楽曲情報
アーティスト名 | MISIA |
作曲 | 松本俊明 |
編曲 | 冨田恵一 |
作詞 | MISIA |
備考 | フジテレビ系ドラマ『やまとなでしこ』主題歌 |
コード
Aメロ すれ違う時の中で〜 ♪〜 あなたと〜
Key=Db
Dbadd9 Dbadd9/F | GbM7(9) Fb@ | Eb7sus4(9) Eb7(9) Ab7(9) Gbdim |
Ⅰadd9 Ⅰadd9/Ⅲ | ⅣM7(9) bⅢ@ | Ⅱ7sus4(9) Ⅱ7(9) Ⅴ7(9) Ⅳdim |
由来:裏コード型
まず初めに、この楽曲は現在に至るまで様々な議論が飛び交っている、非常に難解であり分析が不確かな楽曲です。コメント欄も設けていますので、皆様の意見をお待ちしています。(モラルは守ってね♡)
ベース音がEかFbかについて
ディグリーで見ていただければ一目瞭然であり、Eであれば#Ⅱ、FbであればbⅢとなる。Fbという表記が人によっては見慣れないのでEでないことに違和感があるかも知れないが、次のコードのルートがEbであり、EからEbに解決よりもFbからEbに解決の方が相応しいと考えられる。
納得できない方は、半音上のKey=Dに移調して考えるとE#→EとF→Eになるので、なんとなく前者の違和感を感じていただけるだろうか。
ちなみに参考にしたChordwikiではEにしていた。おそらく演奏の際に簡単に判断できる方を採用したのだろう。演奏用のコードサイトとしては理にかなった選択であり、一概にどちらが正しいと言うことはできない。
納得できない方は、半音上のKey=Dに移調して考えるとE#→EとF→Eになるので、なんとなく前者の違和感を感じていただけるだろうか。
ちなみに参考にしたChordwikiではEにしていた。おそらく演奏の際に簡単に判断できる方を採用したのだろう。演奏用のコードサイトとしては理にかなった選択であり、一概にどちらが正しいと言うことはできない。
で、結局これ@なの? 問題
まず、このFb@以外の部分も含めて、聞き取りが正しいかが疑問である。エレピのリリースで前のコードと被って聞こえ、それを拾ってしまうと違うコードになってしまうので難しい。
該当箇所は、少なくともFb@派とFb7(9)派が確認されている。このwikiはBlackadder Chord@wikiなのでFb@と仮定して話を進めていく。
とはいえ、この2つは全く別物に見えて親子のような存在である。詳しい理屈は裏コード型やドミナントセブンス型で詳しく書いてあるが、Fb7(9)を親にしてFb@を作ることができる。なので実際に鳴っている音がFb・Gb・Bb・Dだとして、それをFb7のテンショントッピングと捉えることもできるのだ。
とはいえ、この2つは全く別物に見えて親子のような存在である。詳しい理屈は裏コード型やドミナントセブンス型で詳しく書いてあるが、Fb7(9)を親にしてFb@を作ることができる。なので実際に鳴っている音がFb・Gb・Bb・Dだとして、それをFb7のテンショントッピングと捉えることもできるのだ。
では、Fb7(9)ではなくFb@が適切とされる場合は何か。それは「上声がaugなことに意味がある」場合である。(*1)
例えば、前後を含めて上声がクリシェになっている場合などは、Fb7(9)表記ではその本質が見えづらい。これをGbaug/Fbと表記すると、augが含まれていることが一目瞭然である。Fb@はこれらの多重文脈(音脈?)を統合する意図を持って提案しているが、その辺はBlackadder Chordの表記上の問題についてをご覧ください。
例えば、前後を含めて上声がクリシェになっている場合などは、Fb7(9)表記ではその本質が見えづらい。これをGbaug/Fbと表記すると、augが含まれていることが一目瞭然である。Fb@はこれらの多重文脈(音脈?)を統合する意図を持って提案しているが、その辺はBlackadder Chordの表記上の問題についてをご覧ください。
長くなってしまったが、この曲のFb@(らしき)コードの役割としては次のEb7sus4(9)に半音上からアプローチする裏コードと考えられる。おしまい。
え? 前置きで力を使い切ったのかって? そうだよ。
え? 前置きで力を使い切ったのかって? そうだよ。