【元ネタ】ケルト神話
【CLASS】
アーチャー
【真名】コナル・ケルナッハ
【異名・別名・表記揺れ】『勝利』のコナル。コナル。コナル・カーナ 。コノル。
【性別】男
【身長・体重】187cm・92kg
【肌色】日に焼けた褐色 【髪色】金髪 【瞳色】金色
【外見・容姿】狼のような鋭い瞳をギラつかせ、危険な雰囲気を出しまくる皮鎧を着た戦士。
右腕に刻まれている古傷は切断されていないのが不思議なほどに深く、惨たらしい。
【地域】アイルランド
【年代】アルスターサイクル
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】天
【ステータス】筋力:B 耐久:C+ 敏捷:B 魔力:C 幸運:C 宝具:B
単独行動:A
【保有スキル】
神性:D
神族の血を引くアーチャーは微弱ながら神性スキルを所持している。
心眼(真):B
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を見出す"戦闘論理"
アーチャーは生まれながらに所持している宝具と、経験によって取得したこのスキルによって,数々の実力以上の窮地を乗り越えた。
仕切り直し:B
戦闘から離脱する能力。
アーチャーは最終的な勝利のためならば撤退に関して躊躇しない。
【宝具】
『勝利の頭蓋(スカル・オブ・ケルナッハ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
アーチャーが生まれながらに所持する至宝。英雄となるべく天から授かった祝福『ギフト』。当然常時発動。
本来ならば神霊すらも蝕む呪いすら瞬時に治癒する癒しの力を持つが、アーチャーとして召喚されたため与えられた才能を選択し、行使する側面のみにとどまっている。
脳裏に直接出現する様々な才能(スキル)の中でアーチャーが好むものは千里眼・勇猛・心眼(偽)・直感の四つ。このいずれかから一つを、アーチャーは状況に合わせて自由に選択し、使い分け多用な局面に対応をする。
ただし戦闘のような常に思考を研ぎ澄ませなければならない状況では、引き出すスキルの精度はCランク程度に留まる。
例えば心眼(偽)を引き出すことにより、経験によって培った戦闘論理と与えられた本能による危機回避能力の合わせ技は、単純な膂力では遥か上をいくアルスター三強のフェルグスとすら、守勢に徹すれば切り結ぶことを可能にする。
さらに強者・復讐対象と断じた存在の血をその身に浴びることによって思考を通常以上に明瞭にし、複数の才能を同時に引き出すことも可能。
『脳漿弾(タスラム)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:5~40 最大捕捉:1人
ケルトの戦士たちに製法が伝えられる、スリングによって放つ魔弾。この弾丸の制作には制作者の血液と、上質な石灰と、敵対者の脳漿を必要とする。アーチャーとして召喚される際に「ケルトの射手」として与えられた宝具。
本来ならば呪いの力によって、標的を自動的に追尾する強力な魔弾でしかないのだが、アーチャーはそこにドルイドの呪法を加えた。具体的には直撃した存在に弾丸の『材料』の苦痛を追加で与える呪詛を組み込んでいる。
精神耐性を持つ者にとってはどうということはない追加効果だが、それを持たない相手にとっては魔弾によって与えられる苦痛と、材料の怨嗟・苦痛・憎悪に襲われ一時的に精神に異常をきたし、防御能力と敏捷が減少する。例えるのならば脳に直接精霊の狂騒を叩きこまれた状態となってしまう。
精神が弱い者がこの魔弾に直撃した場合、肉体的ダメージ以上に精神への多大なる苦痛によって狂死をするかどうかの判定を行う必要がある。
ランサーとして召喚した場合に所持する、コンホヴァル王に借りパクされてしまった、剣としても扱われる魔槍『蒼翠の死槍(コルグ・グラス)』はこの製法を更に応用し、より悪辣な呪いと追加効果を発揮させたものである。
なお、強敵との純然たる殺し合いを求めるアーチャーは、悪辣な効果であるが故に弱者には使うべきではないとして、強敵と認めた相手でないと奥の手であるこの宝具を進んで使おうとしない。流石に命令をされたら弱敵にも使用するが…不信感は持たれるだろう。
【Weapon】
『弓』
特殊な効果は持たないが、アルスターでも屈指の弓使いであるアーチャーの使用に耐えうる頑丈な素材で出来ている。
『スリング』
奥の手である『脳漿弾』を放つ際に使用するもの。奥の手であることに加え効果の悪辣さから、基本的に強敵相手にしか使用しない。
『片手剣』
近接戦に持ち込まれた際に使用する緊急手段。ただし、フェルグスとすら切り結ぶアーチャーに接近戦で致命の一撃を与えることは難しいだろう。
【解説】
アルスター三強の一角。その名はアイルランド語において『勝利の狼』を意味する。赤枝の騎士団の中核にしてクー・フーリンの乳兄弟。
クー・フーリンの死亡後は軍勢を率いて復讐戦を開始。アイルランドの軍勢を血祭りにあげ、強者のことごとくの首を狩り腰に装着をし、雑兵たちの首を何台もの戦車に山盛りに詰めながら粛清をする彼に付き従う軍勢は、全てが終わる頃には復讐戦の開始時と比べると何倍にも膨れ上がっていた。
クー・フーリンやフェルグス・マック・ロイと武功を競い合うほどの勇士。ただし他の二人が輝かしい戦功や派手な武装を持つのに対して、やや地味な印象を受けがち。
更に彼がボコられる=その後にクー・フーリンが活躍するという図式でもあるため、噛ませ犬としての役割が強い。基本的に彼を半殺しにした存在はそのあとクー・フーリンに惨殺される。
実力は本物かつ多芸なため、様々なクラス適性を持つ。しかし今回はアーチャーとして召喚されたため、彼が持つ槍や馬や盾の宝具は消え、頭蓋骨が発する癒しの力を置いていくだけではなく、スキルまでも生存に特化した構成となってしまった。指揮官や復讐者としての側面は完全に消え去っている。
ただし弓使いというよりも状況を真っ先に確かめる『斥候』としての側面で召喚されただけであって、持ち前の技量は残り、更にスキルも生存に特化しただけあり、ステータス以上に戦える。それが強力かどうかは別として、便利なサーヴァントであることには変わりはない。
さらに言えば本来よりも真っ向勝負に弱くなってしまったという自覚が存在するため、敵と見たら戦闘を仕掛けようとする戦闘狂特有のスタンスを少しだけ抑えている。
聖杯にかける望みは強敵と存分に競い合うこと。友の死に際に間に合わず、共に戦えなかったことは死してなお悔やんでも悔やみきれないが、聖杯にその出来事の消去ややり直しを望むことは友の死を、ひいては自身の人生を汚すこととして望んでいない。
そして、最期には一介の暗殺者として使い潰されたことには悔いはないが――――やはり死ぬのなら全力の殺し合いの末に果てたい!それだけを望むコナルは、どのクラスで呼ぼうと戦場に赴く限りマスターの味方である。
よほどかの女王を思わせる程に悪辣な手段を取りさえしなければ、好戦的な性格をマスターに合わせて調整し、忠実に命令を聞く使いやすいサーヴァントとなるだろう。
【人物・性格】
マスターには忠実かつ、同盟相手や助けを求める無力な存在には気前よく力を貸す豪傑。好戦的かつ頭に血が上りやすいことを除けば、敵からの撤退も容認するとても扱いやすいサーヴァント。
性格としては皮肉屋なため軽口を叩いたり、失言をすることもあるがマスターの生存を第一に考える。忠告をマスターにするときは基本的にピンチな時のため、大人しく従おう。
ただし敵対者や裏切り者となると話は別。逃走・奇襲といったあらゆる手段を用いて勝利をつかみ取ろうとする。更に強者と認めた敵対存在は彼なりの敬意として、殺した後に首を切り取り腰に着けようとする。
幸い、聖杯からの知識によって自身の価値観が現代に会わないと判断することは出来ているので、蛮族らしい行動を取ろうとしたらマスターがちゃんと制御をすれば踏みとどまる。
好きなもの:殺し合い・強者・結束・ 強者の首を腰につけること・勝利
嫌いなもの:裏切り・デカブツ・嘘つき・強欲・友人関係を仲違いさせようとするやつ・後で返すと言ってうやむやにする奴・無駄死に
天敵:巨人・
コンラ・偉そうなやつ
願い:強敵と思う存分に殺しあう
【一人称】俺 【二人称】お前・アンタ・主君 【三人称】呼び捨て
最終更新:2016年10月20日 13:09