戦艦大和(弓)

「……わたしたちを起こしたのはあな……た?」
「……やまと、そう、よん……で」

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】戦艦大和
【性別】女性
【身長・体重】131.5cm、32kg→36.4kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力:A 耐久:A+ 敏捷:D 魔力:E 幸運:D 宝具:E+

【クラス別スキル
対魔力:E
 魔術に対する守り。
 無効化は出来ず、ダメージ数値を多少削減する。
 兵器という最新技術の結晶である大和の対魔力は無いに等しい。

単独行動:B
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。
 単艦で生活環境が完結する軍艦の中でも快適な居住施設を持ち「大和ホテル」と言われた大和は高い単独行動能力を持つ。

【固有スキル】
大艦巨砲主義:EX
 強力な砲を搭載し堅固な装甲によって防護された「戦艦」の質と量が海上戦力の優位を決定するという思想。
 彼我の筋力、耐久をそれぞれ比較し、優位に立っていた場合、それらの能力が大幅に向上する。
 世界最大の戦艦であり、世界最強の艦砲を持つ大和はまさしく大艦巨砲主義の極地である。

戦闘続行:A
 往生際が悪い。
 瀕死の傷でも戦闘を可能とし、致命的な傷を受けない限り生き延びる。
 数十の被弾を受けながらも最期まで前進を続けた事による頑強さや将兵たちの不沈艦信仰の体現。

勇猛:A-
 威圧・混乱・幻惑といった精神干渉を無効化する能力。
 勇猛というよりは特攻という決死の行動に対しての極限の覚悟、死生観の凄みが昇華したものである。
 ただし、格闘ダメージの向上はしない。

情報隠蔽:C
 自らのステータスを隠蔽する能力。
 このランクだと正確なステータスが分からない。
 建艦時の過剰なほどの機密保持の逸話の具現。

【宝具】
『戦艦大和ノ最期』
ランク:E+ 種別:対人宝具 レンジ:20 最大捕捉:100人
 大和の心に内包された宝具、トラウマの固有結界。
展開される心象風景は、怖いほどに黒黒とした一面の海の中、沈みゆく巨艦と将兵たち。
切り札として温存され続けた挙句、無謀な特攻で無残な最期を遂げた大和のトラウマの具現。
大和の霊格消滅が宝具発動のトリガーになり、自身のエーテル体を媒介に固有結界を展開する。
周囲を取り込んだ後、大和を中心に重力が発生するほどの呪詛を渦巻かせ、周囲を無差別に巻き込み、自爆する事によって当時の沈没を再現する。
呪詛を浴びたものは大和沈没時の悲劇を追体験し、呪いが呼吸器系に侵入し溺死する。
水難にあったものや泳げないものに対しては特に効果を発揮する。
大和にとってはトラウマその物であり、余り使いたがらない。

「暗い暗い水底に、しずめて、や……る」

『大和ハ沈メドモ日本ハ沈マズ』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
戦後復興と言う奇跡の顕現にして大和自身。
大和の造船に携わったエンジニアや培った技術は戦後、10年足らずで造船王国日本を復活させた。
「大和」と言う言葉は日本の古称でもあり、宝具名は大和は沈没したがその後復活したという概念を持つとも言える。
その為この宝具は蘇生の効果を持ち、傷を癒やし、霊格が破壊される致命傷を受けても一度だけ完全復活出来る。
大和自身はその設計思想や目的を果たすことはなかったが、彼女から育まれた技術は連綿と受け継がれ、日本を支えている。

「まだ、まだたたかえ……る」

【Weapons】
軍艦大和
 世界最大の戦艦にして大和自身。
詳しい装備は史実に準ずる。
これらの装備を召喚することによって戦闘を行い、召喚した装備に応じてスキルの獲得が可能である。
例えば、主砲を召喚した際には砲撃:A、対空機銃を召喚した際には射撃:Cのスキルが付与される
他には測距儀を利用したCランク程度の千里眼、電探を用いたBランク相当の気配察知スキル等を獲得できる
また、航空兵装を活用した遠距離への偵察なども可能であり、実行可能なことは非常に多い
莫大な魔力(令呪など)とそれを許す空間があれば、戦艦を丸ごと召喚し、運用する事も可能。
戦艦内部では、大和とともに座に召し上げられた将兵たちが運用を行っているらしい。


【その他キャラクタープロフィール】
カテゴリ:艦船
イメージカラー:黒鉄色
特技:料理(洋食全般)、外国語(特に英語)
スリーサイズ:B91/W50/H73
好きなもの:ラムネ / 苦手なもの:曇(天一号作戦では曇り空により低空から航空機で攻撃されて撃沈されたため)
天敵:航空機
触媒:乗組員の遺品、乗組員の関係者による縁召喚
CV:茅原実里

【外見】
どことなく朧気な印象が漂う袿袴装束の爆乳童女、時々ふわふわ浮く
服装は赤い切り緋袴と白い小袖、白い単衣の上に更に和服上着を幾重にも着ている
いわゆる小袿(袴の上に和服の上着を何重にも被せたもの)
袿の襲色目は上から中蘇芳(中蘇芳)淡蘇芳(紅色)淡蘇芳(中紅梅)白(中青)白(淡青)
撫子と呼ばれる様式、柄は桜
袖が余りまくっているため手は見えない(萌え袖)、袴も余りまくっている。
靴は先端の丸まった赤い靴を穿いている。靴下は灰色のハイソックスタイプ
髪型は床に垂れるほどの前髪ぱっつんのロングストレート、髪色は濡羽色
額と生え際の間に、中央に金色の菊の御紋をあしらった幅広の灰色のカチューシャを付けている
人形のような白い肌を持ち、目はジト気味の黄色っぽい茶色のベタ目
唇はぷっくりとした桜色
服の上からは見えないが、左足や腹、左腕には包帯が巻かれている。
周囲には人魂が7つ浮いている
ぱんつはいてない
サラシ

【人物、性格】
無口で無表情、大人しい態度と日本人形のような造形がミステリアスな雰囲気を醸し出している。
元々箱入り娘だったことも有り、感情表現が希薄で世間知らずかつマイペース。
また、短命だったことから精神年齢も幼く、マイペースな性分も相まって無意識に相手を怒らせてしまうこともしばしば
(艦齢を20~25年と考えて3年3ヶ月で沈んだため、精神年齢は10歳程度をイメージしている)
全体的に受動的で常にぼんやりとしており、眠っていることも
短命で余り出撃すること無く引きこもっていた大和は人生経験に乏しく、大人しい性格も相まって、多くの英霊のように人を導いたりすることは出来ない
マスターの命令には基本的に従順だが、戦闘意欲は非常に高く、好戦的
いざ会敵すれば見敵必殺の精神で戦うだろう
口調は初めて喋ったようにたどたどしく、会話の最後を数泊置いて喋る癖がある
これは生前は会話の機会が無く、聖杯戦争に呼ばれて初めて喋るためである

【聖杯戦争へのスタンス、願いなど】
 聖杯戦争エンジョイ勢、聖杯への願いは無く、過程において決戦を行うことが望み
自身の最期について不満を持っているが、将兵たちの苦悩の上の覚悟ある行動の結果であり、過去の改竄については否定的
過去を変えることは出来ずとも、あの時の思いを無駄にしないため、作られた時の願いを果たすため、
何時かの何処かで自身の活躍を刻み、「リベンジ」を果たすことを誓い、彼女は召喚に応じる
 一見して、彼女は道具だった生い立ちから自我が薄く命令には従順なように見える。
しかし、道具だったからこそ彼女は常に使用者であるマスターのパーソナリティやスタンスについて細心の注意を払っている
生前の使われ方に強い不満を持ち、聖杯戦争の過程を重視する彼女はマスターとの相性差が激しいサーヴァントだ
貴方がもし、高潔な精神を持ち、勇敢な心を持ち合わせているならば、彼女は己の命すら投げ捨てて尽くすだろう
貴方がもし、自己の保身に汲々とし、命を惜しむばかりの人間ならば、彼女は鞍替えや裏切りすらも辞さないだろう
また、近代の鯖だが非常に大食らい、中位以上の魔術師でないと扱えない

【ストーリー】
 全てが稚拙な作戦だった。
目的も、動機も、作戦も、何もかも
こんなはずではなかった
自分は栄光ある大日本帝国海軍の秘密兵器として作られ、侵略者から民を守る決戦兵器として投入されるはずだったのだ
何故だ、どうしてこうなったのだ
疑問が渦巻き、泡のように弾けては無限に湧き出るが答えてくれるものは誰もいない
光の届かぬ暗い海の中、ひしゃげ、捻くれ、真っ二つの残骸になった大和は考え続けている
ある日、暗闇の微睡む深海に光が指した
光が見える、おかしい
ここは深度350mの深海、光が差し込むことなどない
英霊として召し上げられる大和に知識が流れ込んでくる
聖杯、英霊、座
待ちに待った機会ではないか
多くの英霊たちの死に報いるために
作られた時に託された願いを果たすために
私を信じる人々の理想を成就するために
過去の屈辱を晴らすために
私は戦う、どこまでも


【解説】
 説明不要、言わずと知れた世界最大の戦艦
艦隊決戦の切り札として生み出されながらも、出し惜しみの結果、無謀な海上特攻に使われてしまった悲劇の戦艦
 大和自身の擬人化では無く、厳密には艦内神社に祀られた船霊。
所轄、艦魂と言われる存在であり、船霊として史実の大和の建造から沈没を経験している。
戦後、大和の知名度の上昇に伴い、沈没した大和から座に引き上げられた
その際に共に沈んだままの軍艦や軍人たちの魂も抱え込み、怨霊的な側面を持つようになってしまった
一人称が「わたしたち」なのもその為である。
大和本体も未だ沈没しているため、展開する大和もいわば大和の幽霊であり、対魔的な属性を持つ相手を苦手とする


+ 本当の正体
と、言うのがサーヴァントの大和が思い込んでいる正体であり、本当の正体は人々の実物の大和への同情や想念が生み出した架空の存在に過ぎない
Fate本編で言う物語上の英雄に近い存在
サーヴァントの大和のスタンスや過去も宝具も人々が史実の大和を見て
「こんな酷い目にあったのだから、もし大和に魂が宿っていたらこういう考えを持つんじゃないかな」
と言う妄想から生み出されたものであり、実物の大和がそういう考えを持ったわけではない
実物の大和は北緯30度43分 東経128度04分。水深345mの海底に今も眠っている。
戦艦大和ではない彼女だが、周囲には大和として認知され、本人も大和として振る舞う
本物の戦艦大和ではないにしても彼女は立派なもう一人の大和なのだ

+ TRPG用キャラシート
【真名】 戦艦大和
【クラス】 アーチャー
【HP】  5d8+5+2
【宝具1】『戦艦大和ノ最期』 1 / 1
ランク:E+ 種別:対人宝具 レンジ:20 最大捕捉:100人 
【効果】 HPが0になった時、全ての陣営の前衛に10d6+modifier(このサーヴァントの最大HP)の魔術攻撃を与える。
相手に水難経験があったり、泳げない場合、その対象にdise-5を与える。
この宝具に対してこのサーヴァントのマスターは令呪を使用することはできない。
このサーヴァントが持つスキルを無効化する。
【宝具2】『大和ハ沈メドモ日本ハ沈マズ』 1 / 1
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人 
【効果】 HPが0になった時、HPが全て回復する。使用後、この宝具は消滅する。
【筋力】 A:5
【耐久】 A+:5
【敏捷】 D:2
【魔力】 E:1
【幸運】 D:2
【スキル1】 大艦巨砲主義:EX
戦闘フェイズ開始時に自動発動。
相手陣営のうち最も高い筋力を持つものと自身の筋力値を比較し、ランクが勝っていた場合、物理攻撃時、dise+5を得る。
相手陣営のうち最も高い耐久を持つものと自身の耐久値を比較し、ランクが勝っていた場合、物理防御時、dise+5を得る。
【スキル2】 戦闘続行:A
HPが0になった時、1度だけHP1で耐える。
【スキル3】 勇猛:A-
精神に対する設定を持つデバフ効果を無効化する。
設定上、物理ダメージが向上することはない。
【容姿】 朧気な雰囲気を持つ平安装束の爆乳幼女
【その他】

+ セリフ集
【台詞】
戦艦大和 セリフ (FGO基準)

召喚:「……わたしたちを起こしたのはあな……た?」

「……やまと、そう、よん……で」

レベルアップ:「……んっ、はぁ…………!」

霊基再臨:「もっと、ほしいなマスター……の」

その2:「……マスターとふたりできた……の」

その3:「……見て、マスター」

「マスターのおかげであたらしく、できた……の」

「はやく、わたしたちをためしてほしい……な」

最終:「マスター……いっぱい、ありがと……う」

「あなたが、だいす……き」

開始:「で……る」(何処からともなく汽笛が響く)

その2:「~~~~♪」(何処からともなく響くマーチに合わせて鼻歌を歌う)

スキル:「……!」(目から怪しげな光線が出る)

その2:「……!!」(全身から淡く発光する)

選択:「……んっ」

その2:「……マスター、でる……の?」

その3:「はやく……だして、マスター……」

攻撃:「はなれ…て」

その2:「……こない……で」

その3:「おちなさ……い」

EX:「……はやく、いっ……て」

宝具選択:「いく……」

その2:「いつでも、いける……わ」

宝具:「まだ、まだたたかえ……る」

小ダメージ:「……?」

大ダメージ:「……いた……い」

戦闘不能:「……いや、沈みたくな……い」

その2:「また、あそこに戻る……の」

「ぃ、や……いやぁあぁぁあ!!!」

勝利:「……このからだは、だて、じゃない……の」

その2:「……もう、おかざりなんて言わせな……い」

会話:「……」(へんじがない、どうやらねむっているようだ)

その2:「……」(マスターの周囲をくるくる回って見つめてくる)

その3:「……!」(マスターを後ろから小突いて、振り向いた所を慌てて駆け出す)

その4:「……?」(マスターの彼方此方をツンツンと突く)

その5:「……ッ!」(マスターを見つめるが目を合わせると慌てて目を逸らす

その6:「~~♪」(鼻歌を歌う、パターンは数種類ある)

(雪風所属時)「あのとき、は、ありがと……う」

「また、いっしょで、うれし……い」

好きなこと:「……りょう……り」

嫌いなこと:「……く……も」

聖杯について:「……要らない、あげる……わ」

絆:「マスターなら、いい……よ」

その2:「……ラム……ネ」

「いっしょに、のも……」

その3:「……マスター、じょう……ず」


その4:「……もっと、らんぼうにしても、いい……よ」

その5:「もっと、あなたにつかわれたい……な」

「マスター……もっとわたしたちをつかっ……て」

令呪使用時「んっ……!」

「すご……い、マスターのが……あふれてく……る」

イベント:「…………」(何処かに行きたそうな表情でマスターの袖を引っ張る)

誕生日:「……食べ……る?」(手作りの洋菓子を差し出す)

+ おまけ
【StaynightとZeroのマスターとの相性表】

  • Staynight

衛宮士郎

相性は悪くない

関係を深めていく中で士郎の歪みに気付くかも知れないが、人生経験の短い大和にはどうすることも出来ない

遠坂凛

最も相性が良いマスター

高潔な精神、豊富な魔力、戦闘への姿勢は大和にとって理想のマスター像の1つだ

間桐慎二

相性は良くない、魔力も足りず、スタンスも合わない

無関係の第三者を巻き込むやり方を大和は良しとしないだろう

間桐桜

相性は微妙、魔力は十分だがスタンスが合わない

桜の境遇に同情して助けようとするかもしれないが桜にその意志が希薄なため、困惑してどうしようもなくなるかも知れない

イリヤスフィール・フォン・アインツベルン

相性は良い、膨大な魔力と確固たる戦闘への姿勢を大和は好ましく見るだろう

イリヤも大和に親しみを持ち、お姉さんぶってイリヤが大和を引きずり回すかもしれない

葛木宗一郎

相性は良くない、スタンスや性格は悪くないが魔力がないのが相性を悪くしている

お互い自我に乏しいので手探り状態で信頼関係を積み重ねていくだろう

言峰綺礼

相性は最悪、言峰の本質を知った瞬間、あらゆる手段を講じて綺礼の抹殺を図るだろう

キャスター

相性は悪い、魔力はあれど山門に縛り付けられるなら不満を感じるだろう

キャスターは猫可愛がりするが大和は嫌そうな顔をするだろう

  • Zero

衛宮切嗣

相性は良くない

切嗣は完全に道具扱いし、その事に不満を持つだろう

但し、大和を上手く使うことに関しては最も相性が良い

言峰綺礼

相性は微妙

自我に乏しい大和では言峰を諭すことは出来ない

時臣に使い潰される事に不満を持つだろう

遠坂時臣

相性は一見良さそうに見えるが、実は微妙

大和を扱うには時臣は冷徹過ぎるため、道具扱い等を知ってしまった場合、離反する可能性が高い

ウェイバー・ベルベット

Zero勢では性格的に最も相性が良い

イスカンダルと違い、ウェイバーを立てて成長させていくだろう

間桐雁夜

相性はソコソコ

間桐雁夜の歪みに大和が気付くか分からないが、彼のために戦うだろう

ケイネス・エルメロイ・アーチボルト

性格的に相性が悪い

魔術師以外の人種を見下すケイネスに大和は不満を持つだろう

雨生龍之介

相性は最悪

龍之介が「おすそ分け」をした瞬間、彼の頭を消し飛ばして新しいマスターを探すだろう

【後書き】
ロリに癒やされたかったのがモチベーションになっていた気がする

大和は武装の割にコンパクトなのが特徴で艦齢も短いのでロリです。胸や尻がデカいのは武装や装甲を反映してます

艦そのものの擬人化にするか、艦についてる船霊にするかとか死ぬほど悩んだ結果、大和だけど大和じゃないさんになりました

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最終更新:2016年10月01日 22:39