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  • 我妻善逸は大いに咽び泣き大いに剣を振るう

児童文庫ロワ

我妻善逸は大いに咽び泣き大いに剣を振るう

最終更新:2023年06月06日 03:02

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だれでも歓迎! 編集
 見渡す限り寂しい風景の広がる廃村だった。
 とうに人が住むことがなくなったのだろう。
 家々の瓦は落ち、戸は倒れ、壁には穴が空いている。苔が蒸している土間を見れば、既に半世紀はこのままだとわかるだろう。赤い霧と合わせて、昭和の初期に冥界にでも落とされてからそのまま歳月が経ったような、おどろおどろしくも物悲しい村だ。
 そんな村に、一人の少年が足を踏み入れていた。
 髪の色は金。羽織は黒く、帯刀している。髪以外はこの村に合っている。髪だけが、陰気なこの村に歯向かっている。
 少年は、もちろん殺し合う気など無かった。
 突然危険な目に合うのには慣れている仕事だ、別に本人は慣れたくはないが、それでも身体は自然とそれに相応しい立ち振舞になる。
 足運びは油断なく、常に耳をすまし、心は前へ。
 わけのわからない存在に、わけのわからないことを言われても、人を殺して生き残れ、などと認めるはずもなく。
 一歩一歩前へと進んでいく。
 ああ、それでも、でもやっぱり。

「殺せなんて言われて殺すなんてやだし、俺にはやらなくちゃならないことがあるし、でも、でも……」
「ごめんムリ! これムリ! 怖いもの殺し合いなんて! てかナニコレ!? 空赤いし霧赤いし血鬼術!?」
「煉獄さーん! 炭治郎ー! 伊之助ー!」

 白滝のような涙を流しながら汚い高音を上げて叫ぶ。
 我妻善逸は提げた刀をカチカチと鳴るほどに身震いしながらバトルロワイアルの中にいた。

「こんなのってないよ、あんまりだよ、俺が何したんだよああもうおなか痛い。ダメだもう死んだだって毒入りの首輪つけられてるもん、日輪刀じゃ毒はどうにもなんないもん、これ絶対死ぬやつじゃん嫌だなんだよこれ死にたくないよ死ぬ前に結婚したかった。」

 ゲーム開始から既に一時間。最初は混乱しつつも人を守るために動く気力があったが、一人で冷静になる時間があると恐怖心がだんだんと勝ってくる。歩けど歩けど誰とも出会わないのもあって、外面を取り繕う気力もゼロになり泣き言を大声で吐き出す。それでも足は止めないのだが、その理由は人を守るよりも誰でもいいから誰かと会いたいという気持ちの方が強くなりつつあった。
 そんなときだ。
 カチリ、と善逸の耳が微かな音を捉えた。

(鉄の擦れた音――)

 善逸は図抜けて耳が良い。
 単に聴力が良いというだけでなく、読唇術ならぬ読話術とでも言うような、言葉から相手の心の有り様を読み取る術が人並外れているのだ。
 と言っても、それを活かせずに嘘だとわかっていても騙されに行ってしまう質なので鬼殺隊という危険な仕事につくハメになったのだが、その事自体には後悔が無いのがこの善逸という少年のやはり人並外れたところである。
 なので善逸はその音を前にして泣き叫ぶのはやめても、歩くことはやめなかった。
 音がしたのは自分の後方。叫び声によって来たのだろう。そして音の感じからするに、何らかの武器を持っている。
 そう判断して善逸は廃屋の一つに入り込んだ。いきなり撃たれなかったので少なくとも問答無用で殺しに回っている質の人間ではなさそうだが、武器が銃ならば開けた場所はマズイしなにより怖い。でももしかしたら自分と同じように巻き込まれた人かもしれない。なら助けないといけない。ていうか助けてほしい。もう一人は色々キツイ。

(一人か。大回りして近づいてきてるな。足音どころか衣擦れの音までほとんどしない。鬼殺隊でもこんなに抜き足できる人いないぞ、人間? 本当に人間? 鬼じゃないよね?)

 足音は善逸が入り込んだ廃屋の近くまで来て止まった。間合いからしてまず銃や弓を持っているだろう。相手もただの人間じゃなさそうだし、たぶん出ていったら殺される、いや絶対殺される。もう無理だ。

(どうすりゃいいんだよこれ! ヤダもう無理なにこれ! 詰んでるよ、これ詰んでるよ。勝ち目が全く見えないものおかしいですよこんなのちょっとどっか行ってくんない?)

 一応、相手がたまたま足を止めた可能性にかけて息を殺してみる。
 一秒。
 二秒……
 三秒…………

(はい駄目え! 絶対これバレてる!)

 三秒で心が折れた。これ以上動かなかったら多分逆に怪しく思われる。
 だから善逸は逆に、何も気づいていないフリをして廃屋から出た。たぶん、きっと、殺し合いには乗っていない。それにこの音は女の人だもしかしたら可愛い女の子かも知れないそうだったらいいなそうであってほしいそうであったなら結婚しよう。

「もしもし――」

 声がかけられた。女の人だ。しかも若い。そうじゃなくて、この感じは殺し合いに乗っていない!

「――大丈夫ですか?」
「ハイ! めっちゃ大丈夫――」

 喜色満面の顔で善逸は俯いていた顔を上げる。
 そして彼は、手に銃を持ち声をかけてきた豊満な胸の女性を見た。
 もし彼がこの先の未来で設けることになる子孫ならばこう言っただろう。
 ――渡辺直美じゃねえか、と。

「こんなことある!?」



「――それで、貴方も今までに誰とも会っていないのね。」
「は、はい、えっと、くろうね、さん?」
「シスター・クローネって呼んで、善逸。」
「は、はい……」
(私に気づいて自分では勝てない・こちらに殺る気がないと判断して自分から出てくる。演技力はザルだけれど、弾除けとしては合格ね。)

 シスター・クローネはニッコリと唇を上げて言いいながら、ひきつった笑みを浮かべる善逸を値踏みしていた。
 クローネは一度死んた身だ。本人はそう認識している。それがどういうわけか、気がつけば妙な首輪をつけられて妙な鬼の話を聞いていた。
 それは異常な出来事ではあったが、順応は早かった。
 最後の一人になるまでの命懸けの椅子取りゲーム。彼女の人生の半分以上はまさしくそれだったからだ。
 それを考えれば、やる事はいつもと変わらない。生き残るためにノルマをこなす。それだけだった。

(まあ……気になることがないわけじゃないけれどネ。この子の喋ってる言葉とか……)

 だが同時に、この殺し合いの裏にある意図も読み取ろうとする。
 クローネが気にしたのは善逸との自己紹介よりもその言語。彼女達の「世界」で使用されるものとは違う、外の世界の言語だ。着ている服もその色合いからしてあり得ない。つまりは。

(『外』の人間ってことかしら。まさか、ね……でも、そうであるように見える人間を参加者にしたことには何か意味があるはず。)
「――ところで、ねえ善逸。銃って撃てるかしら?」

 善逸の存在意義について考えながら、クローネは一つ試すことにした。

「いやいやいやそんなもの、触ったこともないですよ。」
「あらそう。なら、撃てるようになっておいた方がいいわね。ほら持ってみて。」
「ええ……シスター・クローネ様になってますよ?」
「私こんなもの撃てないもの。ほらほら、腰に構えて。たぶんこんな感じよ?」

 渋る善逸に無理やりアサルトライフルを持たせると、背後から抱きかかえるようにして腰だめに構えさせる。背中に当たる胸になんとも言えない顔になる善逸を無視して、クローネは手から伝わる筋肉の感触と善逸の一瞬の間に気を払った。
 元より善逸に銃を撃たせようなどとは考えていない。大事なのは、今の善逸の反応を試すことと、この会場で拾った武器が信用に値するものかの実験と、善逸の力量を測ること。
 武器を持っていたとはいえ完全に気配を消していたはずの自分に気づいたということは、並大抵の子供ではない。それに今の、自分が銃を撃てないと言った時の僅かな表情の変化。あれが意味するのは嘘への気づきそれとも別の何か。
 嘘を嘘と気づかれるようなヘマをしないことを、クローネは自負している。それこそ先の気配のように、普通ならばまずバレない。だが善逸はそれを見破った疑いがある。決め手は顔。強い感受性は完全に外に出さないようにするのは困難だ。もちろん一般人なら全くわからないだろうが、これまで生き抜いてこれたクローネが『推定有罪』だと思うには十分過ぎるものだ。
 それでも依然、善逸が類稀な存在であることに変わりはない。それこそ自分が死ぬ直前にいた農園の子供達のように特級クラスの『上物』であろう――そう判断していたクローネの体が、危うく震えかけた。
 善逸が呼吸を整えてからだ。明らかに、筋肉の動きが変わった。元から素晴らしいものであったが、まるで人間とは思えぬレベルにまで筋肉の動きが高まっている。人間としては極めて高い水準にあるクローネが全く及ばぬとわかるほど、『底』が見えないものを指先から感じた。

(この子、本当に人間!? 服越しでも同じ人間とは思えないぐらいの、それこそ鬼みたいな――!)

 バァンと銃声が鳴る。
 次いで独特の臭いが香る。
 銃口から硝煙を立ち上らせながら、善逸は首を回し、クローネと目があった。

「あのーこれでいいでしょうか。」
「……ええ、すばらしいわ。」

 20メートルほど離れた朽ちかけの植木鉢を弾丸が叩き割ったのを見ながら、クローネは言葉をひねり出す。
 「ドキドキしたら負けだドキドキしたら負けだドキドキしたら負けだ……」と呟く善逸を無視して、クローネは考えを改めた。
 狙ったとは言っていないが、おそらくは標的を撃ち抜いた。しかし銃を撃つ筋肉の動きとしては明らかにぎこちなかった。なのに当てた。筋力でブレを押さえ込んだからだ。
 このレベルの参加者がアベレージなのかそれとも善逸だけが異常なのか、どちらなのかで取りうる戦略が大幅に変わってくる。
 そのことに早い段階で思い当たった幸運にクローネは顔を歪ませた。

(どちらにせよ、戦力として使えそうってことは間違いないわ。当たりを引いたってことかしら……♡)

 幸先の良いことを素直に喜び不幸そのものには目を瞑る。それが地獄でも図太く生きることに必要なメンタリティだ。クローネはそれをよく知っている。克服できない不合理はないのと一緒なのだ。
 だが、油断は決してしない。自分が今抱きかかえている少年は、その実自分を簡単に殺し得る存在であるとよく理解している。そして同時に、場の空気が変わったことを、指先越しに理解した。

「シスター・クローネ、離れてください。」

 善逸の筋肉が更に躍動している。
 それと言葉と自分への対処から理解した。誰か来たと。

「どうしたの?」
(今の銃声で位置を割ったか。やっぱり、この殺し合いのアベレージは高いみたいね。)

 口とは裏腹に即座に離れて善逸をフリーにする。ここはコイツに任せたほうがいいとの判断だ。そうして自分は廃屋へと身を近づけて遮蔽物を確保しながら、背中の光点に気づく。善逸の背中に、ちょうど心臓あたりに、レーザーポインターのような光が当たっていた。

「後ろよ善逸!」

 善逸が振り返る。時にはもうライフルから手を放して抜刀して斬りかかっている。
 おそろしいスピードだ。ほとんど見えなかった。
 パアンと音がする。
 その音より早く到達した5.56mm弾が善逸の振るった日輪刀にブチ当たる。
 真正面から刃が食い込み、銃弾を二つに分ちて斬って捨てる。
 分割された弾丸の進行方向が心臓から逸れていく。
 両肺を穿つ。
 血が吹き出した。
 善逸は倒れた。



「ゴフォッ!? い、イッタイ! な、ナニコレ! 血ぃ!?」
「静かに! よし、まだ使える。」

 牛頭鬼はその声から、今しがた狙撃した少年がまだ息があると理解して次の狙撃ポイントに見繕っていた場所をパスした。
 あの瞬間、女と子供の心臓二枚抜きを図ったが女には逃げられ、子供には咄嗟にこちらに向き直られて銃弾を斬り捨てられてしまった。貫通はしただろうが、それでも心臓は外し威力も落ちた。おそらく肺に穴が開いた程度、即死には至らない。
 牛頭鬼は腹ばいになると三点バーストに切り替えて廃屋を掃射した。残弾は心許ないが、確実に二人殺しに行く。
 相手の反応は早い。防げないと判断してか、一気に飛び出すとこちらに向かってきた。牛頭鬼は歯噛みする。二人バラバラにこちらに接近。片方を仕留める間にもう片方に組み付かれかねない。というか、二人とも驚くほど早い。判断も足も。その上にこちらの位置を正確に割っている。なんだこいつら。相手は一般的な日本人にしか見えないのに。
 そんな迷いの間に二人は距離を半分に詰めた。慌てて渡辺直美っぽい方を狙う。子供の方は手負い、狙うならライフルを持つこっちだ。

「クローネ!」

 撃った。外した!? しまった、レーザーで位置を、いやなぜ撃つタイミングで声を――

「牛!? 伊之助かよ!」

 子供が刀を抜きながら言う。女が銃撃を加えながら迫る。おそろしい程に正確だ。走りながらとは思えない。やられた、顔を出せない。二人に組み付かれる。ここは――

「ブモオオオオオオ!」

 仕切り直して――至近弾が顔に――間に合わない――刀が首に――畜生!

「――モォォォォ……」

 牛頭鬼は自分の首に刀が食い込み刺さっていく感触を味わいながら、拳銃を抜き打ちする。撃てたのは一発か二発か。スパリと落ちなかったとはいえ鬼の身体能力を持ってしても猶予は一瞬。
 そして地獄から蘇った鬼は、アッサリと二度目の地獄行きとなった。



「何だコイツ……鬼じゃない、のか……ハァ……ハァ……がぽおっ!」
「ええ……鬼じゃない、みたいね。」

 謎の牛面男の首を落とした死体の前で数十秒ぶりのクローネとの合流をした善逸は、口から大量の血を吐き出していた。
 最初の牛頭鬼のアサルトライフルによる狙撃は、彼の予想通り善逸の両肺を貫通し、出血と空気穴を与えていた。
 そうして落ちた身体能力と乱された呼吸が、彼の刀の冴えを減らし、牛頭鬼の首を落とすのを一瞬遅らせた。
 だから、右肺から腸、背骨へと悪あがきの弾丸を放つ猶予を与えた。
 そして死ぬ。クローネはそれを理解していた。

「……コイツのは、使えるわね。」

 地に伏して血溜まりを作り始めた善逸から目を離して、クローネは死体が取りこぼしたライフルを手にするとレーザーを切る。
 そして一呼吸置いて、善逸に向き直ると問いかけた。

「それで、最期に何か言うことある?」

 善逸の目が見開かれた。瞳が揺れた。

「わかってるだろうけれど、致命傷よ。大動脈が二つ三つ撃ち抜かれてるんじゃないかしら。その出血じゃあと一分もせずにショック死するわ。」
「ゼエ…………ゼエ…………ごぴゅうっ!」
「死戦期呼吸、心臓も止まってるわね。もう喋れないか。」

 喋れたとしても口腔内の血で無理だろう。クローネは善逸の腰から鞘を抜くと刀に手をかけた。悪鬼滅殺という字を一瞥して、引っ張る。とれない。
 まだこれだけの握力があるのか。それとも筋肉のこわばりか。どちらにせよ恐ろしい。そしてそんな逸材がアッサリ死ぬ環境も。
 改めて理解する。あの時一瞬コイツの声がかかるのが遅ければ自分もこうなっていたと。

「……一個、聞きそびれてました……」
「……まだ喋れたのね。なに?」
「こ、こぽっ、こ、らしあい、の、てます?」
「……最初は乗る気だったわ。でも、今は違う、かしら。」

 別に声が返ってくるとは期待せずに言う。それでも返ってきた言葉に、気になって聞いてみる。嘘は少しだけにしておいた。
 あっ、と声を上げた。ポロリと刀が取れたのだ。
 善逸を見る。目があった。

「……や、ぱり……ころしあいに、のらないって、信じてました。」

 それきり善逸から意味がある言葉が聞こえなくなり、少しして小さく血を吐いて動かなくなった。
 クローネは刀の血を善逸の羽織で拭うと納刀する。
 そして歩き始めて、足を止めた。振り返った。善逸のまぶたに手をやり、閉じさせた。

「さぁて……大変なゲームね。今度のは。」

 聞きたい情報はあった。
 色々あった。
 だが、まあ。
 まあ、死ねば同じだ。



【0100過ぎ 森の中の廃村】

【シスター・クローネ@約束のネバーランド 映画ノベライズ みらい文庫版@集英社みらい文庫】
【目標】
●大目標
 優勝する
●小目標
 死体から離れる



【脱落】

【我妻善逸@劇場版 鬼滅の刃 無限列車編 ノベライズ みらい文庫版(鬼滅の刃シリーズ)@集英社みらい文庫】
【馬頭鬼@絶望鬼ごっこ くらやみの地獄ショッピングモール(絶望鬼ごっこシリーズ)@集英社みらい文庫】



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