりする。
通称:地獄の孤島、鬼ヶ島、修羅の国

特にサルが異常進化しており、人権が尊重されている。フォッサは家畜化した。
近年森で精鋭化したゲリラゴリラ軍が領土争いをめぐって対立しており、野蛮と混沌を極めた世紀末。

ついでに言うと地殻変動で島ごと吹っ飛びガラパゴス諸島と結合したらしい。

ちなみに日本の姉妹国家を名乗っているが、日本国は認知していない。

歴代君主


初代 大和 薫子 大統領総理大臣



マダガスカル島に降り立った日本人の武士。
奴隷解放運動を行い建国を果たし、マダガスカルベヒーモスエネミーを討伐した。もはや神のように崇められている存在。
伝説の女傑。
だが、晩年の言葉が人々を戦場に駆り立て大戦国時代のきっかけを与えた。

二代目 ヤマト・ノブナガ


マダガスカル教国で育ち、後に二代目大統領に就任する。
「亡国の姫君」、「怒りのノブナガ」、「激昂の大統領」という異名で知られる。

三代目 ヒデヨシ


四代目 イエヤス

大和建国物語

────これは、大和薫子という1人の女武士が、未開の地に降り立ち、一国を立ち上げて天下統一し、国が崩壊して、また天下統一し直す物語。
(随時更新)

第一部「建国編」


+ ...

第1章 新天地、マダガスカル島

時は400年前の江戸初期の日本、1人の武士がいた。
彼女の名を大和 薫子。剣の鬼と呼ばれるほどの実力を持つ達人。

しかし武士であると同時に彼女は罪人だった。
公衆の面前で突如、服が爆散し全裸となり奇声を上げ、挙句の果てに人を斬ったのは記憶に新しい。


幕府、これを島流しの刑に処す。
彼女は必死に無実を訴えたが、健闘虚しく。船は薫子や他の罪人を乗せて伊豆の離島へと向かった。


何故か、嵐が発生した。
罪人たちを乗せた船は空中を30回転半ぐらい回ったのちに荒れ狂う海の中へと着水。
乗組員は大半がサメに食われて死んだ。

そんな中、薫子だけは違った。

「脱水!!」

彼女が一言そう唱えると、たちまち海を割り、砂の道を突き進んだという。

これが伝説の始まりである。
薫子にとって水は空気と同義なのだ。
そうして日本に帰るために、島に戻るために、海を歩いた。
長い長い道のりを歩いた。
そしてついた。

────未開の新天地、マダガスカル島へ。

第2章 WAOの民と奴隷たち

上陸した大和薫子はこう言った。
「日本は、滅びたのだな」と。

そして二言目にこう言った。
「ここを合衆国とする!!」と。
日本じゃねえのかよ。

はてさて、こうなると話は早い。建国するならまず仲間。薫子は猿語を喋れたのでワオキツネザルに話しかけることにした。

が、しかし、この島のワオキツネザルは喋ることを許されていなかった。
彼らは奴隷だったのだ。

ワオキツネザルのエネミーの一族、通称WAOの民。現在マダガスカル島のサルたちの最大派閥であり、ワオキツネザル、ベローシファカ、イタチキツネザル、ブラウンキツネザル等々の領土を支配している。

WAOの民はマダガスカル島のサルたちのサル権を剥奪し、尊厳を叩き潰していたのだ。

慈悲深き薫子はこれに涙。そして真っ直ぐと視線を戻してこう言ったのだ。
「そなたら、失われた誇りを取り戻す気はないか?」
と。

サルはこう答えた。
「ウホホホッ!!キーッキーッキーッ!!」

マダガスカル奴隷解放戦争、勃発。


第3章 マダガスカル奴隷解放戦争

薫子は奴隷サルたちは結託した。
だが一部のサルたちはこうも思った。
「ウキーッキーッ!!(あのWAOの民に勝てるはずない!!)」

それも仕方ないことだった。普通のサルとエネミーのサルが戦ってどっちが強いかなんて一目瞭然。
武力も知性もWAOの民は他のサルを圧倒していた。

しかし薫子は心配はいらないと豪語する。
「何故なら私は!武士にして妖狩りだからだ!!!」

「そなたらには私の剣の技を教える!剣とは力!力とは武力!!武力とは勝利!!」

「ついて来い皆の衆!!戦乱であるぞ!!」

極東の武士、その口から語られる戦国武勇の数々。
霊長類最高の知性と、妖をも殺す剛腕、そして異能の力を持つ彼女。
サルから見ればこれほど頼りになる存在はいないだろう。全員が薫子のカリスマに魅了されるのにそう時間は掛からなかった。

その後、薫子はサルたちに剣を教えた。
短期間の付け焼き刃ではあるが、これにより戦力の大幅増強に成功。
いよいよ奴隷解放が始まる。

大和薫子をリーダーとした解放軍はWAOの民に宣戦布告した。


第4章 WAOの民族長vs解放軍戦士長 大和薫子

解放軍はまず、WAOの民の領地で捉えられている奴隷を片っ端から解放していった。
剣の技を覚えた解放軍戦士を先頭に士気を高めて、暴動を引き起こしたのだ。

これに驚きと怒りを示すWAOの民族長ジュリアンナは、兵たちに止めるように指示するが…。
WAOの民の兵舎は、既に大量の猿糞で埋められて、全員動けなくなっていると報告が入る。

ジュリアンナには一体何が起きているのか全く理解できなかった。
そこに追い打ちをかけるように城の窓を突き破って奴が来る。

解放軍戦士長大和薫子。刀一本携えて堂々参上。
ジュリアンナはようやく理解した。今回の奴隷解放の首謀者はコイツであると。

大和薫子は確信した。コイツの首を衆目に晒せば、この戦は勝利であると。

「私の名は大和薫子!!降伏しろ!でなければこの刀の錆にしてくれる!!」

「ウフォーーッ!!ギィー!!!!(するものか!貴様はここで死ぬがいい!)」

両大将の決戦だ。
ジュリアンナは即座に異能「I like to move it」を発動させる。
効果は対象にその場で踊る事を強制させるというもの。
奴は今までこの力を使ってサルたちを踊らせ、奴隷にしてきたというわけだ。

薫子は抵抗虚しく踊り始める。裸一貫で。
なんという屈辱。なんという陵辱。薫子は赤面した。
戦場の真ん中で乳と尻を揺らして阿呆のように踊る。そんな己の醜態を恥じることしかできなかったのだ!

「ウキキキ、ムホホホ(無策で突っ込むとはヒトも所詮ハダカザルよのう、妾たちエネミーとは知性が違うのだ)」

「ぐっ!!」

ジュリアンナが指を鳴らすと、周囲のサルのエネミーたちは槍を持って、それを薫子に刺そうとする。これは敗北か。

────否、薫子の刀は2本ある。
彼女の裸踊りは盛大なブラフだ。敵を目の前の1人だと誤認させ、裏に配置していた本命の2本目を刺す。
ジュリアンナたちは気がつかなかった、背後に迫る刀を持ったワオキツネザルに。

「キェェェェッ!!」

猿叫。瞬きの間にジュリアンナの首は跳ね飛ばされていた。


第5章 建国宣言

結果は大勝利だった。
WAOの民を奴隷たちの暴動で混乱させると同時に、兵舎や彼らの武器を差し抑えて、戦線の停滞を促す。
その間に、薫子の異能で敵の本丸に乗り込み、敵の大将の首を討ち取る。
この作戦を支えたのはやはり剣の技。
サルたち一人一人の地力を補えたことで電撃戦を成功させたのだ。

これでめでたしめでたし……。とはいかないのがサルだった。
ワオキツネザルたちは今までの恨みを百倍返しにせんと怒り散らし、生き残ったWAOの民を火炙りにし、その子供を奴隷として働かせてやれと声を上げる。

だが待ったをかける人物がいた。
此度の英雄、大和 薫子だ。
サルたちは首をかしげる。なぜ止めるのかと。今までの分の報復をして何が悪いと。

それに対し薫子はこう答えた。
「解放軍もWAOの民も、同じ、合衆国の国民だからだ!!!私は総理大臣だぞ!!!」

建国宣言である。
いきなりそんな事を言われても納得できないサルたち。反抗的な態度をとると薫子は刀を握り表に出た。

自分の意見を通したいなら剣で示せ。

勝てるわけがないと知っているサルたちはその場で平伏する他なかった。
これが恐怖政治だ。

だが薫子とてWAOの民が虐げてきた過去をお咎めなしにするつもりはない。
WAOの民の知恵と武力は解放軍のための労働力とすると約束した。

第6章 学舎へようこそ

薫子の建国宣言よりはや数日。
支配されていたサルたちの領土は奪還され、平穏な暮らしを取り戻す。
一方でWAOの民は薫子の指示で、解放軍のための施設を造らされることになった。

ずばり、学舎である。
薫子は先の戦争で剣を教える際に、日本語の文字で説明することができなかった。サルたちが言語を理解してくれないためである。
その点、WAOの民は賢く、すぐに文字という概念を覚えた。
これ僥倖、この国の識字率を高めるべく、学舎を建てることが決定した。 

「合宿免許 WA○」

こんにちWA○!合宿免許WA○!応援ガールのかおるこだ!
合宿免許なら、なんと最短2週間で卒業できるらしいぞ!

第7章 フォッサ帝国の襲来

WAOの民の陥落、奴隷の解放、そして新たなる合衆国の建国。
その速報はマダガスカル島全土に轟き、奴らの耳にも入ることになる。

現マダガスカル島に君臨する二大勢力の一角、フォッサ帝国だ。
帝国は、フォッサのエネミーの軍部と平民のフォッサで構成される軍事国家で、今日のサル共との関係は食う側と食われる側であり、合衆国の存在はたんまり太った餌でしかない。

そろそろ、食らうか♤

サル狩りだ。
襲撃は2週間後。フォッサたちは戦争の準備をする。
合衆国に新たな危機が迫る。


第8章 修羅の国、合衆国

2週間が経った。
フォッサ帝国の軍は、合衆国の領土に向けて進軍を開始する。
森を抜けた先に聳え立つ、城塞。いざ攻めゆかんと言ったところでフォッサたちは驚愕の光景を目の当たりにする。

そこにあったのは、木に括り付けられて高々と掲げられている、WAOの民元族長、ジュリアンナの首だった。

いやそれだけではない。先の解放戦争で死んだサルたちの首が城壁の上に吊るされているではありませんか。

見るも無惨な光景にフォッサは恐れ慄く。終いには失神し出す者も現れる。
フォッサ帝国の将軍、レスター卿は後の日記でこう綴った。
「悪魔だ。この国には悪魔が住んでいる」

呆気に取られた帝国軍を尻目に城門が開く。敵襲を察知した合衆国が兵を解き放ったのだ。

「WAO!WAO!2週間でこうなったぞ!お前らも合宿に来ないか?」

刀を持った筋肉ムキムキのサルが整列する。かつてフォッサ帝国に捕食されるばかりだったワオキツネザルたちの存在はどこへやら。
そこにいたのはWAOの合宿によって日本語と剣技の免許皆伝をし卒業した、武士キツネザルエネミーの群れ。


勝てない。
フォッサたちの野生の本能がそれを理解する。
戦いを挑めば容赦なく殺され、奴らの城壁の晒し首にされる。そんな恐怖はフォッサたちを退却させるのには十分過ぎたのだ。

「帝国は奴らとは関わってはならない!」
このとき、レスター卿は強くそう思ったという。




この邂逅後、合衆国側から進軍されて、フォッサ帝国は全面平伏することになる。わずか2日の出来事である。


第9章 命名、大日本大和合衆国大国

フォッサ帝国が吸収され勢力は日に日に拡大していく合衆国。
そのリーダーたる大和薫子 総理大臣は悩みに直面し、各部族の長を集め緊急会議を開く。

「国の名前を決めようではないか!」

会議に呼ばれた者たちは騒めく。国の名前が決まってなかったのか??と。

困惑の空気が流れる中、最初に声を上げたのは、かつてジュリアンナの首を討ち取り今はサルたちを取り仕切る猿藩の長、ヒデヨシだった。
ヒデヨシは言った。

「やはりここは大和合衆国が良いと、愚考いたします!」

主人の名前を国につけるという安直な考えだ。
それに待ったをかけたのは元フォッサ帝国の将軍、レスター卿。

「クゥン!クゥン!!」

黙る一同「…………」

フォッサはまだ合宿免許を受けていなかったため、日本語を喋れず、意見を通すことはできなかった。とても悲しい。

代わりと言ってはなんだが、レスター卿に続いて、合宿免許WAO運営代表のイエヤスが手を挙げる。

「大和合衆国では我らが総理大臣の尊大さが伝わらないかと、ここは大和合衆国大国がいいでしょう。大が二つもあります」

イエヤスの意見を聞いた薫子はその考え!良い!とお喜びになられた。
そして何かを閃いたかのようにポン、と手を叩き言った。

「この国の名は、大日本大和合衆国大国だ!!!」

流石は総理大臣。民の意見を聞き入れ、新たに自分で考えなおし、最適な答えを導き出す。
これこそ国を導くリーダーの器だ。
なんて、言われる事を期待して、渾身の命名を言い放つと、会議室の空気は一変する。

「「ふざけるな!!」」

民はブチギレた。「ここは日本ではなくマダガスカル島である!」と。
猛反発。一時は暴動さえ起きるほどの。
だが薫子は「大が三つもあるんだぞ!3倍だぞ!3倍!!」と反対意見を押し切り国の名前を決定させた。

……その名前が後の動乱に繋がることになるが、まだ先の話。


第10章 FEROX DIE(疫病)

時間とは過ぎるのが早いもので、薫子がマダガスカル島に上陸してはや1年が経過した。
建国よりしばらく平和な日々が続いていた。
だが、危機というのは突然やってくるから困るのだ。

合衆国のフォッサたちは突然、倒れ込み苦しみ訴えた。
フォッサの発作。FEROX DIEである。

これを受け、薫子 総理大臣は緊急会議を開く。
誰かこのフォッサを治せる医者はいないのかと。病院はないのか!と。

答えはノー。この国にあるのは平民と武士と教習所だけだ。
医療技術はない。医師もいなければ病院もない。バカなのか??
どうしてそのことに気が付かなかったんだ、と薫子は頭を抱えることになる。

そんな彼女を見かねて動き出したのは、猿藩の長ヒデヨシだった。
ヒデヨシは意を決して意見する。


「マダガスカル共和国の人間に協力してもらいましょう…!」


そう言われた薫子は目を丸くしていった。


「この島に私以外の人間がいたのか!?!?」


第11章 人の国、マダガスカル共和国

マダガスカル共和国の人々はその光景を見て驚愕した。
なんと、謎の日本人がフォッサとサルとその他諸々のエネミーの大群を引き連れて、北側方面からやってきたのだ。

人はそれをビーストテイマーヤマトと呼ぶ。

「ノー!大和薫子 総理大臣と呼べ!」

「oh…sorry」

一瞬で訂正された。

かくして、マダガスカル島の人間と初めて会話を交わした薫子。
彼女の持ち前のコミュニケーション能力で島民たちとはすぐに仲良くなった。

「医者をしっておるか?」「YES」

医者の元へと辿り着くまで、1時間もかからなかった。そして、病院に着くなり頭を下げて懇願する。

「フォッサのみんなを治してくれ!」

医者は渋い顔をして首を横に振った。曰くフォッサ達のこれは病気ではないと、説く。
マダガスカル島の平和な山を火山に変えたとされる邪悪なるエネミー。マダガスカルベヒーモスエネミーの呪いだと。

「見せたいものがある」

そんな説明をしたあと、薫子達を病院の裏手へと通す。……そこにいたのは大勢のマダガスカル共和国民。身体には刻印のようなものが浮かび上がり、床の上で苦しんでいる。

絶句する薫子たちに医者は言う。
これを解呪するにはベヒーモスを倒す他ないと。

こうして薫子たち合衆国軍の次の目標ができた。
マダガスカルベヒーモスエネミーの討伐だ。


第11章 裏切りのサルども

薫子を先頭に、合衆国軍はマダガスカル島の南方に位置する火山へと向かった。
登り立つ煙、あたりにこびりついた灰の匂い。そこらに転がる動物性エネミーの死骸。
ここは地獄か?軍の皆はそう思った。

足をすすめて火口付近に近づくにつれ、気温が上昇していく。
汚れた空気と熱が喉を乾かして焼くようだ。痒みを訴える者もでてきた。

そしてご対面。
マダガスカル島の大火山。
溝にたまるマグマと、噴き上がる炎。飛び散る火花に、無限に湧き出るガス煙。
そんな光景を見て彼らは何を思うのか。


「なんで俺たちがフォッサとかいう畜生の為にこんなことしなきゃいけねえんだ!死にたくない!!」

直帰した。
おい待てよ。待てよおい。そんな薫子の静止を振り切って大多数のサルどもは来た道を綺麗にUターン。これが恐怖政治の限界である。

忘れがちだがフォッサとサルは捕食者と被捕食者の関係。決して仲がいいわけではなかった。
抗えぬ弱肉強食の歴史。薫子の手前言えなかったが、フォッサなんてこれを機に絶滅してしまえとサルどもは考えていたのだ!

「総理大臣の私を置いてくのか!?」

「「はい!!!」」

薫子のカリスマも潰えた。全員尻尾を巻いて逃げていく。なんて薄情なんだろう。



「薫子 総理大臣、我々がついております!」

しかし、だ。僅かながら残ったサルもいた。薫子の腹心にして猿藩の長ヒデヨシ、WAOの民学校長のイエヤス。
彼らの忠誠心は火山なんかに屈しない。

薫子はヒデヨシとイエヤスの顔を見て一つ頷くと、2匹の武士キツネザルエネミーを肩に乗せ、火口の中へと突っ込んだ。

ヒデヨシとイエヤスは焼け死んだ。



第12章 相対するは火山の怪物


「ヒデヨシぃぃぃぃ!!!!イエヤスぅぅぅぅぅ!!!」

薫子の慟哭が火山に響き渡る。丸焦げになった2人を抱きかかえ、涙を流す。
一体なぜこんなことになってしまったんだと、この世の不条理に嘆いた。

すると、その様子を嘲笑うように、火山が唸り声を上げる。
火口の内側から大きなツノとキバを携えた巨大な怪物が現れた。大きさは20mはあるだろうか。
奴だ。奴こそが、マダガスカルベヒーモスエネミー。

「おのれ、ベヒーモス!!!!よくも!!!!」

激昂。目の前に迫る火の壁に罵声を浴びせる。
ヒデヨシとイエヤスはお前のせいで丸焼けになったのだと。許してはおけない。ここで叩き斬るしかあるまいて。
しかしどうしてベヒーモスは笑った。

『ガハハ、我はマダガスカル島の守り神ぞ、島民の命は我の物、それをどうこうするのは我の自由』

「おい!!ヒデヨシとイエヤスを治せ!!!」

『それに、その猿どもの安い命を危険に晒したのは、無闇に火口に入り込んだ貴様の責任だろう?』

「おい!!ヒデヨシとイエヤスを治せ!!!」

『帰って医者に見てもらうがいい、案ずるな、まだ息はあるだろう? もっとも、我を前にして、生きて帰れたらな!』

「ヒデヨシとイエヤスを治せと言ってるんだ!!もういい話が通じんな!斬り殺してくれる!!」

『………』


ベヒーモスは思った。こいつとの意思疎通は不可能であると。

『まあよいわ!貴様共々、このマダガスカル島の贄となれ!!』

怪物が吠えると、周囲の岩々が形を変えて、大腕のよう掴みかかってくる。それが八方向同時に。
食らえば即死。それに対し薫子は。


「────異技、降り雫」


地面に刀を突き立てる。
すると斬撃が波紋状に飛び、岩の大腕が根本から真っ二つに刈り取られる。八本同時に、だ。
一瞬で砕け散った岩を見て、ベヒーモスは敵ながら感嘆する。こいつは只者ではないと。


『我はこの島の守護神!マダガスカルベヒーモスエネミー!!』

「私は!!大日本大和合衆国大国が総理大臣!!大和薫子!!」

『「いざ尋常に、勝負!!』」


第13章 合衆と共和

溢れ出るマグマ、突き出される岩、マダガスカル島に響く咆哮。
自然の力を我が物顔で使うベヒーモスの物量攻撃。1発でも当たれば即死の状況下で、大和は実に10分もの間たった1人で大立ち回りをしていた。

『認めよう、大和薫子。貴様は我が出会ってきた猿の中でも最も強い。だが所詮猿だ、そろそろ終いとしよう』

「くっ……!!」

斬った岩足の数、百五十八本。使わせたマグマの総量1億立法m。
たかだか1匹の霊長類が火山そのものとよくまあここまで戦ったほうだ。

今や刀は焼け折れ、全身を打撲。身体も思うように動かず突っ伏した。
万事休すか。そう思った時……異能が展開された。

「これは!?」

痛みが引いて、身体が軽くなるような感覚。薫子は顔を見上げる周囲を見渡す。そこにいたのはマダガスカル共和国民の人々だった。

「無事ですか!?大和薫子総理大臣!!」

「そなたら、なぜここに!?」

共和国民は言った。「先ほど、山から下山する猿たちをみました…しかしその中に貴方様の姿がなく心配で」と。
身を案じて助けに来てくれたのだ。
なんと慈悲深いのだろう。
吉報はそれだけではない。彼らはひたすら回復を施すと……死んだと思われていた、ヒデヨシとイエヤスも息を吹き返す。

「ヒデヨシ!イエヤス!」

「「We are NEW GENESIS」」

ニュージェネシスになった。


『小賢しいニンゲンが増えたところで我に敵うはずもない』

ベヒーモスは鼻で笑う。
されど共和国民とて動じない。

怪物は知らなかった。人間たちがどれだけの鬱憤を溜めて生きていたか。
彼らは精鋭。刻印に苦しめられるこの状況を打破しようと、虎視眈々と好機を伺っていた人間の英雄たち。
彼らは薫子に手を差し伸べる。

「総理大臣、奴を、倒しましょう」

「おうとも!!!」

共和国と合衆国の共同戦線がここに誕生する。


第14章 マダガスカルベヒーモスエネミー、その討伐の歴史


精鋭の名を讃えよ。

大自然の霊使い「フィリベール」
槍の使いの「アンドリア」
鉄拳の軍人「ラニハイロ」
風の抱擁「ライニライヴリニ」
猿藩の長「ヒデヨシ」
WAOの民学校長「イエヤス」
建国女王「ヤマト・カオルコ・ソウリダイジン」

マダガスカルベヒーモスエネミーは非常に強力なエネミーだった。だが弱点もあった。それは……呪詛返し。
人を呪印で苦しめているが、その実、己が一番呪いに弱かったのはなんとも皮肉な話。

共和国民が用意したのは「呪詛返しの剣」だ。

フェリベールは守護霊体によって岩の腕を抑え。
アンドリアはベヒーモスの胸に槍を突き刺し、ラニハイロが撃ちつける。
ライニライヴリニによってヒデヨシとイエヤスは復活し、2秒後に焼かれて死んだ。

最後に薫子が呪詛返しの剣を穴に撃ち込めば、ヘビーモスは討伐されるのだった。


第15章 マダガスカル島大噴火


「観念しろ!ベヒーモス!苦しかったらその呪印を解け!」
『ウグググッ………クソッ!解除!』

まさか自分の呪いで死にかけるとはベヒーモスも思うまい。
ついに解除し、怪物はみるみるうちに弱く萎んでいく。
人間やフォッサから奪っていた生命力が元の場所へと戻った証拠だ。
あとはもう、剣の一回斬れば終わるくらいに小さい粒となる。

『貴様ら…こんなことをして……後悔するぞ』

ベヒーモスが吠える。負け惜しみかと、その場にいる全員が気に留めなかった。
今まで散々苦しめてきた巨悪を倒せて、喜びはすれど悔やんだりするはずがないのだ。
だがどうだろう、ベヒーモスの次の一言で話は大きくひっくり返る。

『守護神を失った島の行先はもう、我には知らん。ずっとこの火山を抑えていたのだがな……ああ、やってしまったな、貴様ら』

一同は動揺する。まさかそんなはずはと信じきれない。
だがマダガスカルベヒーモスエネミーは嘘をつかない。
呪いを受けた生き物を贄としその力で島の火山を抑えていたと言うのだ。

「なに!?この火山はお前の仕業じゃないのか!?」

そう問えばこう答える。

『いや、違うが?』

躍動を始める火山。
ベヒーモスを倒したことにより、急に地面が揺れ始め、地獄の釜の蓋が決壊する。

─────大噴火だ。

「そ、そんな!?」
「ウホホウホォ!?!?」
「みんな!私と手を繋げ!!『脱出』するぞ!!!!」

薫子たちに引っ張られ、急いで山を下山する。それを追うようにマグマが噴き出し、木々を焼いた。黒煙が島の空を覆い尽くす。灰と岩石弾を撒き散らす。
大自然の生み出す破滅の暴走は、マダガスカル島を滅亡へと追い込んでいく。
生き物は死に、住処は溶け、教習所は跡形もなく燃やし尽くされた。

海に囲まれたこの島には逃げ場なんてどこにもない。あっという間に死の激震が地表を埋め尽くす。


…その日、マダガスカル島は物理的に三つに分裂した。



第二部「戦国編」

+ ...

第0章「プロローグ」


昔の話。
マダガスカル島は大噴火が原因で三つに分断されていた。
荒れ果てた環境が続き、それが原因で民が大量死していく。
そんな中、国を立ち上げた者がいた。
その名を大和薫子 初代大統領総理大臣女王陛下。
もはやマダガスカルの女神と名高い、彼女は「大日本大和合衆国大国」の旗を掲げ、マダガスカルの難民たちを集め、数十年かけて国を再建した。

やがて────大和薫子は死んだ。
人間には寿命というものがあるのだ。それは仕方のないことだった。

そんな彼女だが、死に際に放った一言が新たな火種を生み出す。


「私の財宝か、あげるわけないだろ!!探すなよ?金庫に隠しておいた!!」

ケチくさすぎる女神の言葉は人々の怒りを煽り、彼らを戦乱へと駆り立てる。

「富!名声!力!この世の全てを奪い取れ!!」

そしで分断された土地それぞれで国を起こし、領土の奪い合いが始まった。
世はまさに大戦国時代。


第1章「ヤマト・ノブナガ」


「現在このマダガスカル島における三大勢力はなんだ!」

「一つ!地球外エネミーの超技術を持って独自進化を遂げた陰謀ひしめく闇の国。『メタバース王国』見つけ次第滅ぼせ!!」

「一つ!侵攻によって完全に支配された土地。隣国の軍事大国。『アフリカ異能帝国』見つけ次第滅ぼせ!!」

「一つ!マダガスカルの土地を信仰する者たちを統べる『マダガスカル教国』愛すべき我が国!!」

声を揃えているのは『マダガスカル教国』の聖騎士団たち。 
マダガスカルパワーを信仰し、それを使う者たち。
彼ら彼女らはマダガスカルを愛すると同時に、他の敵対国を絶対滅ぼさんと胸に誓うのだ。
「マダガスカル・ファースト」

現教国トップの教王カルタの言葉である。


そんな騎士団で1人、現状に不満を抱く者がいた。
彼女の名はヤマトノブナガ。
元孤児の少女で騎士団の……おちこぼれ。

彼女にはマダガスカルパワーがなかった。土地を信仰する気持ちの軽薄さもさることながら、マダガスカルの占いオババに「魂が極東の国の形をしておる」と称された。

水晶玉にくっきりと映った日本列島は非常に印象的だった。なんて歪で持ちにくそうな形をしてるんだろうと。
マダガスカルを見て欲しい、いい感じの丸みがあって、指をかけられそうな凹みがあって間違いなく持ちやすいのだ。

それもあって同級生にも散々馬鹿にされた。

「やーいやーい、お前の魂、両親いないやつの家庭環境ぐらい歪ぅー!」

両親がいない幼きノブナガにはこれは相当応えた。
そして誓った。

「いつか国を支配する王に成り上がって、こいつらを全員言いなりにしてやる!」と


第2章 トゥリアラ攻撃作戦


今日も今日とて1人稽古場で素振りをしていたノブナガに連絡が入った。
来る建国記念日に、メタバース王国の都市、トゥリアラを攻撃すると。
ノブナガはこれに歓喜した。ここで戦果をあげれば、王の道へと一気に近づく。

だがそれは他の騎士団員も同じ。
彼らは稽古をしていたノブナガを見つけるとこう言い放つ。

「余計なことはするなよ?」

「もちろんです!」

ノブナガは元気に返事し、敵も味方も全員ぶっ倒すつもりだった。


かくして攻撃作戦は始まった。早朝5時から城門を開いて進軍する。ここから南下していくとメタバース公国に辿り着く。
だが彼らは知らなかった。いや、正確には知っているが舐めていた。
このマダガスカル島がなぜ修羅の国と言われているかを。


第3章 これからは民主主義の時代だ!


マダガスカル教国は教会もしくは教会が保有する騎士団で最も優れたマダガスカルパワーを持つ者が支配権を握り、教王となる。

アフリカ異能帝国は常に独裁者がおり、それを中心として国家の運営を回している。

メタバース王国は、地球外エネミーと交信した第一皇子の血脈から連なる絶対王政が敷かれている。

この三国の政治は民の意見を聞き入れない。圧倒的なトップワンが国の命運を握る独裁政権が続いている。
なぜこんな話をしたかというと、いまヤマトノブナガたち騎士団の前に現れた、猿たちが選挙カーを乗り回しこんなことを宣うからだ。

「猿にも人権を!!!!国民のための国作りを!!!!これからは民主主義の時代だ!!!!」

マダガスカル教国騎士団、トゥリアラ攻撃作戦中にWAOの民と遭遇する。

WAOの民とはかつて大日本大和合衆国大国にいた民族で、特定の国には加入せずにマダガスカル島の国勢を荒らしまわるならず者たち。

彼らは今日も今日とて爆音を掻き鳴らし選挙カーに乗りながら爆走し民主主義を訴える。

これまで何度も捕獲作戦や、撃退作戦が行われたが生き残ってきた。
教習免許によって鍛えられたドラテクによって今日まで逃げ切っている国際犯罪組織の実力は本物。

結果、騎士団の過半数が命を落とす大惨事となった。
全員選挙カーのタイヤのシミになったのだ。


第4章 無謀なる作戦続行


騎士団はなんとか抵抗しWAOの民を退却させた。
だがもはや動ける班はわずかな壊滅状態に追い込まれ、連絡係との通信も途絶えた。
戦場のど真ん中で孤立状態となってしまう。

現場の判断は騎士団長ガブリエルに一任された。
そしてガブリエルが行った判断は……作戦続行。
これに異を唱えるものは1人としていなかった。なぜなら騎士団は全員、血の気が多い、敵国排斥主義者の集まりだからだ。

「敵国を潰すまで帰れまてん!」みたいな地獄のような企画が罷り通るのがコイツらだ。

敵国にそこまでの感情を抱いてないノブナガでさえ、剣を握って心に思うのだ。

「王国の猿どもを全員ぶちのめして王になる」

全員の意思は固い。
少数になった騎士団は南下を続行、メタバース王国に攻撃を仕掛けた。

そしてその後、即負けした。


第5章 メタバース王国の力


「◯×→△⭐︎□◎×△」

のちにマダガスカルの古事成語となった、メタバース王国兵が騎士団に言い放った言葉である。
意味はわからない。

教国騎士団は、王国軍の軍勢を前に敗れた。
数の劣勢もあったがそれよりも、技術力に差がありすぎた。

良くも悪くもマダガスカルパワーを用いるだけの旧時代的な騎士団に対し、王国軍は地球外エネミーのオーパーツを使い蹂躙する。
何世代も先の戦術兵器AEFにも似た鉄の巨人に人間の生身では太刀打ちできなかった。

騎士団長のガブリエルは戦死、残った者たちは捕虜として王国に囚われた。
その中にはヤマトノブナガの姿もあった。


第6章 ノブナガと敵国の看守


房に鉄格子などというチャチなものは使わない。
白い壁に幾何学模様が走る完全閉鎖空間。
たまに防護服を着たヤバそうなやつが、ディストピア飯を壁の隙間から差し出してくるばかりの日々が数日続いた。

ノブナガは暇なので幾何学模様の隙間を指でなぞり、模様に指が当たったら服を脱ぎ、最終的に全裸になったらゲームオーバーという謎の1人遊びを開発し、楽しんでいたら転機が訪れた。

「………お前何してんの?」

飯を運びにきた看守がそう呟く。
ノブナガは答えた。

「何って脱衣イライラ棒チャレンジですけど?」

看守はこれに対して怪しいと目を潜める。もしかしたらうつけ者のフリをして実は脱走を企てているのではないか?と。

その看守の名はDAIGO
このDAIGOに嘘は通用しない。なぜなら人の心を読む異能「メンタリズム」があるからだ。
はい、いま大文字のDAIGOはウィッシュの方だろって思いましたね?これがメンタリズムです。

DAIGOはノブナガの心を読んだ。

(脱衣イライラ棒チャレンジ楽しいけど慣れるとスリルに欠けるな、ルール追加するか)

「へえ、おもしれー女」
「なんなんです?この人?」

ノブナガは敵国の看守に気に入られた。


第7章 捕虜たちよ


捕虜になってから数ヶ月。
ノブナガはマダガスカル教国の重要参考人として解放されることになった。
今はメタバース王国領を散策している。

「敵国の騎士に国の様子を明かすなんて、ずいぶん余裕ですね」 

DAIGOはその言葉に一切反論はしない。
なぜ捕虜に街を見せるのか、その裏には王国側の思惑があるのだから。
当日。集められた捕虜はノブナガだけではなく、もう2人いた。

1人はアフリカ異能帝国の軍人。ネルソン。寡黙で内なる闘志を感じる男。その瞳は死線をいくつも潜り抜けてきたソレだ。

そしてもう1人は………

「おい!!!!離せ!!!私は無実だ!!!!」

もう1人は、銀色の兜を被り頭だけ隠し、他は全裸で猿のように喚き散らす品性のかけらもない身元不明の女だった。


第8章 謎の女の正体は


ノブナガ「貴女は誰ですか?」

???「わからん!記憶がないのでな!」

ノブナガ「……じゃあ何と呼べば?」

???「うーーむ、名無しの権兵衛?」

DAIGO「だからと言って、名無しの権兵衛さん、と呼ぶのもどうなんでしょうね」

ネルソン「おいDAIGO、お前名前からしてメンタリズム出来そうだよな、名前聞き出せ」

DAIGO「!? なぜ私の異能がメンタリズムだとわかった???」

ノブナガ「あなたの異能メンタリズムだったんですね…」 

DAIGO「…………嵌められたか?」

ネルソン「これがメンタリズム」

〜「トゥリアラの変」壮絶な会話記録


DAIGOの異能で心を読んでも、この謎の不審者の素性はわからないそうだった。
どうやら本当に記憶がないらしい。
名前もついぞ分からないため、とりあえずこの珍生物を「ビッグフット」と呼ぶことにした。

「どうぞビッグフットさん、服です」

「貴女は神か???」

銀の兜に全裸という酷すぎる格好だったため、ノブナガは服を着せてあげた。
ビッグフットはノブナガに懐いた。



第9章 トゥリアラへようこそ


今回のメンバーの選出を決定したのは、王国の監視長DAIGOと、メタバース評議会、国王アイザック氏の会議によるものだった。

選考理由は以下の通り。

ノブナガ→脱走を企てておらず、マダガスカル教国特有の排斥思考に囚われていないため。

ネルソン→アフリカ異能帝国軍人の中でも評価が高い上で、当の本人は帝国への愛国心が薄いため。

ビッグフット→身元不明のアホのくせに脱獄を繰り返しめんどくさすぎるため、仕方なく。


集められた3人は捕虜だが使える。
彼らにメタバース王国の良さを知ってもらうことで、引き抜きを行うのだ。
捕虜を絆して味方につけ、敵対勢力を内側から瓦解させるスパイとして仕立て上げる。それが王国側の思惑。

DAIGOの引率によりノブナガたちはメタバース王国の首都トゥリアラの街を見て回る。
立ち並ぶビル群に幻想的な景色。他の国と比べれば文明レベルで10世代以上先をいく未来都市。
街はゴミ一つない清潔感が保たれており、各々の自国とは比べ物にならないほど豊かに発展していた。
なるほど戦時中にも関わらず平和な国だなと、敵国ながら感心せざるを得ない。

「お食事はいかがですか?」

DAIGOがそう言う。
ディストピア飯にも飽き飽きしていた彼らは我慢することはできない。

「うおおおお!!飯だ!!!」

そう歓喜してレストランに入るとデカデカと書かれた店名が目を引く。

「YOSHINOYA」

安くて美味しくて、パッと見ならYOAS◯BIの親戚を名乗れますと言わんばかりの面構えで看板を掲げてるチェーン店である。

店内で流れる爽やかなBGM。

DAIGOが店員に曲名を聞いたところ「タダ君ニ晴レ」というらしい。
ヨル◯カだった。

メタバース王国自慢の料理人が頭を下げる。この選曲ミスはYOSHINOYAの特性コース料理を振る舞うので許してほしいと。

ノブナガたちはコイツらが1〜10まで何を言ってるのか全然わからなかったがタダ飯食らえるならなんでもいいかー、と頷く。
そして一品目がお出しされるのだ。





「三色チーズエネミー丼です」

メタバース王国にまともなシェフはいなかった。


第10章 メタバース王国の闇


メタバース王国。一見して文明の発展した平和な国に見えてその実情は闇に溢れていた。
ノブナガたちが見たのはその現実だ。

あれを見てほしい。
弱者男性が首輪で繋がれ、外に放し飼いにされている。
彼らはフォッサよりも権力がない。

────この国は特権階級のエネミーによって支配されている。

例えば男女平等のフェミニズムを訴える汎性の地球外エネミー。性自認は男だったり女だったりする。

例えば肉どころか野菜を食べるやつも絶対に許さないハイパーヴィーガン地球外エネミー。裏で肉をめっちゃ食う。

例えば左手で差別主義の撤廃と平等の旗を掲げ、右手で下層階級の異能者を殴るLGBTエネミー。映画は見た?主役は青い肌をした地球外エネミーだそうです。


「エネミー丼はいかが?動物や植物の自然を守ろう。」

「いらないですね」

腐り切ったこの国の暗部を見せられたノブナガはドン引きした。
大体自然を守るとは。
メタバース王国はもう、自然のしの字もないメガロポリスが形成されてるのに何を言ってるんですかね?
ノブナガがそんな正論を言えば涙を流す者たちがいた。

「わァ、泣いちゃった…!」

隣の施設で放牧されているちい牛だ。
品種改良して作られたエネミー。
彼らの乳首から生成される異能エネルギーを練り上げた、「ちい乳」はこの国では大人気。

ノブナガとネルソンはレストランでちい乳を出されたが拒否した。
ビッグフットは飲んだ。美味しかったらしい。


第11章 言論の弾圧


王国の見学は続く。
YOSHINOYAから出て、王の間に向かう途中のこと。

メガホンを持ち頭にアルミホイルハットを被った集団が集まっている様子が見られた。
彼らはこんなことを言い出す。

「メタバースをぶっ壊す!!」
「メタバース王国は地球外エネミーの秘密結社が実権を握っている!奴らは我々の脳にマイクロチップを埋め込み、5G回線によって洗脳してるのだ!!!みんな目を覚ませ!!」
「エネミーどもをこの国から追い出せ!!」

と。

「国民のエネミーへの反発か…」

ネルソンはわけ知り顔でそう言った。ノブナガとビッグフットはそうなんだ、と思った。

実際この支離滅裂な言葉を信じる住民は1人としていなかった。
なにせ国民のほとんどがエネミーなんだもの。
国民のエネミーが通報すると、すぐに王国の近衛兵がやってきて電気銃を構える。

「これからはメタバースの時代。生き物は身体という縛りから開放されるのだ」

王国の言論統制である。
アルミホイルヘッドの集団は殺されて鎮圧されていく。

そんな光景を目の当たりにして、怒りに震えるネルソンと、特に何とも思わないノブナガと、普通に悲しいビッグフット。

これに王国兵であるはずのDAIGOはこう呟いた。

「ここは地獄だ」

誰も異論はなかった。


第12章 メタバース王国はいい国!


一通り街を見て回ったノブナガたちは王の間に集められた。
王の間は本来上級国民しか立ち入りを許されない。
ただの一兵卒のDAIGOは外で待機することとなる。

玉座には頭の長い絵に描いたような宇宙人が座っていた。
彼こそがアイザック。
メタバース王国をおさめる国王である。


「君たちに質問だ、メタバースの名誉国民になる気はないか?」

「名誉国民?」

「君たちを捕虜としてではなく国民として歓迎するのだよ。もちろん相応に国民らしく振る舞ってもらうがね?」

彼の言は要するにこうだ。
「自分らの祖国を裏切り、こちら側になれ」と。

「教国、帝国、それぞれが持つ重大な機密情報を王国に渡す、王国は二国を滅ぼす。しかし君たちだけは滅亡後に安寧の暮らしが待っている。素晴らしいとは思わないかね?」


ノブナガは思った。冗談じゃないと。
いくら教国に愛着がないとはいえ、あれはいずれ自分が王として君臨するための国なのだ。
誰がこんなメタバースとかいうクソみたいな国の民になりたいと思うんだろうか。
ふざけたジジイめ。
ノブナガは回れ右して王の間から出ようとする。

「立場を理解していないようだ」

アイザックが指を鳴らすと。
ノブナガは回れ左をして戻ってくる。
自分の身体が勝手に動き、呆気に取られてる間に、王はもう一度問う。

「メタバースの名誉国民になる気はないか?」

「(何度も言わせないでください、お断りです!)是非よろしくお願いしま……なっ!?」

キッパリと拒否しようと声を発すると、真逆の言葉を口走りそうになった。
慌てて口を抑える。
だがもう遅い。すでにアイザックの術中にハマっていたのだ。

────異能「陰謀論」

対象の脳にマイクロチップを埋め込み、特殊な電波を送り込むことで精神を支配する。

メタバース王国はいい国。メタバース王国はいい国。頭の中でそんな刷り込みが始まった。
さあみんなも一緒に言ってみよう。

メタバース王国はいい国!


第13章 マダガスカルの最新医療


思考を支配され、ノブナガは思うように動けなくなる。チラと後ろを見ればネルソンも同じようだった。
気がつけば片膝をつき、王の前に頭を下げていた。自分の意思に関わらず。

「メタバース王国はいい国!メタバース王国はいい国!」

「メタバース王国はいい国!メタバース王国はいい国!(くっ…勝手に喋るな!)」

「メタバース王国はいい国!メタバース王国はいい国!(畜生、意識が持ってかれるぜ)」

「大日本大和合衆国大国万歳!!!大日本大和合衆国大国万歳!!!」

「え?」
「え?」
「えぇ?」
「ん?」



なんか1人変なのがいた。
銀の兜を被った変態、ビッグフットである。

「ビッグフットさん!?」

困惑するノブナガ。
アイザックもソレを見て、洗脳が効いてないことに気がついた。

「まさかその兜……アルミホイル性ッ!!」

ニタリと笑う。
これも全て計算通り。
なんか頭にはまって取れなくなってそのままだったのが偶々アルミホイルハットの役割を果たしただけとかそういうのではない。
ビッグフットはこれを見越していたのだ。

「さあ起きろ!戦士たちよ!」

洗脳を解くため、ノブナガたちの顔面にビッグフットの拳をスパーキンッ!

「ぶへっ!?」

「よく覚えておけ!マダガスカルじゃこれが最新の医療法だ!!」


頭を強く打ちつけ衝撃を受けると、脳みそに仕込まれていたマイクロチップは粉砕される音がした。
洗脳は解けた。
ノブナガはキレた。



第14章 覚醒のマダガスカルパワー


最悪だ。WAOの猿どものせいで攻撃作戦は失敗するし、ガブリエル隊長もあっさり死ぬし、挙句カスみたいな国のゲロみたいなコース料理食べさせられて、したくもない万歳三唱をした思ったら、知らないビッグフットに殴られる。
ノブナガの心は決して穏やかではなかった。


「アイザック王、貴方を殺します」


首を打ち取り祖国へ持ち帰ると堂々宣言した。それに対しアイザックは余裕綽々な態度を崩さない。

「君に私は殺せない」

そう豪語してみせた。そしてこうも言った。

「ただの捕虜に何ができる?」

たしかに。武器もない。鎧もない。刑務服1着。ステゴロ。
だがノブナガはそれでも出来ることはあると解く。
自分で動かせる手足があって、目聞きができて、考える頭がある。
怒りの感情が渦巻き、ハイ状態になっていたノブナガは気づけばこう呟いていた。

「トゥリアラ攻撃作戦」

マダガスカル教国騎士としての本来の務め。
敵国の都市部を攻撃し、負担をかけさせる本作戦はまだ放棄されていない。
作戦指揮のガブリエルが死んだ今、音頭を取るのは生き残ったノブナガ、であるからして。

「I am king(私が王になる者だ)」


ノブナガの背中に燃え盛るマダガスカル島の幻想風景が現れる。
それは、覚醒の瞬間だった。

「異能力────『対魔剣鬼』」


次の瞬間、ノブナガはアイザックの首を手刀で跳ね飛ばしていた。
後に語られる怒りのノブナガ伝説の始まりの1ページ目であり、これから始まる戦国時代最初の暗殺事件。

トゥリアラの変だ。



第15章 トゥリアラの変


逃げよ!逃げよ!
と声を上げる。
駆けよ!駆けよ!
と足を回す。

歴史的暗殺事件を引き起こしたノブナガはまちまち王国兵から追い回されることになった。
そして半ば巻き込まれる形でネルソンとビッグフットも同じ立場になった。

そして王国兵は言う。
この国のどこにも逃げ場はないと。
彼の言う通り。メタバース王国は徹底的に管理されたディストピアであり、どこにいっても監視カメラやセンサーが張り巡らされており、隠れる場所は一つとしてない。

であればもう、この国から出るしか退路はない。
しかし相手も当然予想済みで、街道に繋がる門は全て閉鎖され、あえなく3人は袋小路へ追い詰められる。
万事休すか。そう思った次の瞬間────




近くのビルが大爆発を起こし、アルミホイルハットを被った大量の猿が降りてくる。
いや、それだけじゃない。
街の至る所から怒号が聞こえ、絶えず銃声が鳴る。


……はたして、この事件が敵国捕虜が起こした暗殺事件で終わっていたなら平和だっただろう。
だがトゥリアラの変はマダガスカル島の歴史的転換点だった。


「な、なんだこれ?」
「陰謀論……」
「俺たちは洗脳されていたのか???」


何者かが、アイザックの異能「陰謀論」の全容と、ノブナガがそれを暗殺するまでの流れを街の大型スクリーンに映し出し、国民に見せつけた。

秒で暴動が起きた。

メタバース王国のディストピアっぷりに不満を募らせていた下級国民の洗脳が解け、マグマのように煮え繰り返った怒りを大爆発させ、街は戦場と化す。
今まで上で踏ん反り返っていた上級国民は引き摺り下ろされバットで殴打される。

アレを見ろ、ちい牛が暴れている。
アレを見ろ、YOSHINOYAがピザを売り始めた。
アレを見ろ、メタバースをぶっ壊す党がメタバースの旗を燃やしている。

地獄から混沌へ。
ディストピアからデストピアへ。

そんな混然を極めた状況の中2匹のアルミハット猿がノブナガに近寄ってこう言った。

猿「姫、助けに参りました」
ノブナガ「え????」
猿「大日本大和合衆国大国の次期君主第一候補、ヤマトノブナガ姫、こちらです」
ノブナガ「え????????」



ヤマト・ノブナガ。彼女の正体はかの伝説の初代王大和薫子の実の娘である。
猿たちの口から告げられた真実はあまりにも現実味に欠けていた。

猿1「我々はかつて大統領総理大臣に仕えていた者、NEW GENESISのヒデヨシと」

猿2「イエヤスだ」

ノブナガ「ちょっと何言ってるかわかんないです」


混乱が広がる。
突然こんなことを聞かされたノブナガは困惑で動けなくなった。
そんな暴動の中、ただ1人冷静に動いた人物がいた。
メタバース王国所属の捕虜監視役。DAIGO。
逃げるノブナガたちの前に立ちはだかるのは彼だった。

自陣の王を暗殺されて黙っているわけにはいかない。この逆賊どもを処さねばならない使命がある。
彼は猿たちの前に出ると指を立てて、腕をクロスさせるとこう言い放った。



DAIGO「ウィッシュ」

ノブナガ「!??!?」
ネルソン「????」
ビッグフット「!!!!」

…………。


猿「では行きましょう」

ノブナガ「なに!? なんなの!?」

猿「早く!援軍が来ないうちに!」

ノブナガ「んんん????わかりました??? ネルソンさん!ビッグフットさん!2人も!」

ネルソン「……お、おう」

ビッグフット「脱出だ!」


DAIGOはポーズをとったまま動かなかった。
猿の群れは横を素通りしていき、一目散に駆け抜ける。
アルミホイルハットの暴徒たちと、王国兵が電撃銃を撃ち合う戦場を抜けて。


かくして「トゥリアラの変」は終着する。
国王アイザックの死をきっかけに、国民が暴動を起こす。

「地球外エネミーの陰謀を許すな、メタバースをぶっ壊せ」

メタバース王国は従来通りのメタバース派と、変革を求めるアンチバース派の二つに分たれる。

また、同時期に捕虜になっていたマダガスカル教国騎士のヤマト・ノブナガ、アフリカ異能帝国軍人のネルソンは行方不明となった。
ビッグフットを見つけたら通報してください。

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