○Wordを利用した文章作成術

鉄則1「スペースを使ってレイアウトしないこと」 
鉄則2「スタイルを使用する。行ごとに直接、書式を指定してしまわないこと」 
鉄則3「オートフォーマットは使わないこと」 
鉄則4「すべての編集記号を表示させること」

モダンカスタム.dotx モダンカスタム2.dotx
  • 文書を作成する上で大切なこと
    • 1 が見栄え。
    • 2 がメンテナンス性。
    • それらが揃った上で、初めて内容。
  • Word を使う上での最低限のマナー
    • Word は段落指向のソフトウェアだ。段落とは一つの改行文字までだ。
    • スペースやタブでインデントをしてはいけない。インデントはルーラーを使って行え。これは絶対だ。
    • スペースで間隔調整などを行なってはいけない。間隔調整が必要ならタブを使え。スペースで間隔調整を行なうために等幅フォントを使うのは愚の骨頂だ。
    • 箇条書きを「・」で代用する、段落番号を手で振るといった愚を犯すな。箇条書きや段落番号は、Word のそれ用の機能を使って行え。
    • 見出しが必要な場合は「見出し」スタイルで。そうすれば自動的に目次を生成することが出来る。目次を手で作成するような真似はするな。
  • Word の正しい初期設定
    • オートコレクトはほぼ全て切れ。
    • オートフォーマットもほぼ全て切れ。
    • 全ての特殊文字を表示しろ、ブックマークも表示させろ。
    • 他のアプリケーションからのペースト時には書式が保存されないようにしろ。

  • スタイル
    • 一からスタイルの設定方法を説明するのは 2 時間では不可能なので、「この文書テンプレートを使え」と説明。
    • 文書テンプレートを使えば、Word によるドキュメント作成は「書いて、スタイルを選ぶ」だけの作業となる。それ以上、外観に頭を使う必要はない。
    • 冒頭で説明した「インデント付け」や「箇条書き」なども、この文書テンプレートを使うだけなら忘れてもらって構わない。
  • フィールド
    • フィールドを使えば文書のメタ情報を文書内部に取り込める。
    • 最低限「Author」「Title」「Subject」程度は覚える。
    • 「DocProperty」を使えば自作のプロパティを取り込むことが可能。
    • フィールドは基本的に自動更新されない。更新したければ F9。
  • ブックマーク
    • ブックマークを使うと、特定の範囲を相互参照の対象に指定できる。
    • ブックマークをうまく使えば、DRY(DRY=Don't Repeat Yourself) が実現出来る。DRY 重要。超重要。(文章が数ページの場合は自分で手動で変えた方が早い。)

ショートカット 機能
[F7] 校正
[F9] フィールドの更新
[Ctrl]+[Alt]+[1] 現在行を見出し1に
[Ctrl]+[Alt]+[2] 現在行を見出し2に
[Ctrl]+[Alt]+[3] 現在行を見出し3に
■『論文を書くためのWord利用法 ~文書も頭も構造化する~』
http://www.gges.org/ueyama/activity/word/index.shtml
□新人向け部門研修で Word について 2 時間程語った話
http://d.hatena.ne.jp/riue/20090710/1247187771

Wordの「お節介をなくす10の方法」インデックス

  1. アルファベットの1文字目が勝手に大文字になったり、記号に変換されるのを防ぐ
  2. 「1.」や「・」が行頭にある文章を改行した際、勝手に箇条書きになるのを防ぐ
  3. URLにハイパーリンクが勝手に張られるのを防ぐ
  4. 単語の下に波線を引かれるのを防ぐ
  5. 勝手にスペルチェックされるのを防ぐ
  6. 図を挿入する際に、勝手に描画キャンバスが作られるのを防ぐ
  7. あまり使わないメニューが勝手に隠されてしまうのを防ぐ
  8. 「ファイルを開く」で、必ずマイドキュメントを参照しに行くのを書き換える
  9. 新規文書のデフォルトの文字設定「MS P明朝」「10.5」を変更する
  10. 起動時に作業ウィンドウが勝手に表示されるのを防ぐ

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最終更新:2011年11月29日 22:15