オルフェウス

【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】オルフェウス
【性別】男性
【身長・体重】170cm・60kg
【肌色】白人【髪色】くすんだ金【瞳色】エメラルド色
【外見・容姿】中性的な衣装を身に纏っている、長身で足の長い、くすんだ金色の長髪を靡かせた美青年。常に美しい竪琴を携えており、奏でていなくても常に麗しい音色が響いているように錯覚する。
【地域】ギリシャ
【年代】
【属性】秩序・中庸
【天地人属性】地

【ステータス】筋力:D 耐久:C 敏捷:A 魔力:A+ 幸運:E 宝具:B++

【クラス別スキル
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。ランクBならば、マスターを失っても二日間現界可能。

【保有スキル】
治癒の竪琴:A
人類最高ランクの演奏。聴く者の精神を平穏に保つ竪琴の演奏を可能にする。任意発動スキル。この音楽を聴いた自身を含む味方の魔力を回復すると同時に、その音楽に聴き惚れさせることにより敵の攻撃の命中率を極端に低下させる。
音楽神の加護(真):EX
太陽神アポロン、および音楽神ミューズからの加護を表すスキル。あらゆる音を聞き分け、天才的な演奏を可能とする。更に、音楽魔術の行使にプラス補正がかかる。人間としては最高ランクの演奏家であるアーチャーはEXランクを保有する。
音楽魔術:A
自らの声や楽器の奏でる音楽など、特定の旋律に魔力を乗せることで発動する魔術形態。アーチャーは神代最高の音楽魔術師である。音を媒介にすることにより破壊から防御、幻惑に至るまで無数の魔術を使用することが可能。

【宝具】
『神魅了す竪琴(アポロニウス・ライラ)』
ランク:A
種別:対軍宝具
レンジ:99
最大捕捉:1000人
太陽神アポロンから授かった銀色の竪琴。元来はヘルメスが開発した原初の竪琴であり、「竪琴」という存在全ての原典と言える。使用者の技能さえ伴えば如何なる音楽をも叶えることが可能であり、望むなら周囲を無音にする音楽から敵を洗脳する音楽、果てには単純な破壊音波を奏でることも不可能ではない。
アーチャーは更にこの竪琴を音楽魔術の媒介として用いることで、無類の戦闘力を発揮する。

『鷲落とす竪琴(ベガ・アポロニウス・ライラ)』
ランク:B++
種別:対軍宝具
レンジ:99
最大捕捉:1000人
『神魅了す竪琴』の持つポテンシャルを全て単純な音波発生に裂くことにより発生させる超強力な破壊音波を周囲に響き渡らせる。音の持つ回折の性質により、周囲を完全に覆っていない障壁は完全に無視される。純粋な破壊力もさることながら、ヒトのような「硬い物体と柔らかい物体で構成される」物体に対してはその「硬い物体」が共鳴し振動を増幅させるため、特別高い効果を発揮する。マスターなどの味方はアーチャーの自力の魔術で保護することが可能であるが、精々人一人を守ることが限度である上、音波は360°無差別に響き渡るため、周囲には敵味方関係なく甚大な被害をもたらすこととなる。

【解説】
痩身色白モデル系の中性的な美青年。性格は穏やかで理知的ながら少々我慢強さに欠ける。肉弾戦における戦闘能力は皆無に近く、その戦闘技術は完全に竪琴の演奏とそれを用いた音楽魔術に傾倒している。後述の経歴からヘラクレス世代のギリシャ神話の英雄たちには非常に顔が広い。

あの織姫星ことベガを一等星に持つこと座の竪琴の持ち主。ギリシャ神話に出てくる楽器と言えばまずは竪琴で、美しい音楽と言えば竪琴の演奏。その名手は神話の中で無数に登場するが、最高峰と言えば太陽神アポロンや竪琴の開発者ヘルメス、森の守り神サテュロスのリーダーで森の神のパーンなど人外が多い。そんな中で人間の名手としては最も有名かつ最も上手だと思われるのがオルフェウスである。彼が蛇に噛まれて死亡した妻エウリュディケと取り戻すためにその竪琴で冥界の渡し守カロンや冥界の王ハデス、その妻のペルセフォネまでも魅了し遂にエウリュディケを地上へ連れ帰る交渉を成功させるも、冥界から連れ戻す最後の一歩で「連れ帰るまでに一度も振り返ってはならない」という決まりを破り妻を振り返ったため、彼女は再び冥界へ連れ戻されてしまった……という伝説はあまりにも有名である。
ちなみに一時的ながらアルゴナウタイの一員として参加していたこともあり、女怪セイレーンの海を渡る際にその竪琴で彼女らを魅了し、また船を沈没へ導く魔の歌をかき消したことで一人の船員を除く全員が無事に海を渡りきった、という伝説もある。また、他にもオルフェウス教の始祖としてあがめられているなど、彼にまつわる逸話は枚挙に暇がない。

そんな彼が聖杯に賭ける望みは「エウリュディケとの再会」。エウリュディケが二度目に冥界へ連れ戻された際に、契約を破ったペナルティとして彼はエウリュディケとの再会を永遠に封じられてしまった。悲嘆の後にマイナデスに四肢を裂かれ海へ放り込まれた無惨な最期の後も、彼は冥界ですらエウリュディケとの再会が許されることはなかった。故に彼は聖杯へ願いを賭ける。再びエウリュディケに会いたい。再び一緒に暮らすなどという贅沢は言わない。ただ一言、彼女を裏切り振り向いてしまったことを謝りたい。そして、もう一度彼女の顔を見たい。そのためだけに、アーチャーは聖杯戦争へ参加する。

イメージカラー:くすんだ銀
特技:演奏
好きなもの:エウリュディケ
嫌いなもの:身勝手な行動
天敵:妻に関する誘惑
願い:エウリュディケとの再会
【一人称】私 【二人称】そなた 【三人称】彼、彼女

【因縁キャラ】
エウリュディケ
最愛の妻。べた惚れ。アーチャーにエウリュディケのことを訊いてはならない。訊いたら最後、彼女は三日三晩語り続けても飽きないだろう。
イアソン、ヘラクレス、アタランテその他アルゴナウタイ
元同僚。乗船期間は短かったがお互いに深い知り合いである。
アポロン
竪琴を授かった相手にして演奏についての師。非常に尊敬している。
ハデス
冥界の王。エウリュディケが連れ戻されたのは自分のせいであるため恨んではいないが、やはり微妙な感情を抱いている。

+ セリフ集
FGO風セリフ集

召喚:「サーヴァント・アーチャー。オルフェウスと申します。まずは一曲、いかがでしょうか」

レベルアップ:「演奏技術が上昇したようです。感謝します、我が主よ」
霊基再臨:「弦の調律が整いました。これで私の演奏もより一層美しいものとなるでしょう」
その2:「ここでの演奏にも慣れてきました。面白いように指が動きます」
その3:「新たな楽曲が弾けるようになりました。これで更に観客に喜んでいただけるでしょう」
最終:「かつてアポロン様に披露した、あのときの調子が遂に戻ったようです。感謝します、マスター。お礼に一曲、演奏させていただきますね」

開始:「敵であろうと観客です。私は真摯に奏でるのみ」
その2:「覚悟なさい、私の演奏は神さえも魅了するのですから」

スキル:「失礼、少し調律を」
その2:「では、一節」
選択:「はい」
その2:「その曲ですね」
その3:「♪(短音)」
攻撃:「♪(一節)」
その2:「♪(二節)」
その3:「♪(三節)」
EX:「♪(四節)」

宝具選択:「では、ご静聴あれ」
その2:「それでは、参ります」
宝具:「これなりしは太陽神より授かりし原初の竪琴。故に奏でるは美しき旋律のみでないと知れ!聞き震えよ、『鷲落とす竪琴(ベガ・アポロニウス・ライラ)』!」

小ダメージ:「くっ…」
大ダメージ:「調律が…っ」

戦闘不能:「すまない…エウリュディケ…っ」
その2:「まだまだ…未熟でしたか…っ」
勝利:「これにて終演となります。ご静聴ありがとうございました」
その2:「次は敵対者ではなく、純粋な観客として聞きに来てくださいね」

会話:「演奏には練習だけではなく、インスピレーションもまた重要です。そのためにも少し出かけませんか?」
その2:「この竪琴はアポロン様から授かった唯一無二のものではありますが、楽器に完成というものはありません。常にこのように手入れをしておかなければ、いかに神の作りしものといえど万全な演奏はできないのです」
その3:「セイレーンの海……あれは恐ろしい経験でした。もし竪琴を持ち込んでいなければあの時我々はどうなっていたことか……。いえ、私が竪琴を持たずに行動するなどというのは万に一つもあり得ないことではあるのですが」
その4:「いえ、私の妻はエウリュディケただ一人。それ以外の女性には一切興味はありません。当然、男性にもです。そのような関係をお望みなら、どうか別を当たっていただきたい。あまりしつこいようですと、血を見ることにすらなりかねませんよ」
その5:「イアソン!イアソンではないですか!まさかこんなところで再会できるとは思ってもみませんでした!あの時は中断してしまって結局最後まで演奏できませんでしたし、もう一度聞いていきませんか?」 (イアソン)
その6:「思ったより早く船を下りることになってしまい申し訳ありませんでした。ですがあの時の思い出は私の中に今でも残っています。そうそう、あの冒険を元に一曲作ったのですよ。よろしければ聞いていきませんか?」(イアソンを除くアルゴナウタイ)

好きなこと:「む、エウリュディケについて聞きたいのですか?ならば柔らかいソファと暖かい飲み物を用意してください。長い話になりますが、最後にはきっと名曲を聴き終わった時のようにすがすがしい気分になるでしょう」
嫌いなこと:「自制心の足りない、身勝手な行動をするような存在は許しがたいですね……。特に、最後の一瞬でそれが決壊し、全てを台無しにしてしまうような、そんな人間には虫酸が走ります」
聖杯について:「ああ、貴方も知っているでしょう。私の過ち、愛する妻の顔を一目みたいと思うあまり、禁を犯し振り向いてしまった私の物語を。だから私は謝りたいのです。彼女に、たった一言でもいいので。それをしなければ私は自らを許せない」

音を「飛ばす」し弦が張った武器を持ってるしアーチャーでいいよね!ポロロン卿もアーチャーなんだし!ギリシャ神話でも割と知名度は上位だと思われる人なのでステは割と盛り気味。練ってる間になんかアルゴナウタイがホットになってたので急いで完成させて投下。性格は基本的に生真面目で実直な青王系。妻に関してはラーマくんみたいになる。原典からしてエウリュディケに一途なのでマスターと恋愛関係になる可能性はゼロ。

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最終更新:2016年10月23日 19:05