オデュッセウス(槍)

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】 ランサー
【マスター】
【真名】 オデュッセウス
【性別】 男
【身長・体重】172cm・62.6kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力:C 耐久:A 敏捷:D 魔力:D 幸運:A++ 宝具:B

【クラス別スキル
 対魔力:C

【保有スキル】
 軍略:A
 仕切り直し:B
 戦闘続行:C
 偽称:E
  他者の認識に対して干渉し、自身について正しく識別することが出来なくなる。
  このランクではせいぜい何を手に持っているかを偽ることしかできない。

【宝具】
『誰でもない軍勢(インビジブル・ウーティス)』
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:12
 自らの名を偽ることで率いる部下ごとキュクプロスから逃げた逸話が元になった宝具。
彼とその指定した対象を射程に収める攻撃の発動その物を無効化することがある。
この宝具は彼の真名を知るマスター及びサーヴァントに対しては効果が及ばない。

『其の名嘗て真に在りしや(ドゥロス・バシレウス)』
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大補足:-
彼の武勇と知略の中でも最も多く使われた、自らを乞食に偽装する技能を宝具としたもの。
その巧みさは実の父親すら偽るほどで、発動中はオデュッセウスをサーヴァントと認識できなくなり、真名看破を無効化し、気配も察知されにくくなる。
なおこの効果はマスターにも及ぶ上、トロイアに潜入したときの逸話から発動後は自身の耐久が1ランク下がる。

『艱難波濤砕く櫂(ユリシーズ・ナビゲーション)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大補足:1
 トロイア戦争後の10年にわたる彼の漂泊と、そこで示したオデュッセウス(ユリシーズ)の名前が代名詞化した冒険に立ち向かう堅忍不抜さを示す宝具。
旅の始まりから持ち続けてきた殻竿を得物として、自身のHPにダメージを負うごとに逃走や防御などのあらゆる妨害を無効化し対象に確実な一撃を加えることが出来る。

『瞬き去りし綺羅星の具え物(アーマー・オブ・アキレウス)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大補足:4
 大アイアースから勝ち取ったアキレウスの武具。鍛治の神ヘパイストスの手による神造兵器。
兜・甲冑・盾・槍の全てを装備することでランクAの狂化がかかり神性に対する特効を得るも装備者も神性を持つ者に対して脆弱になる。
これにより大幅な身体能力の向上が発揮されるが、航海のさなか死後の世界でアキレウス本人に出会ったことによってオデュッセウスの中にあった英雄への無垢な信仰が剝がれたため、
本来備わっているはずの神性は発揮されずアテネに供えるための羊を殺した大アイアースの逸話が優先されるようになり、装備中は狂乱状態になる。

【Weapon】
『殻竿』
 アカイア勢が凱旋のため出港してから後、常にオデュッセウスの船にあった長い丈夫な木の棒からなる道具。
それその物は武器として作られたものではないが、長く苦しい海路をともに潜り抜けてきたためオデュッセウスに強い希望と信念を与えてくれる。
彼のなめらかなる弁舌があれば誰もがこの長得物を殻竿と呼ぶことに疑問を挟まないのだ。

【解説】
 ギリシャ神話の大英雄。トロイア戦争のゲームメーカーともなったイタケの国王。
「オデュッセイア」に謳われる長い旅路の果てに居城のあるイタケにたどり着いて妻ペネロペイアと息子テレマコスの窮地を救ったのち、ポセイドンに捧げものをする地を探し求めるために槍、ではなく殻竿をもって新たな旅に出た際の姿で召喚されたもの。
武勇をもって名を知られることの多いギリシャの英雄の中にあって、知略による逸話の多い珍しいタイプであるが、その知恵は相手を謀るためというよりは追いつめられた状況を打破するためといった趣のものが多い。
長い旅路の果ての姿であるため動きが鈍くランサーの割に敏捷値が低くなったものの、今なお謳われる深慮遠謀と堅忍不抜は少しも衰えを見せていない。

【一人称】オレ
【二人称】アンタ/マスター

【外見】
 蓬髪気味の赤髪に琥珀色の瞳をした初老に差し掛かろうかという中年男性。
理知的な風貌の奥に積み重ねてきた経験と確固たる自信が見える。
全盛期には錚々たるアカイア勢の中にあっても見劣りすることのなかった体は草臥れていることを隠せないものの、なお変わらぬ堅固さを示している。
全体的に油断のならない印象を与える。

【人物、性格】
 飄々とした性格で、皮肉屋。
元々の人当たりの軽い態度は年を経てより油っ気が抜けてふんわりさくさくになった。
弁が立ち誰に対しても割と言いたいことを言い、目標達成のためなら何を犠牲にすることもためらわない上に好奇心だけで行動することもある。
そのくせ最前線に立つことは不得手としており自分より他者に任せたがるため人からは嫌われがちなところがある。
その一方で絶体絶命の中にあっても常に思考し対策を練り生き延びることを決してあきらめず密かに仲間の安全を一番に想う熱い心の持ち主でもある。

【聖杯戦争へのスタンス、願いなど】
 人に問われれば「早く陰険な海神殿に贄を捧げて安寧たる我が家に戻ること」と嘯くも、そもそも生涯の終わりの果てに座に呼ばれるサーヴァントにそのような願いがあろうはずもない。
その本心は、かのトロイア戦争の如き歴々と対面し、またオデュッセイアに謳われるが如き冒険を乗り越える喜びを味わうことである。
―――認めるわけには行かない
―――これではまるで盛りを過ぎたおっさんの懐古趣味ではないか
―――オレゃあもう英雄になど憧れていないのだから
イタケの王、シシュポスの息子オデュッセウスの最後の冒険が始まる。

+ TRPGキャラシート
【真名】オデュッセウス
【クラス】ランサー
【HP】   /5d6 modifier+5+5
【宝具1】誰でもない軍勢(インビジブル・ウーティス』  1 / 1
ランク:C 種別:対軍宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:12
【効果】防御時に発動できる。この宝具の使用後、他の宝具を使用できる。
重複使用できると書かれた宝具以外を使っている場合、この宝具は発動できない。
1d6を振る。出た目が自身の幸運値-相手の幸運値の数値を下回った場合、攻撃を無効化する。
この判定時、互いに倍化を使用しても良い。
敵陣営にオデュッセウスの真名看破に成功した者がいる場合、この宝具は発動できない。

【宝具2】其の名嘗て真に在りしや(ドゥロス・バシレウス)  ∞ / ∞
ランク:E 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
【効果】移動フェイズ時に耐久のランクを1つ下げ、現在HPと最大HPを5減らすことで発動出来る。
次のターン開始までこのサーヴァントを真名看破の対象にすることは出来ない。このターン終了時に減らした耐久HPを回復する。

【宝具3】艱難波濤砕く櫂(ユリシーズ・ナビゲーション)  ∞ / ∞
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大補足:1
【効果】この宝具は現在のHPにより以下の効果を獲得する。この宝具は他の宝具と重複使用できる。
20以下:相手の逃走判定時、それを無効化し相手は行動を終了する。
15以下:攻撃時、対象に防御時に発動するスキルがある場合、防御判定時、dice-5を与える。
10以下:攻撃時、対象の防御時に発動するスキルと宝具の効果を無効化する。
5以下:攻撃時、対象の防御時にダイスを振る事はできず、防御判定を0で計算する。
さらに相手はこの巡の間、令呪効果を自害以外使用できない。
1:発動宣言時、1d3を振る。出た目が1以外の場合、以上の効果をすべて失う。

【宝具4】瞬き去りし綺羅星の具え物(アーマー・オブ・アキレウス)  1 / 1
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~4 最大補足:4
【効果】順の開始時に使用可能。
この戦闘フェイズ中、狂化スキルを所持している扱いになり、物理攻撃と物理防御と魔術防御時にdice+5を得る。
さらに敵陣営に設定上、神性スキルを所持している、あるいは神が存在している場合、
物理攻撃時、dice+5とsize+2を得るが、防御時に発動する効果は使用できなくなる。

【筋力】C:3
【耐久】A:5
【敏捷】D:2
【魔力】D:2
【幸運】A++:5
【スキル1】軍略:A
自陣営の対軍宝具、対城宝具による攻撃時と乗騎の攻撃時、dice+5を与える。
相手の対軍宝具、対城宝具による攻撃時と乗騎の物理防御と魔術防御時、dice+5を得る。
【スキル2】仕切り直し:B
逃走判定時、dice+5を得る。戦闘フェイズが発生しない場合、HPを4D6回復する。自身に掛かっているデバフ効果を解除する。
【スキル3】戦闘続行:C
HPが0になった時、1度だけ、HP1で耐える。
【容姿】蓬髪気味の赤髪に琥珀色の瞳をした初老に差し掛かろうかという中年男性。
【その他】対魔力:C  偽称:E

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最終更新:2016年10月14日 22:10